餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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残念な搾菜…。

「餃子とビール」が、最強の組み合わせであることについては、以前のエントリーで詳しく書いた。

だから今回は繰り返さないけれど、そんな《餃ビー》にも、僅かな弱点がある。

「それぞれの提供速度に時間差がある」ということだ。

どんな店に入っても、ビールは注文後すぐに出てくる。

冷蔵庫から出す、或いは、ビールジョッキに注ぐ、という行為だけで提供されるからである。

しかし、餃子は、「注文を受けてから焼く」という行為が必要だから、たいてい、10分程度(店によってはそれ以上)かかるのが常*1

もちろん、いろいろと対策はある。

「餃子が出てきてからビールを注文する。」か、「餃子とビールを、同じタイミングで出してもらうように頼む。」ようにすれば、リアルタイムで餃ビーを堪能できる。

しかしそうすると、餃子が出てくるまで《待ちぼうけ》状態になってしまうのも、これまた悩ましい。

店に入った途端、僕の喉はビールを求めていることが多いので、やっぱりすぐに、キンキンに冷えたビールを味わいたい。

ということで僕は、「餃子が焼き上がるまでの繋ぎ」に、ビールのアテを注文するのが常になっている。

それは、時にお新香だったり枝豆だったりするが、一番多いのは、搾菜(ザーサイ)だ。

中華系の店であれば、大抵メニューにあるし、値段も手頃である場合が多い。

塩気が強いため《一気喰い》が難しく、ビールのお供で少しずつ食べるのに向いている。

大抵、小さな器に盛られてきて、お腹にたまらないというのも(メインの餃子を堪能できるため)好ましい。

店によって、当たり外れが少ないというのもメリットだったのだけれど、久しぶりに、衝撃的な、残念な搾菜に当たってしまった。

先週の話。

僕は、餃子が売りの有名店に入り、まず、「ビールと焼餃子、そして搾菜」を注文した。

しかし…。

ビールはすぐに出てきたが、搾菜がなかなか出てこない。店はそんなに忙しくもないようだったのに、なぜかやたらと時間がかかった。

待つこと5分以上。このままではビールの気が抜けてしまう。

僕は、「忘れられているんじゃないか?」「餃子と同時に持ってこようとしているのか?」と訝しみ、店員に声をかけようとした瞬間、それが運ばれてきた。

搾菜にしては大きめの皿に盛られてきたため、一瞬僕は、お得感を感じたのだけれど、それが大きな誤解であることを悟った。

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「いったいどうやったら、搾菜をこんなに薄くスライスできるんだよ!」というぐらいの薄さなのである。とにかく、ペラッペラ。

普通の搾菜は、囓るとポリポリした歯応えを感じ、それが魅力でもあるのだけれど、この搾菜は、違う。

ポリポリできるほどの歯応えがなくて、あえて表現するなら「サクッ」とした食感で、とても奇妙だ。

小さな皿で山盛りされていれば、印象も違ったのかもしれないが、なまじ、大きめの器に並べられてきたため、貧相感が半端じゃない。

これで250円というのは、コスパ的にどうなんだ?とも思った。

ちなみに、コスパ最高の店、「福しん」の搾菜は…。

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こんな感じ。

うん。やっぱり搾菜はこうでなくちゃ。

しかも、「福しん」の搾菜は、ビールの《おまけ》としての提供だから、実質価格はゼロ円なのである。

僕にとって、搾菜は、あくまで、餃子が出てくるまでの繋ぎなのだから、これで十分以上。

そう考えると…。

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やっぱり、どうにもこうにも、この搾菜は、とても残念だった。

とにかく薄くて食べ応えがないので、僕は、あっという間に食べ終わってしまい、メインの餃子が出てくるまで、時間を持て余してしまった。

この分だと、餃子も期待できないかもしれないなぁ…。

と、思っていたところ、「それ」が僕の眼前に運ばれてきた。

(以下、続く。) 

桃屋 ザーサイ お徳用 165g×6個

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*1:「餃子の王将」など、大手チェーン店などでは、常時餃子を焼き続けているため、タイミングによっては、時間差があまりない場合もあるが、例外と考える。

超絶コスパのせんべろ《餃ビー》モーニング!!「福しん@上野店」の餃子祭が凄すぎる!

毎月29日。

知る人ぞ知る「福しん」チェーンでは 、餃子祭が開催される。

それがいったいどんなお祭りなのかと言うと…。

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何皿食べても「6個100円」!という、まさに怒濤の内容になっている。

さらに「福しん@上野店」では、毎日、朝生ビール210円!という企画も実施されている。

すなわち、この2つを組み合わせれば、310円から餃ビーが堪能できる!!と言うことになるわけだ。

だから僕は…。 

上野まで走っていった、ということになる。

僕は、8時の開店を待って、いざ、入店すると、まずはメニューを確認。

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餃子は、通常でも1皿200円なので、それほど高くない。

しかし、それが100円となると、やっぱりインパクトは絶大だ。

また、ビールのアテとなるような前菜もいくつか揃っており、しかもひと皿100円なので、安い。

僕は、とりあえず、もやしナムルと冷奴、そして生ビールを注文。続けて、餃子も2皿まとめて注文した。 

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すぐに生ビールがやってきた!

アサヒのスーパードライだ。

ちょっとした搾菜がおまけについて、それで210円なのだから、やっぱり破格。

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続いて、もやしナムルと冷奴も登場。

僕は、餃子が出てくるまで、できるだけ食べるのを我慢しようと思ったが、やっぱりそれはできなくて、飲み始めてしまうことに。

この時点で、僕のカウンターの前に、店員が、レシートと何かを一緒に置いた。

すぐに確認してみて…ちょっと驚いた。

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なんと、冷奴がサービス提供!されている。

いったいなぜサービスされたのかは不明*1だけれど、僕は、実にお得な気分になった。

しかも、クーポン券が2枚つき!

レシートクーポンと、単独クーポン。有効期限が異なるし、併用はできないけれど、でも、2枚も提供されるのは感動的だ。

しかも素晴らしいことに、このクーポンは、当日の注文でも有効になる。

だから、配られたばかりのクーポンを使って、味玉や冷奴などを使って注文している人もいた。いやはや、実にお得だ。

店内は、いつのまにか人が溢れており、誰も彼もが、生ビールを飲みまくり、追加注文の声もあちこちで上がっている。

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朝生ビールの飲み放題は、毎日実施されているためか、店員は、こういった状況に慣れているのだろう。実にテキパキと注文の処理をこなしていた。

そんな情景を眺めながら、ビールを飲み進めていると…。

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ダブル餃子がやってきた!

