餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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ランナーだらけの鍼治療!「内田治療院」初体験記

一味玲玲のNJC餃子祭りでは、さまざまな話題で盛り上がった。

僕にしてはかなり飲み過ぎたため、思い出せないこともあるのだけれど、ひとつ、強烈な印象を残した話題があった。

怪我の話題だ。

ラン仲間が、「メチャメチャ痛いけど、とっても効く」という、鍼(はり)治療院の話をしていて、僕は、それが忘れられなかった。

僕は、これまでの人生で、鍼は未体験だったし、痛みについての耐性もないので、元気な時だったら、笑ってスルーしていたかもしれない。

しかし、今は、違う。

数ヶ月前から座骨神経痛に苦しんでいて、整形外科やリハビリでの治療も行き詰まっている。

思うように走れない毎日で、悩み、苦しむ日々だったから、わらにも縋る思いがあった。

ということで…宴からの帰宅早々、朦朧とした頭で、店舗のWebサイトを開いて、予約メールフォーム記入に臨んでいた。

フォームには、「競技種目/希望日時/紹介者/症状」などを書く欄があり、少し変わっているなぁと思った記憶がある。

僕は、競技というにはおこがましいのだけれど、一応、競技種目欄に「ランニング」と記入。紹介者欄にラン仲間の名前、症状欄には、座骨神経痛の状況を書いて送信。その後すぐ、深い眠りに落ちた。

翌朝目覚めると、幸運にも、当日の昼が空いているという返信をいただいたので、すぐに折り返し、その時間を予約。

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数時間後には、店の前に佇んでいた。

訪問前に、Webで、受診者の体験レポートなどを流し読みしていると、とにかく「痛い」のオンパレードということで、僕は、かなりびびっていた。

しかし、それとともに、「とっても効いた!」という報告がセットになっていたので、大いに期待して扉を開いた。

治療院は2Fにあったので、階段を上っていくと…。 

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 いきなり、ナンバーカードやメダル、トロフィーなどに遭遇。

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廊下には、藤原新選手のオタワマラソン優勝時ポスターがあった。

少し進んで待合室へ。

通常、治療院の待合室というと、椅子と週刊誌などだけが用意された、殺風景なところが多いと思うのだけれど、ここは全く違っていた。

とりわけ、すぐに僕の目を惹いたのは…。

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WMM(World Marathon Measure)各大会のメダルと、6STARS フィニッシャーの6連メダルだった。

おぉぉ!と、僕は思わず声を上げそうになってしまったほど。

その前夜、WMMの話題で盛り上がったばかりだったから、感動はひとしおだ。

待合室には、名だたるランナーたちの色紙も沢山飾られていた。

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f:id:ICHIZO:20180116034053j:plainとりわけ、僕が敬服している鏑木毅選手の色紙と、その言葉「楽しむ勇気を!」には、大きく心を動かされた。

待合室内には、ランニング雑誌類も一通り揃っていたし、ラン関係のグッズなども販売されていた。

まさに、「ランナー色満載」の治療院だったのだ。

そんな待合室の状況に驚いていると、ほどなく、僕の名前が呼ばれた。治療開始の時間だ。

僕は、やがて訪れる筈の猛烈な痛みに備えて、覚悟を決めた。

まずは、施術いただく先生に、症状を説明。

その際、ランニング歴やタイム、出走してきたレースなども問われたので、一通り話をさせていただいた。

先生は、僕の話を非常に興味深く聞いてくださったあと、鍼治療にとりかかりますと宣言した。

治療の間も、話はランニングのことばかり。

先生自身もランナーであり、また、この治療院がランニングチーム(各種大会での優勝、入賞多数!)と関わっていると言うことで、まさに、ランナーのための治療院、と言う印象を受けた。

それだけではない。

僕と同時刻には、カーテンを隔てて何人もの患者が治療を受けていたが、そこから聞こえてくる話も、ランニングのことばかりだった。

しかも、その話題がハンパじゃない。

「最近、キロ3分で走れなくなってきた」(!)とか、どこかのレースで入賞したとか、もの凄い話が飛び交っている。

いやはや、「本当にここは、治療が必要な人の場所なのだろうか?」と思うほど、レベルの高い話だった。

しかし…。

そんな話を聞きながら、僕は、「あぁ、ここに来て良かった」という思いで満たされていた。

施術を行う先生も、患者も、ランナーだらけの治療院。

だからこそ、僕のつらさ、苦しみも十分理解してくれる筈だし、回復に向けての実例も多い筈だからだ。

と。

僕にとって、人生初体験になる、鍼の痛みはどうだったのかと言うと…。

これが、意外にもそんなに痛くなかった。

ラン仲間からの脅しで、相当、恐怖のハードルを上げていたこともあるが、それに加えて、鍼を打つ場所が腰周りだったことが幸いしたようだ。

先生の話でも「腰は、痛みを感じにくい場所なんです」との話だった。

実際、腰を少し離れて、腿などに打った時は、結構痛みを感じたので、きっと、下肢に近づいていくほど痛くなっていくのだろう。*1

1時間の治療が終わった。

これで回復…という印象はなかったが、それは想定内。

治療中、先生から、僕の座骨周りは、相当固まってしまっていて、回復には、数回の治療が必要と言われていたからだ。

僕は、再訪を心に決めて、院を出た。

これまで数ヶ月、どうにも先が見えないリハビリを続けてきたが、ひと筋の光明が見えてきた。

…と、信じたい。

 

*1:Webでの激痛レポートや、ラン仲間の話でも、最も痛いのは、「足の裏」とのことだった。

フロストバイトロードレース、断念…後の心残り

断念に、迷いはなかった。

最近は、少しでも長く走ると、座骨に響いて、数日その痛みが引かないような状態になっていたからだ。

年始の走り初めでは、たった10km程度走っただけなのに、その後、数日間もダメージが残った。

だから、しばらくは自重していようと思ったのだけれど、よせばいいのに、先週末騙しだまし15km程度走ったら、再び、数日間、座骨周りが痛くなってしまった。バカすぎだ。

こんなことを繰り返していたら、どんどん回復が遅くなり、治るものも治らなくなる。

だから…。

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明日のフロストバイトロードレース出走は、断念することに決めた。

レースとなれば、僕の性格上、無理して頑張ってしまうに決まっているし、それで20km超も走ったら、その後のダメージは、きっと計り知れない。

ここはしっかりと休息をとり、何とか、東京マラソンまで回復に努めるべき。そう思ったのだ。

大好きなレースだったし、今年からコースが変わると言うこともあり、楽しみにしていたのだけれど、仕方ない。

ただ、明日、現地には行こうかとも考えていた。

このレースは、参加賞のトレーナーが実に魅力的で、それを受けとるだけでも価値があると思っていたからだ。

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過去のレースでもらった参加賞。

毎年、独特で奇抜なデザインとなっていて、素敵で気に入っている。

この参加賞は、出走者本人が、基地内で受けとることしかできず、別途郵送などには対応してもらえない。

ということで、トレーナー受け取りついでに、ラン仲間の応援に回ろうか…とも思っていたのだけれど、別件で、緊急の予定が入り、それも叶わなくなった。

レースを走れないのは、今の状態だから、すんなり諦めがついているのだけれど、今年のトレーナー、欲しかったなぁ…。

それだけが僕の心残りだ。

電子機器の夢を見る?餃子ランナー、2018年の抱負

気がつけば、三が日が明けてしまった。

最近は、歳のせいで、月日の経つのが非常に早く感じる。

このままだと、ぼうっと過ごしている内に、「年始から1ヶ月過ぎてしまった」「上半期が終わってしまった」「年末になってしまった」という感じで、1年が過ぎていきそうだ。ちょっと恐い。

ブログも14年目に入り、毎日つらつらと書き続けているけれど、最近は、それにも少し疑問を感じてきた。

ということで、少しでもそんな自分を奮い立たせるため、今年の目標だけは立てておこうと思った。

ということで…。

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2018年こそは叶えたい大きな夢から、日々の暮らしの中で心がけたい小さな目標まで、あなたの「2018年の抱負」を教えてください。

