餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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もし僕が食べものだったら…。

昨晩。

このエントリーを書くために、色々調べていたら、amazonがこんな本をリコメンドしてきた。

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もしアナタが食べものだったら性格診断

世の中には、いろいろと面白いことを考える人がいるものだ。

食べものと言ってもさまざまなものがあるけれど、僕の場合は、いったい何の食べ物になるだろう。

出版社による、この本の紹介文にはこう書かれている。

20の質問に答えるだけで、31種類の「食べもの」に分類され、自分でも気づかなかった本当の自分の姿や周りの人々との相性がわかる!

あなたは、ラーメンさん?ギョーザくん?それとも、ショートケーキちゃん?

ギョーザくんに決まってるやんけ!

僕は、そうツッコミを入れたくなった。

なんたって、僕は餃子ランナーなのだから、自明の理。そんなこと、この本を買わなくてもわかってる。

…と思って、華麗にスルーするつもりだったが、どうもそうとは言えないようだ。

amazonにおける、この本の紹介ページには、《なか見!検索》機能が付与されており、で、目次をはじめとした数ページを閲覧することができる。

「ギョーザくん」の説明も、軽く書かれており、それを読むと、こんな風に表現されていた。

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強壮!

この時点で、僕は「ちょっと違う」と思い始めていた。

僕は、もうこんな歳だし、毎日帰宅後にはぐったり疲れてしまっているので、「強壮」と言えるような強さは持ってない。

一応ランナーの端くれなので、「競走」なら、合ってるかもしれないけどw

ギョーザくんについて、目次ページでは、このような説明も書かれていた。

思いつきで人を振り回す、悪気はないけど迷惑な人

うーん。

これもちょっと違うと思う。

僕を「迷惑な人」と思っている人はいるかもしれないが、きっとそれは別の理由だろう。

前述の《超精密性格診断》によれば、僕は、「主体性が超特異的に低い」人間だから、思いつきで人を振り回したりはしない。

ということは、僕は、ギョーザくんではないということになる。

なんだかどうにも釈然としないのだけれど、だったら僕は、いったいどんな食べものだというのだろう。

どうにも気になるので、やっぱりこの本を買うしかないかなぁ…と思っている。

もしアナタが食べものだったら性格診断

もしアナタが食べものだったら性格診断

 

