将棋
昨日、2023年3月19日。 将棋界に、新たな、そして大きな歴史が刻まれた。 それを達成したのは、またしても藤井竜王(王位/叡王/王将/棋聖)だ。 昨日は、将棋界8大タイトル戦の1つ、棋王戦第4局が行われる日で、藤井竜王は、朝から渡辺明棋王と熱戦を繰り広…
将棋界は、竜王と名人を頂点とした8つのタイトル戦があり、藤井聡太は、そのうち5つ(竜王/王位/叡王/王将/棋聖)を保持している。 今年の年初には、王将戦第1局が行われた。 将棋界のレジェンド羽生九段を挑戦者に迎えての防衛戦で、大いに盛り上がったこと…
昨年11月。 羽生九段は、渡辺名人や永瀬王座など、並み居る強敵揃いの王将戦挑戦者決定リーグ戦を、6戦全勝で突破。 ついに、藤井王将が待ち受けるタイトル戦の舞台に上がることになった。誰もが夢見た、羽生永世7冠(九段)と、藤井5冠(竜王/王位/叡王/王…
将棋界には、竜王と名人を頂点として、8つのタイトルがある。 現在、そのタイトル保持者は、たった3人しかいない。 藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖) 渡辺明名人(棋王) 永瀬拓矢王座 とりわけ、藤井竜王(5冠)の凄さは、今更僕が語るまでもなかろ…
名人位を賭けて争う「順位戦」は、将棋界最高の棋戦。 A級からC級2組まで5つにクラス分けされており、1年に1回しか昇級できないため、A級に至るには、最短でも4年かかる。 だから、将棋界にたった10人しかいないA級棋士は、別格中の別格。 デビュー以来快…
藤井聡太竜王への挑戦権を賭けて争う、第35期竜王戦。 その決勝トーナメントにおいて、昨日は永瀬王座と山崎八段が対決した。 この勝負に勝った方が、挑戦者決定三番勝負に進出となるため、いわば《準決勝》と言える。 竜王戦は、名人戦と並ぶ将棋界最大の棋…
将棋界には、現在、8つのタイトルがある。 名人と竜王を頂点とし、以下、王位、王座、棋王、叡王、王将、棋聖と続く。 藤井聡太先生は、このうち、竜王、王位、叡王、王将、棋聖の5冠を保持。 10代にして五冠王というのは、今後永遠に現れない記録だろう。 …
「名人」位を賭けて争う順位戦は、棋界で最も重要な棋戦。 順位戦は、C級2組,、C級1組、B級2組、B級1組、A級の5クラスで成り立っており、どんな棋士であっても、C級2組からのスタート。 毎年ひとつずつしか進級できないため、A級にたどり着くまで、最低でも4…
将棋ファンなら誰でも…いや。将棋のことを少しでも知っている人なら誰でも、知らない人はいない、羽生善治九段。 今でこそ無冠に甘んじているけれど、これまでに獲得したタイトルは、通算99期。 近年に始まった「叡王」位を除く、全てのタイトルの永世称号を…
将棋界には、現在8つのタイトル戦があり、藤井聡太竜王は、そのうち5つを保持している。 つい先日の王将戦で、渡辺王将相手に4連勝し、史上最年少、10代での5冠王になったことは記憶に新しい。 その快挙については、将棋界唯一の専門誌である「将棋世界」で…
昨日、3/3は、将棋順位戦A級の最終戦が行われた。 A級最終戦は、例年《将棋界の一番長い日》と呼ばれている。 順位戦は、勝敗ひとつの差が、大きな明暗を分ける棋戦。全ての棋士は《順位》によってランク付けされ、その最高峰であるA級に属する棋士は、たっ…
現在、将棋界におけるタイトル戦は、別格扱いとなる名人と竜王を頂点として、全部で8つ。 今回の王将戦が始まるまで、そのうち7つを、渡辺明名人(棋王、王将)と藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖)がわけあっていた。 だから、今回の王将戦は、「名人VS竜王…
将棋界には、現在8つの棋戦があるが、その中で最も伝統があるのは、名人戦。 棋戦の格付けでは(賞金額の関係で)竜王戦が最上位とされているけれど、実質的にはそれと同格に扱われている。 名人戦には、A級、B級1組、2組、C級1組、2組という5つのクラスが設…
藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖)が、渡辺明王将(名人・棋王)に挑む、王将戦7番勝負。 現在発売中の「将棋世界」では、そんな藤井竜王が、王将戦への《挑戦切符》を手にした際の写真が掲載されている。 将棋世界 2022年2月号 | |本 | 通販 | Amazon 鉄道…
昨日の王将戦第2局は凄かった。 藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)が、渡辺明王将(名人・棋王=37)に対し、影も踏ませぬ圧勝。 第1局に続く連勝で、7番勝負を2勝0敗。あと2勝すれば、史上最年少5冠を獲得する。 14歳でのプロ入り以来、いきなり29連勝…
