餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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豊島区東長崎「こんぺい餃子」で、焼餃子と水餃子と…。

先日発売になった「dancyu」は、餃子好きならば、絶対に見逃せない内容となっている。

「dancyu」としては、10年ぶりとなるメイン特集だけに、掲載店も一新。

《餃子の新星》という特集タイトルにふさわしい、フレッシュな店が並んでいる。

その中の企画として、「餃子と○○がすごい店13」というものが掲載されていた。

そのうち、僕が行ったことのある店は2軒だけ。

1軒は、【焼餃子とインスピレーションが凄い店】という、世田谷区代田橋の「餃子SUNSU」

確かにここは、インスピレーションとオリジナリティが溢れる店で、訪問時、大感激したことを思い出す。

そしてもう1軒は、まだこのブログで紹介をさせていただいてなかった店。

豊島区東長崎の「こんぺい餃子」だった。

この店は、2月のランチタイムに訪れて「餃子定食」を食べたのだけれど、つまみ類も魅力的だったので、夜に再訪するつもりだった。

餃ビーや、店自慢の焼酎などを飲んでから、まとめてレビューしようと思っていたのだけれど、なかなかその機会がとれなかった。

そうこうしているうちに、「dancyu」に先を越されてしまった。ちょっと悔しいw

この店は、【焼餃子と本格焼酎がスゴい店】とのこと。

なかなかいい店だったので、再訪して、じっくり味わってから紹介させていただきたかったのだけれど、「dancyu」効果でしばらくは混雑必至だろうから、待つのが苦手な僕には辛い。

ということで、いったん「餃子定食」のレビューをさせていただこうと思う。

僕が訪れたのは、土曜日の12時頃。

ランチタイムは、土日祝のみの営業となっており、一番乗りだった。

ランチには月替わりの限定メニューがあり、この月(2月)は、ベトナム角煮だった。

これもなかなか魅力的だったが、餃子ランナーとしては、やっぱり「餃子定食」を選ぶのが必然。

野菜餃子、肉餃子各3個づつと、ミニ小鉢、スープがついた、オーソドックスな定食(800円)だ。

入店。

メインは立ち飲み(立ち食い)スタイルの店のようだが、奥には、ちょっとした座敷もある。

店主さんに訊くと、座敷を使っても良いとのことだったので、1番乗りのメリットを生かして座らせてもらうことにした。

早速餃子定食を注文。野菜餃子と肉餃子は「焼」か「水」を選べる。

お薦めは、野菜が「焼」で肉が「水」とのことだったので、その通りにした。

定食が出てくるまでの間、店の中をつらつらと眺めてみる。

座敷席からの店内風景。

焼酎自慢の店だけに、カウンターにはズラリと焼酎が並ぶ。

ちなみに、毎週水曜日(夜)は、通常の営業メニューとは異なる「焼酎BAR」営業になる。

やっぱりここは【焼餃子と本格焼酎がスゴい店】なのだ。

店のキャラクターをもとにした、オリジナルグッズも販売されている。

2021年の開業で、まだ新しい店なのだけれど、すっかりこの地に定着しているようだ。

壁に書かれていた、つまみ類とお酒類のメニュー。

やっぱり、焼酎のラインナップがスゴい。つまみ類も「クミンしいたけ」とか「かきとほうれん草の台湾オムレツ」など、凝ったものがあり、気になる。

月替わりで、変わり種餃子も用意されているようだ。(この月は高菜餃子だった。)

そうこうしているうちに…僕の注文した「餃子定食」が到着した。

野菜焼餃子、肉水餃子のコンボに、パプリカのマリネ、味噌汁。

店主の人が、「焼餃子は、自家製辣油のみで、水餃子は、黒酢醤油と辣油を合わせて食べるのがお薦め」と言われたので、それに従ってみることにした。

自家製辣油。

これには、店のこだわりがつまっているようで…。

別途販売もされていた。

ということで、僕はこの辣油をたっぷりつけて、焼餃子を味わってみた。

具は、ざくざくとした食感を残しており、薄皮のサクサク感もいい。

野菜の甘みと辣油の辛味がうまく調和して、絶妙の味わいを醸し出す。

流石は、店主お薦めの組み合わせだ。

ライスにオンもいいのだけれど、これはアルコールにも合うなぁ…と思った。

肉餃子は、全く異なる味わいで、きくらげや干し椎茸、六角の風味なども加わり、これがまた黒酢&辣油とベストマッチ。

僕は3個づつじゃ足りないよ!と思ったのだけれど、この日は、ちょっと別件もあったので、何とか我慢して再訪しようと思っていたのだ。

餃子には、さまざまなトッピングもできるようだし、麻辣湯餃子も気になる。

「dancyu」掲載で、ちょっと訪店ハードルが上がってしまったが、立ち飲みメインの店だから、1人でフラッと軽く入れるのは魅力。

是非とも近々再訪したい。

餃界騒然!「dancyu」10年ぶりの餃子大特集号が遂に発売!!

今日、3月6日発売。

餃子好きならば、絶対に見逃せない雑誌が出た。

dancyu (ダンチュウ) 2024年5月号「餃子の新星」

グルメ雑誌のパイオニアであり、王者でもある「dancyu」渾身の餃子大特集号だ。

これはもう、餃界(ギョーカイ)を揺るがす大ニュースと言っていい。

「dancyu」で、餃子のメイン特集が組まれるのは、なんと、10年ぶりになるからである。

かつては、2年おきぐらいに餃子のメイン特集が組まれており、僕はそれを本当に楽しみにしていた。

どれもこれも懐かしい。

これらの特集号をまとめて復刻した「餃子万歳」というムックも出たほど、「dancyu」と餃子特集は切っても切れない関係にあった。

2014年。最大にして最強の餃子特集号が発売される。

この《餃子の王道》特集号には、僕も参加させていただき、その誌面に名前も残っている。

だから、とりわけ感慨深い。

あれからもう、10年も経ってしまったのかぁ…。

「dancyu」では、2016年に「餃子心酔」特集、2018年には、「餃子好きが行き着くところ」特集)が組まれたが、どちらもメイン企画ではなく、第2特集にとどまっていた。

第2特集とはいえ、流石に「dancyu」だから、なかなか読み応えはあったのだけれど、やはりちょっと、寂しさを感じていたことは事実。

しかし、「dancyu」は餃界人たちを見捨ててはいなかった。

前回餃子特集から6年ぶり、メイン企画としては10年ぶりとなる今回は、まさに渾身の餃子大特集となっていたからだ。

「餃子の新星」という特集タイトル通り、登場する餃子店は、これまでの特集号では登場していない新店ばかり。

実にフレッシュで、しかも濃厚な内容になっている。

目次を見るだけで、僕は心が躍ってしまう。

調布の「吉春」は、めちゃめちゃ魅力的で、今すぐにでも行きたくなった.。(でも、しばらくは超満員だろうなぁ…。)

「餃子と○○がスゴい店13」にも、僕がまだ行ったことのない店が多数登場している。

dancyuを小脇に抱えて、掲載店のハシゴをしたくなった。

銚子電鉄に乗って日帰りの餃子旅。いいなぁ。これも是非実現させたい。

「餃スポ」と名付けられたコラム類も面白いし…。

Book in Bookのイラスト企画「餃子のタレ 味変10000本ノック」もいい。

もちろん、「dancyu」らしく、家餃子のレシピもたっぷり掲載されている。

これはもう、全餃子好き必読、餃界騒然の永久保存版だ。

雑誌という形態ゆえに、次号が発売になると入手困難になることは必至だから、買い逃すことのなきよう、ご注意を。

超オススメ。

 