東亭の焼餃子と過ごした、15年間の至福

創業1973年。昭和48年。

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今年で創業46年目になる、老舗中の老舗だ。

僕にとって、そして、このブログにとっても特別な店だから、これまで数多く紹介させていただいている。

一番最初に紹介したのは、2008年に書いた、このエントリー。

エントリー自体は11年前だが、僕は、この時既に、数年来の常連だった。

だからおそらく、僕のブログ歴(15年)と同じぐらい、通いつめている筈だ。

2008年当時から、営業時間の縛りは厳しかったが、ランチでの餃子定食は、平日(月~金)毎日食べることができた。

お持ち帰り限定となっていた夕方も、当時は、店で焼いてくれた餃子を持ち帰ることもできた。

その後、夕方は生餃子のみの販売となったり、水曜も定休日になったりという変化はあったけれど、まだ、「知る人ぞ知る」「入店ハードルの高い」店レベルにとどまっていた。

ところが…。

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アーカイブ|TBSテレビ:マツコの知らない世界

昨年、この番組で紹介されて以来、状況は激変。

ランチ時間もお持ち帰り時間も、店は大行列となり、一介のサラリーマンが気楽に訪れることができるような状況ではなくなってしまった。

それだけならばまだいいけれど、僕は、大行列の処理に伴う、店主夫妻の疲労が気がかりだった。

営業形態は、平日のみの週4日営業から、週3日営業→週2日営業となり、そして、ついには一時休業になってしまった。

僕の一番恐れていた事態だ。

休業期間は数ヶ月に及んだため、僕は本当に心配だったから、いざ再開した時は、本当に嬉しかったことを思い出す。

約1年前。

ついに、夢見ていた餃子が帰ってきたのだ。

復活当初は、生餃子のお持ち帰りのみだったが、今年の3月からは、ランチ営業も復活。

週1日、火曜日だけ。しかも11:30~14:00限定という恐ろしく高いハードルではあるが、それでも、復活は復活。

店内で、絶品焼餃子を味わえる時間がある、というだけで幸せだ。

僕は、最近、生餃子の持ち帰り専門だけれど、15年も焼き続けていると、それなりにうまく焼けるようになってくる。

ブログ15周年の記念日である昨日も、自分へのプレゼントとして焼いてみた。

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いやぁ、もう、実に、最高に、本当に美味しかった。

ちょっと「よく焼き」気味だけれど、東亭の餃子は、これぐらいカリカリに焼いた方が絶対に美味しい。

昨日は、生餃子を冷凍したものを焼いたのだが、それでここまで美味しいのだから、店のランチで食べる焼餃子は、筆舌に尽くしがたい美味しさ。

僕は、もうここ数年、それを食べていないので、恋しくて仕方なくなってきた。

火曜日、休暇とらなくちゃ…。 

「中華 みんみん@板橋市場」で、ニラたっぷりスタミナラーメンと焼餃子

その日の早朝。

僕は、冷え切った身体を抱えて、「板橋市場」に辿り着いた。

「板橋市場」は、東京中央卸売市場のひとつで、青果と花き(切花や鉢花など、観賞用の植物のこと)を扱っている。

もちろん僕は、青果業者でも花き業者でもない。僕はあくまで餃子ランナーであって、業者ランナーではないのだ。

だから、市場そのものは、僕の目的地ではなかった。

僕が目指していたのは、市場内にある、唯一の飲食店、「中華 みんみん」だった。 

僕は、這々の体で、ようやくこの店に辿り着き、そして、その扉を開けたのだ。

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入店時刻は、午前6時38分。

まだまだ早朝と言える時刻だが、この店は絶賛営業中だった。

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それもその筈、この店は、市場に合わせて、午前5時半からの営業になっているからである。

店の中は十分に暖かかったが、僕の身体には、寒さの余韻が残っていたため、僕は、席に座っても、しばらくぶるぶると震えていた。

すると、店のおかみさんが、心配して熱いお茶を注いでくれた。

本来、お茶はセルフサービスなのに、僕の姿を見るに見かねて…という感じだったのだろう。

入店した途端、注文もせずに、震えながら写真を撮っている変な客なのに、優しくしてもらって、僕はとっても感激した。

熱いお茶を身体に流し込み、ようやく僕は、我を取り戻してきた気がした。 

テーブルに置いてあったメニューを眺める。

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ニラ推しの料理が8品もある。僕は、ニラが大好きなので、大いに興味をそそられらた。

普段、僕は滅多に麺類を食べないのだけれど、この日だけは別だった。

冷え切っていた身体が、スープの温もりを求めていたからである。

となると、麺類3種類からの選択に絞られたが、 僕は、レバが全く食べられないため、「ニラ玉ラーメン」と「スタミナ(肉ニラ)麺」の二択。

少し迷ったが、ロングランで失ったスタミナを補給するために、僕は、スタミナ麺を選んだ。

待つこと5分程度だったろうか。

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スタミナ麺がやってきた!

湯気でカメラのレンズが曇る。通常ならばそのままでは撮らないが、今回は、その温もりが嬉しかったので、あえて撮影。

凍えきった身体にとって、待ち侘びていた温もりだったからだ。

湯気越しに見える大量のニラ。そして肉。「スタミナ麺」の名にふさわしい、いかにもスタミナがつきそうなビジュアルだった。

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湯気が晴れた後も、ニラの存在感は強烈。

僕は、大のニラ好きなので、心ゆくまでそれを堪能することができた。

肉も軟らかく、スープも濃厚で、実にスタミナがつきそうな味だった。

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もちろん、麺もしっかりたっぷり入っている。

前述させていただいたように、僕は、普段殆ど麺類を食べないので、比較はできないのだけれど、普通に美味しく、これは、また是非食べたいと思う料理だった。

極上のスタミナメニューで、僕は、心も体も温まった。お腹も結構一杯になったのだけれど、もちろん、これで帰るわけにはいかない。

なぜなら僕は、餃子ランナーだからだ。

そもそも、僕がこの店を最終目的地に決めた理由は、「夜明けのアフターランに餃子を食べる!」ことだったのである。

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餃子は、通常のメニュー表とは別に、★お勧めメニュー★として記載されていた。

イラストつきで、しかも、小麦へのこだわりまで書かれており、やおら期待が高まる。

ということで、追加注文。 

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しばらくすると、僕の眼前に餃子が運ばれてきた。

皮は機械包みのようで、焼き色もムラがあり、ビジュアル的には、それほど訴えるものはなかった。

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が、一口囓ってみると印象が変わった。

野菜系の餃子ではあるけれど、しっかりと下味がついており、何もつけなくても十分美味しい。ここでも、ニラがいい仕事をしている。

そして、その皮がなかなか味わい深かった。小麦へのこだわりもダテじゃなかったのだ。

僕は、ニラたっぷりのスタミナ麺と、味わい深い焼餃子で、すっかり元気を取り戻した。

早朝から、このレベルの中華料理が食べられるというのは、実に貴重な店だ。

機会があれば、是非また訪れたい。

そして僕は、板橋市場のオアシス「みんみん」に辿り着いた!

先週の土曜日。

僕は、都立城北中央公園から赤塚公園へのハシゴランを計画し、20km超を走る予定だった。

しかし、防寒対策に失敗し、あえなく19kmで断念。

赤塚公園内を走る気力さえ残っていなかった。

それほどまでに、僕の身体は凍えきっており、頭はクラクラ。今から思うと、軽い低体温症を発生していた可能性もある。

だから、素直にさっさと帰路につくのが正しい選択であることは十分わかっていた。

…が。やっぱり僕は諦めきれなかった。

この日の僕は、ラン後の最終目的地を決めており、そのために、ずっと走り続けていたと云ってもいい。どんなに頭が痛くても、諦めきれるものか。

こういったところで、無駄に意固地となるのが、僕の大きな欠点だ。

と、今になれば思うけれど、その時は、ひたすら気力だけで行動しており、冷静な思考力を失っていた。

僕は、赤塚公園から1km程度の道程を、凍える身体をひきずって歩き続け…そして。

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到着!

