将棋
昨日は、「第1回達人戦立川立飛杯」が開催された。 これは、今年から新たに設営された《50歳以上の棋士だけによる》公式棋戦。 いわば《シニア大会》と言えるものとなる。 これまで将棋界には、若手限定の大会(新人王戦)はあったが、シニア限定の大会は初…
「Number」が、藤井聡太八冠達成を記念して、同誌5回目となる将棋特集を組んだ。 Sports Graphic Number(ナンバー「八冠達成 完全保存版 藤井聡太と将棋の未来。」 2023年 12/7 号 その表紙は、柔和な笑顔を見せる藤井聡太八冠のスナップで飾られている。 …
藤井聡太「八冠」は、なんともドラマチックな展開で誕生した。 王座戦5番勝負の第4局。 序盤は、永瀬王座の周到な研究術が炸裂し、藤井竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖を含む七冠)は、大いに苦しめられた。 王座戦の持ち時間は5時間で、チェスク…
今年も、SUNTORY 将棋オールスター東西対抗戦のファン投票が始まっている。 この棋戦は、2021年から始まった準公式戦で、今年も、東西でファン投票上位の棋士は、優先的に出場できる。*1 東の棋士、西の棋士でそれぞれ1人を選び、8/31までの毎日、1日1回投票…
将棋界の絶対王者、藤井聡太竜王*1への挑戦権を獲得したのは、奇しくも、竜王と「同学年」の伊藤匠六段だった。 この勝利によって、伊藤六段は七段に昇格。 今年の3月に入るまでは四段だったのに、竜王戦を勝ち続けることによって昇段規定を次々にクリアした…
藤井聡太竜王・名人(王位・叡王・棋王・王将・棋聖と合わせて七冠)*1が、遂に、「鬼門」の王座戦で挑戦者に名乗りを上げた。 王座タイトルへの挑戦者決定(挑決)リーグ戦決勝で、豊島九段相手に、159手にも及ぶ死闘を制したのだ。 終盤は、お互い1分将棋…
ただひとこと、感謝。 羽生先生は、自分自身のことよりも、将棋界の未来を考えて、会長という重責を担ってくださるからだ。 【羽生善治九段】日本将棋連盟新会長に就任「子どもたちに将棋の素晴らしさを」 - YouTube 羽生先生は、前人未踏の永世七冠保持者で…
「将棋世界」は、昭和12年(1937年)に創刊。 長い歴史と伝統を誇る、将棋界唯一の専門月刊誌だ。 僕は現在定期購読中なのだが、そんな「将棋世界」の最新号が、先週末に届いた。 将棋世界 2023年7月号 今月も、その表紙は藤井聡太竜王・名人(王位・叡王・棋…
渡辺明名人に、藤井聡太六冠(竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖)が挑戦していた、第81期将棋名人戦七番勝負。 藤井六冠が3勝1敗で名人位獲得に王手をかけて迎えた第5局。 2日制で行われたその初日は、渡辺名人が綿密な作戦を築いて優位に。 2日目の今日…
藤井聡太叡王(竜王、王位、棋王、王将、棋聖と合わせ六冠)の三連覇が決まった。 【第8期叡王戦第四局】<終局の瞬間> 藤井聡太叡王 対 菅井竜也八段│ABEMA将棋 - YouTube 叡王戦は、先に3勝した方がタイトルを獲得する五番勝負。 昨日はその第4局で、藤井…
昨日、2023年3月19日。 将棋界に、新たな、そして大きな歴史が刻まれた。 それを達成したのは、またしても藤井竜王(王位/叡王/王将/棋聖)だ。 昨日は、将棋界8大タイトル戦の1つ、棋王戦第4局が行われる日で、藤井竜王は、朝から渡辺明棋王と熱戦を繰り広…
将棋界は、竜王と名人を頂点とした8つのタイトル戦があり、藤井聡太は、そのうち5つ(竜王/王位/叡王/王将/棋聖)を保持している。 今年の年初には、王将戦第1局が行われた。 将棋界のレジェンド羽生九段を挑戦者に迎えての防衛戦で、大いに盛り上がったこと…
昨年11月。 羽生九段は、渡辺名人や永瀬王座など、並み居る強敵揃いの王将戦挑戦者決定リーグ戦を、6戦全勝で突破。 ついに、藤井王将が待ち受けるタイトル戦の舞台に上がることになった。誰もが夢見た、羽生永世7冠(九段)と、藤井5冠(竜王/王位/叡王/王…
将棋界には、竜王と名人を頂点として、8つのタイトルがある。 現在、そのタイトル保持者は、たった3人しかいない。 藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖) 渡辺明名人(棋王) 永瀬拓矢王座 とりわけ、藤井竜王(5冠)の凄さは、今更僕が語るまでもなかろ…
名人位を賭けて争う「順位戦」は、将棋界最高の棋戦。 A級からC級2組まで5つにクラス分けされており、1年に1回しか昇級できないため、A級に至るには、最短でも4年かかる。 だから、将棋界にたった10人しかいないA級棋士は、別格中の別格。 デビュー以来快…