有楽町駅ガード下の《中国料理 宝龍》で「塩山椒つき焼餃子」&「甘辛タレ浸し水餃子」

さまざまな飲食店が軒を連ねる、JR有楽町駅のガード下で、ひときわ昔からある町中華。

「中国料理 宝龍」を訪れた。

ずっと前からその存在は知っていて、気になってはいたのだけれど、これまで未訪問だった店だ。

間口は狭いが奥行きがある。

夜なのに回転が速く、入れ替わり立ち替わりの客たちで賑わっていた。

駅から1分という好立地ということもあり、スピーディに食事を求める客が多い印象だ。

カウンター席に座る。

ウェイターの方々は、皆、東南アジア系(?)と思われる人たちばかり。

この店は、創業50年以上を誇る町中華なのだけれど、店員の印象からはあまり老舗感を受けなかった。

メニューから「焼餃子」「水餃子」を注文することに決定。

焼餃子と水餃子はカウンターの前にも宣伝があった。店自慢メニューらしい。

まずはこれを注文。

10分程度かかるとのことなので、僕は、餃子が出てきてから、ビールを注文しようと思った。

しかし…。

注文から、ほぼノータイムで焼餃子が出てきたw

僕が訪れたのは、夕食時の繁忙時間帯なので、ある程度注文を見越して焼き置きをしていたのかもしれない。

嬉しいような悲しいような、ちょっと複雑な気分だ。

焼餃子には、一緒にこんなものが添えられていた。

餃子用塩山椒?

カウンター前のメニューにも、「特製塩で食べてみて」と書いてあったが、山椒入りの塩とは思ってなかった。

餃子に塩山椒という組み合わせは、ちょっと珍しいのではないか。

僕は、何はともあれ、これで餃ビーしようかと思ったが、水餃子の方が出てこなかった。

僕の後から入った客たちの一品料理は、次々とスピーディに提供されていたのに…。

やはり、餃子は(作り置きしてなければ)時間がかかるのかもしれない。

注文から、きっちり10分程度たった頃、ようやく水餃子が到着。

ん?何なんだこれは。

ビジュアル的に水餃子っぽくなくて、一見ワンタン風。しかも、謎のタレに浸されている。

いったいどんな味なんだろう。想像がつかない。

餃子たちの盟友。ビールとの共演。

僕は、このトリオ写真を撮るためだけに、水餃子の登場を待っていたのだw

焼餃子はちょっと冷めてしまったけれど、まぁ、もともと焼きたてじゃなかったようだし、気にしない。

ということで、まずは焼餃子から。

何もつけずに、一口噛んだ印象は「甘い」ということ。

野菜の甘みが溢れる餃子というのは結構あるが、ここまで甘い餃子は珍しい。

個人的には、ちょっと甘すぎる印象を受けて、微妙だったのだけれど…。

餃子と一緒に出てきた「塩山椒」をつけてみると、ちょっと印象が変わった。

そうか。これだけ甘いから、塩山椒をつけているのか!…と思った。

塩山椒が、具の甘さをグッと(洒落ではなく)引きしめていて、悪くない。

水餃子は、肉感が強くて、びっしりと具が詰まっている。

野菜系で具が少なかった焼餃子とは完全に別物だ。

しかし、そんな具の印象よりも、タレのインパクトが圧倒的。

たっぷり浸された甘辛のタレは、実に独特で、これは好みが分かれそうだ。

皮も独特。実に柔らかいぷるぷる系で、やっぱりこれはワンタンなんじゃないか疑惑が浮かんだ。

後で知ったのだけれど、この「水餃子」は、タレなしでの注文も可能とのこと。

個人的には…ラーメンに入れて食べるのが、一番美味しい食べ方のような気がした。

たぶん、何の違和感もない、ワンタン麺になる筈だw

【滋養強壮】「にんにくの日」限定キャンペーンまとめ【精力絶倫】

今日、2月29日は、229(ニンニク)の日。

うるう年限定の、4年に1度しかない貴重な記念日だ。

ニンニクは、餃子と深い関係にある食材。

僕は、ニンニク入り餃子をこよなく愛するランナーだから、この日を見過ごすわけにはいかない。

4年前の今日は、未明から、ニンニクを求めて走ったことを思い出す。

その日は休日だったこともあり、僕は、24km近くも走って、にんにくたっぷりラーメンと餃子を食べている。

あの頃は、若くて元気だったなぁ…。

今日は平日で普通に出勤だし、僕は手負いの状態でもあるため、残念ながら今年は、229(ニンニク)記念日ランができない。

ただ、ニンニク好きとして、せめてこの日を盛り上げていくべく、限定キャンペーンをまとめておくことにした。

ニンニク好きの方ならば、参加しておいて損はないと思う。

【餃子の王将/税込229円割引券プレゼント】

当社は、2月29日(木)「にんにくデー」として、当日のお会計金額税込500円毎に税込229円割引券を1枚プレゼント!!

 

【2月29日】にんにくデー 税込229円割引券プレゼント!! | お知らせ | 餃子の王将

今日2月29日限定で、会計金額税込500円毎に、税込229円の割引券がプレゼントされる。餃子の王将ファンには見逃せない。

500円毎に1枚提供されるので、この機会に生餃子などをまとめ買いしておくのも手だ。

ゲットした割引券は、3/1から5/31まで利用可能。

【カプリチョーザ/「トマトとニンニクのスパゲティ」半額】

2月29日はニンニクの日! | カプリチョーザ公式ホームページ

カプリチョーザでは、ディナータイム限定で、創業当時からの看板メニュー、「トマトとニンニクのスパゲティ」が半額となる。

これはお得だ。

【ピザーラ/「ガーリックミート」ピザが最大550円オフ】

4年に1度の「ニンニクの日」で『ガーリックミート』がお得!! 期間限定で最大550円引に!! | 株式会社フォーシーズのプレスリリース

ピザーラでは、「ニンニクの日」に先駆けて、先週からキャンペーンが実施されている。(3/4まで実施)