昨日は、「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」の決勝戦が開催された。 これは、選抜されたトップ棋士12人によるトーナメント戦で、タイトル戦ではないものの、優勝賞金は500万円と高く、1980年から続いている伝統の棋戦だ。 昨年は(当時)豊島竜王が優勝。 豊…
豊島将之竜王は、持ち時間を30分残したまま、123手目を指さずに、そっと頭を下げた。 藤井聡太、新竜王の誕生だ。 もはや、とどまることを知らない藤井聡太伝説。 前竜王の豊島将之九段は、《序盤中盤終盤スキがない》と言われるほどの棋士で、渡辺明名人(…
叡王戦5番勝負の激闘を制し、ついに、藤井「史上最年少」三冠が誕生した。 驚くなかれ、まだ19歳1ヶ月。 これまで羽生九段が持っていた「22歳3ヶ月での三冠達成」という偉業を、なんと、3年以上も縮める大記録の達成だ。 記者会見に臨んだ時の表情は、もはや…
今年度から開設されることとなった「将棋オールスター東西対抗戦」の、ファン投票最終結果が発表になった。 SUNTORY 将棋オールスター東西対抗戦2021ファン投票 この棋戦の詳しい内容や、僕の感想については、中間発表時に書かせていただいた通り。 だから今…
「 SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2021」は、今年新たに創設された、将棋界の準公式戦だ。 SUNTORY 将棋オールスター東西対抗戦2021ファン投票 この棋戦は、ファン投票+予選にて選出された東西各5名の棋士により、決勝戦(オールスター東西対抗戦)を…
昨日の日曜日は、終日、叡王戦を見て過ごした。 叡王戦は、将棋界8大タイトルのうちのひとつで、最も歴史が新しい棋戦になる。 現在のタイトルホルダーは、竜王位も有している豊島将之叡王。 「序盤・中盤・終盤、隙がない」棋士として、棋界では有名だ。 そ…
昨日、7月19日は、藤井聡太二冠の誕生日だった。 14歳での棋士デビュー以降、将棋界のあらゆる記録を塗り替えてきた天才少年も、19歳になった。 しかし、まだ未成年であり、その勢いはとどまるところを知らない。 8割を超える勝率を考えると、棋界の頂点に君…
昨日は、棋聖戦五番勝負の第3局が実施された。 棋聖戦は、将棋界8大タイトルのうちの1つで、昨年、藤井聡太が史上最年少でタイトル保持者になった棋戦だ。 今回は、その防衛戦。 迎え撃つのは、昨年、藤井聡太七段(当時)に敗れて、棋聖位を失った渡辺明名…
現役最年長棋士、桐山清澄九段。 タイトル獲得4期の実績を持ち、通算1,000勝に迫る勝利を挙げている名棋士だ。 しかし、そんな棋士にも将棋界の規定は厳しい。 2019年、桐山九段は、《フリークラス落ち》*1に伴い、年齢制限対象者になってしまった。 そのた…
ここ半年間も続いていた藤井二冠の連勝が、ついに止まった。 昨日行われた、王座戦の決勝トーナメントで、深浦九段が、藤井二冠を撃破したのだ。 第69期 王座戦 挑戦者決定トーナメント藤井聡太王位・棋聖 対 深浦康市九段 | 【ABEMA】 中盤までの評価値では…
数日前の話。 いつものように、アレクサへ「おはよう」と挨拶すると、彼女は、このように話し出した。 キャプチャ取得のタイミングがずれて、ボリュームボタンが出ていたり、本文全ての表示ができていないが、そこは今回の本題ではないので、大目に見て欲し…
昨年9月に発売された、Number(ナンバー)「藤井聡太と将棋の天才。」特集号は、とにかく凄かった。 取材力、構成力に定評のある「Number」誌が組んだ、史上初の将棋特集だけに、その内容は圧巻。 将棋の棋士は、朝から深夜まで、その知力体力を振り絞って、盤…
ともに、1970年9月生まれ。 いわば同期対決と言える、羽生九段と丸山九段の竜王戦挑戦者決定三番勝負。 1勝1敗で迎えた運命の第三局。 その戦いを99手で制したのは、《タイトル獲得通算99期》を有する羽生九段だった。 棋戦が終了した時刻は、午後9時31分だ…
昨日、ようやくゲットできた。 Number(ナンバー)1010号「藤井聡太と将棋の天才」 「Number」1010号。《藤井聡太と将棋の天才。》特集号だ。 僕はこれを、その発売日である9月3日に入手するつもりだった。 しかし、当日の夜に買いに行ったら、近所のコンビニ…
テレビのニュース速報まで流れた「藤井棋聖」の爆誕。 その凄さについては、このエントリーで詳しく書かせていただいた。 僕は、羽生九段と山崎八段が大好きなのだけれど、将棋ファンの端くれとして、藤井棋聖の凄さと強さには敬服している。 だから、史上最…