餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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波がない!書店にない!

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サーファーたちは、波を求めて、波を楽しみに、海へ行く。

それと同じように、本好きの人にとっても、「波」は、《書店に行く楽しみ》のひとつだろう。

書店の中にある「波」は、雑誌だ。

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波 | 新潮社

この雑誌は、一応、100円という価格(頒価)が設定されているが、書店では、無料で配られている。

《自社本のPR小冊子》といえる位置づけのものになっているからだ。

こういった小冊子は、「波」に限ったものではない。

講談社なら「本」、集英社なら「青春と読書」、岩波書店なら「図書」と云った形で、各社から毎月発行されている。

かつて、これらの小冊子は、大手書店ならどこでも多数置いてあった。

いや、大手書店だけじゃない。街の小さな書店においても、レジ横などに置いてあったり、本を買うと、店員が一緒に袋へ入れてくれたりした。

僕も、これらの雑誌を好んで読んでいた時代があり、「波」も定期的に入手していた。

だから僕は、すっかり油断していたのだけれど、今は、そんな状況が全く変わってしまっているようだ。

今回の「波」は、創刊600号(!)の記念号となっており、僕がこよなく敬愛する、筒井康隆先生の短編が掲載されることになっていた。

僕は、今号だけは何としても手に入れなければ!と思い、久しぶりに書店でゲットするつもりだった。

「波」の発売日は、毎月27日と設定されているため、僕は、先月の26日夜、都内の大手書店に「波」の取り扱い状況を電話で尋ねた。

そして、その回答に驚愕する。

なんと、「当店での取り扱いはなし」「出版社からの取り寄せも不可」と云うのだ。

僕は、たまたまそういう書店に当たったのかと思ったが、そうではなかった。

全国的に名だたる、いくつかの大手チェーン店舗に、何軒も聞いてみたが、皆、口を揃えて同じ回答だった。

僕は、あまりのショックで言葉を失った。

かつてはどこの書店でも見かけた、「波」の取り扱いがないことにも驚いたが、大手書店でありながら、出版社に取り寄せもできない、というのがショックだったのだ。

担当者曰く、「無料誌の扱いになっていますので、当店では取り寄せいたしかねます」ということだった。

僕は、それなら、頒価設定されている100円を払うと云っても、ダメだと言われた。

新潮社のWebサイトにおける「波」の初回ページには、

「波」はお近くの書店からもご注文できます。

と書いてあるのになぁ…。

大手書店においては、《それでもダメ》というのが、経営方針(?)らしい。

僕が今回電話確認したのは、全国に名だたる大手チェーンのみ。

だから、もしかすると、町なかの老舗書店には入荷しているのかもしれないし、馴染み客であれば、取り寄せも可能なのだと思う。

しかし今や、都心ではそういった書店がかなり数少なくなっていて、少なくとも、僕の行動半径内には、なかなか見つからない。

いや、それでも何軒か、走り回って探してみたが、置いていなかった。

いったい、「波」はどこにあるんだ。僕は途方に暮れてしまった。

僕は、どうしてこんなに「波」が入手困難になってしまったのだろうと思い、Webで色々調べて見ると、その原因がわかった。

「波」には、時折、この雑誌でしか読めない貴重なコンテンツが掲載される。それは対談だったりエッセイだったり、今回の筒井先生の「記念短編」だったり、さまざまだ。

そして、いったん書店での配布が終わると、バックナンバーの入手は困難だから、レアな雑誌としてプレミアがつく。

そこに…転売屋たちが目をつけたというわけだ。

メルカリやヤフオク!などでは、「波」のバックナンバーが多数出回っており、中には、1,000円以上で取引されているものもある。

元手ゼロで儲かるのだから、転売屋たちにとっては、格好の商材となるのだろう。

そしてなんと、今号の「波」も、今日(12/1)現在、メルカリでは、1,500円で販売されている。

しかもこれは、値下げ後の価格で、「波」の発売日である27日には、2,000円(!)で出品されていたようだ。実に腹立たしい。

おそらく、こういった輩は、「波」が入手できる書店を調べては、(無料であることをいいことに)漁りまくっているのだろう。

そういった輩の《営業妨害》により、大手書店では、「波」を取り扱わなくなったのだろう。

これは僕の勝手な邪推に過ぎないが、きっと、そうに違いないと確信している。

もちろん、読書好きの人が、たまたま「読み終わったからメルカリに流した」ということもあるかもしれない。

「波」は年間定期購読も受け付けている(この場合は送料込みで1年間1,000円の設定)から、定期購読読者が、たまたま不要になった号を販売しているだけなのかもしれない。

しかし、先週書店に置かれたばかりの「波」を、いきなり2,000円もの高値をつけて出品する輩が、読書家であってたまるものか。どう考えても単なる転売屋だ。

そう考えると、僕は、あらためて、本当に腹立たしくなった。

今から年間定期購読を申し込んでも、次号以降の設定となるので、今号は入手できない。

あぁ、こんなことになるなら、早めに定期購読を申しこんでおくべきだったなぁ…。


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