筒井康隆
今年で第37回目を迎えた、東京国際映画祭が閉幕した。 110の国と地域から、2023作品の応募があったコンペティション作品で、その頂点に輝いたのは…。 『敵』だった。 いやぁ、もう、こんなに嬉しいことはない。 筒井康隆先生の大傑作を、吉田八大監督が見事…
先週の土曜日。 激しい雨が降りしきる中、僕は有楽町のヒューマントラストシネマに赴いた。 その目的は…。 「敵」 を見るためだ。 ロードショー公開は、来年の1月17日からなのだけれど、今年の東京国際映画祭に出展されているため、それに先駆けて3回だけ上…
驚愕の連載が始まった。 文學界(2024年4月号) 僕が、40年来こよなく愛し続けてきた筒井康隆先生の「自伝」だ。 それは、昨日発売になった「文學界」で、誌面の巻頭を飾っている。 僕は、胸を躍らせて読み始めたが、いやはやもう、その書き出しからたまらな…
僕がまだ、子供だった頃からずっと…。 もう、40年来、敬愛し続けてきた筒井康隆先生の最新掌編集が発売された。 Amazon.co.jp: カーテンコール : 筒井 康隆: 本 「カーテンコール」だ。 単行本に巻かれたオビには、衝撃的な文言が書かれている。 「これが最…
ツツイストとは、筒井康隆先生の熱狂的なファンを指す言葉。 僕はもう、四十年来のツツイストだ。 ハルキストとは、村上春樹先生の熱狂的なファンを指す言葉。 …だと思って、使っているマスコミも多いが、本当の村上春樹ファンなら、この言葉が間違いだとい…
先日、今子青佳書道展の特別企画として、「残像に口紅を」のトークイベントが開催された。 このイベントには、「残像に口紅を」の著者である筒井康隆先生が登場。 先生からは、同著作の誕生秘話が語られ、さらには、その一部を朗読もしていただいた。 いつも…
今子青佳書道展/筒井康隆『残像に口紅を』の素晴らしさについては、昨日のエントリーで詳しく紹介させていただいた。 僕が展示会場を訪れたのは、一昨日の日曜日。この日は、会場で特別なイベントが開催される日でもあった。 それは、筒井康隆先生と今子青…
筒井康隆先生の『残像に口紅を』をテーマにした書道展が、現在、品川区大崎の光村・グラフィックギャラリーで開催されている。 『残像に口紅を』は、世界から次々と言葉が消えていくという、驚異の実験小説だ。 Amazon.co.jp - 残像に口紅を (中公文庫) | 筒…
僕は、子供の頃からのツツイスト*1で、筒井康隆先生の新作が発表されるたびに、胸をときめかせ、貪り読んできた。 そして、今もなお、筒井康隆先生は、僕の胸をときめかせてくれる。最高だ。 新潮 2022年 02月号 | |本 | 通販 | Amazon 「新潮」最新号に掲載…
昨日。 定期購読している「波」が、新潮社から届いた。 「波」は、ゆうメールという形態で、透明ビニールに包まれて送られてくるため、僕は、それを受け取った途端、興奮が抑えきれなくなった。 筒井先生の文字が、伸輔画伯の絵が、表紙に描かれていたからだ…
多くの言葉はいらない。 今、この短篇集を読むことができる幸せを噛みしめていたい。 筒井康隆先生と、同じ時代を生きることができて、本当に良かった。 心からそう思える短篇集だ。 ジャックポット | 筒井 康隆 筒井先生の短篇集は、「世界はゴ冗談」以来、…
「波」は、新潮社の《PR誌》と呼ばれる位置づけの雑誌で、書店では無料で入手することが可能。 しかし最近は、取り扱い書店が減った上に、転売屋の横行に伴い、入手が困難になってきている。 僕は、この600号記念号を入手するのに、本当に苦労したことを思い…
先月末。 僕は、松山市で開催された筒井康隆先生のスペシャルトークイベントに参加した。 これは、「没後20年 真鍋博2020」関連イベントとして企画されたもので、筒井康隆先生が、真鍋博画伯の思い出を語った内容になっている。 僕は、その時のことを、この…
数日経った今でも、まだ、講演の余韻が残っている。 あぁ、松山まで遠征してよかった。 本当に、心からそう思える、極上のスペシャルトークだった。ツツイスト冥利に尽きる。 没後20年 真鍋博2020|愛媛県美術館 この講演は、現在、愛媛県美術館で開催されて…
昨日のエントリーで、僕は、アレクサの好きな本について書いた。 さまざまな切り口でアレクサに質問をした結果、彼女はかなりの読書家であることがよくわかった。 しかも…。 昨日の回答だけでは話し足りなかったのか、彼女は、待ち受け画面を使って僕にアピ…