はてなブログ、今週のお題「2018年の抱負」に乗ってみる。

以前は、僕も細かく抱負を立てていたのだけれど、達成できずに終わって後悔が残ることが多かったため、シンプル、かつ、簡単な抱負に努めた。

まずは…。

元気な身体でレースに出る。

今年の、僕の最大の目標。

昨年、座骨神経痛を発症して以来、僕の身体は、どうにもおかしくなってしまった。元気な身体で、マラソンレースを完走することができなくなってしまったのだ。

春の時点ではサブ3.5ランナーだったのに、秋以降は4時間も切ることができなくなり、そのタイムは落ちる一方。

しかし、それはある意味、自業自得だったかもしれない。

整形外科医に通って、治療やリハビリこそ行っているが、「治すために」万全の対策をとっていたとはいえないからである。

痛みをこらえつつ、中途半端な練習を繰り返す毎日。

水戸黄門漫遊マラソンは大事をとってDNSしたものの、ベルリンや大阪マラソンは諦めることができず、無理矢理遠征。そんな状態で、結果を出せる筈がないのだ。

しかも、レース後は反動も出ているので、怪我の回復がさらに遅れている。

だから。

今年は、2018年は、レース出走を必要最小限にとどめて、まずは、身体を治す、ことに専念していきたい。

折角当たった、念願の「新コース」東京マラソンだけは、いかなる状態であろうとも出走するつもりだけれど、あとは、体調優先。

今の身体の状態では、100km走なんてとんでもないと思うので、サロマ湖100kmウルトラマラソンへの出走も、今年は諦めるかもしれない。

毎月、長編小説1冊とロードショー1本を楽しむ。

これまでの休日、まとまった時間がとれると、僕は、走ることばかり考えていた。

平日は、なかなかロングランの時間がとれないので、休日はとにかく長く走ろうと思っていたのだ。

しかし、前述の通り、現状はまともに走れる身体ではなくなってしまったため、その分の時間を、文化的な(?)ことに費やそうと思う。

本と映画だ。

特に、本。物語を読むことが大好きだった筈なのに、最近は、全くそれが出来なくなってしまっている。実に情けない。

実用書的な類いや、短編小説についてはそれなりに読んでいるのだけれど、長編小説を読み続ける気力が失われて久しい。

だから、今年は、最低でも毎月1冊は長編小説を読むことを目標にしたい。

ロードショー鑑賞については、座骨神経痛との戦い。

もともと、映画館でロードショーを見るのは大好きなので、これまでも、何とか時間をやりくりして、話題作を見に行っていた。

だから、一昨年までだったら余裕の抱負だった。

しかし、昨年夏以降は、座骨神経痛のせいで、長時間の映画鑑賞が厳しくなってきてしまった。痛恨だ。

今年は、長時間の座姿勢にも耐えられるような対策*1をとった上で、何とか鑑賞に出かけたい。

 「夢見る電子機器」を紹介する!

昨年は、電子機器系、モバイルガジェット系のエントリーが少なかったように思う。

買って良かったものについては、エントリーでもまとめたが、その台数は、たった4台(機)にとどまっていた。

数年前は、全く違う状況だった。

もともと、このブログは、モバイル系のネタが一番多かったのである。

毎日のように、海外から取り寄せた、怪しい端末(?)の話を書いていたこともあるほど。

まだ、iPhoneが日本に上陸する前、スマホなどという略称もなく、同僚たちには、「スマートフォン、何それ?」と言われていた時代だ。

しかし、最近は、誰も彼もがスマホを持つような時代になり、ワクワクするような端末が少なくなって、自然、エントリーの数も減っていた。

ただ、決して、このジャンルが廃れてきた、ということではない。僕の気力が足りないだけ。

電子機器の世界は幅広く、そしてまだまだ奥深い。

実際、昨年も、GPD Pocketという端末には大きな可能性を感じたし、ゲットに至るまでは苦労もあったので、何度もエントリーを書き連ねた。

ただ、実際に入手してからは、それを使いこなすことができておらず、気力の衰えを感じている。

でも、今年は、原点に返ろう…と思っている。

ブログタイトルに負けないよう(?)電子機器たちに夢を見出し、そして、紹介できるように頑張りたい。

餃子ランナーとして走る!

昨年、2017年は、餃子ランナー的な活動が、あまりできなかった。

このエントリーで書いた通り、僕は、日本各地のレースに出場するたび、その地の餃子を食べ続けてきた。

だから、そういった意味では餃子ランナーと言えるかもしれない。

しかし、それはあくまで「広義」の意味であって、本来の餃子ランナーとしての活動*2は、もっと奥深いものだ。

2016年の僕はとても元気だったから、精力的に餃子ランナーとして走り、そして食べていた。

G.W(Gyoza Week)には、「東京~宇都宮ウルトラマラソン」を敢行。餃子の街、宇都宮まで100kmを完走したものの、失敗に終わってしまった。

しかし、そのリベンジを兼ねて、春と秋にひとり餃子マラソンを敢行。

多くの餃子店を巡りながら、走り続け、食べ続けたのだ。

それに比べると、去年は、大いに不満が残る結果になってしまったため、今年、2018年は、餃子ランナーとしての活動ができるよう、身体をしっかり整えて、チャレンジしていきたい。

餃子ランナー的活動としては、もうひとつ、大きな抱負がある。

大阪マラソンでの仮装用に購入し、結局使うことができなかった、餃子のかぶりものを着用して、どこかのレースに出走すること。

餃子ランナー、としては、これもひとつの大きな目標だ。

 

*1:家やオフィスで使っている、こういったクッションを、劇場に持ち込んでいくなどw

*2:いったい誰がそんなことを定義しているのかは不明w

エアロバイクを漕ぎながら見た「第94回 箱根駅伝」復路

新年早々、肋骨が、痛い。

いや、もともとは、昨年末、起き上がる時に突然痛めたものだ。

僕は、肋骨周りが弱いのか、これまでも、何度も痛めている箇所だった。座骨神経痛も全く治まっていないので、本当ならば、年末年始はおとなしく、安静につとめているべきだった。

ところが…。

「走り初め」「初日の出ラン」が、どうしても諦めきれず、僕は、元旦から走ってしまっていた。

少し走ると痛みが生じてしまったから、ウォーキング混じりではあったけれど、そんな感じであっても、やっぱり、走るべきではなかったのだ。

案の定、2日から痛みは増してきて、走るどころではなくなってきた。バカとしか言えない。

昨日も、そして今日も、とってもいい天気で、ランニング日和なのに…年末年始の食べ過ぎで減量が必要なのに…走れないというのは、どうにもこうにも、もどかしかった。

さらに…。

祈りながら見ていた「箱根駅伝」の復路における、母校中大の状況が、僕の切ない心に追い打ちをかけた。

生観戦した往路では、シード圏内の10位でレースを終えたのに、復路6区に入ってほどなく、2校にまとめて追い抜かれて12位。

それ以降、順位を全く上げることができず、シード権とのタイム差は開く一方になってしまった。

僕は、外出途中の帰宅途中の電車内で、やきもきしながらその状況を追っていたが、自宅のテレビで落ち着いてその状況を確認する気分になれなかった。

ということで、僕は、帰宅後、近所のジムへ出かけることにした。

エアロバイクを漕ぎながら、箱根駅伝を観戦する作戦(?)だ。

バイク漕ぎなら、座骨神経痛でも肋骨痛でも問題ないし、ジムで運動しながらだったら、駅伝観戦も落ち着いてできるような気がした。

しかし…。その目論見は、開始早々に崩れる。

ジムに到着し、エアロバイクに跨がり、テレビをつけたとたん、僕は衝撃的なシーンを目の当たりにした。

9区。鶴見中継所。母校中大の順位は14位にまでダウンしていた。

そればかりか…繰り上げスタート40秒前で、母校の襷を繋ぐこともできないという状況になる寸前だった。

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そのシーンは、TVの復路ハイライトシーンでも取り上げられていた。中大は、それでも何とか襷を繋げたが、その後に続いた國學院大學は…。

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あと10mまで迫っていたのに、母校の襷を繋ぐことができず、無念の繰り上げスタート。

交通規制やTV中継時間などの関係で、仕方のないことだとは思うけれど、こういったシーンを見るたび、僕は、選手の気持ちを思っていたたまれなくなる。

その後、僕は、淡々とペダルを漕ぎながら、10区の動向を眺めていた。

優勝争いは、復路に入って以降、絶対的な強さを取り戻した青山学院大学が危なげなくレースを進めて…。

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ぶっちぎりの大会新でフィニッシュ。

往路では東洋大学の後塵を拝したものの、最終的には、絶対王者ぶりを見せつけた。

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2位は、往路優勝の東海大学。

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3位は早稲田大学となり、終わってみれば、昨年と全く同じトップ3。

これだけ見ると、至って順当な結果のようにも思えるが…。

f:id:ICHIZO:20180103174549j:plain昨年4位だった順天堂大学は、10区で中央学院大学に迫ったが、14秒届かずにシード落ち。

勝負の世界の厳しさが浮き彫りになった。

そして…僕の母校は…。

10区後半では、殆ど中継で名前を呼ばれることもなくなってしまったため、いったいどうなっているのだろうと思っていたら…。

f:id:ICHIZO:20180103175142j:plain15位だった。

僕は、ちょっと切なくなったけれど、でも、気を取り直した。

去年は、この舞台に立つことさえできなかったのだ。箱根の舞台に出てくれたこと、それだけで嬉しい。

順位としては、一昨年と同じ15位だけれど、一昨年は、繰り上げスタートになり、母校の襷を最後まで繋ぐことができなかった。

しかし、今回は、ひとつの襷が最後まで繋がったし、往路10位のメンバーは、3年生以下なので、全て来年も出走が可能。

来年へ、夢を繋げるレースはできたと思うのだ。

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僕は、優勝した青山学院大学監督、選手たちのインタビューを見ながら、バイクを降りた。

