SFファン、ミステリファンであれば、この機会を逃す手はない。
amazonプライムデーに先駆け、早川書房が、約1年3ヶ月ぶりにKindle本の大セールを始めたからだ。
1,500点にも及ぶ対象商品が、最低でも半額、商品によっては、70%オフになっているので、超お得。
Kindle本のフェアは、各社で定期的に実施されているが、そのラインナップは、目玉商品を除いて、ある程度売れ行きの落ち着いた本に限定されることが多い。
しかし、早川書房は、違う。
ごく直近の新刊などを除き、ベストセラー本や、古今東西の不朽のSF、ミステリ作品たちが惜しげもなくキャンペーン対象となっているのだ。
昨年春のキャンペーンも凄かったが、今回もそれに勝るとも劣らないラインナップで、SFファン、ミステリファンの期待を裏切らない。
昨年フェアの目玉は、大ベストセラーとなった「三体」だったが、今回は、それに加えて、続編の「三体Ⅱ(上)・(下)」も、ラインナップに加わった。
「三体」は、《紙》版だと、ハードカバーの分厚い重厚な本なので、取り扱いにちょっと苦労するが、電子書籍ならば、いつでもどこでも、さまざまな端末で読めるため、便利だ。
ということで、当然これは売れている。
「三体」シリーズは、50%オフにとどまっているけれど、それでもかなりお得だと思う。
電子書籍の強みということで言えば、シリーズ物もまとめて読める、という大きなメリットがある。
小川一水が、10年という歳月をかけて完結させ、昨年のSF大賞を受賞した、《天冥の標》シリーズ全10巻17冊が、合本になって登場。
文庫本で17冊を揃えると、14,278円となるが…。
Kindle版 5,000円(65%オフ!)
ぴったり5,000円で購入できてしまうのだから驚きだ。
このシリーズは(恥ずかしながら)僕は未読だったので、購入しようかどうか、かなり心が揺れている。
僕がこれまでこのブログで絶賛してきた作品たちも、軒並み、キャンペーン対象。
草上仁氏の傑作ショートショート集、「5分間SF」、「7分間SF」は、ともに50%オフ。
北野勇作氏の画期的な作品集、「100文字SF」も、これまた50%オフだ。
映画化関連の話題作なども、軒並み割引になっている。
海外SF史に残る不朽の名作で、今月25日から劇場公開予定となっている「夏への扉」が半額に。
Kindle版 462円(50%オフ!)
夏への扉〔新版〕 (ハヤカワ文庫SF) | ロバート A ハインライン, 福島 正実 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア |
2017年度のアカデミー賞で8部門にノミネート、音響編集賞を受賞した「メッセージ」の原作である、「あなたの人生の物語」(大傑作!)は、なんと61%オフだ。
Kindle版 413円(約61%オフ!)
SFファンに大人気のフィリップ・K・ディック作品も、軒並み50%以上の大幅割引。
僕の人生に大きな影響を与えた「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」が、約58%オフの341円でゲットできる他、ディックの傑作群が、軒並み半額以下で入手できる。
現在、文庫本で絶版になっている作品も電子化されているため、そういった本を激安で入手できる大チャンスだ。
もちろん、ディックだけじゃなく、アーサー・C・クラークや、アイザック・アシモフ作品も軒並み割り引き中なので、SFファンとしてはたまらない。
と。
SFのことばかり書いてしまったが、ミステリ作品も、もちろん同じく大キャンペーン中。
女王アガサ・クリスティーの作品群を始め、不朽の名作群が軒並み50%超の割引となっている。
ミステリファンにとっても、見逃せないキャンペーンだ。