江東区、清澄白河。
東京マラソンのコースにもなっている、下町情緒に溢れた街だ。
この地には、餃子の美味しい居酒屋、「だるま」がある。
そんな「だるま」を訪れた帰り道、僕は、この店もチェックしていた。
居酒屋「魚めい」だ。
店の佇まいと店名からのイメージでは、魚系の居酒屋としか思えない。
だから、予備知識がなければ、きっと見過ごしていたろう。
しかし、ラン仲間からの情報で、「餃子が手作りで美味しい!」という情報をもらっていたため、僕は、いつかここを訪れよう!と思っていた。
ひとり呑みなら、話は簡単なのだが、この店は、海鮮系料理も充実していたので、折角ならば、色々食べたい。
ということで…先日、気の合う友人達を誘い、小人数(これが重要)で訪れた。
テーブル席は、感染症対策がしっかりとなされていて、安心。
お通しとして、なんと、《蒸し牡蠣》が出てきた。
しかも、1人2個。豪華すぎる。流石「魚めい」という店名はダテじゃない。
そして、これが実に美味しかった。
お通しがこのレベルなら、当然、料理は期待できる。
ということで、僕らは、まず、刺身の5点盛りセットと、もちろん、焼餃子を注文することにした。
そして。
まずは、刺身5点盛りが登場。
「魚めい」だけに、普通に美味しかったし、これで1,500円ならば、なかなかリーズナブルと言えるのではなかろうか。
しかし、僕らが歓喜したのは、こちらだった。
手作り焼餃子。
ぷっくりとしたフォルムに、綺麗な焼き色。見ているだけで、その美味しさが伝わってくる。この餃子は、間違いない。僕はそう確信した。
餃子と刺身。
ちょっと違和感がある気もするが、どちらの料理も醤油がつきものだから、仲間と言えば仲間だ。(←違うだろw)
ただ…。
餃子を一口噛んでみると、僕は、この餃子に醤油など不要だと思った。
下味がしっかりとついており、じゅわっと肉汁も溢れる。
野菜と肉のバランスもよく、隠し味(?)の椎茸が、実にいい役割を果たしている。
美味しい。うん、これは美味しいぞ。
「だるま」といい、この、「魚めい」といい、清澄白河の居酒屋餃子は、実にハイレベルだ。
水餃子。
焼餃子よりも、一回り小ぶりだが、具はたっぷり詰まっている。
見た目通りに、ぷりぷり、もちもちの皮が素晴らしく、これもまた美味しかった。
そして。
海老餃子も登場。
ちょっと(かなり?)ピンボケしてしまったけれど、海老の姿は確認できるだろう。
これがいくつも入って食べ応えがあり、海老好きにはたまらない餃子になっていた。
三種の餃子は、全て手作りで、どれもこだわりを感じる。
居酒屋の餃子にしておくのはもったいない。中華料理店であっても、十分主役になれる餃子だと思った。
そして…。
この店のこだわりは、他の料理にも感じた。
もちもち春巻。
春巻というネーミングではあるが、揚げてはおらず、ベトナムの生春巻きとも違う。
蒸し焼き餃子といった趣で、春巻きというよりは餃子に近い味わい。
だからもちろん、僕はとても気に入った。
海鮮チヂミ。巨大なボリュームで700円。安い。
天かすをまぶして焼かれており、クリスピーな味わいを醸し出している。
これもまた、こだわりを感じる料理だ。
砂肝塩焼き。食べ応え十分だし、味つけもしっかり。
空心菜炒め。ボリュームたっぷりで、味は本格中華店レベル。
自家製つみれ煮。
この店のメニューには「自家製」とつくものが多く、しかもバラエティに富んでいる。
このつみれ煮もまた、ボリュームがあって、実に美味しかった。
僕らは、なんだかんだで結構食べたのだけれど、締めの前に頼んでおこうということで…。
焼餃子を再注文w
だって、一番美味しかったんだし、僕らは餃子仲間なのだから、仕方ない。
締めは、カーボローディングということで、焼きそばを注文。
これがまた濃厚な味わいで、締めを飾るには十分の存在感だった。
この店は、「魚めい」というだけに、焼き魚や煮魚など、魚料理のメニューが充実していたし、日替わり料理含め、まだまだ、多種多彩なこだわり料理があった。
しかし、この日はそこまで手が回らなかったので、是非また再訪して、それらを堪能してみたい。