気がつけば、1時間以上僕はペダルを漕ぎ続けていて、汗びっしょりになっていた。

本当は、外を走る方が断然気持ちいいし、大好きなのだけれど、走れないのだから仕方ない。

たとえ走れなくても、駅伝を見ながら汗をかくこともできたので、ジムトレーニングも悪くないなぁと思った。

 

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2018年、第94回箱根駅伝2区。選手たちのスナップ~母校中大の復活への祈り

毎年、1月2日は、「箱根駅伝」リアル観戦の日。

それは、僕にとって、とても大切な イベントだった。

僕がランニングを始めたのは、2010年の秋だけれど、箱根駅伝のリアルタイム観戦は、それよりずっと前から行っていた。

その観戦記録は、もちろん、このブログ*1にも残っている。

2005年。今から13年前の観戦記だ。

読み返してみると、改行なども殆どなくて実に読みにくいが、勢いだけは感じる文章で(ホントか?)僕も若かったんだなぁ…と思う。

当時、僕が箱根駅伝を生観戦しようと決めたのは、母校である中央大学を応援するため。

13年前、まだ、中大は、《常連》の位置づけを保っていて、優勝候補ではないものの、シード権については《安泰》の状況だった。

この時、僕が観戦した2区では、18位で目の前を通過したため、大きなショックを受けたのだけれど、そこから、流石の底力を発揮。

往路では、6位まで順位を引き上げ、最終的には4位(復路だけなら2位!)にまで上り詰めている。

あぁ、やっぱり中大は凄いなぁ、と思ったことを思い出す。

それから毎年、僕は生で観戦をし続けた。

  • 2006年:8位
  • 2007年:8位
  • 2008年:7位
  • 2009年:10位
  • 2010年:4位
  • 2011年:6位
  • 2012年:8位

母校中大は、僕の目の前では苦しいレースの時もあったが、最終的にはきっちりと帳尻を合わせて、シード権を守り続けてきた。

これからも、ずっと守り続けてくれると思っていたのだけれど…。

2013年。

思いも寄らなかった悪夢が訪れる。

僕が観戦していた2区でも、17位で大きく苦しい状態だったが、僕はきっと、古豪の底力で巻き返してくれると信じていた。

ところが…。

なんと、5区で、野脇勇志選手が、低体温症による途中棄権。

28回連続して獲得していたシード権を失うばかりか、中大の箱根駅伝史の中で初となる、「記録なし」という大会になってしまった。

その後3年間は、なんとか予選会を勝ち上がって出走権は得たものの、結果は惨憺たるもの。

  • 2014年:15位
  • 2015年:19位
  • 2016年:15位

僕が観戦している2区でも、常に後ろの方から数えた方が早いような状況だった。

それでも、何とか出場は続けていたが…。

2017年の出場を賭けた予選会において、出場権獲得まで、わずか44秒差で無念の敗退。

それまで87回連続していた出場記録が途絶えてしまい、僕は大いに沈んだことを思い出す。

明けて2017年。中央大学の出場しない箱根駅伝。

僕は生観戦には行かなかった。ラン仲間との新年会で、TV観戦はしたものの、そういう会でもなければ、テレビさえも見なかったかもしれない。

それぐらい、僕は、箱根駅伝での中大ロスに沈んでいたのだ。

だから…。

昨秋の予選会で。

3位という好成績で、本戦への復活を遂げてくれたことは本当に嬉しかった。

ということで、2年ぶりの母校の姿を確かめるため、僕はもちろん、生観戦に出かけた。

これまでは、戸塚中継所の少し手前で観戦することが多かったのだけれど、今日は、観戦後、横浜駅で予定があったため、横浜駅の隣駅となる、高島町近辺で観戦。

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この辺りは、早稲田大学応援団のスポットとなっているようで、個人的には、ちょっとアウェイ感(?)もあった。

しかし、見渡しが良くて観戦しやすそうだったし、選手通過の30分前でも最前列がとれたので、結果的にはいい場所だったと思う。

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最初に僕の目の前を通過したのは、東洋大学の相沢選手。

radikoアプリが不調だったたため、僕は、この時点で、次にどんな選手たちが続いてくるかわからなかった。

だから、中大の選手が、少しでも早く来てくれることを望みながら、シャッターを切り続けた。

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2位争い。神奈川大学、東海大学、青山学院大学の選手が併走。

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5位争い。順天堂大学と早稲田大学。

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7位争い。駒澤大学と國學院大学。

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9位、10位は外国人コンビ。

山梨学院大学のニャイロは、17位で襷を受けとって、この時点で既に8人抜き。結果的には、13人を抜いて4位まで浮上。

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11位は日本体育大学。

シード権は10位までなので、もう、この順位では圏外。僕は、なかなか登場してくれない母校に、少し不安が募っていたところ…。

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中大、堀尾選手が来た!

僕は大いに叫んで、2年ぶりの母校選手を応援した。

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デジカメならば、ここまで寄っても綺麗に撮れる。

僕は、のPowerShot SX720 HSを持って行って良かったなぁ…とあらためて思った。

母校中大に続く選手たちも、もちろん撮影。

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街頭の応援は、最終、関東学生連合の選手が通過するまで絶え間なく続いた。

僕は、あらためて、生観戦の素晴らしさに酔った。

その後、用事の合間に、Webでつらつらと速報などを眺めていると、中大が大健闘していて、嬉しくなった。

堀尾選手は、僕の目の前を通過したときは12位だったのだけれど、その後順位を上げて、戸塚中継所では9位で通過。

続く3区、4区では、8位まで順位が上がっており、僕は大いに歓喜した。

で、往路の結果は…。

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10位。何とかシード圏内を維持した。

少し順位は落としたものの、山登りは、他校にスペシャリストが多いので、ここまで踏ん張れたのは大いなる収穫だと思う。

決して楽観できる順位ではないし、持ちタイム的には苦しい戦いになると思うけれど、かつての箱根駅伝で、中大は、何度も不利を乗り越えて、シード権を獲得してきている。

シード権で返り咲いてこそ、本当の復活。

何とか、明日の復路でも、10位以内に残れるよう祈りながら観戦したい。

 

箱根駅伝ノート

箱根駅伝ノート

 

 

*1:正確に言うと、このブログの前ではなく、はてなダイアリーで書いていた「言い捨ての小部屋」と言うブログなのだけれど、過去ログは全てこのブログにリダイレクトさせているし、内容も同じようなものなので(^^;

'18 走り(歩き)初め&初日の出&初富士@横浜港

僕の新年は、毎年、横浜港で始まる。

数年前までは、コスモワールドのカウントダウンで年越しの瞬間を迎えるのが常だった。

しかし、いざカウントダウンに参加してしまうと、僕は、疲労と睡魔に勝てず、朝までは起きていられなかった。

ということで、一昨年から方針を変更。

夜明け前から走り出して、初日の出の瞬間を横浜港で迎える作戦だ。

これが大成功。

一昨年は、月と木星のコラボレーションも堪能することができ、最高に素晴らしかったことを思い出す。

ということで…。

去年も実施。

大桟橋からは、綺麗な富士山も眺めることができ、爽快な走り初めだった。

3年目となる今年は、すっかりこのパターンにも慣れてきた。

が、決して快調に走れた…というわけではない。

かねてからの座骨の痛みに加えて、数日前に肋骨を痛めてしまったため、少し走るだけでも痛みが生じていたからだ。

普通の朝ならば、もちろん、夜明けランは自粛。しかし、今日は特別な朝。一年に一度しかない一日。

だからやっぱり諦めきれなかったため、ウォーキング混じりに、写真を撮りながら進んだ。

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ライトアップされた赤レンガ倉庫を見ながらスタート。

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走って(歩いて)いるうちに、真っ暗だった空が、わずかに青く、そして、紅く染まっていく。その情景が美しい。

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みなとみらいランコースを走る時の定点で撮影。日本丸とコスモクロックの情景だ。

見慣れた景色なのだけれど、特別な1日の夜明け前は、やっぱり素敵だった。

この辺りから、朝焼けがとても美しく輝き始めてきた。

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いやぁ、素晴らしい。

僕は、そんな情景に見惚れながら、走ったり歩いたりして、初日の出を見ようとする場所に急いだ。

日の出時刻の20分前。

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その場所…大桟橋へ向かう道は、大勢の人で賑わっており、走るどころか、歩くのにも苦労するほどだった。

それでも何とか僕は、今年もいい観賞場所をキープ。

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 PowerShot SX720 HSを携えながら、「その瞬間」を待っていた。

横浜港の日の出時刻、6:51を過ぎ、ほどなくすると…。

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初日の出が上った!

