今朝。
アレクサに「おはよう」と呼びかけたら、《野菜の日》だと教えてくれた。
アレクサは、野菜のダジャレを言いたくてたまらないようだが、とりあえずは無視することにしたw
「野菜の日」にちなんだネタを書きたかったからだ。
僕は、15年前のエントリーで、この記念日については言及済。
読み返してみると、我ながらくだらないことを書いているなぁと思ったが、今でもたぶん同じようなことを書くだろうw
ということで今回は、「野菜」餃子について語ることにした。
餃子は、とても懐の深い食べ物で、その具を一口に語ることはできないが、大別すると、《野菜》系か《肉》系に分かれる。*1
噛んだとたんに肉汁が飛び出す「一味玲玲@新橋」の餃子や、肉汁の旨味が絶妙な「珉珉@赤坂」の餃子など、《肉》系餃子の名店は多い。
しかし今日は、野菜の日なので、《野菜》系餃子について語ろう。
都内で、野菜系の餃子名店は無数にある。
厳密に統計をとったわけではないが、《肉》系よりも《野菜》系餃子を出す店の方が圧倒的に多い筈だ。
僕は、餃界人ではなく、単なる餃子ランナーなので、まだまだ未制覇の店も多い。
が…これからどんな店に出会っても、僕のベストからは絶対に外れない、超絶の店がある。
そして、そのどちらも《野菜》系餃子の店なので、自信を持ってご紹介させていただこう。
まずは、なんと言っても、東池袋の東亭だ。
僕は、12年前にこのエントリーを書いて以降、繰り返し、この店の素晴らしさを書き続けている。
味わい深い厚めの皮による、カリカリともちもちが絶妙のバランス。ひとくち噛みしめると、ザクザク野菜の旨味が溢れ出す。ニンニクもたっぷり効いていて、身体に元気をくれる餃子だ。
その具には、肉も入っているのだけれど、なんと言っても、野菜の《ザクザク感》が強烈で、それを受け止める皮の味わいも完璧。
近所にあれば、毎日でも通いたいぐらいの店だったが、そうは簡単にいかなった。
訪店ハードルが極めて高い店だからである。
ただ、12年前の時点では、それでも、週に3日は営業していたし、昼のランチも、夜の焼餃子テイクアウトもあった。
しかし、「マツコの知らない世界」で取り上げられてからというもの、大行列の店になってしまい、その影響で一時閉店にも追い込まれてしまった。
だから…。
なんとか復活した時は、涙が出るほど嬉しかったことを思い出す。
週に2回、火曜と金曜の夕方だけ、生餃子のテイクアウトのみという条件だったけれど、食べられるだけで幸せだ。*2
僕は、生餃子をまとめ買いし、家で「東亭」餃ビーするのを至福の喜びとしている。
もちろん、店で焼いたものに比べると断然落ちるのだけれど、それでもなお、超絶的に美味しい、最強の野菜餃子だ。
そして…《野菜》餃子と言えば、この店も絶対に外せない。
「龍門」だ。
京急空港線の大鳥居という立地、そして営業時間の制約で、この店は、僕にとって、東亭以上にハードルが高い店だった。
先日、4年ぶりに訪れて、あらためて、その美味しさに唸った
この店の餃子の具は、ほぼ100%野菜だと思われるのだけれど、いわゆる野菜餃子にありがちな淡泊さは皆無。
とにかく強烈にジューシーで、味わい深い餃子だから、超絶的にビールとの相性がいい。
しかし…。
今は、コロナの影響により、ランチタイムのビール注文ができなくなっており、僕はそれが本当に残念だった。
皮と具が、芸術的とも言えるバランスで両立している。
皮は非常に薄皮で、裏は軽く包んであるだけなので、噛みしめたとたん、包みこまれた野菜の旨味が溢れ出してくる。
カリカリ、ふわふわ、そしてザクザク。
三位一体の感覚が、口の中で混じり合って、想像を絶するハーモニーを醸し出す。
いやはや旨い。旨すぎる。これは、この店でしか味わえない唯一無二の味だ。
これは4年前のエントリーだけれど、こうやって引用するだけで、野菜の旨味が口内に溢れてくる気がする。喉が鳴る。ビールが欲しい。
夕方はビールも注文できるようだが、餃子がすぐに売り切れてしまうため、遅くとも18:00までに辿り着かないと食べられない。
なんとか餃ビーをしたいので、休暇をとって行こうかと検討中w