いやぁ、これで200円。しかも税込。まさに感動的というしかない。

僕は、餃子に合わせて生ビールを追加注文。

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生ビール2杯、餃子2皿、もやしナムルと冷奴で、たった720円!というのは、どう考えても破格だ。

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久しぶりに食べた福しんの餃子は、懐かしい味。

シンプルな野菜餃子で、具のインパクトは薄いけれど、そこそこに美味しい。僕は、具よりも皮の味わいが気に入った。

なぜ具にインパクトがないかと思ったら、ニンニクが入っていない(?)からだということに気がついた。

ということで…。

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おろしニンニクを使って、サポート。

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酢醤油と組み合わせて、ニンニクだれを作り、それにつけたら抜群に美味しくなった。

餃子餡の味がシンプルであるため、ニンニクの個性が生きるのだ。

ニンニク好きならば、絶対に、この酢醤油ニンニクだれで食べることをオススメする。

ということで、僕はパクパクと餃子を食べまくり…。

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3皿目も注文w

焼き色はそれほど美しくないし、並べ方も雑。しかしまぁ、それさえ許せてしまうほど、僕は、餃子祭を堪能していた。

ということで、至福の餃ビータイムを過ごし、いざ、会計に。

この日注文したメニューは、以下の通り。

  • 中生ビール(アサヒスーパードライ)2杯
  • 焼餃子 3皿
  • 冷奴
  • もやしナムル

これだけ食べて、その会計は…

税込820円!

いやはや驚いた。

謎の冷奴サービスがあったとはいえ、たとえそれが有料だとしても、まだ920円。

最近の僕は、お酒に弱くなっているので、生ビール2杯でも十分酔える。最高のせんべろ餃ビーだ。

せんべろ、という観点だけで考えるなら、まだまだお得な店はいくらでもあると思う。

しかし、せんべろ《餃ビー》できる店となると、ここに優る店はないのではなかろうか。

僕は、是非また再訪しようと思っている。

*1:最初は、レシートクーポンの内容が同時反映されたのかと思ったが、この券は、350円以上の注文が対象だし、持ち帰ることが出来たので、どうもそうではないようだ。

なぜ上野まで走るのか?そこに「福しん」があるからだ!

青息吐息の30kmランを終え、僕が這々の体で辿り着いたのは…。

f:id:ICHIZO:20190930051401j:plain「福しん@上野店」だった。

そう。

僕が、今回のランで上野をフィニッシュ地点にしたのは、まさにこの店を訪れるためだったのである。

「福しん」は、チェーン店ではあるが、池袋を中心とした、都内の区部にしか店舗がないので、一般的には、ちょっと馴染みが薄いかもしれない。

時を遡ること、十年以上前。その頃僕が住んでいた家の近くに、この「福しん」があった。

僕は、当時何度か訪れたことがあり、コスパが良くてお手頃な店、という印象が残っている。

ただ、餃子が特別美味しいという店だという記憶はなかったので、引っ越してからは足が離れ、実に久しぶりの訪問となる。

しかし、今回は何としても、この「福しん 上野店」を訪れたかった。

その理由は、2つある。

1つめは、この、「朝生ビール」だ。

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朝8時から10時まで、生ビールが210円!

福しんの店舗は、都内区部に33軒あるが、これは、唯一、この上野店だけで実施されているイベントなのである。

僕は、流石、呑兵衛の町(?)上野だなぁ、と思った。

しかし、いくらビールが安いとは行っても、この理由だけでは、僕は上野を目指さなかった。

時間が時間だから、平日訪れるのは無理。もしも行くならば休日限定となる。

僕はビールが大好きだけれど、それだけのために、大遠征してまで飲みに行くほど暇じゃない。

僕が今回、上野行きを決めたのは、もうひとつの理由によるところが大きい。

それは…。

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餃子祭!だ。

「福しん」では、「福(29)」に引っかけて、毎月29日は、餃子が100円になることを、つい最近知ったからである。

こうなったら、もう、上野に行くしかないことを僕は悟った。

今月9月29日は、日曜日。

会社に行く必要がないから、朝から公然と格安のビールが飲めるし、しかも、餃子祭。

僕は、常々、餃子にとって最良のパートナーはビールだと思っている。

だからそれが、朝から、心ゆくまで堪能できる!となれば、いてもたってもいられなくなった。

ということで、開店時刻の8時前に辿り着くことを目標に、ロングラン計画を逆算。

僕は馬力を振り絞り、フィニッシュ後のニンジン、いや、餃子を夢見て走った。

結果、午前7時過ぎには上野へ辿り着いたため、僕は、しばらく上野公園周りをぶらぶらしながら過ごしていた。

「もしかしたら行列になるかも…」と思い、少し早めに店の前で待機。

しかし、近所の人たちは、こういったイベントに慣れているのか、意外にも開店時刻までは閑散としていた。

午前8時。

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店の灯りが点いた。

中から店員の人が出てきて、僕に「お待ちどおさま」と告げる。

さぁ、餃子祭りの始まりだ!

(以下、続くw) 

パネル付目録 祭りシリーズ 大阪王将の餃子100粒【ゴルフコンペ 二次会 景品 賞品】

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ボクは東亭の餃子で生きていく。

今日のエントリーは、シンプルに。僕の主食をご紹介。

僕は、料理がとても苦手だけれど、「東亭の生餃子を焼く」ことだけは、もう、10年以上続けているので、それなりにうまくなった。

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ちょっと焼きすぎに見えるかもしれないが、東亭の餃子の皮は、これぐらいカリカリに焼いた方が、絶対に美味しい。

僕の中では、永遠にベスト1の餃子だし、1年365日、3食ともこの餃子だって構わないと思っているw

だから、一時期、そんな東亭が長期休業してしまった時は、目の前が真っ暗になったことを思い出す。

昨年11月。

ついに復活してくれた時は、本当に嬉しかった。

ただ、営業日時の敷居は、休業前よりも断然厳しい状況に。

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ランチ営業も復活したが、火曜の昼だけで、毎週大行列。

持ち帰りの生餃子にしても、週に2回(火曜、金曜)の16時~18時だけの販売で、これも、開店前から行列。しかも、売りきれ次第終了…。

平日働いている社会人は、半休でもとらないと、生餃子を購入することができない。

いやはや、とてつもなく高いハードルなのだ。

ただ、贅沢は言うまい。

僕はこの餃子がないと生きていけないので、高いハードルを越えていけばいいだけ。

そろそろ、買い置き冷凍しておいた生餃子が尽きてしまうので、また、なんとか時間を作って買い出しに行かなければ、と思っている。

もちろん、店で食べる餃子は、僕が焼いた物とは比べものにならないぐらい(当たり前だ!)圧倒的に美味しいので、いつか、またランチにも行きたいんだけれどなぁ…。

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ナイトセール!「三龍亭@十条」の《1個20円》持ち帰り餃子が奥深い。

