餃子
先週末、僕は、久しぶりに新宿へ出かけた。 その主目的は、東口駅前にある酸素カプセル店を利用するためだった。 最近、僕は不眠症の症状がひどく、眠れない日々が続いている。酸素の効用で、それを少しでも改善しようと思ったのだ。 僕がカプセルを予約した…
その店の場所は、東京都墨田区京島。 下町の中の下町と言える場所にあった。 最寄りの駅は、東武亀戸線の小村井だが、個人的にはアクセスしにくい路線なので、僕は、押上(スカイツリー前)駅から、歩くことにした。 Googleマップ頼りに、人気のない道を15分…
江東区、清澄白河。 東京マラソンのコースにもなっている、下町情緒に溢れた街だ。 この地には、餃子の美味しい居酒屋、「だるま」がある。 そんな「だるま」を訪れた帰り道、僕は、この店もチェックしていた。 居酒屋「魚めい」だ。 店の佇まいと店名からの…
最近僕は、もっぱら、町中華の店を訪ね歩いている。 しっかり計画して訪れる時もあれば、ふらっと見つけた店に飛び込むこともある。 今回、ご紹介させていただくのは、後者のパターンだ。 このパターンの場合、当たり外れの格差が大きい。《当たり》だった場…
今日、12月1日発売。 こだわり雑誌の「BRUTUS」が、餃子特集を組んだという情報を知ってから、僕は、今日まで、いてもたってもいられなかった。 創刊40年の歴史を誇る「BRUTUS」が、創刊以来929号目にして、初めて組んだ餃子特集なのだ。 それはもう素晴らし…
JR総武線の平井駅から、徒歩約5分。 閑静な住宅街の片隅に、ぽつんと、その店は存在していた。 店の名は「東東」。読み方は、トントン。 昔上野動物園にいたパンダの名前と同音になるが、あれは、「童童」と書いてトントンだったので、全く関係はない。(だ…
時節柄、いろいろな思いはあるけれど…。 《餃子とドイツビール》のイベントとなれば、行かないわけにはいかない。 僕は、曲がりなりにも餃子ランナーなのだから、《取材》が必要なのだ。 ということで、ベルリンマラソン仲間を誘い、小人数で訪れた。 密にな…
ショックだ。 まさか「餃子舗 よしだ」が閉店していたなんて。 僕は、その情報をSNS経由で知った時、目の前が真っ暗になった。 「餃子舗 よしだ」は、個人的に、かなり上位に入るほど、好きな餃子店だったからだ。 僕が「よしだ」に、初めて出会ったのは、20…
その日、僕は大いに満足していた。 松山市の繁華街・二番町で、立て続けに美味しい餃子を味わうことができたからだ。 おでんと餃子を堪能し…。 すだちで食べる餃子も粋だった。 この日は、土曜の夜だったと言うこともあり、二番町のネオン街はとても賑わって…
松山の夜は、まだまだ長い。 ノスタルジックな「北山軒」のおでんと餃子に酔いしれた僕は、その余韻を引き摺りながらも、すぐ、次の店へと入った。 それは、当初、1軒目に行こうとしていた店。 「すだち餃子のJiaJia(ジャジャ)」だった。 僕は、もともとこ…
ビビッときた。 事前のリサーチには入ってない店だったのだけれど、この佇まいを見たら、「入るしかない」と思った。 いかにも、《昭和のラーメン店》《昭和の町中華》といった趣で、僕は、思わず惹きつけられてしまったのだ。 中華そば(ラーメン)と餃子の…
その日、僕が松山空港に到着したのは、午前11時頃だった。 空港から松山市街までは、リムジンバスで20分程度。筒井康隆先生のトークイベント開始は、14時からだったので、僕は、その前に腹ごしらえをしておくことにした。 折角四国の松山まで来ているのだか…
丸ノ内線「新中野駅」を下車してすぐ。 青梅街道から、少しだけ脇道に入ったところに、その店は存在していた。 店の名は 「あぶ家」 看板料理は、焼餃子とまぜそば。この日も絶賛「営餃中」だった。 以前から行きたかった店だったのだけれど、チャンスを逃し…
僕にとって、実に久しぶりのフルマラソン。しかも、たったひとりのラン。 そんなレースを走り抜くためには、自分へのご褒美が必要。 「バーチャルニューヨークシティマラソン」の出走にあたって、僕は、そう考えていた。 僕は餃子ランナーなのだから、ご褒美…
前回のあらすじw その日僕は、以前から気になっていた店「居酒屋 だるま」を、ついに訪れた。店内はほぼ満員だったが、僕は何とかその片隅の席を確保。 壁一面、そしてホワイトボードに書かれた膨大なメニューの数々に圧倒されつつ、瓶ビールとつまみを数品…
