餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や将棋の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

スポンサーリンク

「Number」1085号は、将棋特集第5弾《藤井聡太と将棋の未来。》だーっ!【八冠達成/完全保存版】

スポンサーリンク

「Number」が、藤井聡太八冠達成を記念して、同誌5回目となる将棋特集を組んだ。

Sports Graphic Number(ナンバー「八冠達成 完全保存版 藤井聡太と将棋の未来。」 2023年 12/7 号

その表紙は、柔和な笑顔を見せる藤井聡太八冠のスナップで飾られている。

将棋界の8大タイトルを総ナメし、史上最高の勝率を誇る、無敵の棋士。

盤上では鬼神の差し回しで対戦相手をなぎ倒すが、ひとたび勝負が終われば、弱冠21歳の好青年に変わる。

いやぁ、なんていい笑顔なんだろう。だからここまで人気があるんだよなぁ…。

「Number」で、初めて将棋特集が組まれたのは3年前。

タイトルは「藤井聡太と将棋の天才。」

将棋界に、彗星の如く現れた天才少年「藤井聡太」を中心に据えたものだった。

スポーツ雑誌の「Number」で、なぜ将棋特集?と、思った人もいるかもしれない。

しかし、朝から深夜(時には未明)まで、知力と体力を振り絞って熱戦を繰り広げる棋士達たちは、まさにアスリート。

そんな過酷な世界で、18歳にして二冠を制した藤井聡太の登場は、実にドラマチックだった。

多彩な切り口で、ドラマ性のある記事を紡ぎ出す「Number」が取り上げるのは、必然だったと言ってもいい。

この将棋特集が売れに売れて、わずか4ヶ月後に第2弾が発売。

「藤井聡太と将棋の天才」に続いて、「藤井聡太と将棋の冒険」ときた。

今後の特集号も、ずっと「藤井聡太と将棋の○○」で続くのか…と思いきや…。

その1年後に発売された、将棋特集第3弾は、「藤井聡太と最強の一手」に変わった。

あえて《将棋》という名前を出さなくても、《藤井聡太=将棋》と誰もがわかるからこそのタイトルだ。

昨年秋は、(エントリーを書き損なってしまったが)第4弾も発売。

今度は、「藤井聡太と王者の証明」ときた。

この時既に、藤井先生は五冠を制しており、まさに王者と言えるが、いかにもスポーツグラフィックらしいタイトルと誌面内容だった。

そして。

今回は、再び「藤井聡太と将棋の○○」シリーズに戻った。

藤井聡太と将棋の未来。だ。

目次ページを開くと、いきなり羽生善治永世七冠とのツーショットが登場。

将棋界の2大スーパースター競演。ワクワクせずにはいられない。

羽生永世七冠は、今年から日本将棋連盟の会長に就任。

だから必然的に、藤井八冠と並ぶ機会も多くなる。

将棋ファンであれば、この写真だけで胸がときめく筈だ。

責任感の強い羽生先生は、将棋界を盛り上げるために、このタイミングで会長に就任されたのではないかと、僕は確信している。

目次に並ぶ棋士たちのメンバーも、実に豪華。

今号の特集では、《絶対神》藤井八冠と熱戦を繰り広げてきた、そんな棋士たちの姿も、克明に描いている。

将棋専門誌とは異なる、「Number」らしい切り口で、見事に描き出している。

まさに《将棋の未来》を夢見ることができる内容になっているのだ。

将棋ファン、絶対必読の完全保存版と言えよう。

超おすすめ。


マラソン・ジョギングランキングへ