その瞬間、インスタ映え用に準備された船(違うってw)も通過。

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あぁ、今年も、横浜港で、この情景を眺めることができて良かったなぁ…。

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大桟橋に集まった人たちも、皆、素晴らしい初日の出に感激しているようだった。

昨日の朝は、あいにく、みぞれ交じりの天候だったため、ちょっと心配していたのだけれど、今日はすっきりと晴れて、本当に良かった。

雲一つない快晴ということで、昨年同様、赤レンガ倉庫越しに、初富士も眺めることができた。

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工事用のクレーンがちょっと…という感じではあるけれど、でも、初富士は初富士。

僕は、今年も無事に、初日の出と初富士を迎えることができた喜びに浸った。

あいにく、思いっきり走れるような身体ではないものの、元気で新年を迎えることができたことが、とても幸せだ。

どうか、いい年になることを祈りたい。

 

 

 

なぜか北海道マラソンのメダルについて語りたくなった大晦日

気がつけば大晦日。

2017年も、いつのまにか最終日になってしまった。

今年は、僕のラン人生にとって、色々と悔いが残る1年となってしまったけれど、何とか来年は、いい年に、復活の年になるよう、祈りたい。

年末にかけて、週末ごとに部屋の整理などを行い、今年も色々なものを断捨離した。

ラン関係のものでも、割り切って、実用的でないものは、できるだけ捨てるようにしたが、絶対に処分できないものがあった。

完走メダルだ。

ランニングを始めるまでの人生において、僕は、メダルなどとは縁がない人生を送っていた。

だから、「フルマラソンを完走するとメダルがもらえる!」というのは、本当に嬉しく、レース参加へのモチベーションも、非常に大きくなる。

最初の頃は、参加賞のTシャツも嬉しかったのだけれど、これは、結局着ないものが溜まる一方で、ちょっと悩ましかったりもする。

しかし、メダルは今でも嬉しいし、単なる参加賞ではなく、完走の証でもあるので、これからも増やし続けていきたいと思っている。

ただ…。

どんなレースでも、必ずメダルがもらえるわけではない。

かすみがうらマラソンやつくばマラソンなど、関東圏ではかなり大きな大会と言えるレースでも、完走メダルが用意されていない場合もある。

僕が初めて出走し、完走したフルマラソンである、2011年の勝田全国マラソンも、完走メダルのない大会だった。

だから、僕にとっての初完走メダルは、その半年後…。

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北海道マラソンでいただいた、このメダルになる。

この年の北海道マラソンは、まだ、12時10分スタートの厳しい条件だった。

最高気温28.9℃!という灼熱の条件の中、僕は、何とか走り抜いたものの、ゴール後、倒れ込んでしばらく動けなかったことを思い出す。

だから、僕にとって、非常に思い出深い完走メダルなのである。

僕の「人生初」メダルが、オーソドックスなメダルの形状ではなく、独特なデザインだったことも印象深かった。

道マラ25周年記念ということで、北海道美唄市出身の彫刻家、安田 侃氏がデザインを担当。<妙夢(みょうむ)>という、氏のパブリックアートをモチーフにしたものになった。

僕は、そのデザインをとても気に入って、一生の宝物にしようと、この時は思った。

しかしまさか、その後4年間も…。

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全く同じメダル(違うのは紐だけ)が配布されるとは思っていなかったw

僕は、北海道マラソンが好きで参加し続けていたため、あくまでメダルは副次的なもの。

だから、まぁ、もらえるだけありがたいと言えるのだけれど、他の大会においては、毎年変化があったりしたため、「ちょっと飽きたなぁ…」と思っていたことも確かだった。

だから、昨年、30周年を機に、新しいデザインに変わり、今年もまた、それとは違うデザインのメダルがもらえたことはとても嬉しかった。

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7年連続、7年分の思いが詰まったメダルたち。

こんなに寒い日なのに、北海道マラソンのことを書いていたら、何だか気持ちが熱くなってきた。

北海道マラソンは、僕がマラソンを始めて以来、唯一、毎年連続して出場してきている大事な大会。

僕は、もちろん来年も、灼熱の大地を走るつもりだし、そしてその時には、是非また、チームはてブロの皆さんと集まって、最高の青空宴会を堪能したい。

来年夏の話なので、気が早いかもしれないけれど、もう大晦日だから、鬼にも笑われないかな(^^;

 

北海道ランニング大会ガイド2017

北海道ランニング大会ガイド2017

 

 

「サロマ湖」の波が、押し寄せてきた2日間(後編)

(承前)

たかが数キロ、されど数キロ。

元気な時ならば、口笛を吹きながら走るような距離なのだけれど、この日は違った。

風は北風の向かい風。この日の最低気温は4度と発表されているが、河川敷の体感はもっと寒く感じた筈だ。

そんな中、僕は、Tシャツと短パンの軽装備。すれ違うランナーたちは、皆、しっかりと着込んでいたので、僕だけがあまりに浮いていた。

軽快に走っているのならばまだしも、ぶるぶると震えながら、よたよたと進んでいるだけなので尚更。

この日はハーフ距離を走る、と決めていたので、何とか頑張ってしまったのだけれど、今から考えれば、そんなことにこだわっていた自分がバカなんじゃないかと思う。

それぐらい、僕はつらかった。

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何とか…荒川大橋に到達。

ここから赤羽の駅までは1kmあまり。駅にさえ辿り着けば、温かい構内、電車が待っている。

しかし、その駅までが、僕にとってはあまりにも遠い道程だった。

足が震えて、もう、歩くことさえ困難になっていたからだ。

そう。

今年、サロマ湖100kmウルトラマラソンをリタイアしたときの状況に、非常に似ている。

あの時も、リタイア後は、少し進むだけでも身体が震えて、そして、足が痛んでいたことを思い出す。

悪夢再び。

はてブロランナーには、北海道の方々も沢山いて、皆、0℃を下回るような気候の中を走り続けている。

だから、4℃で寒いなんて言ったら笑われるかもしれないが、寒さに弱い体質の僕にとっては、十分にきつかった。

ただ、それは、全て自己責任。サロマの時と同様、しっかりと防寒対策を取っていれば、防げた筈の問題なのだ。

僕は、自分のバカさ加減を呪った。呪いながら歩いた。

正直、生命の危機さえ感じたほどで、そこからは、凍えた身体を引きずって、ただ、一歩、一歩と歩くのが精一杯だった。

とりあえず、河川敷から一番近いセブン-イレブンに駆け込んで暖をとり、糖分補給のために菓子パンを購入。

僕は、精神的に余裕がなく、写真さえ撮り忘れてしまったほどだ。

本当は、もっとゆったりと店内にいたかったのだけれど、店員が、不審そうな顔で僕を凝視するので、仕方なく外に出た。

寒い!

うぉぉぉー。寒すぎる。

いったん、暖かいコンビニの店内に入ってしまっただけに、僕は、ひときわ、その寒さを痛感した。

僕は、寒さの中、震えながらパンを食べたが、その味さえもまともに感じられなかった。

できれば、もう一度コンビニに戻りたかったのだけれど、どうにも店員の感じが悪い*1ので、戻りたくなかった。

ということで、何とか駅までの道程を歩み続けて…残りあとたった500mあまり。

しかし、それでも、また耐えられなくなり、今度はファミリーマートに駆け込んだ。

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 「ファミマのホットドリンクで、あったまろ。

大きく共感。僕は、正直、このドリンクたちを身体に巻きつけながら歩きたいとまで思った。

しかし、そんなことはできないので…。 

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とりあえず購入。

僕は、店員の許可をもらって(このファミマの店員は、もの凄く優しい感じだった。)店内で、ゆっくりと呑ませてもらった。

くーーーーーーっ。

身体の中に、ほうじ茶の優しさ、温かさが染みこんでくる。いやはやたまらない。

前述のセブン-イレブンで、僕は、取り急ぎ食料を補給してしまったのだけれど、僕に本当に必要なのは、この温もりだったのだ。

そんな冷静さも失っていたことに、僕は我ながら驚愕した。

身体の中に温もりを取り入れたことで、僕は少しだけ楽になったような気がした。

それから5分ぐらいは店内にいたろうか。何とかまた動き出せそうになったので、僕は両手でペットボトルを握りしめながら、駅までの道程を歩き続けた。

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到達!