ピザーラ公式サイトでの注文限定で、ピザのサイズに応じた割引が行われ、Lサイズならば550円割引(¥4,300→¥3,750)になる。

餃子の王将やカプリチョーザに比べると、ちょっとお得度は落ちるが、ピザ好きならば見逃せないところ。

【辛麺屋 桝元/総額100万円分プレゼント】

【全店】2/29(ニンニクの日)限定開催!辛麺の日キャンペーン | 辛麺屋 桝元

宮崎県発祥のラーメン店「辛麺屋 桝元」でも、今日の来店客限定で、太っ腹なキャンペーンを開催。

全国の店舗数はそれほど多くないが、都内では板橋区大山にあるほか、なんと、今日、にんにくの日当日に、下北沢店が新規オープンする。

お店を探す | 辛麺屋 桝元

【エキュート大宮/Super Garlic Day(S・G・D)スペシャルメニュー】

Super Garlic Day|エキュート大宮|楽しいことがキュ~っと詰まっている駅、エキュート

JR大宮のエキナカ商業施設「エキュート大宮」内の飲食店では、にんにくを使用した商品が大集合する『Super Garlic Day(S・G・D)』が開催される。

この日のために開発した商品の展開や、この日だけニンニクをマシマシにした商品が登場。

ニンニク好きとしては、気になるメニューが満載だ。

【町中華】東長崎「二葉飯店」で、心安らぐ餃子定食。【1964年創業】

先週末の昼下がり。

ちょっとした所用で東長崎まで出かけた。

「長崎」と言っても、長崎県に行ったわけではない。

その場所は、東京都の豊島区。西武池袋線で池袋から2つめの駅だ。

所用を済ませて、駅の周りをぶらぶら歩いていると、この店を発見。

店の看板(右)に「町中華」と書いてあるのが、興味深かった。

確かに、《町中華》らしい佇まいではあるのだけれど、自ら《町中華》と名乗る店は珍しいのではないか。

ちょっと気になって、Webで調べてみると、2年半前「町中華で飲ろうぜ」に登場した店のようだった。

番組HPに掲載されている外観写真の看板には、「町中華」の表記はなかったので、どうやら、この番組の放映後、《町中華》を名乗ることに決めた(?)ようだ。

僕は、この回の番組を見逃していたが、HPによると、玉ちゃんがこの店を訪れ、餃子で一杯やっていることがわかった。

自家製のモチモチの皮と、ニラが多めの「餃子」はいくつ食べても飽きがこない味。

僕は常々、《餃子は皮が命》だと思っているし、ニラ好きなので、大いに気になった。

こんなことを書かれては、試さずにはいられない。

入口の見本ディスプレイは、結構年季が入っていた。

それもその筈、この店は、1964年(昭和39年)創業の、歴史ある町中華だったのだ。

僕は、開店直後に入店し、やおらカウンターに座る。

店内も、レトロな雰囲気が漂っていた。

石油ストーブとヤカンのセットや、ダイヤル式チューナーのラジオなどが、昭和の香りを伝えてくれている。

そんな雰囲気が好まれるのか、テレビ番組のロケ地にもなっていた。

なんと、「相棒」に登場しているようで、水谷豊の写真が飾られていた。

餃子は、《自家特製》とのことで、期待。

折角「町中華で飲ろうぜ」紹介の店に入ったのだから、僕も、もちろん町中華で飲りたかった。いつものように餃ビーしたかった。

しかしこの日は、夕方から別の所用があったため、飲むわけに行かず、断念。

ということで、餃子のお供はどうしようか、少し迷った。

店の壁に《おすすめ品》として書かれていた「餃子、ラーメンセット」700円に、一瞬心を惹かれたが…。

結局、カウンターのメニューに書かれていた、餃子定食を注文することにした。

これも、その価格は600円なので、結構リーズナブルだ。

10分ぐらいすると、それは、僕の目の前に登場した。

ご飯、味噌汁、漬物、そして餃子。

至ってシンプルなセットだが、600円ならこれで十分お得だと思う。

餃子のビジュアルは、あまり手作りらしさが感じられず、期待ほどではなかったけれど…。

囓ってみると、玉ちゃんの言うとおり、ニラがしっかり効いていて、悪くない。

期待していた皮の《もちもち感》はあまりなく、ちょっと残念だったが、手作りならではの味わいは感じた。

下味はそんなについていないので、シンプルに、辣油入りの酢醤油で食べるのがいい。

白いご飯にバウンドさせながら食べると、なんだか、気分がほっこりした。

心安らぐ餃子定食だ。

餃子が旨い。+αが凄い。南阿佐ヶ谷「えのけんラーメン」の手づくり餃子定食で、心もお腹も満たされた昼下がり。

営団丸の内線「南阿佐ヶ谷」駅から、徒歩数分。

青梅街道沿いに、その店はある。

店の名は「えのけんラーメン」。

ちょっと軽い感じの店名で、チェーン店のようなイメージさえあるけれど、実際は大きく異なる。

この店は、昭和45年創業の歴史ある店なのである。

入口の看板には「ラーメン、ギョーザのうまい店」と書かれており、「絶品」という文言まで加わっている。

これは期待できそうだ。

入店。

注文は食券制。

トッピングの種類がたくさんあるラーメン店ではよくあるケース。

全メニューのうち、3種類が、とりわけ強力にプッシュされていた。

みそラーメン、餃子定食、そしてスタミナ丼だ。

この店は、おつまみメニューもたくさんあったので、おつまみと一緒に餃ビーというのも魅力的。

しかし、この日僕はちょっと所用があって飲めなかったので、餃子定食を選択。

950円という価格は、餃子定食にしてはちょっと高いような気がしたのだけれど、それは大きな誤解だったことを後で知る。

券売機の後ろの壁には、六代目三遊亭圓生のサインが飾られていた。

落語好きなら知らない人はいない、昭和の大名人だ。

僕は、学生時代に落研だったから、もちろん圓生の落語はよく聞いたし、その巧さに痺れたことを思い出す。

そんな凄い名人のサインが、地元のお客さん(?)による色紙や手紙に挟まれて飾ってあるのが、何だかちょっと興味深かった。

店は結構奥行きがあって、カウンター10席と、テーブル席2つ。

僕は11時の開店直後に入店したので、まだ空いていた。

11時の開店から、翌深夜1時までの通し営業なのだから凄い。

その営業形態で昭和45年から続いていると言うことは、相当な繁盛店なのだと思う。

これは大いに期待できそうだ。(実際、僕が食べている間に、どんどん席は埋まっていった。)

僕は、やおらカウンターの奥に座る。

カウンターから入口を眺めたところ。

食券制のラーメン屋となると、殺伐とした雰囲気になっている店もあるのだけれど、この店は、接客も良くて、とても温かい印象を受けた。

その印象は、料理が出てくると、さらに強まることとなる。

漫画の本棚と雑誌、新聞ラック。

こういったものを置いている店はよくあるが、個人的に気になったのは、本棚の上に載っていたモノ。

なんと、iPod nanoではないか。懐かしい。

どうやらこれで店内の音楽を流しているようだ。なんだかいい感じ。

待つこと10分程度だろうか。

僕の目の前に、それらが登場した。

餃子定食プラスα だ。

メニュー名は単なる《餃子定食》なのだけれど、そんなシンプルなネーミングじゃ勿体ないぐらい、豪華な布陣だった。

看板メニューの餃子は、もちろん手作りで、そのひとつひとつがビッグサイズ。

1人前6個が、実に雑然と盛り付けられている。

裏返しになっていたり、立っていたり、まともに並べようという意思が感じられない。

でも、それが逆に魅力的。

手作りならではの、ワイルドに生きている餃子、という気がするからだ。

そんな餃子の隣には…。

自家製のチャーシューとナムルが添えられている。

これだけで十分おつまみになりそうだ。

この他に、別途漬物の小皿もある。

熱々の味噌汁つき。

しかも…。

玉子とわかめがたっぷり入った、具だくさんの味噌汁だ。

ラーメン店で、ここまで本格的な味噌汁が出てくるなんて。ちょっと感動。

まだある。

なんと、カレーまでついてくるのだ。

ごはんに《ちょいかけ》できるぐらいの程度の量しかないけれど、メインのおかずではないのだから、これぐらいがちょうどいい。

餃子に飽きたらカレーもね♪という感じで食べられるからだ。(僕は飽きることなんてないけどw)

カレーには、角切りのジャガイモやにんじんが入っている。

肉こそ入っていなかったが、サイドメニューにして、その存在感は十分示していると思う。

メインである餃子の味もいい。

大きくて、もちもち、カリカリの皮。たっぷりの具。

肉と野菜のバランスもとれている。

実に食べ応えがある本格餃子だ。

餃子と一緒に、手作りの味噌だれが添えられてきた。

そして、これがまた実に良かった。

餃子自体は、それほど下味がついておらず、シンプルなので、甘い味噌だれの味を受け止めている。

いやぁ。お腹いっぱい。

+αが凄すぎる上に、メインの餃子も旨いのだから文句なし。

店の雰囲気も、気取りがなくて最高。

心もお腹もいっぱいになる、実に素敵な餃子定食を味わうことができ、僕は、ちょっと感動してしまった。

他の常連客が注文していた、具だくさんの味噌ラーメンや、スタミナ丼も気になるので、ここは、是非またお腹を空かせて再訪したい。

帰路。

あまりにお腹が膨れたので、帰りはJRの阿佐ヶ谷駅まで歩くことにした。

駅までは、阿佐ヶ谷パールセンター(商店街)が繋がっていて、200軒以上もの店が並んでいるから、700mの道のりも全く飽きない。

腹ごなしのぶらり歩きも実に楽しかった。

阿佐ヶ谷は実に素敵な町だ。

十条の「やきとり神ちゃん」で、ホッピー、焼き鳥、そして餃子。

埼京線の十条駅南口から、十条銀座方面へ向かって伸びる狭い道。

そんなホーム裏の道沿いに、その店はさりげなく存在している。

十条銀座の華やかさとは一線を画す店だ。

店の名は、「やきとり 神ちゃん」

お世辞にも綺麗な店構えとは言えず、店内の様子もわからないため、初見ではなかなかハードルの高い店だ。

おそらく、勝手知ったる常連で賑わう店なのだろなぁと思いつつ、僕はその店の前を通り過ぎようとした。

…が、思わず立ち止まってしまった。

入口にベタベタ貼り出された手書きメニューの中に、見過ごせない内容が書かれていたからだ。

ん?と思って凝視すると…。

カミやん手作り餃子!

