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「筒井康隆氏 スペシャルトーク」イベント(愛媛県/松山市民会館)に参加!

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数日経った今でも、まだ、講演の余韻が残っている。

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あぁ、松山まで遠征してよかった。

本当に、心からそう思える、極上のスペシャルトークだった。ツツイスト冥利に尽きる。

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没後20年 真鍋博2020|愛媛県美術館

この講演は、現在、愛媛県美術館で開催されている《真鍋博2020》展覧会関連のイベントとして企画されたもの。

当初は、定員60名で行われる予定だったが、申込者が続出で、250名に増員。

会場も、県立図書館内のホールから、松山市民会館ホールに変更となった。

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開演30分前の会場風景。

250名の定員は、予約だけであっという間に満杯となったため、当日券はなし。

時節柄、席は1席おきとなっているが、もちろん、500人でも満席となっていた筈。それぐらい、筒井康隆先生の人気は圧倒的なのだ。

講演中の撮影は禁止だったため、僕は、トークの画像を掲載することはできないが、その片鱗は、NHKのニュースが伝えてくれている。

2分間程度のニュース映像ではあるが、見直すたびに、生体験できた感動が甦ってくる。

あぁ、なんという至福の時間だったのだろう。

筒井康隆先生が語られた、真鍋博先生にまつわる思い出話は、そのまま、日本SFの思い出話にも繋がっていて、本当に感慨深かった。

当時のSF界において、いかに、真鍋博先生の存在が偉大であったか。僕は、それを心から実感した。

もちろん、筒井先生の作品においても、真鍋先生との関わりは大きなものとなっていた。

SFマガジン誌で、初めて真鍋博先生に挿絵を描いてもらった作品(お紺昇天)の話、「富豪刑事」の表紙にまつわるエピソード、新聞連載長編「朝のガスパール」で、タッグを組んだ時の逸話…等々。

僕は、それらの話をとても興味深く聞かせていただいた。

そして。

講演のラスト10分に、サプライズが待っていた。

筒井先生は、「真鍋さんについて語ることは語った」ため、「残りの時間で、未発表の掌編を朗読します」と仰ったのだ。

掌編のテーマは…。

真鍋博先生に憧れて、画家になった人の話。今年の2月、食道癌により、51歳の若さで亡くなってしまった人の話。

他ならぬ、筒井康隆先生のご子息、筒井伸輔先生についての物語だった。

朗読作品のタイトルは、「川のほとり」。

未発表作品ということで、その内容を細かく書くことはできないが、僕は、大きく胸を打たれた。会場のあちこちからは、すすり泣きの声も聞こえてきた。

これは、僕の心に一生残り続ける作品だ。

それぐらい圧倒的な内容で、僕は、この作品の朗読を聞くことができただけでも、松山に遠征した意味がある、と思った。


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