一昨日の夜。

約1年半ぶりに訪れた内田治療院で、激痛鍼の施術を受けた後、僕は、その余韻が残る足を引きずりながら歩いた。

治療院を出て、十条駅方面へ。

この日、僕は、治療院を訪れる前に夕食を済ませていたため、施術が終わったら、すぐに帰宅予定だった。

しかし、予定変更。

それは、いつも僕に鍼を打ってくれる鈴木裕二先生から、とある店の餃子をオススメされたからだ。

その店とは…。

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三龍亭。

内田治療院からは、歩いてすぐ。十条銀座商店街の脇道にある店だ。

実を言うと、僕がこの店を訪れるのは、初めてのことではない。

昨年の1月にも、内田治療院での鍼治療後に訪れている。

昭和ムードの漂うとってもレトロな店内で、餃ビーを堪能したことを思い出す。

今回、鍼治療を受けている間の雑談で、僕が餃子好きであることを、鈴木先生に伝えると、先生が…。

「僕はいつも三龍亭の持ち帰り餃子買ってます。安くて美味しいし、夜8時ぐらいになると半額になって、とってもお得ですよ。」

と仰ったからだ。 

施術が終わって、僕が内田治療院を出たのは、午後8時少し前。

こんな話を聞いたならば、餃子好きとして見逃すわけにはいかない。

お腹はそれほど空いていなかったけれど、なぁに、餃子は別腹だから大丈夫。

僕は、売り切れになっていないことを祈りながら、店の前に向かうと、果たして…。 

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売っていた!

しかも…。

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半額です、おっかさん!

持ち帰り版の焼餃子は、10個で400円だから、もともと店内の焼餃子(5個370円)より断然安い。

さらにそれが半額となれば、10個で200円。1個あたり20円だ。

これはもう、買うしかないではないか。

そして。この餃子は、安さだけではない魅力を備えていた。

なんと、まだ十分に温かく、焼きたてと言っても通用するレベルだったこと。

スーパーマーケットの惣菜コーナーなどで見かける「売れ残りにつき半額」とは訳が違うのだ。

しかも…。

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PayPay対応。

キャッシュバックがあるから、10個で実質194円。しかも税込。最高だ。

昭和のムードを残すレトロな店の店頭で、キャッシュレス決済できるなんて。なかなかどうして侮れない。

いや、別に侮っているわけじゃないけど(^^;

ということで、僕は、まだ温もりを残す餃子を抱えて、帰宅。

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サイズはこんな感じ。

以前、店内で焼餃子を食べた時、その皮はカリカリしていたのだけれど、これはちょっと違う。全体的にしっとりとした印象だ。

そういえば、鈴木先生も、「店内の餃子と持ち帰りの餃子はちょっと違うみたいですよ」と仰っていた。

安いぶん、持ち帰りは味が落ちるのかなぁ?などと思いながら囓ってみると…。

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 いやいや、これは美味しいぞ!

具はたっぷり詰まっていて、肉と野菜のバランスもいい。

肉の味がしっかり感じられるし、ニラやニンニクもパンチが効いている。

激安餃子と言うと、得てして、「野菜中心のスカスカ系」になっていたりするが、この店の餃子は、それと完全に一線を画している。

しんなりした皮は皮で、これまた味わい深かった。

これは僕の想像だけれど、持ち帰り版の餃子は、「あえて」カリカリに焼かず、しっとりさせているのではなかろうか。

その方が、冷たくなったり、温め直したりしても美味しく食べられるだろうからだ。

そう考えると、実に奥深い餃子であるとも言える。

これが1個20円で食べられるのだから、いやはや素晴らしい。

鈴木先生に、感謝。

水餃子じゃない「水餃」を堪能した、ホーチミンの夕べ

「水餃」という文字を見て、あなたはいったいどんな食べ物を思い浮かべるだろうか。

 我ながら、愚問だ。

「餃」という漢字は、その一文字で《ぎょうざ》をイメージさせるぐらい、餃子度数(?)が高い文字。

だから、「水餃」と言えば、イコール、水餃子に決まっている。

きっと、あなたはそう思う筈だ。もちろん僕もそう思う。

だから。

「水餃」看板の店が立ち並ぶ、こんな通りに来たら、「水餃子の店」が並んでいるのだと思うだろう。

実際、ホーチミンのガイドブックなどで、この界隈は、《水餃子ストリート》と紹介されていることが多い。

しかし、正確に言うと、それは誤りなのだ。

僕は、事前に、このストリートの「水餃」は、水餃子に非ずという情報を得ていたけれど、やはり自分の目で、舌で確かめてみる必要があった。

それでなくては、餃子ランナーとしての名(どういう名だよw)がすたる。

とにかく、右も左も「水餃店」ばかりなので目移りしたが、僕は、その中でも一番有名で、どんな紹介記事にも書かれている、この店を選んだ。

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「195 天天水餃」だ。

この界隈にある店は、《水餃○○(番地名)》というシンプルな店名が多いのだけれど、この店は、《天天水餃》という、別の固有名も持っている。

老舗の風格と言ったところだろうか。

その店舗は、支店を含めて3店舗もあり、どれも、地元の人と思われる人たちで賑わっていた。

こういう店を選べば、まず間違いはない、筈。

ということで、入店。

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店内は、ベトナム語表記のみで、英語表記や写真メニューなどはない。

しかし、客の大半は同じものを注文していたし、僕も、その名前だけは記憶していたので、壁のメニューを指さして、 それを注文した。

その名は、SUI CAO MI(水餃麺)だ。

料理が出てくるまでの間、僕はしばし、店内やテーブル周りなどの情景を眺めて時間を潰していた。

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テーブル上には、さまざまなものが載っていたが、どれがどれやら、僕にはさっぱりわからなかった。

ただ、周りの人たちが、それらのいくつかを使って、何やら《タレ》的なものを作っていたので、見よう見まねで僕も作ってみた。

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こんな感じ。

周りの人の使い方を見ていると、これを麺の中に入れたりして《味変》を楽しむようだ。

この日、僕は結局これを使わないまま食べ終わってしまったので、味変の感想は書けないのだけれど(←おぃ!

待つこと20分ぐらいだろうか。

とにかく混んでいたせいか、予想外に時間がかかったけれど、しかし、ついに…。

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水餃麺がやってきた!