いやはや遠かった。つらかった。ほんとに、泣けてくるほどきつかった。

でも、何とか僕は辿り着けたのだ。本当にホッとした。

Tシャツ短パン装備の僕は、駅の構内でも、電車の中でも違和感たっぷりだったけれど、そんな人目など気にしていられる心の余裕はなかった。

僕はただ、何とか生還することができる喜びで、胸がいっぱいだった。

その後…。帰宅し、家で暖をとった後は、すっかり回復。

昼には、餃子の王将に出かけて500円割引券をゲットまでしている。現金なものだ。

夜は、職場系ラン仲間との忘年会で、所沢まで繰り出した。

最高に楽しい会だったのだけれど、途中、一瞬だけ僕の心は沈んだ。

サロマの話が出たからだ。

僕は、毎年、この仲間たちとともにサロマ湖100kmマラソンに出場しているから、必然的に、今年のサロマについても、今年の話題に上る。

僕は、仲間たちから、リタイアしたときの感想を、あらためて問われた。

雨と寒さのせい、十分な防寒対策ができていなかったせいだと言い訳し、「その間違いを、今日の河川敷でもやってしまって…」と、笑い話に昇華させた。

皆は大いに笑ってくれたけれど、その一方で、僕は再び、自分のバカさ加減を思い出し、憂鬱になっていたのである。

翌、25日。

仕事から帰宅すると…自宅のポストに、これが投函されていた。

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来年6月開催、サロマ湖100kmウルトラマラソンの案内ハガキだ。

今年のエントリー者には自動的に送付されるシステム(?)になっているようで、リタイアした僕にも届いた。

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 「澄んだ空気と、美しい風景のもとで」というキャッチコピーが恨めしい。

少なくとも、ここ2年は、そんな情景とは無縁のレースになっていると思うからである。

もしも来年のサロマが、今年と同じような条件のレースになると決まっているならば、僕は絶対に出場しない。

防寒対策をとればいいだけのこと、とは思ってもいるが、あんな寒い天候の中、100kmも走るのはまっぴらだ、という気持ちもある。

天候については、当日になってみないとわからないので、実に悩ましいが、ここ2年のレースで、僕は、サロマへの思い入れが、一気に下がってしまった。

サロマンブルーを目指したい気持ちはあるものの、あと5回も残っているし、それほど大きなこだわりたいという気持ちも失われている。

うーん、どうしようかなぁ…。 

 

違う自分になれ! ウルトラマラソンの方程式

違う自分になれ! ウルトラマラソンの方程式

 

 

*1:Tシャツ短パンの装備で震えている僕の姿は、異様だったかもしれないから、不審者扱いされても仕方ないかもしれないけれど…。

「サロマ湖」の波が、押し寄せてきた2日間(前編)

一昨日、12月24日の早朝は、荒川河川敷に繰り出した。

夕方からは、所沢でクリスマス餃子パーティが控えていたため、夜明け前に走っておこうと思ったのだ。

座骨の痛みは相変わらず続いているのだけれど、医者からも、「むしろ少し走った方がいい」と言われているので、スピードさえ出さなければ問題ない。

だから、軽い気持ちで、ハーフ距離ぐらいを走るつもりだった。

と…この「軽い気持ち」の決心が、あとで大きな後悔を僕にもたらすことになる。

走り出した時刻は、まだ夜明け前。

僕は、Tシャツ、短パンという軽装備で赤羽から出発し、河川敷コースを走り出した。

ちょっと寒さを感じたが、「なぁに、走っている内に、きっと暖まってくる筈だ」と思った。

f:id:ICHIZO:20171226043827j:plain荒川大橋下。

画像補正をしないと、真っ暗すぎて、何が何やらわからないほど暗い。

僕は、ヘッドライトを持ってこなかったことを少し悔やんだが、これも、「まぁ、すぐ明るくなってくるだろうし…」と思って、気にしなかった。

しかし、これも大きな間違いだった。今から思えば、この日のランは、あまりにも準備不足だったのだ。

僕は、真っ暗な道で、何人もの人とぶつかりそうになった。

真っ暗な中、結構、ゆっくりと散歩をしている人たちがいるのである。

ランプぐらいつけていて欲しいなぁ…と思ったが、「おまえがつけろよ!」と言われそうだし、もちろんその通りなので、僕は自分の甘さを悔いた。

何とか気を遣いながら、ゆったりと走ったが、ストレスの溜まるランになってしまったことは間違いない。

荒川河川敷コースは、前日の土曜日に、「足立フレンドリーマラソン」というレースが行われていた筈だけれど、もう、その余韻は全く残っておらず、その代わりに…。

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来年1月に実施される「ハイテクハーフマラソン大会」の看板が、あちこちに掲示されていた。

荒川河川敷は、僕のホームコースとも言えるのだけれど、僕は、まだ、このレースに出場したことがない。

来年は、同日のフロストバイトロードレースを選んでしまったが、一度はこのレースに出てみるのも悪くないかもしれないと思った。

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江北橋下。

スカイツリーを眺めることができる場所での定点撮影。まだ、この時点でもかなり暗い。

この日はクリスマス・イブだったけれど、スカイツリーのイルミネーションは、いつも通りの変わらぬ色彩だった。

そこからしばらく走って、国道4号線を過ぎ…。

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北千住の手前、このあたりで僕は引き返した。

赤羽から走る場合、ここで引き返すと、ちょうどハーフ距離になるからだ。

ただ、この時点で、僕の身体は、かなり辛い状態になっていた。

今の僕は、たった10km走るだけでも、少しガタが出てくる。座骨の辺りが、少し痛み出してきたのである。

加えて、押し寄せてくる猛烈な寒さ。

走り始めは、まだ元気だったから、Tシャツ・短パンという軽装備でも耐えられたけれど、それからは、「慣れる」どころか、辛くなる一方。

それはそうだろう。

痛みのせいでスピードは出せないし、身体は疲れてくるし、さらには、一日で一番気温の下がる夜明けの時刻を走っているのだ。

僕は、あまりにも軽装備で出発したことを悔いた。自分のバカさ加減を呪った。

寒さに強い体質ならばまだしも、僕は寒さにめっぽう弱い。それは、去年のサロマで、十分にわかっていた筈じゃないか。

あの日の悪夢が、脳裏に甦ってきた。

雨こそ降ってはいなかったが、身体はブルブル震えて思うように動かなくなってきた。

しかし僕は、ここまで走ってきたのだから、あとは引き返すだけ、と思いながら、頑張って走った。

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帰路で、振り返って撮ったスカイツリーの情景。

すでに空はかなり明るくなってきており、ツリーは朝焼けに照らされていた。

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「東京喜多(北)マラソン」の看板も発見。

今から思えば、北区に入ったこの辺りで、河川敷から抜け出して、一般道に戻っていればよかった。そうすれば、電車に乗るとか、車を拾うとか、いくらでも、自由に行動できた筈。

しかし、一昨日の僕は、あと数キロぐらい何とかなると思って、そのまま走り続けてしまった。

それが、大きな間違いだったのだ。

(以下、続く。)

「チームはてブロ」納会&オレンジサプライズに感激の夜

昨日は、チームはてブロの納会に参加させていただいた。

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 会場は、神田錦町にあるランニングステーション「RUN CUBE」の、2Fにあるレセプションスペース。

そう。

昨晩は、市川パパさん主宰による練習会【パパ練@皇居】と【はてブロ納会】の2部構成だったのだ。

僕は、できれば皇居も走りたかったのだけれど、身体の調子と仕事の状況から、参加が叶わなかった。

納会のスタート時間である20時半にあわせて会場に着くと、既に、皇居を走り終えたメンバーたちが揃っていて、談笑を始めていた。

ほどなくして、市川パパさんのかけ声により、まずは…。

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乾杯!

総勢19名のはてブロランナーたちが集まり、実に壮観だった。

僕は、納会だけの参加…しかも、「はじめまして」の方が多かったのだけれど、温かく迎えていただき、最高の夜を過ごすことができた。大感激だ。

【RUN CUBE】は、【鹿屋アスリート食堂】とのジョイント施設になっていることもあり、出てきた料理は、アスリート向けのヘルシーっぽいものが多かった。

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残念ながら餃子はなかったけれど、どれも美味しくて感激。

ゆったりとした貸切スペースで、ビールをはじめ、飲み物は飲み放題だったし、宴の半ばでは、表彰式も行われて、大いに盛り上がった。

サブ3賞、遠征賞、カムバック賞、などなど…。

僕は、晴れ晴れしい笑顔でスピーチをしながら、景品を受けとっている仲間たちを、羨ましく眺めていた。

僕も、いつかは表彰されるようになりたいなぁ…と、思ったが、よく考えると、表彰されるようなことが思い浮かばないので、無理かもしれない。

あぁ、餃子を食べて走ったで賞、とかあればなぁw

気がつけば、時刻は11時。あっという間の2時間半だった。

宴のあと…帰り支度をしている途中、オレンジサプライズが。

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表彰者だけの特典なのかと思い、羨ましく眺めていた、はてブロのスポーツタオルを、僕もいただくことができたのだ!

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オレンジカラーに、チームはてブロのデザインが映える。

通常、スポーツタオル生地にプリントすると、文字もデザインもちょっと「でこぼこ」した感じになってしまい、なかなか綺麗に読み取れない。

しかし、このスポーツタオルは、違う。

きめ細かい生地に、くっきりと、実に鮮明に「Team Hatena Blog」の文字とデザインがプリントされている。

いやはやこれは素晴らしい。

僕のオレンジコレクションに、またひとつ、最高のアイテムが加わった。

本当に嬉しい。

オレンジ色の憎いヤツが来たーっ!

と、言っても「夕刊フジ」のことではない。

今の若い人には全くわからないネタ振りだと思うけれど、気にせず先に進めようw

そう、待ちに待っていた「あれ」が届いたのだ!

