将棋
「名人」位を賭けて争う順位戦は、棋界で最も重要な棋戦。 順位戦は、C級2組,、C級1組、B級2組、B級1組、A級の5クラスで成り立っており、どんな棋士であっても、C級2組からのスタート。 毎年ひとつずつしか進級できないため、A級にたどり着くまで、最低でも4…
将棋ファンなら誰でも…いや。将棋のことを少しでも知っている人なら誰でも、知らない人はいない、羽生善治九段。 今でこそ無冠に甘んじているけれど、これまでに獲得したタイトルは、通算99期。 近年に始まった「叡王」位を除く、全てのタイトルの永世称号を…
将棋界には、現在8つのタイトル戦があり、藤井聡太竜王は、そのうち5つを保持している。 つい先日の王将戦で、渡辺王将相手に4連勝し、史上最年少、10代での5冠王になったことは記憶に新しい。 その快挙については、将棋界唯一の専門誌である「将棋世界」で…
昨日、3/3は、将棋順位戦A級の最終戦が行われた。 A級最終戦は、例年《将棋界の一番長い日》と呼ばれている。 順位戦は、勝敗ひとつの差が、大きな明暗を分ける棋戦。全ての棋士は《順位》によってランク付けされ、その最高峰であるA級に属する棋士は、たっ…
現在、将棋界におけるタイトル戦は、別格扱いとなる名人と竜王を頂点として、全部で8つ。 今回の王将戦が始まるまで、そのうち7つを、渡辺明名人(棋王、王将)と藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖)がわけあっていた。 だから、今回の王将戦は、「名人VS竜王…
将棋界には、現在8つの棋戦があるが、その中で最も伝統があるのは、名人戦。 棋戦の格付けでは(賞金額の関係で)竜王戦が最上位とされているけれど、実質的にはそれと同格に扱われている。 名人戦には、A級、B級1組、2組、C級1組、2組という5つのクラスが設…
藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖)が、渡辺明王将(名人・棋王)に挑む、王将戦7番勝負。 現在発売中の「将棋世界」では、そんな藤井竜王が、王将戦への《挑戦切符》を手にした際の写真が掲載されている。 将棋世界 2022年2月号 | |本 | 通販 | Amazon 鉄道…
昨日の王将戦第2局は凄かった。 藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)が、渡辺明王将(名人・棋王=37)に対し、影も踏ませぬ圧勝。 第1局に続く連勝で、7番勝負を2勝0敗。あと2勝すれば、史上最年少5冠を獲得する。 14歳でのプロ入り以来、いきなり29連勝…
昨日は、「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」の決勝戦が開催された。 これは、選抜されたトップ棋士12人によるトーナメント戦で、タイトル戦ではないものの、優勝賞金は500万円と高く、1980年から続いている伝統の棋戦だ。 昨年は(当時)豊島竜王が優勝。 豊…
豊島将之竜王は、持ち時間を30分残したまま、123手目を指さずに、そっと頭を下げた。 藤井聡太、新竜王の誕生だ。 もはや、とどまることを知らない藤井聡太伝説。 前竜王の豊島将之九段は、《序盤中盤終盤スキがない》と言われるほどの棋士で、渡辺明名人(…
叡王戦5番勝負の激闘を制し、ついに、藤井「史上最年少」三冠が誕生した。 驚くなかれ、まだ19歳1ヶ月。 これまで羽生九段が持っていた「22歳3ヶ月での三冠達成」という偉業を、なんと、3年以上も縮める大記録の達成だ。 記者会見に臨んだ時の表情は、もはや…
今年度から開設されることとなった「将棋オールスター東西対抗戦」の、ファン投票最終結果が発表になった。 SUNTORY 将棋オールスター東西対抗戦2021ファン投票 この棋戦の詳しい内容や、僕の感想については、中間発表時に書かせていただいた通り。 だから今…
「 SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2021」は、今年新たに創設された、将棋界の準公式戦だ。 SUNTORY 将棋オールスター東西対抗戦2021ファン投票 この棋戦は、ファン投票+予選にて選出された東西各5名の棋士により、決勝戦(オールスター東西対抗戦)を…