丼のサイズは、iPhone SEと同じぐらいなので、それほど大きなものではない。

緑の野菜が沢山載っていて、ビジュアル的には美しいが、肝心の《餃》が目立たない。

一瞬、ボリューム的にどうなんだろう…?と思ったのだけれど、それは大きな誤解だった。

麺の下には、食べ応えのある《餃》が、たっぷり5個も埋まっていたからだ。

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ただ、その《餃》は、やっぱり、どう見ても餃子ではなかった。

これを水餃子と呼ぶには、その皮が滑らかすぎる。

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水餃子であれば、皮がこんなにビラビラと伸びたりしない。

そう。日本的感覚で言えば、これはどう見ても、雲呑、と呼ぶべきもの。

だから、水餃麺ではなく雲呑麺と考えた方が、イメージがぴったりなのだ。

ただ、実際に食べてみると、いわゆる日本の雲呑とも、ちょっと違うような気もした。

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囓ってみると、ぷりっぷりの海老と、ぎっしりの肉。

日本の雲呑は、通常、具はそれほど多くないので、具の部分だけ見ると、「海老水餃子」的だとも言える。

まぁ、餃子も雲呑も、中国では元々同じ食べ物だったようなので、これを《水餃》と呼ぶのも、あながち、間違いではないのかもしれない。

僕は、十分に餃子的な満足感を得たし、あぁ、この街に、この店に来ることが出来て良かったなぁと思った。

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水餃子ならぬ水餃に、僕は大いに満足したが、麺やスープも実に美味しかった。

麺は縮れた細麺で、コシがあって食べ応えがあったし、たっぷりの野菜も最高。

これで50000ドン(約250円)なのだから、人気があるのも頷けた。

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店を出ると、外はすっかり暗くなっていたが、どの水餃店の灯りもまぶしく煌めいていた。

商売的には、むしろ、これからが本番というムードで、通りの賑わいも増すばかり。

折角ここまで遠征してきたのだから、僕は、できれば、もう1軒ぐらいハシゴをしたかった。

しかし、この日の深夜には帰国しなければならず、残念ながらタイムアウト。

皆の食べているものを眺めていたら、揚げ餃子(揚げ雲呑)的なものもあった。

もしもまた、ここを訪れることができたら、今度はそれを試してみたいと思う。

右も左も「水餃」だらけ!

ホーチミン中心街から、車で約30分。

5区の中華街を越えたところに、その《特別な街》は広がっていた。

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水餃162・185…。

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175・177…。

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189・191…。

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193・195…。

いやはやとにかく、右を見ても、左を見ても、「水餃」の看板だらけなのだ。

水餃の文字と並んで表記されている数字は、どうやら番地を示しているらしい。

メニュー構成は、どの店も同じような感じで、その名の通り、水餃《SUI CAO》がメイン。

こんなに同じような店が並んでいて、需要はあるのか?棲み分けはできるのか?と心配してしまうのだけれど、それは全くの杞憂だった。

僕がこの地に辿り着いたのは、午後5時ぐらいだったから、まだ夕食にはちょっと早い時間帯。

しかし、どの店もそれなりに賑わっていたからだ。

それほど広い通りではないのに、バイクや車がひっきりなしに走っていて、次々と人が集まってくる。

ひとつの通りに、《水餃》の店が集中することにより、大きな宣伝効果・相乗効果が得られる、ということだろうか。

まぁ、僕も、だからこそここを訪れたわけなので、そのシナジー戦略(?)は、奏功しているのではないかと思う。

到着直後、僕は、まだそれほどお腹が空いていなかったため、街の周辺を歩いて腹ごなし。

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ホーチミン名物であるバイクの大群は、この辺りでも変わらない。

道を渡るのにも一苦労するから、散歩も楽ではないのだけれど、それでも何とか歩き回って…。

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再び、この通りに戻ってきた。

人もバイクも、そして車も増えて、さらに賑わいを増している。

僕はまだそれほどお腹が空いてはいなかったのだけれど、これ以上のんびりはしていられなかった。

どの店も満席になりつつあったし、この日は帰国日でそれほど時間の余裕もなかったからだ。

ということで…。

僕は、あまたの数字がひしめく看板たちから、「195」を選んで入店した。

(以下、続く。) 

餃子のチカラ@ホーチミン日本人街

ホーチミン1区、レタントン通りの路地裏に、異空間が広がっていた。 

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 至るところに、日本語の看板。

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なんと、不動産屋まであったので驚いた。

需要があるから、供給もある。ここは、日本人7,000人以上が暮らしているという、コミュニティの一角なのだ。

もちろん、在住の日本人だけでなく、ビジネスや観光に訪れた日本人にも、馴染み深く感じる情景だろう。

そう。だから僕らも、興味深くこの街を《探検》した。

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日本でもなかなか見かけなくなった、こんな看板もあった。

惜しむらくは、ボンカレーの看板が欲しかったところだけれど、予算的に厳しかった(?)のだろうか。

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ボンカレー ホーロー看板 昭和レトロ 大正ロマン

まぁ、確かにこの値段だと手が出ないかもしれない。

ベトナムドンに換算すると、なんと600万ドンを超えるからだw

そんなことを思いながら、横丁を進んでいくと、僕らは目的地に到達した。 

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「餃子のチカラ」に到達!だ。

この日、僕らは、《ホーチミン餃子ハシゴ計画》を敢行しており、それまでに、2軒の店を回っていた。

前2軒が、本格的な台湾(中華)餃子だったため、今度は、ちょっと違ったタイプの餃子を食べたかった。

ということで、僕は、この店を選んだのである。

日本人街の一角に、去年開店したばかりの店で、結構な人気を博しているようだ。

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店内はこんな感じ。

カウンター、テーブルあわせ16席のコンパクトな店だ。日本で言うと、「餃子店」と言うより、最近よく見かける「餃子バー」というようなイメージ。

僕らは、開店早々に入ったため、最初の客だったが、その後、どんどん席が埋まり、店を出る頃には満席近くになっていた。

これは後で知ったのだけれど、ホーチミンでの人気を受けて、なんと、日本の立石にも支店がオープンしているほど。

やっぱり、餃子のチカラは偉大なんだなぁということを実感。

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餃子メニューはこんな感じ。

シンプルな「東京焼餃子」は、5個78,000ドン。日本円にすると400円弱。

日本で考えれば、ごく普通の値段に思えるけれど、ベトナムの物価を考えると結構高い。それまで巡ってきた2店が「現地価格」だったため、尚更高く思える。

日本人街にある店は、ここに限らず、価格まで「日本仕様」になっている。そんなところまで合わせなくていいのになぁと思った。

まぁ、日本に合わせた食材を集めようとすると、それなりのコストがかかるから、仕方がないのかもしれないけれど。

僕らは、ここから、「東京焼餃子」と「坦々辣餃子(水餃子)」をチョイス。

さらに…。 

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オススメメニューから、「元気満々!!キムチ餃子」(100K=10万ドン、約500円)を注文した。

「やまやのくずれ明太子」など、他の日本料理にも惹かれたけれど、値段が高いし、やっぱり、餃子だけにとどめることにした。 

それからしばらく、四方山話に花を咲かせていると…。

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 東京焼餃子がやってきた!