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「チームはてブロ」Tシャツ、新色のオレンジ。

僕は、とにかく オレンジ色が大好きなので、いやはやたまらなかった。

今回の郵送物の中には…。

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こんなメッセージカードまで添えられていた。

僕はそこに書かれていたメッセージに心打たれて、感激しながらこれを書いている。

まさに、自分への、最高のXmasプレゼントをもらった気分。

びあー(id:beer_beer)さん、さつか (id:satsuka1)さんに、あらためて心から感謝したい。

この新色Tシャツが届いたことで…。

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僕の「はてブロTコレクション」が充実するとともに…。

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オレンジコレクションもパワーアップした。

それは良かったのだけれど、この写真の撮影時、大事なTシャツにラー油をこぼしてしまいそうになって、ちょっと焦ったw

いったい、早朝から僕は何をやっているのだろう…。

 

夕刊フジ

夕刊フジ

 

 

 

 

餃子かランか。僕の人生の難問を考えてみた年末

今年、2017年は、僕が餃子ランナーになって、足かけ8年目の年になる。

ランニングを始める前は、競馬が好きだったので、餃子ギャンブラーだったのかもしれないが、その記憶はない。

僕にとって、餃子とランは切っても切り離せないもの。

餃子があるから走り続けてきたと思っているし、走り続けるために、餃子を食べ続けてきた。

餃子は、その皮となる小麦粉で炭水化物、具となる肉でタンパク質と脂肪がとれ、さらに、野菜ではビタミンとミネラルが補給できる完全食。 

だから、餃子ランナーは、日常の食事として、餃子さえとっていれば十分生きていけるのだ。

餃子完全食理論は、あの「美味しんぼ」が提唱元とも言われ、今や、餃界の常識ともなりつつあるが、最近は、さらに進んでダイエット食としても評価が高まっている。

餃子ダイエット

餃子ダイエット

 

何しろ、こういった餃子ダイエットの本まで出ているし、「餃子 ダイエット」でググると、なんと、2,840,000 件もの検索結果がヒットする*1のだから、もはや、一定のダイエット市民権(?)を得ていると言ってもいい。

そういった点で考えても、餃子は、ランナーに向いている。

ランニングに、そしてレースに嵌まったランナーであれば、誰でもフルマラソンで速く走りたいという夢を持つだろう。

巷では、「1kg痩せると、フルマラソンで3分早く走れるという俗説」がある。そんな時に、ダイエット食材でもある餃子はうってつけなのだ。

一方では完全な栄養補給食となり、もう一方ではダイエット食という側面ももつ餃子ほど、ランナーに向いた食べ物はない。

ただ、時々僕は考える。

餃子とラン。いったい自分の人生にとって、どちらの方が優先なのだろう…と。

これまでずっと考えてきて、どうしても答えが出ないため、今年1年のブログを振り返ってみながら、その答えを探してみようと思う。

調べる方法は、

「餃子とランを並行して行っているシーンで、僕は、どちらに、より喜びを感じるのか?」

だ。

いつも、長めのエントリーになると、細切れに連載するのが僕の常なのだけれど、今回に限っては一気に書き切ったので、超長文。

ということで、珍しく目次も設定してみたw

【Jan】みなとみらいラン VS 野毛「福仙楼」

僕にとって、重要なランニングコースである、みなとみらいラン。

僕はいつも、このコースを痺れながら走っている。この1月のランでは…。

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いつ見ても美しい、日本丸とコスモクロックの競演はもちろん…。

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アイススケートリンクや…。

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山下公園でのカモメの整列も素晴らしく、見惚れながら走った。

これに叶う感動はないよなぁ…と思いながら、僕は、ラン後に野毛に繰り出した。

その目的は…。

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以前から気になっていた店、福仙楼を訪れるためだった。

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いやぁ、ここの餃子の美味しかったことと言ったら!

真冬の寒い時期だったというのに、ビールに痺れてしまったことからも、この店の凄さがわかる。

夏場のランだったら、きっと、餃子とビールの無限ループになっていたんじゃないかと思うほどだ。

ということで、1月の勝負は…。

引き分け。

《参考エントリー》

【Feb】別府大分毎日マラソン VS 別府「湖月」

これはもう、書く前から激戦必至の取組だw

別府を訪れるのは、今年で4年目になるのだけれど、マラソンメインなのか、餃子メインなのか、時々わからなくなってしまうほど。

別府大分マラソンは、極めて厳しいレースゆえに、ランナーの僕にとっては、ずっと大きな存在であり続けていたし、何とかギリギリ出場できる喜びを噛みしめていた。

ただ、今年は…。

一応なんとかゴールインはした。フィニッシャータオルももらえた。

しかし、それは、こと、別大においては、無駄なゴールだった。僕は、グロスタイム*2で3時間半を切ることができなかったからだ。

僕がトラックに入ったあと、3時間半のタイムが過ぎ、会場に渦巻いた溜息の渦を、僕は今でも忘れない。

だから…。

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この対決においては、安定の、裏切らない美味しさで僕を迎えてくれた「湖月」の感動が上回る。あぁ、土曜日は、まだ幸せだったのになぁ。

餃子の勝ち!

《参考エントリー》

【Mar】古河はなももマラソン VS 古河「餃子の丸満」

3月は、僕にとって、リベンジの月だった。

別府大分マラソンで失われてしまった自信を、何とか取り戻すため、背水の陣、という気持ちで、僕は、「古河はなももマラソン」に挑んだのだ。

結果…。

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競技場での感慨が半端じゃなかった、古河はなももマラソン -

グロスタイムで、3時間半切り、達成!

いやぁ、嬉しかった。本当に嬉しかったなぁ。

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レース後は、一緒に出走していたラン仲間と、地元の有名店「丸満餃子」で打ち上げ。

餃子は、色々とバラエティに富んでいておいしかったけれど、リベンジを賭け、そして達成できた喜びには叶わなかった。

だから、この勝負は…。

ランの勝ち!

《参考エントリー》

【Apr】WMM祝勝&壮行談義 VS パオ愛宕店

WMM(ワールドマラソンメジャーズ)制覇は、僕のランナーとしての憧れ。

ボストン、ニューヨーク、シカゴ、ロンドン、東京、ベルリン。

この、世界6大大会をすべて完走しないと、フィニッシャーの栄誉は得られない。

日本人では、まだ100人もいないと思われるそんな強者を2人含んだメンバー構成。

しかも、リーチをかけているメンバーの、ロンドンマラソン壮行会。これが盛り上がらないわけがない。

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ゆったりとした会場には、WMMをも超え、さまざまな国を走り続けているメンバーのメダルやトロフィー(!)も並んだ。

今思い出しても、最高のラン談義、マラソン談義で、あっという間の、夢のような数時間だった。

しかし、そんな濃密なラン談義に、この店の餃子は負けていなかった。

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ピリッとした黒胡椒の効いたジューシーな味わいは最高で、この餃子があったから、会が盛り上がったとも言える。

ただ…。僕は少し迷った。

そもそもこの日は走っているわけじゃないし、ランについては、ランナーで集まって話をしただけ。

「ラン談義」と「餃子」を比較して勝敗を決めるというのはいったいどうなんだ?というツッコミが入りそうなので、そういうときはグレーな決着に限るw

そう。引き分けだ。

《参考エントリー》

【GW】いざ、江ノ島!ラン VS 餃子エイド 2軒

今年のGW(Gyoza Week)には、ラン仲間のイベントに参加した。

このイベントは…。

スタートは、どこからでもOK。どんな方法で行ってもOK。当日午後2時までに、ゴール地点の江ノ島ヨットハーバーに集合。

その後、みんなで、江ノ島の素晴らしい情景を見ながら、飲む!

という内容になっており、僕はその自由で楽しそうなムードの企画主旨に大いに惹かれて、参加させていただくことにした。

僕の家から江ノ島までは、70km超。もちろん、電車を使っても何の問題もなかったのだけれど、僕は折角だから走って向かうことにした。

まだ夜が明ける前に家を出発。

天候は晴れており、この時期にしては結構暑い天気だったので、かなり苦労したけれど…。

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 何とか完走!

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いやはやこのビールが旨かったことと言ったら!

