餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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すすきの「餃子ダイニング 一角」で、餃子ローディングした北海道マラソン前日の夜。

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北海道マラソン前日。

僕は、あまりの猛暑に耐えられず、「福来軒@すすきの」で餃ビーをした。

その後、東京から予約していた、北海道スポーツ整体院を訪問し、骨盤矯正、猫背矯正、マッサージなどを行ってもらった。

なんとなく、腰痛が少しだけ和らいだような気がしたため、僕はふたたび「すすきの」に繰り出した。

痛みを抱えた状態で、北海道マラソンをまともに走れるのかどうか不安な状態だったが、せめて、エネルギーだけは補充しておこうと思ったのである。

レース前日には、カーボ(炭水化物)ローディングをしておくのが良いというのが、フルマラソンの法則。

餃子は、小麦粉の皮に包まれた完全食だから、カーボローディングには最適。

僕は餃子ランナーなのだから、ポパイのほうれん草よろしく、餃子ローディングが必要なのだw

僕が目指した店は、すすきのに数多くある《飲み屋だらけの雑居ビル》内。

その4階の一角にある一角。

これは、書き間違いではない。

一角(いっかく)にある、一角(ひとかど)なのだ。

入店。

僕が入店したのは、まだ宵の口だったが、そこそこ賑わっており、僕が店を出る時には満席になっていた。かなりの人気店だ。

僕は、カウンターの片隅に座って、ドリンクメニューを眺めた。

ビールを飲みたい気持ちをグッとこらえて、ウーロン茶を注文。

昼間のビールは汗で蒸発してしまった筈だが、夜のビールは翌日に残る。

ただでさえ、まともに走れるかどうかわからないのに、アルコール摂取は危険だと思ったのだ。

ウーロン茶と一緒に、もやしの和え物が出てきた。

この店は、ワンドリンク制を採用しており、ソフトドリンクの注文でも、お通し代がかかる。

ただ僕は、あらかじめこの告知を了承して入店したのだし、もやしの和え物は美味しかったので、何の問題もない。

餃子メニュー。

そのラインナップは充実しており、ノーマル餃子(といっても具は多彩)が8種類と、変わり餃子が4種類並んでいた。

素晴らしいのは、ノーマル餃子8種類を、1個単位で自由に組み合わせて注文できること。

1人での訪問だと、多種類の餃子を食べるのは、なかなか厳しいものがあるので、これは嬉しい。

だから僕はもちろん、8種類を1個づつ、8個のセットを注文した。

餃子に関するこだわりもたっぷり。

酢胡椒がオススメされており、酢は、こだわりの「千鳥酢」を使っているとのこと。

千鳥酢と餃子の相性が抜群なのは、別府の名店「湖月」で実感している。

そう言えば…。

5年前の北海道マラソン後に訪れた「SAPPORO餃子製造所」でも、千鳥酢を売りにしていたことを思い出す。

ラー油も自家製。

このこだわりが良いなぁと思いながら、つらつらと物思いに耽っていると…。

焼餃子が来たー!

外見からは、単なる餃子8個に見えるが、中の具は8種類全て異なっている。

そして、その全てに僕はこだわりを感じた。

8種類どれも良かったが、個人的ナンバーワンは、海鮮牛タン餃子。

一口囓ると、海鮮汁(?)のようなものが溢れ出してきて、実に美味だった。

ビーフカレー餃子は、カレーの味わいがじっくり感じられる肉餃子。

海老餃子は、全く肉が入っておらず、海老の旨味が詰まっている。

ゆず味噌餃子は、ゆずの風味が強烈で最高だったし、鳥ごぼう餃子の食感と生姜の風味も良かった。

オーソドックス系の焼餃子やしそ餃子も、野菜ザクザク系で僕の好みのタイプ。

それぞれの餃子は、単なる「中身の具がちょっと違う」というレベルではなく、ひとつひとつに工夫があり、こだわりが感じられた。

いやぁ、もう、これは本当に最高。

近所にあったら、毎週でも通ってみたくなるような店だった。

僕は、これらの餃子を《おかわり》することも考えたが、折角だから、【変わり餃子】メニューの、チーズ明太餃子を注文してみることにした。

海鮮牛タン餃子やカレー餃子なども、一般的には、十分変わり餃子のレベル。

それなのに、あえて、【変わり餃子】と謳っているメニューなのだから、相当なこだわりがある筈。

僕は、チーズも明太子も大好きなので、それがどういう餃子になっているか、大いに期待した。

そして…。

チーズ明太餃子登場!

いやぁ、これが美味しかったなぁ。本当に、最高に美味しかった。

肉とチーズが絶妙に絡み合っている上、明太子が中からも外からも主張している。

チーズ好き、明太子好きにはたまらない。これはもう、究極のアンサンブルだ。

あまりに美味しかったので、もう1人前注文しようかと思ったほど。

いやぁ、この店は本当に素晴らしい。

僕は、店を出ても、しばらくその余韻に浸っていた。

どでかい「餃子」の手書き文字が、この店の餃子に対する自信の表れだ。

そんな文字を眺めながら、僕は誓った。

この店は、また是非訪れよう。今度は、マラソンと関係ない時期に来よう、と。

だって、これだけ最高の餃子なんだから、やっぱり、ビールと一緒に堪能したいじゃないか。


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