このブログの筆者は、一応ランナーでもある(ホントか?w)ので、たまにはランニングネタも、書いておこう。
いや。一応僕も、毎日走ってはいるのだけれど、同じようなコースを同じように、ダラダラと走っているだけなので、ブログに書くようなネタにはならないのだ。(言い訳^^;)
ただ、今日は久しぶりに書いてみようと思った。
なんと言っても、本当に久しぶりに30km超の距離を、ひとりで走ったからだ。
最近、僕はすっかりダメダメで、ひとりでロングランができない身体になっている。
以前の僕なら、フル距離だってたまに走っていたし、東京~宇都宮(100Km!)をひとりで走ったこともあったのになぁ…。
ただ、「今日はどうしてもロングランしたい!」と、一念発起。例によって、夜明け前に家を出た。
今にも雨が降りそうな天気だったし、天気予報でも雨だったので、雨装備も準備した。
カメラも、防水タイプのCyber-shot DSC-TX5を持って走った。
結局最後まで雨は降らなかったので、普通のコンデジで良かったんだけれど…。
飯田橋交差点。なんだかんだで3週連続、この場所を通過している。
DSC-TX5は暗所に弱いのか、ちょっと写真がボケ気味。まぁ、9年も前のカメラだから仕方がないか。
先々週は、MGC下見ランだったため、この交差点を直進、先週は、東京マラソン落選記念ランなので、ここで右折した。
だから今回は左折…することも考えたけれど、そうすると、ロングランできないような気がしたので、やっぱり、当初からの目的地に向かうことにした。
そう。首都圏ランナーの聖地。皇居だ。
街なかを走るロードランと皇居外周のランは、全くタイプが違う。
だから、気分を切り替えて走れる(=ロングランできる)というのが、僕の経験則。
皇居ランでの定点撮影地。半蔵門。1周目は、まだ薄暗い空。
2周目。夜が明けたことで、空は一気に明るくなる。
3周目。
日差しこそなかったものの、もう、完全に朝の情景だ。
この辺りで、ラン距離は25kmを超えており、僕は、もう、かなり苦しい状態になっていた。
僕は、ここ数ヶ月で、たぶん25km以上走ったことはなかった筈だし、座骨神経痛で一頓挫しているから、心も身体も限界に近かった。
半蔵門から桜田門までの道を下り、二重橋を過ぎて、僕は皇居コースを離脱。
しかし、僕のランは、まだ終わったわけじゃない。
もうリタイアしたい!という気持ちがふつふつと沸き上がっていたが、今日は…今日に限っては、「走り続けなければいけない」理由があったからだ。
東京駅を通過。
この風景を見るたびに、僕は、東京マラソンへの思いが沸き上がってくる。
あぁぁ、出場したかったなぁ。
そんな思いを抱きながら、淡々とロードを走り続け、僕が辿り着いたのは…。
上野公園だった。
自宅~(ロードラン経由)~皇居3周~上野公園で、なんとか32km。
いやはや、きつかった。ほんと、つらかった。
上野公園をフィニッシュ地点にしたのは、「偶然」ではなく、「必然」。
僕にとって、今日のロングランは本当に青息吐息で、正直、何度も途中で止めようと思った。
しかし、フィニッシュ地点である上野の地に《ご褒美》が待っているから、心折れずに走れた、と言っていい。
家を出るときから、僕は、その瞬間だけを夢見て、なんとか走り続けてきたのだ。
果たして、そのご褒美とは…。