餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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Mystery

《紙の本》史上最大の超絶技巧!「世界でいちばん透きとおった物語」に唖然呆然。

昨年、ミステリ界隈を騒然とさせた超異色作。 ちょっと出遅れてしまったけれど、僕は、今更読んでみて…。 世界でいちばん透きとおった物語(新潮文庫) そして、大いに驚いた。 その《事実》が明らかになった時、僕は、「まさか…」と思いながら、冒頭から読み…

ミステリベスト三冠!「可燃物」(米澤穂信)の巧さに唸る。

たまには、本の話。 今年の年間ミステリベストで三冠*1を獲得した、米澤穂信先生の「可燃物」を、ようやく読んだ。 可燃物(米澤穂信)単行本 米澤穂信先生は、これまで、年間ミステリベストのみならず、文壇全体においても、輝かしい実績を残し続けてきた。…

「このミステリーがすごい!」は、やっぱりすごい!

おぃ!語彙力を何とかしろ!と言われそうなタイトルになってしまった。 しかし僕は、本当に「すごい」ものに出会うと、ただ「すごい」としか言えなくなってしまうのだから仕方ない。(ヒラキナオリ) それぐらい、今年の《このミス》は素晴らしかったのだ。 …

【ポケミス創刊70周年】今号の「ミステリマガジン」は、10年ぶりのポケミス大特集号だ!

今号の「ミステリマガジン」は、超弩級の分厚さで発刊された。 ミステリマガジン 2023年 11 月号 [雑誌] 通常号は320ページなのだけれど、今回はその倍!という640ページでの刊行。 前号と比べてみると、その分厚さが際立つ。 増えたページは、全て「ハヤカ…

【ネタばれなし感想】伊坂幸太郎、2年ぶり完全書き下ろし最新刊「777 トリプルセブン」が最高に面白い!!【殺し屋シリーズ】

待ちに待っていた、伊坂幸太郎の「777 トリプルセブン」が、遂に発売された。 777 トリプルセブン (伊坂幸太郎) 「グラスホッパー」「マリアビートル」「AX」に続く、殺し屋シリーズの最新刊。 2年ぶりの完全書き下ろし作品だ。 僕は、伊坂幸太郎の大ファ…

日本推理作家協会賞受賞!QuizKnockファンにはたまらない「君のクイズ」(小川哲)

たまには本の話。 今年の連休中、しばらく積ん読にしていたこの本を読んだ。 君のクイズ(小川 哲) 昨年の発売時から、各所で話題となっており、本屋大賞の候補作でもあったため、知っている人(読んだ人)も多いだろう。 オビで推薦文を寄せている人たちは…

おぉ。「このミステリーがすごい!」34周年記念号に、「ジョジョ」35周年記念の荒木飛呂彦先生登場!

今年もまた、「このミステリーがすごい!」の季節がやってきた。 このミステリーがすごい!2023年版 毎年僕は、「このミス!」をゲットするたびに、「あぁ、今年も年の瀬がやってきたなぁ。」と実感するのだ。 僕は創刊号以来の「このミス!」読者で、これま…

「マスカレード・ゲーム」読了!東野圭吾《マスカレード》シリーズの前途は…?

先週末、一気呵成で読了。 東野圭吾の最新作「マスカレード・ゲーム」は、やっぱりとても面白かった。 主人公の新田浩介は、今回の作品で《警部》に昇格しているのだが、その点についてはあまり意味がなかったような気がする。 警部になっても、その役割は、…

東野圭吾《マスカレード》シリーズ最新作!「マスカレード・ゲーム」発売!!

