昨日、11月23日。午後8時。
歴代最多の10330組が参加した「M-1グランプリ2024」の準決勝進出者が、TVerで発表された。
過酷な予選バトルも佳境に入り、1万組を超える漫才師たちが、遂に30組まで絞られる。
僕が気になったのは、何と言っても、大好きなヤーレンズが通過しているかということ.
僕は、準決勝の会場鑑賞は叶わなかったものの、FANYの有料動画配信で観た。
会場のウケ具合からも、ネタの内容からも、ヤーレンズの準決勝進出は間違いないと思った。
が、最終的な結果は、審査員たちの主観で決まる以上、100%安心はできない。
過去、会場で大爆笑をとりながら、予選で落選してきた漫才師たちも存在するからだ。
長いCMが終わり、いざ発表動画が始まると、僕は、やおら居住まいを正し、固唾を吞んで見守った。
準決勝進出者の発表は、エントリー番号順に行われていく。
- エントリーナンバー19 真空ジェシカ
- エントリーナンバー67 マユリカ
- エントリーナンバー355 カベポスター
決勝進出経験のある実力コンビが、順当に勝ち上がってきている。
- エントリーナンバー496 トム・ブラウン
この日、爆ウケしていたトム・ブラウンが通過したところで、僕の緊張は頂点に達した。
ヤーレンズのエントリーナンバーは502。
準決勝参加者の中に、497から501までの漫才師は残っていない。
となれば、次にコールされるのは、間違いなくヤーレンズの筈だからだ。
大丈夫だ、絶対間違いない。あの漫才で落ちるなんてあり得ない。
そう信じてはいたが…。
この瞬間は、大いにホッとした。
昨年の雪辱を期しているヤーレンズにとって、ここはあくまで通過点に過ぎないのだけれど、やっぱり嬉しい。
準決勝進出は、錚々たる30組が揃った。
決勝出場経験もあるロングコートダディやミキが落選していることからも、準々決勝の厳しさがわかる。
さぁ、次は準決勝。12月5日。
さらに厳しい戦いになることは必至だけれど、ヤーレンズはきっと勝ち抜いてくれると信じている。
再び、固唾を吞んで見守りたい。