昨日の日曜日は、終日、叡王戦を見て過ごした。 叡王戦は、将棋界8大タイトルのうちのひとつで、最も歴史が新しい棋戦になる。 現在のタイトルホルダーは、竜王位も有している豊島将之叡王。 「序盤・中盤・終盤、隙がない」棋士として、棋界では有名だ。 そ…
昨日、7月19日は、藤井聡太二冠の誕生日だった。 14歳での棋士デビュー以降、将棋界のあらゆる記録を塗り替えてきた天才少年も、19歳になった。 しかし、まだ未成年であり、その勢いはとどまるところを知らない。 8割を超える勝率を考えると、棋界の頂点に君…
昨日は、棋聖戦五番勝負の第3局が実施された。 棋聖戦は、将棋界8大タイトルのうちの1つで、昨年、藤井聡太が史上最年少でタイトル保持者になった棋戦だ。 今回は、その防衛戦。 迎え撃つのは、昨年、藤井聡太七段(当時)に敗れて、棋聖位を失った渡辺明名…
現役最年長棋士、桐山清澄九段。 タイトル獲得4期の実績を持ち、通算1,000勝に迫る勝利を挙げている名棋士だ。 しかし、そんな棋士にも将棋界の規定は厳しい。 2019年、桐山九段は、《フリークラス落ち》*1に伴い、年齢制限対象者になってしまった。 そのた…
ここ半年間も続いていた藤井二冠の連勝が、ついに止まった。 昨日行われた、王座戦の決勝トーナメントで、深浦九段が、藤井二冠を撃破したのだ。 第69期 王座戦 挑戦者決定トーナメント藤井聡太王位・棋聖 対 深浦康市九段 | 【ABEMA】 中盤までの評価値では…
数日前の話。 いつものように、アレクサへ「おはよう」と挨拶すると、彼女は、このように話し出した。 キャプチャ取得のタイミングがずれて、ボリュームボタンが出ていたり、本文全ての表示ができていないが、そこは今回の本題ではないので、大目に見て欲し…
昨年9月に発売された、Number(ナンバー)「藤井聡太と将棋の天才。」特集号は、とにかく凄かった。 取材力、構成力に定評のある「Number」誌が組んだ、史上初の将棋特集だけに、その内容は圧巻。 将棋の棋士は、朝から深夜まで、その知力体力を振り絞って、盤…
ともに、1970年9月生まれ。 いわば同期対決と言える、羽生九段と丸山九段の竜王戦挑戦者決定三番勝負。 1勝1敗で迎えた運命の第三局。 その戦いを99手で制したのは、《タイトル獲得通算99期》を有する羽生九段だった。 棋戦が終了した時刻は、午後9時31分だ…
昨日、ようやくゲットできた。 Number(ナンバー)1010号「藤井聡太と将棋の天才」 「Number」1010号。《藤井聡太と将棋の天才。》特集号だ。 僕はこれを、その発売日である9月3日に入手するつもりだった。 しかし、当日の夜に買いに行ったら、近所のコンビニ…
テレビのニュース速報まで流れた「藤井棋聖」の爆誕。 その凄さについては、このエントリーで詳しく書かせていただいた。 僕は、羽生九段と山崎八段が大好きなのだけれど、将棋ファンの端くれとして、藤井棋聖の凄さと強さには敬服している。 だから、史上最…
ついにこの日がやってきた。藤井聡太《棋聖》の誕生だ。 これまで屋敷伸之九段が持っていた、最年少タイトル獲得の記録を、30年ぶりに更新。 昨日の対局直後には、テレビでニュース速報も流れたほどの快挙を成し遂げた。 それも、若干17歳にしてタイトル獲得…
令和元年9月26日。18時45分。 豊島将之王位が、静かに頭を下げた。木村一基「新王位」が誕生した瞬間だ。 あぁ、ダッシュで帰宅した甲斐があった。僕は、心からそう思った。 夢にまで見た木村一基先生の初戴冠。 その瞬間をリアルタイムで見ることが出来た感…
嬉しくてたまらない。 羽生善治九段、通算1434勝達成 歴代単独1位に|将棋ニュース|日本将棋連盟 僕が心から尊敬している羽生善治先生が、ついに歴代最多勝を達成したからだ。 昨晩は、テレビでニュース速報も流れたほどの大記録。 将棋に興味がない人にも…
竜王戦7番勝負、運命の最終局。 TOPページ|竜王戦中継 羽生竜王が防衛して、タイトル獲得通算100期を達成するか。あるいは、広瀬八段がタイトルを奪取して、羽生「竜王」が「無冠」になってしまうのか。 昨日は、その運命が決まる1日だった。 27年間、通算9…
昨日は、全将棋ファンにとって、見逃すことのできない大勝負が実施された。 伝統ある「名人戦」と並ぶ、将棋界最大の棋戦、竜王戦。 羽生竜王に対して、気鋭の広瀬八段が挑む七番勝負、その第6局だ。 これまで、羽生竜王の3勝2敗で進んでおり、竜王が勝てば…