今年もまた、「このミステリーがすごい!」の季節がやってきた。
毎年僕は、「このミス!」をゲットするたびに、「あぁ、今年も年の瀬がやってきたなぁ。」と実感するのだ。
僕は創刊号以来の「このミス!」読者で、これまでの号は今も大切に持っている。
昨年のエントリーでご紹介させていただいた、このラインナップに、また、新しい1年が加わったということになる。
昨年は、「このミス!」初となるジャニーズタレントが表紙を飾った。
作家としての顔も持つ加藤シゲアキさんが、ロングインタビューつきで登場し、ちょっと驚いたが、今年もまた衝撃。
大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」作者である、荒木飛呂彦先生の大特集となっていたからだ。
奇しくも今年は「ジョジョの奇妙な冒険」連載開始35周年。
「このミス!」は創刊34周年だから、《ほぼ同期》ということで(?)今回の特集が企画されたのかもしれない。
表紙に描かれているイラストは、「ジョジョ」シリーズからスピンオフしたキャラクター、岸辺露伴。
「このミス!」では岸田露伴を《探偵》と捉えているため、それにフォーカスした大特集となっているのだ。
岸辺露伴は、表紙のみならず…。
扉絵まで登場しているので、ファンにはたまらないものとなっているだろう。
それだけじゃない。
巻頭カラーで、荒木飛呂彦先生が登場。
11ページのロングインタビュー!
が掲載されているのだ。
荒木飛呂彦先生は1960年生まれなので、今年で62歳になるのだけれど、どう見ても、そんな年齢には見えない。若すぎる。
まぁ、そんな若さがあるから、「ジョジョ」シリーズがここまで続いてきたとも言えるのだろう。
特集内容は、まだある。
脚本家が語る岸辺露伴論や…。
伊坂幸太郎先生らによる、人気ミステリー作家の《荒木飛呂彦作品》エッセイまで掲載されている。
いやぁ、これは永久保存版だ。
もちろん、「このミス!」恒例の年間ランキングは寸評つきでたっぷり掲載されているし、恒例の作家アンケートも健在。
また、今年亡くなった西村京太郎先生の追悼特集も掲載されている。
「このミス!」は毎年売り切りスタイルで、重版もバックナンバー販売もされていないため、購入し損なうと、後から手に入れるのは、なかなか大変だ。
今年は、ジョジョ人気で早々の品切れが予想されるため、気になる人は、早めのゲットがオススメ。