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王将戦2連勝!「Number」特集であらためて実感する、藤井聡太の凄さ

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昨日の王将戦第2局は凄かった。

藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖=19)が、渡辺明王将(名人・棋王=37)に対し、影も踏ませぬ圧勝。

第1局に続く連勝で、7番勝負を2勝0敗。あと2勝すれば、史上最年少5冠を獲得する。

14歳でのプロ入り以来、いきなり29連勝でいきなり世間を沸かせた藤井聡太は、あれよあれよという間に将棋界の階段を駆け上った。

現在、将棋のタイトル戦は、別格扱いの「名人」位と「竜王」位を含めて8つしかないが、藤井聡太は、既にそのうち4つを奪取。

タイトル戦は、年に1度しか実施されないし、厳しい予選をくぐり抜ける必要もあるので、挑戦者になるだけでも一苦労。

それなのに、デビュー以来たった5年あまりで、すでに4冠を制しているというのが、凄すぎる。

しかもその中には、棋界最高棋戦である竜王位も含まれているのだ。

いやはや恐るべき19歳(なんとまだ未成年!)ではないか。

そんな藤井竜王(四冠)の、最新に迫った雑誌が、現在ちょうど発売されている。

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Number(ナンバー)1044号「藤井聡太と最強の一手。」 Sports Graphic Number

Sports Graphic Numberの1044号。その名も《藤井聡太と最強の一手》特集号だ。

Number誌における将棋特集は、これで3回目。

f:id:ICHIZO:20220124044152j:plainNumber(ナンバー)1010号「藤井聡太と将棋の天才。」

Number(ナンバー)1018号「藤井聡太と将棋の冒険。」 

約1年半前、Sports Graphic誌である筈の Numberが、《藤井聡太と将棋の天才。》特集をひっさげて、将棋特集を組んだ時は大いに驚いた。

しかし、その内容を見て納得。

将棋は知力体力を振り絞って戦う勝負だから、まさにスポーツと言っていい。

この特集号は売れに売れて、雑誌としては異例の増刷を重ね、「Number」誌において最多の売上を誇る号になったようだ。

それから数ヶ月後に、「Number」誌は、再び将棋特集《藤井聡太と将棋の冒険。》を発売する。

この特集号では、藤井二冠(当時)を中心に、将棋界全体にスポットをあてていた。

藤井二冠関連の記事は8ページにとどまっていたが、将棋ファンならば誰でも心を打たれるに違いない記事が満載だった。

そして。

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最新号は、タイムリーにして、過去最高の藤井聡太特集となっていた。

[四冠のその先へ]激しく美しい1年の始まり

[ドキュメント竜王戦第4局]藤井聡太「名局を決した幻の歩」

[プロフェッサー解説]竜王を手繰り寄せた“異常”な終盤

[俊英棋士検討会]三枚堂達也×高見泰地×八代弥「藤井聡太の“最強の一手”とは?」

[東大院生棋士が教える]「藤井曲線」とは何か

[目撃者の証言]「私が見た王者・藤井」若杉和希/雨情の宿 新つた/鬼頭孝生/藤崎智/高橋茂雄/藤井奈々

[四冠達成の2021年]数字で辿る無敵の歩み

なんと24ページにもわたって、藤井竜王の強さ、凄さに迫っているのである。

もちろん、それ以外の将棋記事も満載。

[再出発へのエール]豊島将之「失意の先にスマイルを」

[特別エッセイ]先崎学「ベストバウトを語る夜」

[ゴールデンカード伝説の一手]羽生善治×谷川浩司「盤上に美はありや」

[永世を懸けた頂上決戦]渡辺明「負けていたら、今の自分はない」

[3人の対局者が明かす]魔術の残像。“羽生マジック”をかけられて

[「初タイトルの一手」を語る]佐藤康光/深浦康市/広瀬章人/糸谷哲郎

[大名人の“絶局”]大山康晴「不屈の王の最後の呟き」

[電王戦という分岐点]永瀬拓矢「毒と理想のはざまで」

[A級順位戦深夜の激闘]佐藤天彦×菅井竜也「人間だからこそ」

[女流二冠インタビュー]西山朋佳「色づく世界が私を変えた」

[一子相伝の秘技]激闘の舞台は匠の一太刀で

[クロスモノローグ]行方尚史×木村一基「傷と杯の40年」

将棋好きならば、目次に並ぶ棋士たちの名前を眺めているだけで心が躍るだろう。

藤井竜王が昨日王将戦を勝ったことで、さらに話題になることは必至だから、売り切れも考えられる。

もしも気になる方は、早めのゲットがオススメだ。


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