ということで、今年も僕は別府に来ている。
メインの目的は、もちろん…。
この大会である筈…なのだけれど、僕にとっては、もうひとつ、大きな目的があった。
そのため、受け付け開始前から並んで、早々に受付を済ませ…。
ランナーの広場でも、「杵つきあんこ餅」にターゲットを絞って臨んだ。
毎年、このブースは大人気で、今年も行列になっていたが、開場早々で、餅が大量に準備されており、あっという間にゲットすることができた。
参加賞のTシャツは、派手な黄色デザインで、なかなか良かった。
餅は、つきたてだけに、やっぱりとてもおいしくて、あっという間に完食。別大出場選手用の食券はもう1枚あったが…。
僕は「みかんの王様 せとか」と引き換えて、早々に会場を出た。
そして、僕が向かったのは…。
もちろんこの店、「湖月」だった。
3年前は臨時休業に泣き、一昨年ようやく訪れることができて、その美味しさに感動。
去年は、レース前日だけじゃなく、レース後も駆け付けた(そのあと、打ち上げがあったのに!)ほど、惚れ込んでいる店。
そう、僕にとって、別府に来る大きな目的のもうひとつは、この店の餃子を食べることなのだ!
1年ぶりの再会に感激。
ちょっと油っぽい感じの一口餃子だから、ビールにはめちゃめちゃ合う。
ただ、今日はレース前日なので飲めないし、そもそも、できれば控えるべき食べ物。胃にもたれるかもしれないからである。
しかし、我慢なんてできるものか。そんな油っぽさも含めて、僕は、この餃子が好きなのだ。
僕がこの店を訪れるのは、3年連続4回目になるが、今日は新しい発見があった。
ラン仲間の友人が、僕の少し前にここを訪れていて、そこで、店の常連さんから「隠し調味料(?)」があるという情報を教えてもらっていたのだ。
ということで、友人の情報を頼りに、僕も店員さんに、その調味料を頼んでみた。僕が入店したときは、誰もそれを使っていなかったので、ちょっと恐る恐る注文。
しかし、店員さんは、僕がそれをリクエストすると、快く冷蔵庫からそれを取り出し、僕に渡してくれた。
千鳥酢。
お酢だ。といっても、単なるお酢じゃない。
料理通の間では有名な、評価の高い一流酢のようだった。
果たしてこれが、やっぱりとても、「湖月」の餃子に合った。具の旨みを引き出してくれる、絶妙の調味料。酢の効果で、油っぽさも和らぎ、胃にも優しい感じがした。
最高だ。
流石は、常連用の隠し調味料(?)になっているだけのことはある。
そもそも、この餃子は、何もつけなくても十分美味しいのだけれど、千鳥酢は、餃子の美味しさをさらに引き立ててくれる、魔法の調味料、という気がした。
他の餃子でも、そのマッチングを試してみたいので、ちょっと値段は高いけれど、買って試してみようかと思う。