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【竜王戦】山崎八段が永瀬王座を撃破!藤井竜王への挑戦者決定三番勝負に進出!!

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藤井聡太竜王への挑戦権を賭けて争う、第35期竜王戦。

その決勝トーナメントにおいて、昨日は永瀬王座と山崎八段が対決した。

この勝負に勝った方が、挑戦者決定三番勝負に進出となるため、いわば《準決勝》と言える。

竜王戦は、名人戦と並ぶ将棋界最大の棋戦であり、他の棋戦とは一線を画している。

藤井竜王は、現在五冠(竜王、王位、叡王、王将、棋聖)を有しているが、通常、五冠ではなく、竜王と呼ばれるのは、この棋戦が《別格》扱いとなっているためだ。

そんな重要な棋戦で、昨日、山崎八段が永瀬王座を撃破した。

山崎八段は、竜王戦の準決勝とは思えないほど自由奔放な差し回しで、《研究王》の永瀬王座を幻惑。

気がつけば、山崎ワールドに永瀬王座を引きずり込んで完勝した。

いやぁ、素晴らしい。僕は、感動に震えてしまった。

最近の将棋は、AIによる研究が進み、棋士たちは、それに基づいて序盤の駒組みを行うため、あっという間に50手目ぐらいまで進むことが多い。

お互い研究の範囲内だから、時間をかけて指す必要がないということなのかもしれないが、なんだか味気ないのも事実だ。

しかし、山崎八段の将棋は、違う。

基本形やAIによる研究にとらわれない、独自の世界観を持っており、だから本当に面白い。

そんな山崎ワールドが、この竜王戦では輝いている。

前回、A級棋士である稲葉八段との対決でも、意表を突く《暴銀》戦法で、稲葉八段を翻弄して圧勝。

その勢いに乗って、今回も、山崎ワールド全開で、永瀬王座を撃破した。

いやぁ、もう、ファンとしては嬉しくてたまらない。

昨年、山崎八段は念願の順位戦A級に昇格して、「将棋世界」の顔にもなった。

残念ながら、A級は1期で降格してしまったが、まだまだ、山崎八段は衰えていない。

それは、この竜王戦が証明してくれている。

ここまで来たなら、何とか次の挑戦者決定戦も勝ち抜いて、藤井竜王との対決を見たい。

いざ、藤井竜王との七番勝負となれば、注目度が格段に上がる。

僕は、山崎ワールドの素晴らしさ、将棋の面白さをみんなに知ってもらいたいから、何とかその日が来るのを願うばかりだ。


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