豪華絢爛。 文學界 (2020年11月号) (日本語) 雑誌 – 2020/10/7 文学とジャズは、大きな関わりを持っているけれど、かつて、ここまで深くジャズを取り下げた文芸誌はなかった。 まさに、渾身のジャズ特集だ。 特に、ハルキスト*1、ツツイスト*2にとっては一生…
絶句。 僕は、昨日、帰宅途中の電車の中でこの情報を知り、思わず「えっ」と叫びそうになってしまった。 警視庁は自殺とみて調査中ということで、「いったい、なぜ…。」と思わずにいられない。 彼女の出演作品は多数あるけれど、僕にとっては、何と言っても…
筒井康隆先生は、僕が子どもの頃から敬服し、心から尊敬している、ただひとりの作家。 筒井先生は、デビューこそSF作家だけれど、もはやその枠にはとどまっていない。 あらゆるジャンルを書きこなし、推理作家としても超一流だ。 そんな筒井先生のミステリー…
サーファーたちは、波を求めて、波を楽しみに、海へ行く。 それと同じように、本好きの人にとっても、「波」は、《書店に行く楽しみ》のひとつだろう。 書店の中にある「波」は、雑誌だ。 波 | 新潮社 この雑誌は、一応、100円という価格(頒価)が設定され…
開催は、昨日10月13日の夕方。 もしも台風が来なければ、僕は、岩手の北上にいて、マラソンレースの余韻に浸りながら、餃ビーを堪能していた筈の時間だ。 9月に発売されたイベント前売券は、あっという間に完売。当日券の販売はないため、僕は、涙を呑んで諦…
嬉しくてたまらない。 久しく絶版になっていた、「あの」伝説の短編集が、《定本》として復刊されたからである。 定本 バブリング創世記 (徳間文庫) そう。「バブリング創世記」だ。 旧版の文庫版(写真左)が発売されたのは1982年なので、なんと、37年ぶり…
嬉しくてたまらない。 僕が心から敬愛する筒井康隆先生の本が、第50回の「星雲賞・ノンフィクション部門」を受賞したからだ。 筒井康隆、自作を語る 僕は、この本をゲットした途端に痺れて、「全ツツイスト必携必読!」と叫んだだけに、尚更嬉しい。 星雲賞…
昨晩。ついに僕はそれを受け取った。 箱の外装には、しつこいぐらい沢山のシールが貼付されていた。 「絶対にこの商品を破損させてはならない」という発送元の強い意志が感じられる。 それは、箱を開封したあとも同様だった。 大量の緩衝材、その1。これを取…
アフターまでが、イベントだ。 「筒井康隆展」記念のトーク&オークションイベントで、僕は、それを心から実感した。 1ヶ月前に行われた初回のイベントでは、史上空前のオークション終了後、「超」ツツイストの皆さんと飲む機会をいただいた。 僕もツツイス…
至福の時間は、終わらない。 「筒井康隆展」記念として開催された、そのイベントでは…。 筒井先生としょこたんによる超絶トークに続いて、先生による自作朗読が行われたからだ。 今回、先生が選んだ作品は…。 「馬」 1997年に発表され、短編集「魚籃観音記」…
至福のイベント、ふたたび。 菊地成孔さんとのトークセッションに続く、「筒井康隆展」の記念イベント第二弾が、昨夜行われた。 今回、筒井先生についての熱い思いを語るのは、なんと…。 中川翔子さん。 そう。誰もが知っている、あの人気アイドルのしょこた…
はてなブログ今週のお題は、「読書の秋」 僕は、生粋のツツイストだから、なんと言っても筒井康隆先生の本について語りたい。 僕の家には、筒井先生著作の専用本棚があるので、いつでも、何度でも、すぐに読み返すことができる。 今年の秋は、この本棚に、沢…
僕は、とても緊張していた。 「筒井康隆展」の記念イベントは、いよいよクライマックス。 菊地成孔さんとのトーク、筒井先生による自作「奔馬菌」朗読が終わり…。 ついに、第三部のオークションが始まることになったからだ。 司会の方から、「このコーナーは…
昨日、文化の日。 僕はふたたびここを訪れた。 世田谷文学館だ。 前回は、4年ぶりの訪問となったが、今回は3週間程度で再訪。 その理由は、もちろん…。 この展覧会だった。 展示内容の素晴らしさについては、前回訪問時に、詳しくレポートさせていただいた。…
もしもこんな書店があったなら、毎日でも通ってしまうだろう。 僕は、その書棚を見て、ひたすら感動に酔いしれた。 その名は、筒井書店。シンプルだけれど、それがいい。ここはまさに、「筒井康隆先生の書店」だからだ。 現在開催中の「筒井康隆展」は、基本…