本日。7月3日発売。
但し、僕は定期購読しているので、昨晩帰宅するとポストに投函されていた。
待ちに待った「将棋世界」の最新号、山崎八段特集号だ。
棋聖戦で相まみえた山崎八段と藤井七冠の真剣な表情が、その表紙を飾っている。
もしも棋聖戦がまだ続いていたならば、この表紙を見て、大いにワクワクしていたろう。
ただ、この雑誌が発売になる2日前。一昨日、棋聖戦は既に幕を閉じてしまった。
【藤井聡太棋聖】2020年の史上最年少タイトル獲得から、僅か4年で史上最年少永世位も獲得! - 餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?
藤井棋聖が3-0で防衛し、永世棋聖を獲得してしまったのだ。
だから、山崎八段のファンとして、この表紙はちょっとほろ苦く感じてしまう。
しかし、それを言っても詮ないこと。
今月号が山崎八段特集となることは、数週間前から決まっていた話だからだ。
それだけじゃなく、この表紙についても、ほぼ決まっていた。
「将棋世界」のXアカウントは、先月の13日時点で、このようなことを呟いている。
将棋世界8月号表紙2案。どちらにしようか悩み中。山崎八段ほど将棋の中身が面白い人はいない!ということで山崎将棋大特集号です。表紙に「俺たちの山ちゃん」とか書いてみたい誘惑(どこからか怒られそう)。 pic.twitter.com/aNqmfLfskt
— 将棋世界 (@shogi_sekai) 2024年6月13日
これに対しては、沢山の反応が寄せられ、僕も、このようにコメントしている。
どっちもいいですが、タイトルに合っているのは左のような気がします。
— 餃子ランナー(Gyoza Runner) (@ICHIZO) 2024年6月13日
「俺たちの山ちゃん」も表紙掲載希望です!
結果、左の写真に決まり、僕の意見が通った。(という訳じゃないんだけど。)
うん。やっぱり格好いい。
これで棋聖戦が終わってなければなぁ…。(しつこい)
ただ、それでこの企画の価値が下がるわけじゃない。棋聖戦のグラビアは満載だし、何より…。
「糸谷八段が語る山崎将棋20選」が素晴らしい。
糸谷八段は、山崎八段を心から崇拝している弟弟子。山崎愛に溢れた語りと分析に痺れる。
現在、将棋界はAI研究に席巻されているけれど、研究勝負のつまらない将棋とは一線を画する山崎ワールドの魅力をつぶさに紹介している。
残念ながら《俺たちの山ちゃん》というキャッチフレーズは採用されなかったけれど、山崎将棋ファンならば、感涙モノの永久保存版だ。
今回の棋聖戦では、そんな山崎ワールドを、藤井七冠に完全に封じ込められてしまったのが、ちょっと悲しいのだけれど…。