そのヴィジュアルは、まさに東京、日本風のベーシックな焼餃子、というイメージだった。

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 坦々辣餃子も登場!

焼餃子とは、餃子そのものが全く異なっており、同じ餃子の使い回しではない。僕は、この店のこだわりを感じた。

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ほどなく、「元気満々!!キムチ餃子」も出てきたので、例によって集合写真を撮影した。

この写真だけ見ると、まるで日本の餃子店で撮影したようにも思える。

それぐらい日本式の餃子だった。

それぞれの味も、まぁ、悪くなかった。

焼餃子は、肉汁がじゅわっと感じられてジューシーだったし、水餃子のもちもち感も良かった。

コスパ的にはちょっと微妙だけれど、逆に言えば、値段のことを度外視するなら、満足。

ホーチミンで、日本風の餃子が食べたいと思った時には、十分な選択肢になると思う。

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 この日食べた三種の中で、僕が一番気に入ったのは、「元気満々!!キムチ餃子」だった。

その名の通り、キムチがたっぷり入っていて、元気が出そうな餃子。肉の旨味と、キムチの辛みがうまく調和している。

流石、黒板に赤字でオススメしているだけの餃子だ。これはレギュラーメニューになってもいいんじゃないかと思った。

そんなこんなで、僕らは、日本の餃子を肴に、たっぷりとホーチミンの夕べを満喫した。

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店を出ると、路地裏のネオンが点灯し、「昭和のニッポン」ムードを醸し出していた。

これから真夜中にかけて、ここは多くの日本人で賑わうのだろうなぁ…などと感じつつ、僕らは、次の目的地に向けて歩き出した。

(以下、続く。)

ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~

ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~

 

【ホーチミン】「大娘水餃(Sui Cao Viet Nuong)」の餃子は、やっぱり旨かった!

一瞬、唖然とした。

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僕らが目的地の店に着いた時、シャッターが下りていたからだ。

その日僕らは、《ホーチミン餃子ハシゴ計画》をたてており、この店は、2軒目の訪問店だった。

1軒目に訪れた店は、現地での知名度は低く、いわば穴場的存在。

昼から夜まで《通し営業》をしているというのが、大きなポイントで、だから僕らは、午後3時頃という中途半端な時間に訪問。

事前の情報があまり出ていなかったので、僅かながら不安もあった。

しかし、これが大当たり。

僕らは、安くて美味しい台湾餃子に舌鼓を打った。そして、満を持して、2軒目の店へと向かったのである。

今度の店は、地元での有名店。

ホーチミンのグルメガイドなどにも、しっかり掲載されており、口コミなどの評判も高い。

それらの情報によれば、夕方は午後4時から営業開始ということだったから、僕らは、それを踏まえて訪れたのだけれど…。

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シャッターが下りており、中の灯りも消えている。

完全に閉まっているわけではないので、「廃業」「閉店」ではなさそうだけれど、臨時休業という可能性は十分あり得る。

いずれにしても、こんな状態では、この日に入店するのは無理か…と、僕は、一瞬諦めかけた。

しかし、現在ベトナムに在住している友人が、隣のバイク屋店員に状況を確認してくれたり、シャッターの奥に向かって、呼びかけたりしてくれた結果…。

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シャッターが開いた!

いやぁ、素晴らしい。

もしも、この日、僕ひとりだったら、絶対に、入店見送りとなっていた筈なので、僕は、その友人に心から感謝した。

どうやら、開店時間がアバウトになっており、17時ごろ開店だったようなのだが、この日は、僕らのために、この日は、早めに店を開けてくれたということになる。

店の人にも感謝だ。

ということで…めでたく入店できたお祝いに、まずは乾杯。

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今回、僕は、ベトナムの現地ビールである「333」をチョイス。

暑い中、外でしばらく待っていたせいもあり、炭酸の刺激が、心地よく染み渡った。最高だ。

そして…。やおらメニューを眺める。

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もちろん今回も、焼餃子&水餃子を選択だ。

どちらも、その値段は50,000ドン(約250円)。実に安い。

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一品料理類も非常にリーズナブルだったので、あわせて注文すべきだったかもしれない。

でも…やっぱり僕らはグッと我慢した。

この日はあくまで、《ホーチミン餃子ハシゴ計画》に則る必要があり、他の食べ物でお腹を膨らませるわけにいかなかったからだ。

ただ、店にはちょっと申し訳ない気がしたので、会計時には、たっぷりチップをはずんだけれど。(通常、ベトナムではチップ不要。)

待つこと10分程度…。

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焼餃子が出てきた!

ぷっくりとした筐体から、具のぎっしり感が伝わってくる。焼き色も魅力的だ。

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続いて、水餃子も登場。

iPhone SEとの比較で見ると、非常に小ぶりに見える。

しかし、この日1軒目の「ヴァタン(瓦城)タイワンシャオチー (Va Thanh)」餃子も、小ぶりながら食べ応えがあった。

外見は非常に似ていたので、僕らは、今回も大いに期待。

そしてやっぱり….。

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美味しい!