しかも、うまい。と書かれている。

メニューの記載場所も、看板メニューである筈の「焼きとりセット」と同格。

いや、「うまい」がついている分、むしろ、焼きとりよりも力が入っているのではないか。

いやはや、これは見逃せないぞ。

こういった店をスルーしてしまったら、餃子ランナーの名がすたると思った。(たいした名じゃないけどw)

ただ、この日の僕は、16ヶ月ぶりに受けた激痛鍼の施術後で、町中華気分になっていたため、とりあえずいったんは見送ることにして、こちらの店へ。

ここは、いかにも「昭和の町中華」といった感じで、いい店だったのだけれど、餃ビーしている間、僕は、「カミやん手作り餃子」が気になって仕方なくなった。

ということで…。

僕は、後ろ髪を引かれながら、ビール1本&餃子1皿で切り上げて、十条駅南口方面へ。

再び「やきとり神ちゃん」まで辿り着き、勇気をもって扉を開いた。

店内は、カウンターのみ10席程度。

ちょうど良いことに、先客は1人だけで、店は空いていた。僕は、奥の席に座る。

カウンター前のメニューでも…。

トイレ前のメニューでも、餃子は「手作り」「うまい」と強力プッシュされていた。

店の入口には、「カミやん」と書いてあったのだけれど、店内表示は、「カミちゃん餃子」となっていた。

この店の店名は「やきとり 神(かみ)ちゃん」だから、「カミちゃん餃子」が正しいのだろう。

まぁ、いずれにしても、相当に力が入ったメニューであることは間違いない。

僕は、大いに期待して餃子を注文。

店主から「飲み物は何か」と聞かれたので、ホッピーを頼んだ。

ここが町中華の店であればビール一択なのだけれど、焼き鳥屋だと、なんだかホッピーが合うような気がしたからだ。

そして、ついでに(?)焼き鳥も注文することにした。

焼き鳥はセット注文がお得になっているようだが、僕は、内臓系の部位が全く食べられないため、単品で、鳥ももねぎ串とニンニク串を注文した。

ふと振り返ると、店の壁には、常連さんと思われる人たちの写真がズラリ。

初めて入った店が、そういった常連さんで賑わっていたりすると、疎外感を覚える懸念もあったため、この日は運が良かったのかもしれない。

ホッピーをジョッキに注ぎながら、つらつらと店内を眺めていると、焼き鳥が登場。

「タレ」でも「塩」でもなく、味噌だれで食べるようだ。

ニンニク串は、ちょっと焦げ気味な気がするけれど、まぁ、僕にとって、焼き鳥はあくまで「餃子のおまけ」なので、細かいことは気にしないことにした。

僕の目の前では、店主が、丁寧に僕の餃子を焼いてくれている。

焼き鳥屋のカウンターで、手作り餃子が焼き上がるのを見ているのは、なかなか楽しい。

そして。

カミちゃん餃子、登場!

見栄えはちょっといまいちな感じだけれど、手造り感のある餃子だ。

焼き鳥、ホッピーと、焼餃子の共演。

町中華の店では、なかなかないビジュアル*1。なんだかいい。

僕は、この写真をとるために、餃子が焼き上がるまで、焼き鳥を食べずに我慢したのだw

餃子は、薄皮がほろほろで、皮がざくざく。

僕の好きなタイプの餃子で、実に美味しかった。

流石、店の自慢料理と謳うだけのことはある。

カミちゃん餃子のネーミングはダテじゃない。

下味はそんなについていないので、普通に酢醤油があう餃子だ。

僕は、この日2軒目で、そろそろお腹も満たされてきたが、この店では、もうひとつ気になる気になるメニューがあったので、それも注文。

もうひとつ、店の自慢料理らしい「鉄板玉子焼き」だ。

先客の女性が注文し、とても美味しいと言っていたので、玉子好きとしては見逃せなかったのである。

そんな鉄板玉子焼きは、ビジュアルも素敵だった。

桜エビとネギが入っていて、ちょっぴり甘く香ばしい味。

これで360円はかなりお得だと思う。

店の奥にはこんな掛け軸もあって、歴史を感じさせた。

マスターに伺うと、今年で創業28周年を迎えるとのこと。

ただ…。

十条駅前の再開発に伴い、撤退を余儀なくされているようで、なんと、今年いっぱいで閉店予定らしい。

折角、十条でいい店を見つけたと思ったのに、ちょっとショックだ。

僕は、この店の餃子がとても気に入ったし、他にもいくつか気になるメニューがあるので、閉店前にまた是非訪れたい。

*1:大陸系の「なんでもあり町中華」では、焼き鳥やホッピーを扱っていることもあるけど…。

「天津@十条」で、とろとろジューシー餃子とビール。

埼京線十条駅。

その北口を出るとすぐ、激安&食べ歩き商店街の十条銀座がある。

そしてその十条銀座の中には、激痛鍼でお馴染み(?)の内田治療院がある。

僕は、つい先日、久しぶりにこの治療院の洗礼を受けた。

ここで鍼施術を受けた後、僕は、鍼の痛みを癒やすため(という理由付けで)餃ビーをすることにしている。

これまでは、十条駅北口界隈でいくつかの町中華を訪れた。

手のし餃子の町中華「王華」は、駅前の再開発でなくなってしまったし、とっても昭和な町中華「三龍亭」も、令和になって姿を消した。

十条銀座内には、大陸系の中華料理店はいくつもあったが、先日の施術後は、町中華気分になっていたため、僕は、南口方面へ向かうことにした。

十条は、華やかな北口側とは対照的に、南口側は、ぐっと商店が少なくなる。

そんな南口から、徒歩数分。

都道455号(本郷赤羽線)沿いにその店はある。

店の名は、天津。

赤暖簾、赤看板、見本つきのショウウインドウ。

いかにも、昔ながらの町中華という風情を醸し出している。

以前から気になっていた店だったのだけれど、今回、ようやく初訪問。

店内は、カウンター席と、2人がけのテーブル席が3つ。

おひとりさんでもゆったりできそうな店だ。

僕が入店したのは、まだピーク前と思われる17時台だったこともあり、先客は1人だけ。

テレビでは、大相撲中継が流れていた。なんだか、のどかな気分になる。

まず、何はともあれ、激痛鍼の痛みを癒やすため、ビールを注文。

ビールは650円だったので、それほど安くはなかったけれど…。

大瓶の633だったし、味付きチャーシュー付きのキャベツが、おつまみとしてついてきたので、悪くない。

一品料理からは、もちろん餃子をチョイス。

僕は、餃ビーする際、基本的に麺類やご飯類を食べない。

だから、そういったメニューは、アウトオブ眼中(死語か?w)だったのだけれど、一品料理をもうひとつ注文しようか、ちょっと迷った。

しかし僕は、この後、もう1軒ハシゴするつもりだったので、なんとか我慢。

餃子だけに絞ることとした。

待つこと10分程度だろうか。

餃子が出てきた!