昨日、4月20日発売。 国民的ベストセラー作家、東野圭吾の最新作。 そして、「あの」マスカレードシリーズの最新刊。 マスカレード・ゲーム | 東野 圭吾 |本 | 通販 | Amazon 「マスカレード・ゲーム」が登場した。 東野圭吾作品は、これまで、文庫本になっ…

「マスカレード・ナイト」まもなく公開!…なので、東野圭吾「マスカレード」シリーズを一気読みしてみた。《ネタバレなし感想》

きっかけは、予告編だった。 最近、映画館へ行くたびに、この映画、「マスカレード・ナイト」の予告編が流れるので、僕は、気になって仕方がなくなってしまったのだ。 僕は普段、あまり日本映画を見ないし、木村拓哉にも長澤まさみにも、それほど興味はなか…

「Kindle本」半額~70%オフ!早川書房の大盤振る舞いが始まった!(~6/22まで)

SFファン、ミステリファンであれば、この機会を逃す手はない。 amazonプライムデーに先駆け、早川書房が、約1年3ヶ月ぶりにKindle本の大セールを始めたからだ。 1,500点にも及ぶ対象商品が、最低でも半額、商品によっては、70%オフになっているので、超お得…

「このミステリーがすごい!」発売で感じる年の瀬

早い。早すぎる。 ついこの間、2020年になったばかりだと思ったのに、もう、12月。 僕も歳をとるわけだ…。 毎年僕は、この本が発売されると、年の瀬を感じる。 このミステリーがすごい! 2021年版 | 『このミステリーがすごい!』編集部 | 「このミステリーが…

「富豪刑事」(筒井康隆原作)TVアニメ化!

筒井康隆先生は、僕が子どもの頃から敬服し、心から尊敬している、ただひとりの作家。 筒井先生は、デビューこそSF作家だけれど、もはやその枠にはとどまっていない。 あらゆるジャンルを書きこなし、推理作家としても超一流だ。 そんな筒井先生のミステリー…

「このミステリーがすごい!」コンプリート34冊に誓った思い

今年も、「このミス!」が発売になった。 このミステリーがすごい! 2020年版 毎年この本が発売になると、僕は、「あぁ、年末だなぁ」と感じる。 ミステリ好きにとっては、1年の総決算とも言える本だからだ。 表紙は、昨年に続いて乃木坂46のメンバーが飾った…

壮観!「このミステリーがすごい!」創刊30周年!

ついに創刊30周年、か。 このミステリーがすごい! 2019年版 表紙は、ちょっと「このミス」っぽくないなぁ…と思ったのだけれど、それもその筈。 「このミステリーがすごい!」は、創刊以来、頑なに《イラストひと筋》の表紙だったから、このような形で、大き…

三冠はダテじゃない!「屍人荘の殺人」を一気読み!!

いやぁ、面白かった。面白かったなぁ。 屍人荘の殺人 新年早々、極上の、最高のミステリに出会えて、僕はとても幸せだ。 この作品については、デビュー作にして「このミス」で1位を獲得していた時から、ずっと気になっていた。 その後、文春のミステリーベ…

4冠はゼロ。3冠は4作品。各社年間ミステリベスト1(国内編)を整理してみた!

この本だけは、絶対に読んでおかなければ…と、思っていた。 屍人荘の殺人 何しろ、本の表紙にかけられているオビのキャッチコピーが、あまりにも魅力的だった。 「史上初、デビュー作にして3冠!」 「第1位」 という文字を見てしまったら、ミステリファンの…

誕生号をまるごと収録!「このミステリーがすごい!2018年版」がすごい!

今年も、「このミス」の時期がやってきた。 このミステリーがすごい! 2018年版 例年書いているような気がするけれど、僕は、この本が発売されると、「あぁ、今年も終わりだなぁ」という思いが募ってくる。 僕は、ミステリーファンとしては失格で、毎年の話題…

一気読み必至の驚愕ミステリ「ルビンの壺が割れた」(新潮社)が無料配信中!!