餃子としてのビジュアルは、1軒目と非常に似ているが、皮の味わいや、具のバランスが若干異なる。

ニラたっぷりの餃子ではあるけれど、噛みしめると、肉の旨味も溢れてくる。

下味はあまりついていない感じなので、タレをつけて食べると、その旨さが際立ってくる印象だった。

水餃子も、もちろん美味。餃子そのものは、焼餃子と同じだが、もちもち感が増しており、違った味わいを醸し出す。

こんな焼餃子や水餃子が、たった5,000ドン(約250円)で食べられる幸せ。

そりゃぁ地元で人気になるわけだ…と僕は大いに納得した。

他の料理も美味しいという評判なので、かなり後ろ髪を引かれたのだけれど、初志貫徹。

僕らは、チップを受け取って戸惑っている店員さんにお礼を言いつつ、餃ビーだけで店を出ることにした。

しかし、僕らの餃子ハシゴ計画は、まだ終わったわけじゃない。

(以下、続く。)

静岡料理&ご当地餃子の食べくらべ@フジサン・デリ横川店

富士登山競走2019の翌週。

僕らは、五合目打ち切りの憂さ晴らしも兼ねて(…って、僕は全く登ってないけど(^^;)「フジサン・デリ」に集まった。

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そこには、(僕を除く)歴戦の強者たちが集い、富士登山について、ランについて、大いに語り合った。

幹事である僕は、そんな皆が楽しめるよう、料理のセレクトで貢献させていただくことにした。

この店は、「フジサン・デリ」であるから、当然、富士山の麓となる、静岡料理が大きな売り。

ということで…。

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静岡おでん。(牛スジでとった出汁に濃口醤油を加え、真っ黒なスープで煮込んだもの)

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伊東のちんちん揚げ。(魚介と野菜を混ぜ合わせて揚げた伊東市名物。名前の由来は、油で揚げるときに『ちんちん』という音がするため。)

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富士宮やきそば。(静岡B級グルメ料理の大将格。もっちもちで、超美味しかった。)

…など、いくつもの静岡料理を堪能したが、この店の魅力は、それだけではなかった。

この店は、静岡料理だけでなく、なんと、全国のご当地餃子も食べられるということが、大きな《売り》だったからだ。

店の外観を、遠巻きに見ていただくと、それがよくわかる。

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静岡料理店と言うより、むしろ、餃子ショップ。

もちろん、だからこそ僕は、この店を選んだのだw

ということで、店の人と相談して、ご当地餃子を盛り込んだ飲み放題コースを作ってもらい、僕らはそれを大いに堪能した。

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ふくしま餃子。

円盤型に並んでいないと、ちょっと違和感を感じるが、でもその味は、野菜たっぷりの、紛れもない福島餃子だった。

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仙台あおば餃子。

東京でこれが食べられる店は結構珍しいと思う。2年前、仙台国際ハーフ参加時に食べた味を思い出す。

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浜松餃子。餃子と一緒に、もやしが添えられているのも大きな特徴。

ご当地餃子であり、かつ、静岡料理でもあるため、ある意味、この店の看板料理とも言える。

とっても軽い野菜系餃子で、いくらでも食べられる気がした。

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岐阜飛騨牛肉餃子。

こんなご当地餃子もあったのか。知らなかった。これまでの餃子は、全て野菜系だったが、これは、がっつり肉餃子。しかも飛騨牛。

いやぁ、流石は飛騨牛だけあって、非常にジューシーで美味しかった。

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津ぎょうざ。

「直径15センチの皮で包んだ巨大な揚げ餃子」が、その定義。

僕もかつて、1度だけ食べたことがあるが、非常にインパクトのある餃子だった。

つまみとしてはボリュームが大きすぎるためか、半分に切って提供された。

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中には、具がたっぷり詰まっていて、半分でも非常に食べ応えのある餃子だ。

何もつけなくても、非常に美味しかった。

そんなこんなで、僕らは、古民家風の貸切座敷空間で、3時間弱の夢心地に浸った。

僕は、幹事でありながら、料理の美味しさと話の楽しさに我を忘れ、さらには、記憶もなくなってしまったほど。

ゆっくりのんびりくつろげて、ご当地餃子も静岡料理も堪能できる、「フジサン・デリ」。実に素晴らしい。

機会があれば、是非ともまた訪れたいと思う。

静岡の郷土料理 のぼり SNB-68(受注生産)

静岡の郷土料理 のぼり SNB-68(受注生産)

 

ホーチミン5区「ヴァタン(瓦城)タイワンシャオチー (Va Thanh)」で、安くて美味しい台湾餃子を堪能!

 その店は、ホーチミン5区の片隅に、ひっそりと存在していた。

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入口だけ見ると、一見、何の店だかちょっとわかりにくい。事前に調べておかなければ、目の前を通っても、見過ごしてしまっていた可能性もある。

僕は、「あぁ、辿り着けて良かったなぁ」と思った。

時間の限られた異国の旅においては、やはり、下調べが非常に重要。

ここは、ホーチミンで数少ない、「台湾焼餃子が食べられる店」なのだ。

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場所は、ホーチミンの中華街(チョロン)から少し離れたところにある。

中華街を巡る場合は、アンドン市場あたりがスタート地点になるが、そこからは1km程度離れている。

中心地(1区)からタクシーなどで向かう場合は、チョロンではなく、ホーチミン科学大学を目指した方がわかりやすいと思う。

いざ、入店。

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店内では、中国語のTV番組が流れていた。

僕らが店に入ったのは、中途半端な時間(午後3時過ぎ)だったため、店内には誰も客がいなかった。

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席に座ると、料理名の書かれた用紙が、僕らのテーブルに置かれた。

どうやら、この紙に注文数を記入してくれ、ということらしい。

中国語での表記だったため、ベトナム語よりは、その意味が(なんとなく)掴めるものの、やっぱり少し戸惑った。

すると…。

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このような、写真つきのメニューも出してもらった。

料理にはそれぞれ「G-1」「G-2」などの番号がついており、前述の注文用紙と連動している。

よっしゃ。これならば一目瞭然だ。

メニューには、さまざまな料理が掲載されていたけれど、僕らは迷わなかった。

注文したのは、もちろん…。 

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焼餃子と…。

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水餃子。

友人たちは、この後の予定も踏まえて、お茶や水を飲んでいたけれど、僕は、やっぱり耐えられずに…。

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Tiger Beerも注文。

折角東南アジアに来たのだから、現地のビールで餃ビーしたいからだ。

待っている間、店内をつらつらと眺めていると…。

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このような案内を発見。「移転のお知らせ」だ。

しかも、今年の8月…ということは、来月移転ではないか。

この日一緒だった、ホーチミン在住の友人によれば、「ここでは、こういったことはよくある話」とのこと。

しかも、お知らせさえも掲示されないことがあるらしい。

となると、ちょっと訪問時期がずれていたら、僕らは、店の前で途方に暮れていたかもしれない。

どんなに下調べをしていても報われなかった可能性もあったわけで、僕は、ほっと胸をなで下ろした。

そんなことを思いながら、しばし歓談していると…。

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水餃子がやってきた!

見るからにもちもちしており、いかにも台湾餃子といった趣だ。

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iPhone SEとのサイズ比較。

小ぶりな感じなので、ちょっとボリューム不足かなぁ…と言う気もしたのだけれど、違った。

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皮は厚くてもちもちだし、具には、肉とニラがたっぷり詰まっていて、実に食べ応えがあったからだ。

具は下味がしっかりついており、じゅわっと肉汁も感じる。

餃子皿にはタレが付属していたけれど、何もつけなくても、十分に美味しい。

そして…。

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焼餃子も登場!