こんがりといい色に、ぷっくりと焼けた餃子。これで400円なら悪くない。

囓ってみると、ちょっと驚いた。

想像以上に「とろとろ」だったからだ。

僕は、基本的に、野菜ザクザク系の餃子が大好きなので、具が刻まれすぎているものは、ちょっと好みから外れる。

しかし、ここまでとろとろでクリーミーに振り切れている餃子は、これまであまり食べたことがなかったので、ちょっと新鮮だった。

ごま油とニンニクの風味が良いし、肉の甘みも感じられて実にジューシー。

いやぁこれは、ビールが進む餃子だぞ。

下味はそんなに強くないので、オーソドックスな酢醤油が合う。

僕は、至福の気分に至りながら、とろとろジューシー餃子とビールのコンビに酔った。

本当は、このコンビを「おかわり」したい気分だったのだけれど、この日は、もう1軒どうしても行きたい店があったので、断念。

ただ、十条界隈では貴重な町中華の店なので、激痛鍼の帰りに、また訪れてみようと思う。

所沢「餃(kou)」のこだわり手づくり餃子に感動したーっ。

西武新宿線「新所沢」駅を下りて、徒歩数分。

僕が目指した店の名前は、とてもシンプルだった。

「餃(kou)」だ。

「餃」という漢字は、「餃子」という単語以外では使われることがないため、「餃」だけでも、餃子を表していることは明白。

ただ僕は、「餃」という漢字が《コウ》と読むことを知らなかったので、最初は「ギョウコウ」という店だと思ってしまったのは内緒だw

僕は、年始のランチタイムに訪れた為、店の入口には、注連飾りと、ランチの画像が掲示されていた。

入店。

洒落た雰囲気の廊下を歩いていくと、その奥に、テーブル席がいくつかと、カウンター席があった。

開店直後ということもあり、まだ、店は空いていた。

僕は、2人用のテーブル席に座り、カウンター方面を眺めてみる。

カウンターの上には、看板料理である餃子メニューが並んでいた。心が躍る。

店内には、有名人たちの色紙もあった。

スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーによる、トトロのイラストつきサイン色紙が、ひときわ目を惹く。

かなり力の入った色紙だったので、鈴木敏夫さんは、かなりこの店が気に入ったんじゃないかなぁ…などと思いつつ、僕は、テーブル上に視線を移した。

メニューは、フォトアルバムのような形になっていて、洒落ている。

ページを開くと、「餃kouの自信」として、餃子へのこだわりが書かれている。

《手作りにこだわったレンコン入りでシャキシャキの餡》

いやぁ、もう、これだけで僕はもうたまらなくなってきた。

僕は、レンコンがとにかく大好きだからだ。

それが餃子の具に入っていると言うだけでワクワクする。

テーブル上には、お得なランチメニューの案内も用意されていたが、それより僕は、このセットの方に大きな魅力を感じた。

餃子6個に、小鉢とビール(サワー)がついた、おつかれセット。

こういうセットは、ディナータイムのみになっている店もあるのだけれど、ここは、昼から注文できるという。最高だ。

セットについてくる餃子は、「ノーマル(れんこん)」と「はたけの里芋」餃子のどちらかを選べるとのこと。

僕は「ノーマル」を指定し、「はたけの里芋」餃子はオプションで追加することにした。

さらに、餡の量が通常の倍となっているという「プレミア餃子」も注文。

ひとまず、お店自慢の3種餃子で餃ビーして、僕の胃に余力があれば、追加注文しようという計画だ。

おつかれセットについてくる小鉢は日替わりで、3種類の中から選ぶことができるとのこと。

その種類は、店主のレイコさんが、直接席まで持ってきて説明してくださった。

どれもこれも魅力的だったが、僕はやっぱりレンコンが好きなので、レンコンきんぴらを選択。

それは、生ビールと一緒に運ばれてきた。

昼から飲むビールは最高。

レンコンは、歯ごたえも味付けも抜群。僕は、その後で出てくるレンコン餃子への期待が大いに高まった。

餃子が焼き上がるのを待っている間…。

レイコさんが、煮物を持ってきてくださった。

なんと、サービスとのこと。

地元の所沢野菜たちが、丁寧に煮込まれていて、実に味わい深い逸品だ。

僕は、ちょっと感動してしまった。

待望の餃子たちは、3種類まとめて登場。

いやはや、心躍る。

レギュラー餃子。

うん、やっぱり「れんこん」の食感がいい!

ガツンと効いたニンニクがこれまたいい!

青森県産のニンニクを使っており、とにかくパンチが効いている。

ニンニクは《あり/なし》が選べるのだけれど、ニンニクなしの方は生姜が入っているとのこと。

僕は生姜も好きなので、今度はそれも食べてみたくなった。

はたけの里芋餃子。

その具には、地元所沢で採れた、里芋、ニンジン、長ネギ、小松菜がたっぷり入っている。

いやぁ、里芋のねっとりした感じがたまらない。

小松菜を練り込んであるという、緑色の皮も美しい。

レンコン餃子同様、素材の旨みを十分に引き出して、丁寧に作られた餃子だなぁという印象。

そして。

プレミアム餃子が最高!

だった。

ノーマル餃子の2倍入っている餡には、シャキシャキレンコンがたっぷり詰め込まれていて、抜群の食感。

国産肉の旨みも溢れているので、そのままでも十分美味しいが、何かをつけるなら、シンプルな酢胡椒が合う。

プレミアム餃子は、通常、一度冷凍したものを焼くとのことなのだけれど、この日は、月に何回かしか提供されないという「生餃子」の日だった。

それだけに、皮の美味しさも際立っていた気がする。

あまりに美味しかったので、瓶ビールを追加注文。

この日は午後から別件の予定もあったので、ビールは控えめにする予定だったのだけれど…こんな餃子に出会ってしまったら、ビールなしではいられないw

昼から至福の餃ビータイム。いやぁ、ホントに最高だ。

小鉢、煮物、3種の餃子とビールで、僕のお腹は結構膨れてきたのだけれど…。

壁には、魅力的なメニューが掲げられていて、どれもこれも食べたくなった。

僕は大いに迷ったが、その中から、レイコさんが推薦してくださった「ヘルシー大葉大根」をチョイス。

レンコンが練り込まれたつくねを、大葉や大根で挟んで焼き上げた、その名の通り、ヘルシーな逸品だ。

これもまた、野菜の旨み、素材の魅力を十分に引き出した逸品。

この店は、きっと何でも美味しいのだろうと僕は確信した。

レイコさんは、僕が食べ終わった後、なんと入口まで見送ってくださった。

大感激。

手包みのこだわり餃子たちも、店の雰囲気も最高で、とにかく居心地のいい店。

餃子仲間を誘って、ここは絶対にまた訪れるつもりだ。

【超難問】「餃」の音読み/訓読みは…?

この漢字の読み方が一発でわかった人は、漢字博士だ。

餃 | 漢字一字 | 漢字ペディア

これは、漢検1級レベルの超難読漢字だからである。

僕は、かなりの漢字好きで、一応、漢検準1級の資格を持っている(昨年取得)のだけれど、恥ずかしながら、つい最近まで「音読み」も「訓読み」も全く知らなかった。

「訓読み」はともかくとして、「音読み」は簡単じゃないか!と、思われるかもしれない。

しかし、そう思った人はきっと間違っているw

この漢字の音読みは、「ギョウ」…ではない!からだ。

何を言ってるんだ、餃子のギョウだろ。小学生だって知ってる、などというツッコミが入るかもしれない。

仮にも餃子ランナーの癖に、何を言っているのか、と。

しかし、それはトラップなのである。

この漢字の「音読み」は「コウ」であり、単体で「ギョウ」とは読まないのだ。

ではなぜ、「餃子」が「ギョウザ」と読むのか。

その理由は、「餃子」の由来に基づくと言われている。

「餃子」は、中国語で「チャオズ」「シャオツ」などと読まれるのだけれど、餃子の発祥地と言われる山東省の発音では「ギァオヅ」となる。

だから、「餃子」が日本に伝わってきた時、「ギァオヅ」が「ギョウザ」と呼ばれるようになったようだ。

よく考えてみると、「子」という漢字にも《ザ》などという音読みは存在しないので、これは、完全な《当て字》ということになる。

いやぁ、知らなかった。驚いた。

この漢字は、つくりの部分が「交」だから、音読みが「コウ」となるのは自然。

しかし「ギョウザのギョウ」だろうという先入観が邪魔をして、音読みの正解を出すのは、意外に難しいんじゃないかと思う。

もっと驚いたのは、この漢字の「訓読み」だ。

なんと「あめ」と読むのである。

しかも、その意味は、そのものズバリ「飴」のこと。

すなわち…。

だということになるのだ!