ミステリ好きなら、とにかく、「今」読んで欲しい、としか言えない。 僕は、昨晩から読み出したら止まらず、あっという間に読み切ってしまった。僕の拙い感想は後述するけれど、今、読んで欲しいと思う理由はひとつ。 このミステリは、文芸書の雄である、新…

今年こそ…ミステリが読みたい!このミス群を振り返りたい!と誓った年末

今年も、年末ミステリーベストが発表された。 ミステリマガジン 2017年 01 月号/このミステリーがすごい! 2017年版 ミステリが読みたい!、このミステリーがすごい!(このミス)、そして、週刊文春のミステリーベスト10。 これら御三家が出揃うと、あぁ、…

ミステリ映画に浸りたい!と思った「ミステリマガジン」2016年11月号の渾身特集

9月24日発売。 既に発売から1週間以上経ち、例によって今更感が満載。しかし、旧ブログ時代から、この雑誌のレビューは続けてきたので、個人的な覚書として、やっぱり書き残しておくことにした。 ミステリマガジン 2016年 11 月号 [雑誌] 今号のメイン特集は…

ミステリ・マガジン「ロアルド・ダール生誕100周年特集」が素晴らしい。

僕は、ミステリ・マガジンを毎号購入している。 いつもだと、買っても積ん読にしていることが多いから、「毎号購入者」ではあるけれど、「定期購読者」とは言い難い状態だった。 だから、このブログのエントリーでも、読み切れない言い訳ばかりしているのが…

「ミステリマガジン」創刊60周年記念号!を読み耽った休日

今日は、久しぶりの休足日*1。 しかも、特に予定もなかったので、ふだん「積ん読」になっている雑誌や本にパラパラと目を通しながら、ゆったりと過ごしている。たまには、こういう週末もいい。 ミステリマガジン 2016年 07 月号 [雑誌] ということで、ミステ…

「ミステリマガジン」2016年5月号~シャーロック・ホームズ 現在進行形

昨日は、偶数月の25日。SFマガジンの発売日。 ということで、会社帰りにSFマガジンを買い、今回こそは早めにブログで紹介しよう…と思っていた時、ふと気がついた。 そう言えば、先月25日発売のミステリ・マガジンを、まだ全く読んでいない…そして、ブログに…

小鷹信光氏の凄さ。それに応えたミステリマガジン誌の素晴らしさ。

昨晩。書店でこの表紙を見た時、僕は唸った。 ミステリマガジン 2016年 03 月号 [雑誌] 表紙に大きく小鷹信光氏の写真。そして、大きく追悼特集が組まれていたからだ。 ミステリマガジン誌にとって、小鷹信光氏の存在が非常に大きなものであることはわかって…

SF篇とあわせて読みたい、早川書房創立70周年記念コミックアンソロジー〔ミステリ篇〕

(承前) 当然のことながら、こちらも購入済。 Comic M 早川書房創立70周年記念コミックアンソロジー〔ミステリ篇〕 こちらの惹句は、「70年分の謎・トリック、名探偵」。

今年こそ読みたい「このミステリーがすごい!」受賞作たち

年末のミステリベストと言えば、これを忘れるわけにはいかない。 このミステリーがすごい! 2016年版 そう、「このミステリーがすごい!」だ。 今年は、奇しくも(?)ミステリマガジンの特集と、オレンジカラーでかぶった。今年のミステリトレンドは、オレン…

「ハヤカワミステリマガジン」〜ミステリが読みたい!

(承前) 本誌の特集も、忘れまい。 ミステリマガジン 2016年 01 月号 [雑誌] 1月号恒例になった、「ミステリが読みたい!」特集だ。

切なさがこみ上げた「小鷹信光ミステリマガジン」編集後記

「小鷹信光ミステリマガジン」第2号。 といっても、正確に言うと、1冊の雑誌ではない。創刊号同様、「ハヤカワミステリマガジン」に収録された雑誌内雑誌という体裁だ。 しかし、別途にしっかりした表紙が用意され、小鷹信光氏によるとびきりの記事が収録。 …

「ミステリマガジン」2015年11月号〜これが冒険・スパイ小説だ!

昨日、「キングスマン」のエントリーを書いているとき、ふと思い出した。 そう言えば、先月買った「ミステリマガジン」をまだブログで紹介できていなかったことを。いや、紹介どころか、まだほとんど手つかずなの状態になっているのだ。 今年から隔月刊に変…


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