そのビジュアルだけで、美味しさが伝わってくる餃子だ。皮の表面に透けて見えるニラが食欲をそそる。

囓ってみる。

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 旨いっ!

水餃子も美味しかったけれど、この餃子は、焼餃子の方が断然美味しい。

ジューシーな具の味わいと、皮のカリカリ感、もちもち感が、完璧に調和しているからだ。

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焼餃子のタレには、生姜が入っていた。

これがまた、この餃子にはとても合っていて、絶妙だった。

焼き餃子、水餃子は、ともに75,000ドン(約350円)なので、1個あたり35円の計算になる。

実に安くて、そして美味しい餃子だ。僕は、まだまだ食べたい衝動に駆られたが、ぐっと我慢。

時刻はまだ4時過ぎだったが、この日は、まだまだ予定が目白押し。

僕らは、当初の計画通り、次の目的地へと向かった。

(以下、続く。)

朝のベンタイン市場で、「餛飩面(雲呑麺)」を満喫!

ベトナム・ホーチミンの中心地。

統一会堂ランニングコースから、500mほど歩いたところに、それは堂々と存在していた。

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ベンタイン市場。ホーチミンシティ最大のマーケットだ。

今回、僕は、約20年ぶりに訪れたのだけれど、場内の雰囲気は、あの頃と全く変わっていなかった。

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時刻はまだ朝の8時台だったが、多くの人たちで賑わっており、もの凄い熱気。

場内を歩いていると、あちこちで声をかけられる。

「コンニチハ」「ヤスイヨ、ヤスイ」「5マイ、センエン」…等々。

衣類や雑貨類店員の客引きだ。

これらの商品は、非常に高い観光客価格となっているため、もしもお得に入手したければ、根気よく値切り交渉をする必要がある。

僕は、交渉をする気力もなく、そもそも、そういったものを購入する予定もなかったので、スルー。

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場内には、フードコートもあった。

沢山の店が並んでいたけれど、料理については、ほぼ同じようなラインナップになっている。

僕はこの日、友人と朝ランを終えたところで、ちょうどお腹も空いていた。

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麺類などは、どの店も50~60Kドン(約250円)。

外の屋台などよりは、若干高いのかもしれないが、法外とも思えない。

ということで、僕らは、ここで食事をすることにした。

数あるメニューの中から、僕の目に留まったのは…。

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餛飩面。

そう、ワンタンメンだ。

僕の知っている料理と、漢字は異なっていたけれど、ビジュアル的には間違いなく雲呑麺。

餃子ランナー的に、やっぱりこれは見過ごせない。

雲呑と言えば、餃子の仲間。少なくとも、手羽餃子などというマガいものよりは、断然、餃子的な食べ物だからだ。

ということで僕は、もちろんこれを選択した。

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料理が出てくるまでの間、友人と、サイゴンビールで乾杯。

ちょっとぬるめだったのが残念だったけれど、でも、喉の渇きを癒やしてくれた。

そして…。

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餛飩面、登場!

面(麺)の上に、たっぷり載った香草の彩りが美しい。

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スープには、沢山の餛飩(雲呑)が入っていた。

囓ってみる。

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美味しい!

柔らかくて滑らかな皮。そして、豚肉と海老の具。これはまさにワンタンだ。

この料理には、ワンタンの他に、茹でられた豚肉も入っていて、ボリューム十分。

あっさりしたスープに浮かぶ香草は、極上のアクセントになっているし、フライドオニオンがこれまた絶妙。

それぞれの具が、完璧なバランスで成り立っている、最高の餛飩面だ。

たっぷり食べて、ビールも飲んで、1人あたり日本円で400円程度。

いやぁ、安い。

アフターランの食事としては申し分なく、僕は、大いに満足した。

エネルギーもたっぷりとったし、さぁ、ホーチミンの街に繰り出そう。

(以下、続く。)

大阪王将@ホーチミン店で、焼き餃子2種とスイートチリソース

高島屋ホーチミン店5F、レストラン街の一角。

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ASIAN CORNERゾーンの中に、「大阪王将」のテナントは入っている。

ロゴなどは、日本と同じものを使っており、料理メニューも同様に用意されていたが、似て異なる部分もいろいろあった。

僕は、最近、日本で大阪王将に行っていないため、もしかしたら、最近は変化してきているのかもしれない。

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しかし、少なくとも、こんなセットメニューはなかったと思う。

味噌汁なんてついていただろうか?

まぁ、僕は、そもそもこういったセット品を食べないのでどうでもよかった。

注目すべきは、もちろん餃子。

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 一見すると(あまり美味しそうな写真ではないけれど)日本の店で出てくるものと同じ餃子のように思える。

キムチやチーズなどのトッピング系も、単に餃子の上に乗せているだけだし、同様のものは、過去のフェアメニューでは、見かけたような気もするので、そんなに違和感はない。

今回、僕が気になったのは、これ。

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オレンジ色をした、餃子のタレ(?)である。

いったい何だろうと思い、皿に注いで一口舐めてみると、甘かった。

これでようやく僕は、それが何かを理解した。スイートチリソースだ。

餃子にスイートチリソース?と思ったが、ここはベトナム…ということを考えると、不思議ではない。

ベトナム料理として有名なもののひとつに、生春巻きがあるが、生春巻きにスイートチリソースは欠かせないからである。

春巻きと餃子は、《包みもの系料理》として繋がっているため、春巻きに合うのであれば、餃子とだって合う筈!

…という理由かどうかは知らないが、ここベトナムでは、違和感のないタレなのだと思う。

ならば試してみようじゃないか。

僕は、そう思って、「元祖焼き餃子」と「海老焼き餃子」を注文。もちろん、ビールもあわせて頼んだ。

海老焼き餃子というのも、日本の大阪王将にはない(フェアメニューなどでは存在していたのかもしれないが、少なくともレギュラーメニューとしてはない筈)ので、それもちょっと楽しみだった。

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ビールのラインナップはこんな感じ。

東南アジアに来たのだから…とタイガービールを注文したのだけれど、残念ながら売り切れで、ハイネケンかサッポロしかないとのこと。

仕方ない。ならばサッポロだ。

待つこと10分程度。

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餃子とビールがやってきた!

