今年の僕のGW(Gyoza Week)は、西武池袋線の江古田で幕を開けた。
江古田駅から徒歩1分の場所には、手作り餃子の旨い店「らーめん太陽」がある。
しかし、今回僕が行った店は、小道を挟んで「らーめん太陽」の隣。
「ぎょうざのブッタ」だった。
去年の10月、僕が「らーめん太陽」に行った時には、なかった店だ。
気になって調べてみると、もともとは、阿佐ヶ谷にあった人気店が、昨年11月に江古田へ移転してきたらしい。
「らーめん太陽」も、かなりの人気店なのだけれど、それに真っ向勝負を挑む形になった。
カフェチェーンで有名な、株式会社プロントサービス運営というのも興味深い。
店に着いて、なんと言っても驚いたのが、そのコスパ。
僕がこの店に到着したのは、14時ちょっと過ぎだったのだけれど、その時間のハッピーアワー価格が衝撃的だった。
焼餃子10個で250円!
プレモル香るエールも250円!
なんと、たった500円で、餃子10個+プレモルでの餃ビーができてしまうのだから、ちょっとあり得ないぐらいの価格設定だ。
僕は目を疑った。
しかし、これは紛れもない事実なのである。
餃子は、通常価格10個400円。
まとめて注文すると大皿価格となり、40個だと1400円(1個あたり35円)になる。
これでもなかなかリーズナブルだと思うのだけれど、ハッピーアワーには、圧倒的にお得になる。
何しろ、10個250円(1個あたり25円)なのだから、恐るべき価格だ。
加えて、生ビールやハイボールも破格値。
プレモル香るエールは、通常価格だと450円なのに、ハッピーアワー時は250円。
メガサイズにしても400円だから、通常価格より安いというのだから衝撃的。
これは飲まずにいられない。
ほどなくして、メンバー全員が揃ったので、この日2度目の…。
乾杯!
昼から激安モルツが飲める幸せ。いやはやたまらない。
そんな超ハッピーアワーを享受すべく、14時過ぎの中途半端な時間だったというのに、店は、あっという間に満員。
誰もが、ビールやハイボール、サワーに酔いしれ、餃子を注文していた。
この店は、14時を過ぎると、全体メニューも大きく変わる。
なんと、早々に「夜の部」(!)となって、おつまみ類が一気に増えるのだ。
そのメニュー表には、定番の餃子類以外にも、手軽な小品が多数並ぶ。
みんなが一斉に餃子を注文しているせいか、餃子はなかなか出てこなかったけれど、その他のつまみ類は、すぐに出てきた。
赤もやし。ピリ辛でなかなか美味しい、これはビール泥棒だ。
搾菜ポテサラ。
意外な組み合わせのような気がしたけれど、食感も含めて、これもなかなか美味しかった。
そして。
焼餃子登場!
カリカリの薄皮に包まれた食感がいい。具は野菜系のシンプルなものだったけれど…。
テーブルに置いてある「自家製辣油」と「味噌だれ」をつけて食べると、味変が楽しめた。
僕は、この自家製辣油が気に入った。
ピリ辛…というよりも、山椒が利いていてシャープ。斬新な味わいだ。
餃子を食べ終わると、豚の絵が出てきた。
流石はぎょうざのブッタ。なんだかお茶目でかわいいw
この日は、そのままここに居座れば、超リーズナブルに餃ビー三昧できたろう。
ただ、僕らは、この日は他の店をハシゴする予定が控えていたので、追加注文はあと1品にしようと決めた。
となれば、やはり餃子だ。
この店には、焼餃子以外にもいろいろバリエーションが揃っていた。
汁餃子やおつまみ餃子3兄弟も気になったが、どれも、元の餃子は焼餃子と同じで、スープに浸かっているか、トッピングされているかというものらしい。
ならば、焼餃子と一番イメージが違いそうなものを…とということで、「秘伝スパイス 甘辛揚餃子」を注文。
韓国風の甘辛ダレがたっぷりかかって、さらにはスパイスも利いているので、いやはや、これはビールに合う。
焼餃子も、前述のタレをつけると無限に食べられそうな味わいだったので、この店はちょっと危険だ。
次の予定がなかったら、「餃子→ビール→餃子→ビール…」のリフレインが止まらなかったことだろう。
僕らは、ほんの1時間程度の滞在だったのに、大満足だった。
昼から堂々と飲めるし、1人でも全く問題ないので、近所にあったら、週末ごとに飲んだくれてしまいそうな店だ。