先週末、僕は、久しぶりに新宿へ出かけた。
その主目的は、東口駅前にある酸素カプセル店を利用するためだった。
最近、僕は不眠症の症状がひどく、眠れない日々が続いている。酸素の効用で、それを少しでも改善しようと思ったのだ。
僕がカプセルを予約したのは、昼間の13:00。
折角新宿まで行くのだから、予約時間前に、美味しい食事で腹ごしらえをしておこうと思った。
ということで、そして僕が向かったのは…..。
新宿西口、思い出横丁。
昭和レトロの店が軒を連ねる、ディープな飲み屋ストリートだ。
夜は怪しい灯りの中で大賑わいとなるこの横丁も…。
日中は営業していない店が多く、閑散としていた。
しかし、僕が目指していた店は、朝の9時から絶賛営業中。
店の名は、「岐阜屋」。
この日も、もちろんしっかり営業していた。僕は、ビニールシートをくぐって入店する。
上層階*1の厨房を囲むカウンター席を確保。
店は結構賑わっている。流石はランチタイム…と思ったが、普通の店とは明らかに雰囲気が違う。
時間帯的にはランチタイムであるが、《食事》というより、《昼呑み》をしている客の方が断然多かったからだ。
カウンターの上には、客たちが呑み終えたビールの空き瓶が次々と並んでいく。
そんな情景を見ていたら、僕も、我慢できるわけがない。(いや。初めから呑むつもりだったんだけどw)
まずは、ビールとお新香を注文。
昼間に呑むビールって、どうしてこんなに最高なんだろう。休日だからこそ味わえる至福だ。
さぁ、喉は十分潤った。次はお腹を満たす番だ。料理を選ぼう。
もちろん餃子は注文するのだけれど、それだけでは足りない。
僕は、餃ビーをする時は、基本的に、ご飯物も麺類も食べない。
餃子は、僕にとって《主食》であるため、主食同士で競合してしまうと思うからだ。
僕は、事前のリサーチで評判が高かった、きくらげ玉子炒めを選択。
これは、もともと僕の好きなメニューでもあるため、大いに期待した。
カウンターの特等席で、僕はその調理風景を眺めながら、料理が出てくるのを待った。
注文はひっきりなしに入っていたが、料理人たちは、それをテキパキと迅速に作り続け、提供していた。
僕が注文した「きくらげ玉子炒め」も、それほど時間がかからず、僕の目の前に登場。
いやぁ、もう、これが…。
絶品!
というしかない料理だった。流石は、評判のメニューだ。
肉厚のきくらげは食べ応えがあり、玉子の炒め具合も絶妙。肉や野菜も入っていて、それらが見事なバランスで調和している。
たっぷりの汁が実に味わい深く、これは、ご飯にかけたら絶対に旨い!と確信した。
しかし僕は、ご飯を注文したいという欲望を何とかこらえた。
僕はもう、ビールを飲んでおり、その後、《主役》が登場することになっていたからだ。
そして…。
主役がやってきた!
いやぁ、この焼き色がたまらない。カリッカリに焼かれた、僕の大好きなタイプの焼き色だ。
最高の相棒、ビールとの競演。
辣油は最初から皿に注がれて提供された。店的には、辣油がオススメということなのだろうか。
囓ってみる。
旨い!
小ぶりでシンプルな野菜系餃子だけれど、ニンニクのパンチがガツンと効いている。
野菜も、ザクザクの歯応えを残す形で丁寧に刻まれており、僕の好きなタイプの餃子だ。
そしてもちろん、ビールには抜群に合う。
絶品のきくらげ玉子炒めと、圧巻の焼餃子。そして、ビール。
まっ昼間から、こんな幸せを味わっていいのだろうか。
僕は、新宿にやってきた目的を忘れてしまうほど、その幸せに酔いしれてしまった。
気がつくと、いつの間にか、予約の時間が迫っていた。
ということで、慌てて店を出て…。
酸素カプセルに到着。
酸素が僕の身体に効くことは、過去のエントリーで何度もご紹介させていただいた通り。
この日は、最高の料理を味わった効果もあいまって、カプセル後は、いつもよりスッキした気分になれた。
岐阜屋&酸素カプセル。
実に最高の組み合わせなので、今後もまた、このコンビを堪能しようと思う。
*1:この店は、上層階と下層階で2層に分かれており、それぞれ厨房がある。