紛れもなく、「大阪王将の餃子」というビジュアルだ。

餃子2種類は、味気ない皿に、まとめて乗せられて登場。ビールも缶のままだったので、ちょっとだけ興ざめしてしまったが、まぁ、これでも餃ビーは餃ビー。

日本から遠く離れた地で、大阪王将の餃子を食べられるのだから、文句は言うまい。

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ということで、まずは、元祖焼き餃子を、このタレにつけて食べてみた。

個人的な感想を言うと、その相性は微妙。

元祖焼き餃子の具は、野菜系で淡白な味わい。ニンニクの味もほとんどしないため、パンチ力に乏しい。

大阪王将の餃子を食べるのが久しぶりなので、確信は持てないが、ここまで淡白だったかなぁ…と思うほど、インパクトが薄かった。

そんな餃子だから、スイートチリソースをつけると、餃子が、タレの味に負けて、不思議な味わいになってしまう。

これは普通のタレがいい。そのため僕は、2つめからは、普通のタレ(写真左奥)をつけて食べることにした。このタレならば、まぁ、餃子を食べている、という感じがする筈だからだ。

僕は、ちょっと落ち込んだ気分になりながら、もう1種の焼き餃子、海老焼き餃子を齧ってみた。

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うわっ。全然違う。

外見のビジュアルこそ、元祖焼き餃子と同じだったが、その具は完全に異なっていた。

野菜の味わいは殆どなく、豚肉と海老がぎゅっと詰まっている。実に食べ応えのある餃子だ。

僕は、その想定外の味わいに嬉しくなり、「もしかすると…」と思い、恐る恐る、これもスイートチリソースにつけてみた。

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おぉっ、合うじゃないか!旨いぞこれは!

僕は思わず、そう叫びたくなってしまった。

濃厚な肉と海老の味わいには、スイートチリソースがいいアクセントになる。

思えば、生春巻きにも海老は欠かせないし、中身がぎっしり詰まっていると言う点でも共通項はある。

だから、ホーチミン店には、オリジナルの海老焼き餃子があり、そして、スイートチリソースがあるのだ。

僕はそう得心して、餃ビーランチを堪能した。

いやぁ、何ごとも、試してみないとわからないし、大きな発見があるものだ。

餃子の世界は、かくも奥深い。

石神井公園の中と外。「星に願いを」ラン。

7月7日。七夕。この日もまたまた雨だった。

夜明け前から走り続けて、僕がようやく辿り着いた場所は…。

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石神井公園だった。

東京都内では、よく知られた大公園で、僕も、かなり昔に1度訪れたことはあった。

しかし、既にその記憶は薄れており、しかも、ランニングをしたことはなかったので、今回は、ランナーとしての初訪問。

前日の駒沢オリンピック公園に続いて、僕にとっては、《新規開拓》エリアだった。

ただ、最初、僕はこの入口ではなく、裏口(?)のようなところから入ってしまったため、ちょっと勝手がわからなかった。

しかし、迷っていても始まらない。

相変わらず雨は降り続けていたし、ここでちょっとしたトラブルもあって焦ったが、とりあえず、中へ。

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園内には、とても大きな池があった。

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水鳥たちが、気持ちよさそうに泳いでいる。

僕も、そんな情景を眺めながら、気持ちよく走れ…なかった。

この公園コースは、悪路としか思えなかったからだ。

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道幅がそれほど広くない上に、石畳。

これはまだいいとしても…。

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不整地も多く、しかも水たまりだらけ。

いやはや、ここはランニングに向いてない。少なくとも雨の日は。

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歩道に人がいないのをいいことに、水鳥たちは、陸に上がってのびのび活動中。

僕はそんな鳥たちを恨めしく思いながら、とりあえず走った。

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園内には、星に願いをこめた、沢山の短冊が吊されていた。

もしも無地の短冊があったなら、僕も願いを書いて吊したかった。

星は全く見えなかったけれど、でも、願わずにはいられなかった。

「雨よ、止んでくれ」と。

僕は、雨の日のランが嫌いじゃない。この時期の雨は、蒸し暑いより断然良いので、むしろ歓迎。

とはいえ、これだけ連日続くと流石に飽きたし、とにかくこの公園の道は走りにくかったからだ。

…そんな僕の祈りも空しく、この日の雨は、全く止むことがなかった。

しかも、時折強くなってきたので、僕は心が折れかけた。

折角、夜明け前から走ってきたのだから、公園ランを楽しまなきゃ損だとは思ったけれど、でも、これでは全く楽しめない。

ということで、僕は公園の外に出て、退散する方向で駅へ向かおうとした。

すると…。

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こんな表示を発見。

ん?ランニングコース?1500m?なんだこれは。

そう思いながら、道に沿って250mほど走ると…。

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こんな看板を発見。

なんと、公園の「外」にランニングコースがあったのか!

これは、あとで調べて知ったことなのだけれど、この公園は、園内が走りにくいため、その《外周》に1,750mのコースが用意されていたのである。

事前に調べておけば簡単にわかったことなのに、僕は、自分のズボラさ、バカさ加減を呪った。

しかし、まぁ、現地にいる間に気がついてよかったかもしれない。

そのまま帰宅して、家でその事実を知ったら、ショックで倒れ込んでいただろう。

ということで、僕は、気を取り直した。

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コース案内板の前にあった、スタート地点から、再び走り始めることに決定。

苦心して作られたランニングコースという感じで、途中は、住宅の脇なども通っていく。

決して走りやすいとは言えないが、でも、公園の「中」よりは断然マシだった。

前日の駒沢公園と違い、ガチなランナーの姿は見かけなかったが…。

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傘をさしながら走っている人がいた!

これは、僕のゴミ袋スタイル以上に奇異なのではなかろうか。

いやぁ、相当走りにくいと思うんだけれどなぁ。そんなに濡れたくないなら、走らなきゃいいのにw

などと思いながら、僕は、このコースを3周程度走り、フィニッシュ。

ゴールインのご褒美は…。

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もちろん餃子おにぎりだ。

これは、公園に向かうランの途中、夜明け前のローソンストア100で購入したもの。

最後の1周では、雨の中を、手に持ちながら走ったため、表面のシールが濡れて剥がれてしまった。

しかし、《餃》という漢字は、《それ一文字で餃子》と言ってもいいぐらい、餃子度の高い文字だから、問題ないw

僕は、餃子おにぎりで癒やされながら、石神井公園ランの感慨に耽った。

雨さえ降っていなければ…ランニングコースだけを走っていれば…悪くない公園だと思うので、機会があれば、また訪れたい。

西武鉄道池袋線「石神井公園」キーホルダー Ver.2

西武鉄道池袋線「石神井公園」キーホルダー Ver.2

 

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