餃子の餃に、飴という意味があるとは思わなかったなぁ…。

ならば、ギョウザ味のキャンディが発売されたら面白いかも知れない。

僕は買わないけどw

漢検 1級 分野別 精選演習

漢検 1級 分野別 精選演習

  • 日本漢字能力検定協会
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町屋の「餃子は一龍」で《たつ年》の餃子初め!…天敵の納豆に泣く。

先週末。松の内。

僕は、会社帰りに、以前からの宿題だった店を訪れた。

荒川区の町屋にある老舗中華料理店。

「餃子は一龍」だ。

今年は、たつ(辰)年だから、その新年を祝うには、もってこいの店と言える。

外観はとても新しくて綺麗だが、これは、一昨年に、近隣から移転してオープンした店であるため。

その歴史はとても古く…。

昭和二十二年創業の、由緒ある町中華なのだ。

店舗の入口では、焼きたての持ち帰り餃子や生餃子の販売コーナーもあり、地元に根づいた店であることがわかる。

しかし、老舗にありがちな、とっつきにくさや入りにくさは皆無。

イラスト付きの「一」君が、新年のご挨拶をしてくれて、なんだかほっこりする。

ドアの横には、「店内居酒屋風です。気軽にどうぞ(^^)」というメッセージも掲げられていたので、気軽に入店。

店内は、手前にカウンターと奥にテーブル席。

カウンター席は空いていたが、店の奥は、常連と思われる方々で賑わっていた。

店内でも、一龍君からあらためて新年のご挨拶。心が和む。

それだけじゃない。

僕が席に座るや、厨房にいたマスターも女将さんから「今年もどうぞよろしくお願いします」という声をかけられた。

初めて訪れた客に対しても、気分が良い対応で、素晴らしい。

だからこそ、昭和二十二年から今に至るまで続いてきた店なんだろうなぁと思った。

まず、何はともあれ喉を潤そうと、メニューを眺めたところ、ビールは、大瓶で825円。ちょっと高めだ。

つまみ類もそこそこ値段が張っていたので、僕はちょっと迷った。

注文を取りに来たお姉さん(も愛想が良く最高の接客だった)に、「餃子の前に、ちょっとした野菜が食べたいんですけど…」と告げると…。

「お通しがつきますので、注文しなくても大丈夫です。」と、笑顔で答えられた。

その言葉を信じて待つ。

お通しは、別途料金がかかっていたが、2種類も出てきて、それなりに食べ応えがあった。

これならば、餃子が出てくるまでのアテとしては十分以上だ。

餃子は、名物の「びっくり餃子」と「ミックス餃子」の選択で迷った。

結構大ぶりの餃子だという情報を得ていたから、両方食べきるのは困難。

以前は、各種の餃子を単品注文できたようだが、今は、ミックスセットのみになっているようなので、ちょっと悩ましかった。

初めての訪問ならば、「名物びっくり餃子」を注文するのが無難だろう。

しかし僕は、折角だからいろいろ種類を食べたいと思った。

「ミックス餃子」は、名物びっくり餃子も含む7種類の餃子が食べられるので、色々食べたいならこれ一択と言えるのだけれど…個人的に、大きな難点があった。

7種具材の中に、僕の天敵と言える「納豆」が含まれていたからだ。

僕は、基本的にネバネバした食べ物が苦手で、とろろ、オクラ、モロヘイヤ、なめこなどの食材を避けている。

とりわけ納豆は、その臭いも含めて、最大の難敵。

僕の「天敵」と言える存在だったからだ。

納豆の原料となる大豆は嫌いではなく、臭いと粘り気さえなければ、むしろ好きな食材。

JALの機内で出てくる、乾いたおつまみの《ドライ納豆》などは食べられるのだ。

納豆と言っても、餃子の具材に含まれているのであれば、臭いや粘りも緩和されているかもしれない、折角の新年でもあるし、チャレンジしてみよう!

と思い、僕は大いに葛藤した結果、ミックス餃子を注文することにした。

待つこと10分程度だろうか。

満を持してそれが登場。想像以上に大ぶりで、食べ応えがありそうな餃子だ。

給仕のお姉さんは、餃子と一緒にハサミを持参。

「切りますか?」と言うので、切ってもらうことにした。

さまざまな種類を含む餃子を注文した場合、外見だけだと中身が判らなくて困る場合が多い。

このミックス餃子でも、尻尾が飛び出ている「海老」以外は、外見上の区別は難しい。

しかし、こうやって真ん中で切ってくれれば、その悩みは解消される。

とてもありがたいサービスだ。

綺麗に切断されたジャンボ餃子たちとビール。

さぁ、たつ年にふさわしい一龍餃子を堪能しよう!

と思い、僕はひとつひとつじっくり具材を確かめながら、食べ進めていくことにした。

定番の「名物びっくり餃子」は、流石の美味しさ。野菜の食感をしっかり残して、実に食べ応えがある。

他の餃子たちも、そのタネをベースにして、「しそ」「イカ」「明太子」「梅」などが、それぞれ個性を主張している。悪くない。

海老も、小ぶりなものではあったが、丸ごと1本が入っていて、満足。

どの餃子も、ベースとなる皮のカリカリ感がズバ抜けて素晴らしく、《焼きの技術》を感じた。

流石、昭和二十二年から続く伝統はダテじゃない!

と、ここまではいい気分で食べ進めていたのだけれど…。

最後に残した1種類の餃子を囓った時、そんな上気分は吹っ飛んでしまった。

納豆!

