店の名は、オペレッタ52。
大阪の東梅田にある人気店だ。
僕は、基本的に中華系の気楽な店が好きなので、こういったお洒落な雰囲気の店は気後れしまう。
…が、この日はここに行けることをとても楽しみにしていた。
大阪マラソンでは、まいどエイド以降の10km近くは這々の体だったのだけれど、この店での打ち上げがあるから、何とか頑張れたと言ってもいい。
なぜか。
この店が、「鴨餃子とワイン」の店だったからだ。
餃子とワイン…と言えば、1年半前のGW(Gyoza Week)に行った店を思い出す。
この時は、餃子とワインの好相性に痺れまくった。
だから、僕は再び、その素晴らしいコンビに出会えることが、本当に楽しみだった。
しかも今回は、いかにもワインに合いそうな「鴨餃子」がメインというのだから、ワクワク感が募る。
僕の餃子アンテナ(?)には引っかかっていない店だったので、僕が幹事だったら、この店を選ぶことはなかったろう。
僕は、この店を打ち上げ会場に選定してくれた幹事のラン仲間に心から感謝をした。
宴の開始は、18時。
大阪マラソンで走ったランナーと、応援してくださったランナーが集い、まずは…。
乾杯!
いやぁ、最高の気分だ。
この日は、初顔合わせというメンバーも多かったのだけれど、「大阪マラソン」「WMM」繋がりだったこともあり、皆、すぐに打ち解けて、大いに盛り上がった。
いつも思うことなのだけれど、ラン仲間との飲み会って、どうしてこんなに楽しいんだろう。
僕にとって、ランニングの魅力は、レースだけじゃなく、こういったラン仲間との繋がりにある。
この日は、それを大いに感じさせてくれた夜だった。
もちろん、料理も最高。
店のオススメとして出てきた鴨料理や
バケットやサラダなどに続いて…。
白鴨餃子、来たーーっ!
メニューでの紹介によれば、「一番シンプルな鴨餃子。まずはこれから」ということだったので、その言葉に従って食べてみた。
具は、確かにシンプル。
僕は、鴨餃子というものを、これまで食べた記憶がなかったので、鴨肉だからちょっと淡泊なのかなぁ?と勝手に考えていた。
しかし、その印象は、囓ってみると裏切られた。濃厚で、実に味わい深かったからだ。
続いて…。
赤鴨餃子が出てきた!
皿の色こそ赤だが、餃子の外見は、白鴨餃子とあまり変わらない。
だから、それほど大きな違いはないのかなぁと思いながら、囓ってみて、驚いた。
味が、まるで違うのだ。
断面写真ではその違いを伝えることができなくて残念なのだけれど、八丁味噌とラー油が練り込まれているとのことで、白鴨餃子とは大きく異なる味になっている。
個人的には、こっちの方が断然気に入った。これは、ビールにも合う餃子だ。
さらに。
シャンパン餃子、登場!
これも、外見はこれまでのものと殆ど変わらないが、その内容は異なっている。
メニューでの紹介によると、「仏産マグレ鴨入り鴨肉100%のプレミアム餃子」とのこと。
そのせいか、値段も白鴨、赤鴨餃子よりちょっとだけ高い。
そして、この餃子がプレミアムなのは、餃子本体だけでなかった。
餃子皿には、トリュフ塩とマスタードが付属してきたのだ。
僕はこれまで、トリュフ塩で餃子を食べたことがなかったので、ちょっと驚いたが、このプレミアムな餃子には、とても合って、美味しかった。
鴨肉も、前述の2品より、ちょっと詰まっている感じ。スパイシーな味付けもなされていて、どても美味しかった。
鴨餃子セレクションのトリを飾ったのは…。
やみつきパクチー餃子!だ。
上にかかっているパクチーの量が凄くて、餃子が確認しにくいため、2皿並べて撮ってみたw
パクチーは、上にかかっているだけでなく、鴨肉と一緒に、具の中にも練り込まれている。
パクチー好きにはたまらない餃子だろう。もちろん僕も気に入った。
四種四様、素晴らしい餃子たちを堪能、ラン仲間との大阪マラソン話やWMMネタなども最高に面白く、気がつけば、あっという間に3時間以上の時間が経過していた。
僕は、大阪マラソンでいい結果を残せず、疲労困憊状態でもあったのだけれど、身体と心が一気に満たされた。
本当に素晴らしい夜を過ごさせてくれたラン仲間たち、そして、最高の鴨餃子店に、感謝だ。