前回のあらすじw JR総武線の小岩駅南口から、延々と続くフラワーロード商店街。 その最果てに、僕の目指す「ニュー大龍」はあった。 今年で創業44周年という老舗ながら、店頭も店内も実に派手で、壁一面にメニュー・写真・格言などが貼りまくられていた。 僕…
JR総武線小岩駅。 その南口を出ると、ロータリーの先に、フラワーロード商店街がある。 昔ながらの雰囲気を醸し出す、ノスタルジックな商店街だ。 この商店街は、駅から800m程度にわたって延々と続いているが、その商店街の中にある店を目指して、僕は歩いた…
前回のあらすじw JR中央線の阿佐ヶ谷駅北口にあるスターロード。 その小道に連なる飲食店街を抜けた果て。「三番」に僕は辿り着いた。 店の佇まいは、縦から見ても横から見ても、昭和の町中華といった趣で、僕はそれにグッと心を惹かれた。 ビールを飲みなが…
JR中央線阿佐ヶ谷駅。 その北口を出ると、スターロードという小道がある。 阿佐ヶ谷は、実にさまざまな顔を持った町だが、この小道もその顔のひとつ。 居酒屋やバーなど、気楽に飲める店が軒を連ね、夜になると、提灯や看板の灯りが魅惑的な雰囲気を醸し出…
前回までのあらすじw 都電の町屋二丁目駅から歩いて数分。東尾久の住宅街にある中華料理店、「一番」。 外見は、何の変哲もない町中華に見えるのだけれど、入口のショウウインドウには周富徳のサインがあり、店内には、料理の鉄人3人の色紙が揃い踏み。 僕は…
青い暖簾、青い看板、すりガラス。いかにも《昭和の大衆食堂》といった趣だ。 その名は、「天平食堂」。 暖簾にも、その上の青い看板には、《食堂》としか書かれておらず、大衆食堂オーラがもの凄い。 ただ、この店は、いわゆる普通の大衆食堂とは一味違う。…
前回までのあらすじw ある日僕は、大衆食堂の原点とも言えるべき店「若名」を訪れた。 店内には、ピンクの電話などがあり、さながら昭和の雰囲気。 僕はそんなムードに癒やされながら、まず、ビールを注文。お新香と小松菜をアテに喉を潤した。 その後、黒板…
今朝。 アレクサに「おはよう」と呼びかけたら、《野菜の日》だと教えてくれた。 アレクサは、野菜のダジャレを言いたくてたまらないようだが、とりあえずは無視することにしたw 「野菜の日」にちなんだネタを書きたかったからだ。 僕は、15年前のエントリ…
その日僕は、上野までの道程をゆったり歩いていた。 「大精軒」で、餃子都々逸を眺めながら味わった餃ビーは最高で、僕は、心が高揚していた。 やっぱり町中華はいいなぁ、下町はいいなぁと思いながら、ハシゴ計画の店に向かっていた。 …ところが。 目指して…
東京都台東区。浅草と入谷のあいだ。スカイツリーの麓。 合羽橋道具街から脇道を入った住宅街の中に、その店はひっそりと存在していた。 店の名は「大精軒」。下町の町中華だ。 早速入店してみる。 店内は、4人掛けのテーブルが3つとカウンター席。 カウンタ…
扉を開けると、店内は満員だった。 店内にカウンターはなく、6人掛けのテーブル1つと4人掛けのテーブルが3つ。 僕が店に入った瞬間は、全てのテーブル席が埋まっていた。 この店を目指して祐天寺まで遠征してきたのに、ついてない…と思ったが、問題はすぐに…
巣鴨駅から、徒歩約2分。 急げば1分で着くかもしれない。 駅前の路地裏に、ひっそりと、その店は存在していた。 店の名は、「味っ子」。 うっかりとしていると、通り過ぎてしまうぐらい間口が狭い。 中もあまり見えないので、初めての人は、ちょっと抵抗を感…
行かずにはいられなかった。 あの「ゆっこごはん」で、トックマンドゥグク(韓国の餃子入り雑煮)が食べられるとなれば、これは絶対に見逃せない。 「ゆっこごはん」とは…? 板橋区役所前駅から徒歩5分の場所にある、「クランクビール」の店舗を使い、週末(…
先週末。 皇居ランを終えた僕は、新橋に向かった。 時刻は午前5時半。 まだ夜が明けたばかりだったけれど、僕が目指した店は、元気に営業を続けていた。 店の名は、「岡山中華そば 後楽本舗」だ。 営業時刻は、朝の6:00まで。 僕は、その営業時間内にフィニ…
喉が、いや、僕の身体じゅうがビールを求めていた。 その日僕は、大好きな「龍門」で、4年ぶりに絶品焼餃子を食べたのだけれど…。 ランチタイムは、ビールの注文が「不可」だと言われてしまったからである。 僕は、一瞬、目の前が真っ暗になったようなショッ…