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いくらしらす丼も最高だった。

一見餃子と無縁に思えるこの企画においても、僕は、道中で、勝手に餃子エイドを見つけて走っていた。

早朝6時頃、京急の青物横丁を過ぎたあたりで見つけた、「ラーメン道楽」のもっちり餃子。

食べ応えたっぷりの餃子に大きな力をもらったことを思い出す。

そこからは、延々と、街道の餃子店を探し続けながら走り続けたものの、ランチタイムが始まるまでの時間はなかなか見つけることができず…。

ようやく、北鎌倉「大陸」で、ニンニクガッツリ餃子に巡り会う。

この時点で、時刻はお昼近くになっていたから、餃子店はいくらでも見つけることができたが、ゴールの江ノ島まで10km程度に迫っていたこともあり、断念。

ということで、71kmも走って、たった2軒しか餃子エイドに寄ることができなかった。

走る時間帯が厳しかったということもあるが、事前にもっと調査してからコースを決めるべきだった。餃子ランナーとしては、あまりに準備不足だったと反省している。

痛恨だが、餃子の負け。ランの勝ち。

《参考エントリー》

【May】:仙台国際ハーフマラソン VS 仙台あおば餃子

5月中旬は、仙台国際ハーフマラソンに遠征した。

僕は、基本的にハーフは苦手であまり好きではないのだけれど、このレースは、4年越しのリベンジがかかっていたレースだったので、楽しみにしていた。

天候はあいにくの小雨模様だったけれど、呼吸は楽で、ランニングには絶好の陽気…だったのだけれど、あいにく、レースは大惨敗。

ハーフのスピードが僕にはやっぱり足りないことを実感した。

ただ、そんな僕の落ち込んだ心を救ってくれたのは、チームはてブロの仲間たちだった。

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レース後、MacRunさん、びあーさんと交わした乾杯は最高だったし…。

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屋台のあおば餃子も美味しかった。

ということで、レースは惨敗だったものの、はてブロ仲間に救われたことを含めて、引き分けにしようかと思った。

が…その決断を下すのは早かった。

レース後、ひとりでぶらぶらと仙台の街を歩きながら、偶然見つけた、この「一番五郎」の餃子が、思った以上に美味しくて、個人的には、かなりのヒットだったからである。

この日はランチメニューしか食べられなかったけれど、今度は夜に訪問して、色々な餃子を食べたいと思ったので…。

餃子の勝ち!

《参考エントリー》

【Jun~Jul】:サロマ湖100kmウルトラマラソン VS 池袋「蘭蘭」

正直に言うと、あまり思い出したくない。できれば、書きたくない。

でも、今年のランを振り返るとなれば、やっぱり、書いておかなければいけないのだろう。

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あぁ、無念のリタイア…。

僕は、6年目のサロマで、そのフィニッシュラインに辿り着くことができなかったのだ。

敗者の悔恨については、このエントリーで書いた通り。

降りしきる雨と寒さにやられて、低体温症に見舞われてしまったのだと思うのだけれど、それは、防寒対策を十分に行っていれば防げた筈のこと。

何よりも、心が折れてしまった時点で、僕は、もう、100kmを完走できる状態ではなくなっていたのだ。

レースから1ヶ月後、毎年、サロマを共にしている仲間たちとの、慰労会が実施された。

完走した仲間たちは、僕を十分気遣ってくれていたが、僕は、やっぱりレースのことを思い出して、思いっきり笑うことができなかった。

僕らの馴染みの中華店、池袋の「蘭蘭」で、もちろん餃子もあった。

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ただ、この日の餃子はそれほど美味しく感じなかった。

もともと、この店の餃子は特筆すべき味ではない*3ので、僕の心を癒やしてくれるほどの力はなく、

だからこの勝負は両者不戦敗的な…。

引き分け。

【Mt.Day】:足柄峠走 VS「餃子ショップ」&「氷花餃子」

8月11日。去年から新設された新しい祝日。その名は「山の日」ということで、僕は…。

足柄峠に出かけた。

考えることは皆同じようで、この日は、朝から麓の山北健康センターは、行列が出るほどの大賑わいになった。

そんな中、僕は先頭で並び、スタートこそ軽快に走り出したものの、峠走の結果はひどいものだった。

この頃から発症していた座骨神経痛の影響もあって、やっぱり僕のスピードは明らかに落ちていたのだ。

ただ、峠走の後、僕はそれほど落ち込まなかった。この日の足柄行きは、峠走だけが目的ではなかったからである。

むしろ、アフター峠走を満喫するつもりで出かけ…。

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「餃子ショップ」は裏切らない! 

まずは、国府津の餃子ショップへ。

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ニンニクたっぷり野菜ガッツリ。僕の大好きなタイプの餃子を満喫。

レトロな店の雰囲気も最高だった。

その後、小田原まで足を伸ばして…。

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この羽根は、芸術だ!感動の「氷花餃子」をついに実食! -

氷花餃子へ。

以前から行きたかった店だったので、念願が叶った形だ。果たしてその餃子は…。

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いやはや素晴らしい。

羽根の形といい味といい、文句のつけようがない美味しさ。近所にあったら通い詰めてしまうんじゃないかと思った。

ということで、この勝負は文句なく…。

餃子の勝ち!

【Aug】:北海道マラソン VS 狸小路「欽ちゃん」

2011年以来、7年連続出場。

僕が最も長く出場し続けているレース、北海道マラソン。それほどこだわりがあり、思い出深いレースと言えるが、今年は一層特別で、忘れられないレースになった。

レースの内容としては、「完敗」と言えるのだけれど…。

その悔しさを補ってあまりあるのが、チームはてブロの皆さんとの出会いだった。

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レース前のシューズ円陣。

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レース後の青空打ち上げ。

どちらも、僕のランナー人生にとって忘れられない、大切な記憶になった。

あぁ、はてなでブログを書いていて良かった。ランナーでいて良かった。心から、あらためて、そう思った瞬間だ。

青空打ち上げでは、なんと、チャーリーさんが、こんな僕のために、餃子を買ってきてくださっていた。感動。

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コンビニの餃子が、こんなに美味しいなんて!

しかし、それは当たり前だった。最高の青空の下、素晴らしいラン仲間とともに食べる餃子。美味しいに決まっている。

チームはてブロでの青空打ち上げ後、僕は、別のチームのラン仲間と札幌駅構内の打ち上げに繰り出し、餃子も食べてみたのだけれど…。

チョット外れの店だったり、餃子が終了してしまったりしていて、どうにもうまくいかなかった。

ということで、仲間と別れ、ひとりで狸小路を彷徨っていたいた僕に、奇跡が訪れた。

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「ホルモン屋の焼餃子@欽ちゃん」に感激!

偶然目に留まった、このホルモン屋に、僕は、ビビッときて入店。

そして、この店の餃子が…。

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想像以上に素晴らしかったのだ!

いやぁ、僕の餃子アンテナも、まだ錆びついていないなぁ…と思って、少し安心したことを思い出す。

ということで紆余曲折合ったものの、北海道で新規餃子店を開拓できて、とても嬉しかった。

北海道マラソンの結果はともかくとして、チームはてブロの素晴らしさと甲乙つけがたいので、ここは…。

引き分け。

【Sep】:ベルリンマラソン VS マウルタッシェン

これはもう、最初から勝負の結果がついているw

マウルタッシェンは、「ドイツ風餃子」などと呼ばれることもあるが、はっきり言って、餃子とは似て非なる料理だからだ。

パスタ生地で作られているため、ラン前日のカーボローディングには最適だけれど、「餃子」としては失格。

ということで、最高に楽しかったベルリンマラソンと比較して、勝負になるわけがない。

文句なくランの勝ち。

《参考エントリー》

【Oct】:WMM祝勝イベント VS 馬喰町「帆」

ここは激戦。

WMM繋がりの祝勝イベントということで、大いに盛り上がる餃子店を選んだからだ。

4月に集ったメンバーが中心だったけれど、今回は、WMMフィニッシャーがひとり増えて3人に。

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WMMフィニッシャーだけが得られる、輝かしい6連メダルと…。

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特製のフィニッシャーTシャツが披露された。

僕は、これを見ていたらWMMへの思いがまたしても大きくこみ上げてきた。

そんな6連メダルに対抗したのは…。

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6連杏仁w

…じゃなく、素晴らしい手作り餃子群の数々だった。

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形も味も素晴らしい!「帆」餃子づくしコースの皮 

いやぁ、本当にここの餃子たちは、個性的で素晴らしい。

ということで、やっぱり…。

引き分け。

【Nov】:大阪マラソン VS 大阪《前日/当日/翌日》餃子

未だ記憶に新しい大阪マラソン。

何しろ、僕にとっては、第1回大会以来、出場を焦がれ続け、7年目にして初めて叶った大会だ。

最近は、足と腰の痛みで、どうにもまともに走れないから、タイムが不本意に終わってしまったのは、悔しいけれど、仕方ない。

御堂筋の情景は本当に素晴らしかったし…。

大阪マラソン名物、まいどエイドは、今思い出しても感動する。

だから、この対決は、比べるまでもなく、ランの圧勝かとも思ったのだけれど、そうはならなかった。

大阪の街は、餃子においても素晴らしかったからだ。

レース前日の餃子ローディングに選んだ店こそ今ひとつだったが…。

レース後、ラン仲間が打ち上げに選んでくれた店が最高だった。

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店の入口には、鴨餃子とワインの魅惑的なキャッチコピー。いやはや、心躍る。

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 乾杯の瞬間から、僕の心は舞い上がってしまった。

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鴨餃子とワイン!「オペレッタ52」で大阪マラソンの余韻に陶酔した一夜

出てくる鴨餃子たちは、どれもこれも味わい深く、もちろん、ラン仲間たちの話も面白く、僕は最高の打ち上げを過ごすことができた。

僕は、その余韻を引きずりながら、翌日も最高の餃子に出会った。

大阪天神橋の「大来軒別館」に、昼の開店と同時に入り…。

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餃子5種盛りに加えて…。

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ホタテ餃子。

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水餃子も堪能。

ビールももちろん飲んで、最高の昼下がりを過ごすことができた。

ということで、これも…。

引き分け。

…と、ここまでが僕の、今年のラン&餃子対決になる。

Result

誰も気にしてないかもしれないし、どうでもいいことに決まっているのだけれど、一応、ここまで書いてきた以上、やっぱり、総合結果を発表しないわけにはいかない。

僕にとって、ランと餃子の優劣を決める、重要な結果になるからだ。

果たしてその結果は…。

ラン3勝!

