餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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新御徒町「熊ぼっこ」で餃子とビールと昭和歌謡♪

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SNSで「餃子の美味しい店がある」いう情報を得た。

その店の場所は、都営大江戸線新御徒町駅から徒歩3分。

「熊ぼっこ」という名前の店だ。

僕は、最初にその名前を見た時、「なんだ、チェーン店か…」と思って、少し落胆した。

都内に、同名のラーメン店がたくさんあるからだ。

しかし、Webでいろいろと調べてみたところ、そうではないことが判明。

元々は、味噌ラーメンが人気のチェーン店だったようだが、今は皆、独立経営になっており、メニューなども異なっているとのこと。

そして、僕が訪れた新御徒町の「熊ぼっこ」は餃子が自慢…らしい。

ということで、先週末の会社帰りに訪れた。

店の間口は狭く、カウンターのみ。ちょっとしたラーメン屋にしか見えない。

先客は1人しかおらず、店員さんは、奥で新聞を読みながらくつろいでいた。

僕は、本当に大丈夫か…?と思いながら、「味自慢 >ーメン」となっている暖簾をくぐった。

しかし、いざ店内に入ってみると、そんな思いは払拭された。

独立経営になっても、やはり味噌ラーメンは看板メニューのようで、大きくプッシュされていたが…。

餃子は、それ以上の迫力で紹介されていた。

「自家製」と大きく書かれている上に、「皮はもっちもち」「具はジューシー」「おすすめの一品です」という手書き文字ポップまでついている。

店の自慢商品であることは間違いないようだ。

これは期待できそうだぞ。

僕は、いつものように餃子とビールを注文したが、餃子が出てくるまでのアテとして、何を注文しようか少し迷った。

メニューには、中華系の一品料理がなく、ラーメンかチャーハン、丼物だけ、

僕は基本的に、こういった主食系料理と一緒に餃ビーできないタチだからだ。

でも、大丈夫だった。

店の壁を見回していたら、絶好のおつまみを発見。

この4種類の中から、ネギチャーシューをチョイス。

ピリ辛で、チャーシューの旨味も抜群。もちろん、ビールには最高にマッチした。

僕は、カウンター席から、餃子が焼かれている状況を眺めていた。

注文時、店員さんから「餃子はちょっと時間がかかります」と言われたが、なるほど、かなり時間をかけて、丁寧に作られていた。

ネギチャーシューを食べ切ってしまっても、まだ、餃子は出てこなかったので、注文してから10分以上は経っていた筈。

でも、僕は全く退屈することがなかった。

店内にBGMとして流れる昭和歌謡が、とても心地良かったからである。

布施明の「落葉が雪に」、研ナオコの「あばよ」、野口五郎の「私鉄沿線」…等々。

僕が子供の頃に聞いていた、70年代の名曲たちが次々と流れ、なんだか心が和んだ。

餃子が出てくるタイミングでは、大好きだった桜田淳子の「気まぐれヴィーナス」がかかったので、僕は嬉しくて、一緒に口ずさんでしまった。

プピルーピ、プップップル。アーン♪

当時僕は、この歌詞の意味が全くわからなかったが、40年以上たった今でも謎だw

まぁ、こういった意味不明な歌詞は、歌謡曲の世界でよくあること(例/松田聖子「野バラのエチュード」トゥルリラ、トゥルリラ~♪)なので、意味を追及しても仕方ない。

歌謡曲は、インパクトが大事なのである。

そして、そんなインパクトのある昭和歌謡に負けないぐらい、出てきた餃子もインパクトがあった。

iPhone SE(第2世代)と比べてみると、そのインパクトがおわかりいただけるだろう。

ひとつひとつが大きくて、箸で持つとずっしり感がある。

囓ってみると…。

熱っ。

時間をかけて焼き上げられていただけに、その具は熱々。

肉汁はそれほどでもなかったが、たっぷりの肉が詰まっていて、実に食べ応えがある餃子だった。

下味はそんなについていないので、普通に酢醤油が合う。

流石「おすすめの一品です」と謳うだけのことはある餃子だ。

僕は、昭和歌謡に心を委ねながら、ひとくちひとくち、じっくりとその味を堪能した。

餃子とビールと昭和歌謡。その相性は文句なし。

僕にとっては、実に居心地のいい店だった。心がちょっと疲れたら、また立ち寄ってみよう。

プピルーピ、プップップル。アーン♪


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