先日発売になった「dancyu」は、餃子好きならば、絶対に見逃せない内容となっている。
「dancyu」としては、10年ぶりとなるメイン特集だけに、掲載店も一新。
《餃子の新星》という特集タイトルにふさわしい、フレッシュな店が並んでいる。
その中の企画として、「餃子と○○がすごい店13」というものが掲載されていた。
そのうち、僕が行ったことのある店は2軒だけ。
1軒は、【焼餃子とインスピレーションが凄い店】という、世田谷区代田橋の「餃子SUNSU」
確かにここは、インスピレーションとオリジナリティが溢れる店で、訪問時、大感激したことを思い出す。
そしてもう1軒は、まだこのブログで紹介をさせていただいてなかった店。
豊島区東長崎の「こんぺい餃子」だった。
この店は、2月のランチタイムに訪れて「餃子定食」を食べたのだけれど、つまみ類も魅力的だったので、夜に再訪するつもりだった。
餃ビーや、店自慢の焼酎などを飲んでから、まとめてレビューしようと思っていたのだけれど、なかなかその機会がとれなかった。
そうこうしているうちに、「dancyu」に先を越されてしまった。ちょっと悔しいw
この店は、【焼餃子と本格焼酎がスゴい店】とのこと。
なかなかいい店だったので、再訪して、じっくり味わってから紹介させていただきたかったのだけれど、「dancyu」効果でしばらくは混雑必至だろうから、待つのが苦手な僕には辛い。
ということで、いったん「餃子定食」のレビューをさせていただこうと思う。
僕が訪れたのは、土曜日の12時頃。
ランチタイムは、土日祝のみの営業となっており、一番乗りだった。
ランチには月替わりの限定メニューがあり、この月(2月)は、ベトナム角煮だった。
これもなかなか魅力的だったが、餃子ランナーとしては、やっぱり「餃子定食」を選ぶのが必然。
野菜餃子、肉餃子各3個づつと、ミニ小鉢、スープがついた、オーソドックスな定食(800円)だ。
入店。
メインは立ち飲み(立ち食い)スタイルの店のようだが、奥には、ちょっとした座敷もある。
店主さんに訊くと、座敷を使っても良いとのことだったので、1番乗りのメリットを生かして座らせてもらうことにした。
早速餃子定食を注文。野菜餃子と肉餃子は「焼」か「水」を選べる。
お薦めは、野菜が「焼」で肉が「水」とのことだったので、その通りにした。
定食が出てくるまでの間、店の中をつらつらと眺めてみる。
座敷席からの店内風景。
焼酎自慢の店だけに、カウンターにはズラリと焼酎が並ぶ。
ちなみに、毎週水曜日(夜)は、通常の営業メニューとは異なる「焼酎BAR」営業になる。
やっぱりここは【焼餃子と本格焼酎がスゴい店】なのだ。
店のキャラクターをもとにした、オリジナルグッズも販売されている。
2021年の開業で、まだ新しい店なのだけれど、すっかりこの地に定着しているようだ。
壁に書かれていた、つまみ類とお酒類のメニュー。
やっぱり、焼酎のラインナップがスゴい。つまみ類も「クミンしいたけ」とか「かきとほうれん草の台湾オムレツ」など、凝ったものがあり、気になる。
月替わりで、変わり種餃子も用意されているようだ。(この月は高菜餃子だった。)
そうこうしているうちに…僕の注文した「餃子定食」が到着した。
野菜焼餃子、肉水餃子のコンボに、パプリカのマリネ、味噌汁。
店主の人が、「焼餃子は、自家製辣油のみで、水餃子は、黒酢醤油と辣油を合わせて食べるのがお薦め」と言われたので、それに従ってみることにした。
自家製辣油。
これには、店のこだわりがつまっているようで…。
別途販売もされていた。
ということで、僕はこの辣油をたっぷりつけて、焼餃子を味わってみた。
具は、ざくざくとした食感を残しており、薄皮のサクサク感もいい。
野菜の甘みと辣油の辛味がうまく調和して、絶妙の味わいを醸し出す。
流石は、店主お薦めの組み合わせだ。
ライスにオンもいいのだけれど、これはアルコールにも合うなぁ…と思った。
肉餃子は、全く異なる味わいで、きくらげや干し椎茸、六角の風味なども加わり、これがまた黒酢&辣油とベストマッチ。
僕は3個づつじゃ足りないよ!と思ったのだけれど、この日は、ちょっと別件もあったので、何とか我慢して再訪しようと思っていたのだ。
餃子には、さまざまなトッピングもできるようだし、麻辣湯餃子も気になる。
「dancyu」掲載で、ちょっと訪店ハードルが上がってしまったが、立ち飲みメインの店だから、1人でフラッと軽く入れるのは魅力。
是非とも近々再訪したい。