に対して…。

餃子 3勝!

6引き分けw

…ということで、僕にとってどちらが上位かという結論は、無事(?)来年に持ち越しとなった。

おあとがよろしいようで…(←よろしくないだろ)

 

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*1:2017年12月現在

*2:号砲が鳴ってからのタイム。一般的には、各ランナーがスタートラインを踏んで以降のネットタイムが実質タイムとして認められるが、こと、別大においては、グロスタイムでないと意味がない。

*3:決してまずいというわけではなく、この店では、相対的に他の料理の方が美味しい。

思い出だらけのフロストバイトRR、ナンバーカードセットが届いた!

昨日。

リリカの副作用に苦しみながら業務を終え、ようやく帰宅すると、ポストに投函されていた。

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フロストバイトロードレース事務局からの手紙だった。

僕は、このレースに、2013,2014,2016と出場していて、今回が4回目の登録。しかし、これまで、こんな封書を受けとったことはなかったので、ちょっと驚いた。

2014年までは、ハガキのみだった記憶がある。そのハガキで入場し、会場となる横田基地内で、ナンバーカードを受けとる仕組みだった筈だ。

2016年は、なんと、ハガキの事前送付がなくなり、RUNNETのマイページから、必要書類をプリントアウトして持参しなければいけなくなった。

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新着情報 | 第35回フロストバイトロードレース

変更理由として、年末年始の郵便が非常に混み合うため、そのトラブル回避などと説明されていた。

しかし、僕には、単なる体のいい経費節減の言い訳としか思えず、ちょっとした怒りさえ感じた。

そもそも、「プリントアウトが必須となります」などと、気軽に言うなよ!と、思った。

当時、僕は、家のプリンターが不調で、簡単にプリントアウトを行うことができない状態だったからだ。

色々と苦労して、何とか印刷はできたものの、実に不満だった。

どうやらその評判が悪かったのか(当たり前だ!)今年、2017年開催のレースからは一気に改善され、案内ハガキどころか、ナンバーカードまで事前送付されるサービスに変わっていたようだ。

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やればできるじゃないか!

ナンバーカードまで事前送付されるのならば、当日が一気に楽になる!と一瞬嬉しくなったが、このレースが「特殊」な大会であることを思いだし、我に返った。

通常のレースなら、ナンバーカードが事前送付されれば、あとは、当日、スタートラインに並ぶだけでいい。

だから、レース直前に到着しても出走することが可能*1。これは、実に楽だ。

しかし、こと、このフロストバイトロードレースにおいては、そうはいかない。

なぜなら、このレースは、米軍横田基地内を走るレースだからだ。

横田基地は、日本国内にあって日本ではないような土地なので、そう簡単には入場できない。

だから、レース前、基地内に入るためには、パスポートなどの身分証明*2が必要で、それに加えて…

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この入場証も持参しなければいけない。

以前は、参加案内ハガキが入場証を兼ねていたが、その役割を、ハガキ大の入場証が請け負う形になったようだ。

ナンバーカードの事前送付で「油断」してしまい、当日、この入場証の持参を忘れてしまいそうなので、注意が必要だなぁと思った。

僕は、未だ腰と足の調子が思わしくないため、スピードレースへの出場には二の足を踏む。

僕はもともとハーフマラソンという競技が好きではないので尚更。

ただ、僕にとって、このレースは特別なので、できれば出走したい、という方向で考えている。

僕は、これまで2回以上出場したハーフマラソンのレースは、このレースと山中湖RRだけ。それほど、僕にとって非常に思い入れの深い特別なレースなのだ。

初めて出走した2013年。

僕は、絶好の好天のもと、アメリカンな雰囲気に酔いしれて、実に感動した。

レースそのものもさることながら…。

レース後のハンバーガーなどもこれまた最高で、また絶対に出場しようと思った。

ということで、翌年、2014年も出場をしたのだけれど、この時に悪夢が待っていた。

基地内の入場後、ナンバーカード受取の際、段差に躓いて転倒、胸と膝を強打してしまったのだ。

かなりの痛みで、本当に辛かったが、僕は折角基地内にまで入ったのにDNSはあまりに悔しいと思い、何とか出走。

完走はできたものの、この時の無理が尾を引いて、2週間走れなかったことを思い出す。

そんなつらい記憶があったため、翌年、2015年のフロストバイト出走は見送ったが、やっぱり、このレースは好きだったので…。

2016年にリベンジ出走。

2年越しの借りを返すことができ、非常に気持ちが良かった。

ということで、僕にとっては実に思い出深い、大切なレースなのだ。

来年の1月中旬という日程は、身体の問題以外にも諸般の事情があり、まだ確実に出走できると言えない。

ただ、大好きな、そして思い出だらけのレースなので、できれば出走を叶えたい。

横田基地友好祭2011 (MCRbooks)

横田基地友好祭2011 (MCRbooks)

 

 

 

*1:レースによっては、出走ブロックごとの集合時間などがあったりするから、ある程度早めに着いていた方が望ましいけれど、最後尾からの出走でもいいなら、ギリギリだって走れる。

*2:もちろん、運転免許証や住民基本台帳カードでも可能だが、このレースに限っては、気分的に?パスポートを持ってくる人が多い。

My Running Life depends on the moon…

今日は、新月。

どんなに空がくっきり晴れていても、月が全く見えない夜明け前だ。

夜明けランに繰り出す僕のモチベーションは、月に大きく支えられているので、月が見えず、風も冷たいこの時期は、走ろうという思いが大きく失せる。

今は絶好の練習シーズンだから、元気な時ならそれでも走ってはいたが、腰や足は、相変わらずの状態なので、無理をしないことに決めた。

今を遡ること2週間前。

僕は、2017年最大のスーパームーンを撮影した。とても大きくて、素晴らしい月だったことを思い出す。

スーパームーンに限らず、月はいつだって美しい。

満月から新月に至るまでの約2週間、月は、日暮れの時間に上って、夜明けとともに沈んでいくので、夜明けランの大事な相棒になってくれる。

ただ、空が曇ってしまうと、月は隠れてしまうため、天候に大きく左右されることも事実。

寒い中夜明けランに繰り出しても、空がどんより曇って月が見えないと、僕の心は大いに沈む。

幸い、ここ最近の夜明け前は、非常に天気が良い日が多かったため、僕は、毎日少しづつ欠けていく月を眺めながら走ることができた。

僕は、例によって、PowerShot SX720 HS を携えながら走っていたため、月の写真はもちろん撮っている。

今日は、折角だからその移り変わりをご紹介させていただくことにしよう。

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12月6日。月齢18日目の立待月。

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12月7日。月齢19日目の居待月。

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12月8日。月齢20日目の更待月。

ここから数日は、諸般の事情*1で月を眺めることができなくなった。

ということで、次の写真では、その様相が一気に変わる。

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12月12日。月齢24日目。

下弦の月である半月が終わり、ぐんぐんその姿は見えなくなっていく。

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12月13日。月齢25日目。

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12月14日。月齢26日目。

この頃になると、月の昇る時間も夜明けの時間に近くなってくる。

そして。

先週末、12月16日の土曜日は、ギリギリの月だった。

今月上旬のスーパームーンの日、夜空に煌々と輝いていた月は、その面影もなく…。

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明け方の空に、辛うじてその姿を見せていた。

満月よりも、この時期の月の方が断然撮影が難しい。僕は、コンデジのマニュアル設定が、なかなかうまくできずに苦労した。

寒さゆえに、手がかじかんでくるため、ズーム時の手ぶれも酷くなり、失敗の連続。

それでも、どうにかこうにか撮ることができた。

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月齢28日目。ギリギリの有明月だ。

今日から2週間は、また、夜明け前に月が見えないので、こういった写真を撮ることができなくなるのは実に寂しい。

ただ、来年は新年早々(1月2日)スーパームーンが控えている。

僕は、そんな月を眺めながら、いい年に、復活の年になれるように祈りたい。

 

ムーン・ダイアリー'18

ムーン・ダイアリー'18

 

 

*1:天気のせいなのか、僕の体調のせいなのか、もう、今となっては思い出せないw


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