のインパクトが、あまりに強烈すぎたからだ。

納豆は、その臭いも粘り気もしっかり残しており、ちょっと囓っただけで、口の中がパニックになってしまったほど。

僕の天敵は、そのパワーを十分に残したまま、僕の身体じゅうに悪寒を及ぼした。

最悪だ。

僕は、ミックス餃子を注文したことについて大いに後悔した。

しかし、今更あとには引けない。

僕は、自分で注文した料理は残さないことを信条としており、特に、餃子を残すなんてもっての他なので、食べきる必要があった。

ということで…。

タレをたっぷりつけ、何とかビールで流し込んだが、本当につらかった。

新年早々、なんでこんな苦しい思いをしなければいけないんだ。泣けてくる。

納豆餃子を除けば、全体的にはいい店だったと思うのだけれど、そんな気分が吹っ飛んでしまうほど、天敵のパワーは強烈だった。

教訓。

どんなに餃子が好きだろうと、具材に天敵が入っているのならば、注文を避けること。

今後は絶対にこの轍を踏まないよう、気をつけて生きていきたい。

【2023】餃子ランナーは電子機器の夢を見たか?【REVIEW】

気がつけば、もう、大晦日。

ついこの間2023年になったばかりだと思っていたのに、もう、最終日に突入だ。

月日の経つのは本当に速い。速すぎる。

このブログは、一応、1日も欠かさず更新を続けてはきたけれど、僕はいったい、どんなことを書いてきたのだろう。

果たして、ブログタイトルに合った活動ができていただろうか。

今回は、ブログの主要テーマである「餃子」「ラン」「電子機器」の3部門について、ごく簡単に振り返ってみることにしたい。

【餃子系】

2023年に、僕が初めて訪問した店は25軒。

それらの店は、全て、このブログで取り上げているが、年末企画としてベスト10を決定し、とりまとめのエントリーを書いた。

上位の店には、また今後も訪れてみようかと思っているが、引き続き、新規店開拓もしていく予定。

来年は、もう少し餃活の幅も量も広げていきたい。

餃子を食べながら走る「餃子ラン」「餃子マラニック」も復活させたいなぁ…。

今年の2月には、僕が日本一の餃子だと確信している「東亭」が、創業50周年を迎えたことも、大きなトピックス。

50周年の記念日は、ちょうど店舗営業日だった*1ので、僕は、休暇をとって駆けつけた。

毎日行列となる超人気店だけれど、冷たい雨が降りしきる日だったことが幸いし、一番乗り。

マスターに、直接お祝いを渡すことができたし、50周年記念グッズもいただいて、本当に嬉しかったことを思い出す。

東亭の餃子は、今年「も」僕の主食だったし、これからの僕の人生においても、欠かせない店だ。

【ラン系】

僕のランナー人生で、最悪の1年だった。

年間のランニング距離は、1,140kmにとどまり、過去最低だ。

年明けから腰痛に苦しみ、夏場に向けてようやく回復したものの、8月の北海道マラソン直前に、突然、また腰が痛み出した。

僕は大いに迷ったが、結局強行出場し、痛みをこらえて何とか完走。

しかし、そのツケは大きく、レース翌日から七転八倒状態に。

結局…。

全治3ヶ月の骨折と判明。

その後は、6万円以上もしたオーダーメイドコルセットを装着し、不自由な生活を余儀なくされた。

12月に入り、ようやく、コルセットなしで、のんびり走り始められるようになった…と思っていたら、なんと年末にきて、今度は座骨が痛み出す始末。

僕はもう、身体じゅうにガタがきているのかもしれないなぁ…。

このままでは、もう、餃子「ランナー」などと名乗れなくなってしまう。

来年は復活の年にしたいとは思っているが、年齢的に後がないのも事実。

慎重にケアしながら、無理せず、今度こそ「本当の」回復を目指したい。

今年のラン状況については、書きたいことがいろいろあるので、あらためて、別途のエントリーでまとめる予定だ。

【電子機器系】

電子機器系…ガジェット系のエントリーも、今年は全く振るわなかった。

新しいスマホもタブレットも、全く購入していないのだ。

それどころか、PCやスマホ関連ガジェットさえも、まるで買っていない。

なにしろ、今年購入したガジェットで、一番高価なものは…。

MATECHのモバイルバッテリ&AC充電器(約1万円)だというのだから、自分でも驚いたw

僕が今年購入したガジェットは、まだブログでレビューできていない小物を含めても、両手の指で収まる程度。

いやはや情けない。

物欲を刺激されたアイテムは多々あったのだけれど、試行錯誤したあげく、「別になくても困らない」ということで、購入を見送ってばかりいた。

かつてiPhoneが日本に上陸する前、スマホ黎明期の時代は、毎月のように、新しいスマホを(海外からの輸入も含めて)買いまくっていたのになぁ…。

ある意味、今の方が「健全」とは言えるのだけれど、夢がない。

現状の僕は、諸般の事情で、以前よりもお金を使えない(貧しい)状況にあるから、来年も、厳しい生活は続くだろう。

しかしそれでも何とか、「電子機器の夢」だけは追いかけ続けて行きたい。

来年のREVIEWでは、夢に溢れた報告ができるよう、願うばかりだ。

*1:東亭は、現在、火曜と金曜のみ営業。

お年玉つき「餃子おせち」?!に吃驚仰天。【今日から予約開始!】

まもなく2024年。もう幾つ寝るとお正月だ。

お正月には「おせち料理」を食べるという家庭も多いだろう。

多種多彩な具材に彩られた「おせち料理」の重箱は、新年の華やかさにふさわしい。

…が、僕は、子供の頃から今に至るまで、おせち料理を食べたことがない。

我が家には無縁の料理だったのである。

今や僕は、完全に餃子が主食となってしまったので、今後も一生、おせち料理を食べることなどないだろうなぁ…と思っていた。

しかし、こんなおせち料理があるなら話は別だ。

今年も販売決定!お年玉付き「餃子おせち」は、28日予約スタート♪|宇都宮餃子会公式サイト|餃子の街 宇都宮でおいしい餃子を食べ歩こう。

餃子おせち。

35種類の焼餃子に加え、餃子像もなかや餃子パイなどがセットになった、宇都宮餃子会渾身の逸品だ。

お年玉として、餃子食べ歩き券(500円分)もついてくるとのこと。

いやはや、餃子好きにはたまらない料理なのだけれど、ツッコミどころもいろいろある。

おせち料理は、保存の利く食材がベースである筈なのだけれど、焼餃子はどうなんだ?とか。

35種類の餃子とは言っても、見た目は全部一緒、とか。

ただ、まぁ、細かいことは言うまい。(言ってるのは僕だけどw)