藤井聡太竜王への挑戦権を賭けて争う、第35期竜王戦。 その決勝トーナメントにおいて、昨日は永瀬王座と山崎八段が対決した。 この勝負に勝った方が、挑戦者決定三番勝負に進出となるため、いわば《準決勝》と言える。 竜王戦は、名人戦と並ぶ将棋界最大の棋…
将棋界には、現在、8つのタイトルがある。 名人と竜王を頂点とし、以下、王位、王座、棋王、叡王、王将、棋聖と続く。 藤井聡太先生は、このうち、竜王、王位、叡王、王将、棋聖の5冠を保持。 10代にして五冠王というのは、今後永遠に現れない記録だろう。 …
「名人」位を賭けて争う順位戦は、棋界で最も重要な棋戦。 順位戦は、C級2組,、C級1組、B級2組、B級1組、A級の5クラスで成り立っており、どんな棋士であっても、C級2組からのスタート。 毎年ひとつずつしか進級できないため、A級にたどり着くまで、最低でも4…
将棋ファンなら誰でも…いや。将棋のことを少しでも知っている人なら誰でも、知らない人はいない、羽生善治九段。 今でこそ無冠に甘んじているけれど、これまでに獲得したタイトルは、通算99期。 近年に始まった「叡王」位を除く、全てのタイトルの永世称号を…
将棋界には、現在8つのタイトル戦があり、藤井聡太竜王は、そのうち5つを保持している。 つい先日の王将戦で、渡辺王将相手に4連勝し、史上最年少、10代での5冠王になったことは記憶に新しい。 その快挙については、将棋界唯一の専門誌である「将棋世界」で…
昨日、3/3は、将棋順位戦A級の最終戦が行われた。 A級最終戦は、例年《将棋界の一番長い日》と呼ばれている。 順位戦は、勝敗ひとつの差が、大きな明暗を分ける棋戦。全ての棋士は《順位》によってランク付けされ、その最高峰であるA級に属する棋士は、たっ…
現在、将棋界におけるタイトル戦は、別格扱いとなる名人と竜王を頂点として、全部で8つ。 今回の王将戦が始まるまで、そのうち7つを、渡辺明名人(棋王、王将)と藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖)がわけあっていた。 だから、今回の王将戦は、「名人VS竜王…
将棋界には、現在8つの棋戦があるが、その中で最も伝統があるのは、名人戦。 棋戦の格付けでは(賞金額の関係で)竜王戦が最上位とされているけれど、実質的にはそれと同格に扱われている。 名人戦には、A級、B級1組、2組、C級1組、2組という5つのクラスが設…
藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖)が、渡辺明王将(名人・棋王)に挑む、王将戦7番勝負。 現在発売中の「将棋世界」では、そんな藤井竜王が、王将戦への《挑戦切符》を手にした際の写真が掲載されている。 将棋世界 2022年2月号 | |本 | 通販 | Amazon 鉄道…
昨日の王将戦第2局は凄かった。 藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)が、渡辺明王将(名人・棋王=37)に対し、影も踏ませぬ圧勝。 第1局に続く連勝で、7番勝負を2勝0敗。あと2勝すれば、史上最年少5冠を獲得する。 14歳でのプロ入り以来、いきなり29連勝…
昨日は、「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」の決勝戦が開催された。 これは、選抜されたトップ棋士12人によるトーナメント戦で、タイトル戦ではないものの、優勝賞金は500万円と高く、1980年から続いている伝統の棋戦だ。 昨年は(当時)豊島竜王が優勝。 豊…
豊島将之竜王は、持ち時間を30分残したまま、123手目を指さずに、そっと頭を下げた。 藤井聡太、新竜王の誕生だ。 もはや、とどまることを知らない藤井聡太伝説。 前竜王の豊島将之九段は、《序盤中盤終盤スキがない》と言われるほどの棋士で、渡辺明名人(…
叡王戦5番勝負の激闘を制し、ついに、藤井「史上最年少」三冠が誕生した。 驚くなかれ、まだ19歳1ヶ月。 これまで羽生九段が持っていた「22歳3ヶ月での三冠達成」という偉業を、なんと、3年以上も縮める大記録の達成だ。 記者会見に臨んだ時の表情は、もはや…
今年度から開設されることとなった「将棋オールスター東西対抗戦」の、ファン投票最終結果が発表になった。 SUNTORY 将棋オールスター東西対抗戦2021ファン投票 この棋戦の詳しい内容や、僕の感想については、中間発表時に書かせていただいた通り。 だから今…
「 SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2021」は、今年新たに創設された、将棋界の準公式戦だ。 SUNTORY 将棋オールスター東西対抗戦2021ファン投票 この棋戦は、ファン投票+予選にて選出された東西各5名の棋士により、決勝戦(オールスター東西対抗戦)を…