昨年11月。
羽生九段は、渡辺名人や永瀬王座など、並み居る強敵揃いの王将戦挑戦者決定リーグ戦を、6戦全勝で突破。
ついに、藤井王将が待ち受けるタイトル戦の舞台に上がることになった。
誰もが夢見た、羽生永世7冠(九段)と、藤井5冠(竜王/王位/叡王/王将/棋聖)のタイトルマッチの実現。
あぁ、将棋ファン冥利につきるとは、このことだ。
主催社であるスポーツニッポン社は、昨日の朝刊1面と芸能面で、その対決を大々的に取り上げている。
いやぁ、こんなに嬉しいことはない。
ここ数十年もの間、将棋界に君臨し続けた羽生善治先生は、今年52歳。
ここ数年間で、前人未踏の記録を作り続けている藤井聡太先生は、今年20歳。
親子ほどの年の差がある二人だけれど、だからこそ、この対決は素晴らしい。
昨年、一時期は調子を崩したものの、全盛期の力を取り戻しつつある羽生先生と、向かうところ敵無しの若き王者、藤井先生の対決。
わくわくせずにはいられない。
二人の対戦成績は、これまで、藤井先生が7勝1敗と圧倒している。
しかし、いざタイトル戦となれば話は別。
羽生先生は、これまで、通算99期のタイトルを獲得してきている。
その偉大なる経験値が、きっと大きな後押ししてくれるに違いないからだ。
王将戦は、持ち時間が8時間あり、2日間にわたる勝負となる。
昨日、第1日目の模様は、YouTubeで無料生配信されており(佐藤天彦九段の解説が素晴らしい!)、形勢はほぼ互角のまま、今日の第2日目に突入する。
その模様も、今日の午前8時40分から、YouTubeで無料生配信*1される予定。
さぁ、記念すべきドリームマッチの第1局は、どのようなクライマックスが待っているのだろう。
実に楽しみだ。
*1:第2局目以降は、有料配信になる可能性もあるが、こんな素晴らしい対決を見させてもらえるのであれば、有料でも十分価値がある。