めでたい料理なんだから、それでいいじゃないか。

もしも、新年餃子パーティーなどがあれば、これで盛り上がることは請け合いだろう。

販売価格は4,000円で、今日(12/28)から予約開始。

僕は、俄然食べたくなったが、それには大きな壁があった。

予約した商品は、宇都宮にある「来らっせ」店頭での受け取りとなっているからだ。

12/30からは、Uber Eatsなどのデリバリーサービスでも注文を受けつけるようだけれど、宇都宮から東京まで配達してくれるわけがないので、これも無理。

あぁ、近所に住んでいればなぁ…。

宇都宮の人が羨ましい。

この餃子がすごい!【2023年餃子ランナー初訪問店版w】

昨日のエントリーで、僕は、今年初めて訪問した餃子店*1のリストを掲載させていただいた。

その中で、特にお薦めの10軒について、大好きな「このミステリーがすごい!」にならって、ランキング形式で紹介させていただく。

昨日のエントリーでも書いたのだけれど、2023年版と言っても、今年の新規店でも何でもなく、単に、僕が今年初めて訪れただけ。

だから、いったい何の意味が…と思われるかもしれないが、まぁ、でも、お薦めの店であることは間違いないので、何らかの参考になれば嬉しい。

【第10位】小田急線・渋沢「橙」

足柄峠走の帰りに、餃子が堪能できる店については、以前、こんなエントリーでまとめさせていただいたことがある。

その後僕は、足形峠からしばらく遠ざかっていたこともあり、新規店開拓も進まなかった。

しかし、今年は久しぶりに峠走を行い、その帰り道でこの店に出会った。

【アフター足柄峠走】「中華料理 橙@渋沢」の肉ニラ餃子で、昼呑みの至福。【ボリューム満点】 

この店は、小田急線の渋沢駅を下りてすぐの場所にある。

渋沢駅は、新松田駅(足柄峠へ向かう御殿場線「松田」駅との乗換駅)から1駅だから、アフター足柄峠走で餃ビーするにはもってこいの店だ。

【第9位】西武池袋線・江古田「ラーメン太陽」

店の名前は、「ラーメン太陽」だけれど、手作り餃子も看板メニュー。

「らーめん太陽@江古田」で、ジャンボ餃子とミニ餃子

僕は開店時間の11時に入って、感動しながら食べたことを思い出す。

しっかりと綺麗に織り込まれたジャンボ餃子のヒダ。素晴らしい。

たっぷり詰まった粗切り気味の具が、厚めでもちもちの皮に包まれており、実に食べ応えがある。

餃子以外の「おつまみ類」も充実しているので、朝からビールが進むw

江古田駅から1分と近いし、11時~翌午前2時までの通し営業で利用しやすいのも魅力だ。

【第8位】都営大江戸線・新御徒町「熊ぼっこ」

この店も、「ラーメン太陽」と同じく、いや、それ以上にラーメン屋の外観をしているのだけれど、なかなかどうして侮れない。

新御徒町「熊ぼっこ」で餃子とビールと昭和歌謡♪

ここも、手作り餃子が自慢料理なのだ。

ひとつひとつが大きくて、箸で持つとずっしり感がある。

囓ってみると…。

熱っ。時間をかけて焼き上げられていただけに、その具は熱々。

肉汁はそれほどでもなかったが、たっぷりの肉が詰まっていて、実に食べ応えがある餃子だった。

BGMの昭和歌謡を堪能しながら、熱々の餃子で餃ビーできる素敵な店だ。

【第7位】新橋「餃子や」

新橋駅前の「ニュー新橋ビル」地下には、数十軒の居酒屋群が集まっているけれど、餃子好きであれば、この店1択かもしれない。

【新橋】「餃子や」という名の餃子系居酒屋で、ちょこっと餃ビー。 

「餃子や」というシンプルかつストレートなネーミングが、餃子への自信をうかがわせて好感触。

入店前に感じた、そんな僕の期待は、裏切られなかった。

ひとくち囓ってみると、肉汁がじゅわっとあふれ出した。

うん、なかなかいいじゃないか。

薄皮で、野菜よりも肉の味わいが強い。個人的には、椎茸が入っているのが気に入った。下味はしっかりとついているので、何もつけなくても、十分に美味しい。

この日は、2種類を食べただけなのだけれど、どちらも水準以上。
「餃子や」という店名はダテじゃないと思った。

餃子以外のおつまみもたくさんあって、普通に居酒屋としても、利用できる。

ここは、「飲み放題&餃子食べ放題」のセットがあり、コスパもいいので、機会があれば、餃子仲間を誘って訪れたい店だ。

【第6位】赤羽「RENBOW」

多種多彩な居酒屋が立ち並ぶ、赤羽駅前にある餃子バル。

【赤羽】餃子バル「RENBOW」で《焼・水・揚・炊》餃子7種を堪能。 

激戦区に存在する店だけあって、たくさんの餃子が、コスパよく堪能できる。

この日食べた餃子は、どれも美味しかったが、個人的には、これが一番気に入った。

鶏挽肉のパクチーズ餃子。

パクチーの強烈なインパクトと、マイルドな鶏肉が好相性。タレとしてついてきた、スイートチリソースがこれまた絶妙。

まだまだ食べきれなかった種類もあるので、再訪して制覇したいなぁと思っている。

【第5位】都営三田線・千石「元園」

先週訪問したばかりの店。

ジャズ&ジューシー!「元園」のギョーザセットで優雅な気分。【千石/不忍通り】

その印象は、未だ鮮明に残っている。

登場の瞬間、僕はちょっと感動してしまった。

店内は、僕を含めて年配のひとり客ばかりで、誰も言葉を発していなかったから、熱々のパチパチ音が、鉄板上で響き渡る。(中略)

肉の旨みがしっかりと感じられる、ジューシーで美味しい餃子だ。

ジャズが流れるカフェ風の店内で、こんなに本格的な美味しい餃子が食べられるとは。

ちょっと感激。

僕はランチタイムに訪問したのだけれど、ここは他の料理もきっと美味しいに違いないので、今度は是非夜に訪れたい。

【第4位】駒込「水雲居」

いわゆる「大陸系」の中華料理屋で、一見、よくあるタイプの店。
しかし、餃子のレベルは高く、よくあるタイプの店を超越している。

【駒込】中華水雲居の「手延べでっかい餃子」で、お腹がはち切れそうになった話 -

そのボリュームは強烈だ。

ひと目見ただけで、たっぷり詰まった具とぶ厚い皮が想像できる、魅惑的なフォルム。(中略)

分厚い皮にたっぷりの具が詰まっていて、見た目以上に食べ応えがある。肉汁もたっぷり封じ込まれていて、何もつけなくても十分に美味しい。いやはや、これはレベルの高い餃子だぞ。

美味しく、食べ応えがあり、しかもコスパも抜群というのだから、申し分ない。

その後、ラン仲間と再訪して、僕は、その素晴らしさを実感した。

餃子好きなら、覚えておいて損はない店だ。

【第3位】札幌すすきの「餃子ダイニング 一角」

北海道マラソン前日の餃子ローディングで訪問。今年の遠征で一番の収穫だった。

すすきの「餃子ダイニング 一角」で、餃子ローディングした北海道マラソン前日の夜。

多種類の餃子を1個ずつ注文できるのが素晴らしく、どれも良かったが、別枠のチーズ明太餃子が特に気に入った。

いやぁ、これが美味しかったなぁ。本当に、最高に美味しかった。肉とチーズが絶妙に絡み合っている上、明太子が中からも外からも主張している。

チーズ好き、明太子好きにはたまらない。これはもう、究極のアンサンブルだ。

最高の餃子を補給したおかげで、僕は、何とか北海道マラソンを完走することができた。(結果、骨折してしまったけれど…それはまた別の話。)

【第2位】埼玉県三郷市「横堀餃子」

店の場所は、JR武蔵野線「三郷」駅から徒歩5分。

都内からはちょっと距離があるのだけれど、でも、遠征するだけの価値が十分ある店だ。

こだわりと優しさが溢れてる「横堀餃子」に大感激!【埼玉県三郷市】 

僕は、ラン仲間と訪れて、この店の多種多彩な餃子をコンプリート。

餃子類コンプリート+αで、夢のような至福の3時間。

僕らは、この店のこだわりと優しい味わいの餃子たちに癒やされて、夢のような、至福の時間を過ごすことができた。

どの餃子にもこだわりがあり、店の雰囲気も最高。
店主さんたちの人柄も良くて、至福のひとときを過ごすことができた。

ランチメニューなども充実しているようだし、もしも近所にあったら、毎週でも通うんだけれどなぁ。

【第1位】東急田園都市線・宮崎台「餃子舗 北京」

1位は、多種多彩な餃子を堪能させてくれた「横堀餃子」と大いに迷ったのだけれど、食べた時の衝撃度から、やはりこちらに。

【宮崎台】「餃子舗 北京」の激ウマ春キャベツ餃子で、餃ビーできなかった痛恨【再訪必至】

この店の餃子の味は忘れられない。

焼餃子を一口囓った瞬間、僕は、あまりの旨さに痺れていた。

その具は、口の中でとろけるほど柔らかいのに、野菜の歯ごたえもしっかり感じられて、絶妙。

こんな食感の具は、なかなかない。カリカリ薄皮との相性も抜群で、これはもう芸術品の域だ。

いやぁ、もう、何から何まで絶妙すぎて、極めて完成度の高い餃子だった。

僕が食べた時期は、季節限定の春キャベツ餃子となっていたので、ノーマル餃子も食べていないし、水餃子も食べられなかった。

だから、再訪必至と思っていたのだけれど、宮崎台まで遠征するのがなかなか厳しく、結局訪問できなかった。

僕が訪れた日は、氷雨が降っていたので、スムーズに入店できたのだけれど、通常は大行列店というのもちょっと…。(僕は行列が大の苦手。)

ただ、年間1位に推した以上、是非ともまた近いうちに訪問しなければいけないと思っている。

今度は餃ビーしたいなぁ…。

ちなみに、今回のエントリーは、餃子アドベントカレンダー2023にも参加させていただいている。

僕は、今日12月20日の枠をいただいたが、他の日には、餃界の方々の素晴らしいエントリーが並んでいるので、餃子好きの方は必見だ。

*1:餃子専門店ではなく、「餃子がメニューにある店」の略。単なるラーメン屋も含むw


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