この日の最終目的地。板橋市場だ。

どんなに身体がふらふらでも、写真を撮ることは忘れない。それが僕の、ブロガー魂w

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市場の建物は、朝の光を受けて美しく輝いていた。

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ここは、青果と花きを取り扱う市場であるため、場内には、新鮮な果物類が溢れていた。

もちろん僕は、市場関係者ではないため、場内の取引には無縁。

ただ、市場で働く人たちは、部外者の僕が歩いていても、全く気にしている風はなかった。

それもその筈、場内には、一般の人も利用できる店があったからだ。

そして僕は、まさしく、その店を目指すべく場内を歩き続け、遂に…。

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着いたーーーーっ。

全国に《みんみん》という名前がつく店は多いけれど、この店は、どこの系列でもない。

店名が、ただの《みんみん》ではなく、《中華 みんみん》というところに、この店なりのこだわりを感じる。

いつもの僕であれば、いろんな角度から外観写真を撮るのだけれど、この日に撮ったのは1枚だけ。

僕は、とにかく寒さに凍えていたため、一刻も早く入店して、暖をとりたかったのだ。

板橋市場内に存在する、唯一の飲食店。僕が目指したオアシス。

僕は、写真を撮り終わるや否や、念願の扉を開いた。

(以下、続く。)

ファミマ「餃子まん」の《そこじゃない!感》があんまりな件

僕は、一応「餃子ランナー」を名乗っているけれど、ギョーカイ(餃界)の人ではないし、餃子の専門家でもない。

単なる《餃子好きの、走るオジサン》だ。

だから、「餃子」と名のつく食べ物を、全て肯定しているわけではなく、嫌いなものは嫌いだとはっきり書く。

とりわけ許せないのは、「手羽餃子」とかいう、史上最悪のマガいものだ。

この件については、過去何度もエントリーで書いているが、未だに一定の市民権を得ているようなので、撲滅されるまでは繰り返し書く。

「手羽餃子」なる料理は、餃子でも何でもない。あえて言うなら「豚挽肉と野菜入り手羽先」だ。

あれを餃子と呼べるなら、例えば、手羽春巻や手羽コロッケだって成り立ってしまう。手羽先に、ポテトコロッケの具が入っていたら、手羽コロッケと呼ぶのか?

呼ばない筈だ。

春巻は、「春巻の皮」があってこそ春巻なのだし、コロッケは、「パン粉の衣」があってこそ、コロッケだからである。

それと全く同じく、餃子は、「小麦粉の皮」に包まれていてこそ餃子であり、しかも、餃子の具は、豚挽肉や野菜とは限らない(まるごと海老の餃子だってある!)。

ありとあらゆる論理において、「手羽餃子」なるネーミングは、その論理が破綻しているのだ。

餃子でも何でもない食べ物の癖に、餃子を名乗るな!

いったい、あれを命名した人間は誰なんだ。あんなものを「餃子の仲間風」に扱っていいと決めたのは誰なんだ。僕は、小一時間問い詰めたい。

と。

今日書きたいことは、別の話だったw

どうも僕は、手羽餃子の件になると熱くなっていけない(汗)

時は、先週の日曜日に遡る。

いつものように、城北中央公園で走った帰り道、僕は、ちょっとお腹が空いていた。

その前日は、大山で、ゆったりゴービーを堪能したけれど、日曜日は、所用があるため、ラン後の時間があまりなかった。

「今日は(今日も)夜明けラン後の餃子は食べられないなぁ…」と思いつつ、僕は、ふと、あることに思い当たった。

そうだ。ファミマに行こう!

上板橋駅まで向かう道すがら、ちょうどファミリーマートがあったので、入店。

すると…。

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カウンターでは、華やかなホットスナック群が花盛りとなっており、その中に、僕の求める食べ物があった。

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そう。

「餃子まん 」だ。

しかもセール中で40円引き。これは買うしかないではないか。

手羽餃子は認めないくせに、餃子まんは認めるのか?と言われるかもしれない。

いや。

僕も別に、これが餃子だと言うつもりはない。

過去、「餃子まん」と名のつく商品は、各所で何度も発売されており、それが、餃子と言うより肉まんに近いことは承知している。

ただ、餃子まんは、小麦粉の皮で包まれている分、超広義に解釈すれば、餃子類と言えなくもない。

僕は、手羽餃子に関しては完全否定の立場だが、餃子まんに対しては、認めないけど許してもいい、という立場なのだ。(なんで偉そうなんだよw)

そして…。

このファミマ「餃子まん」は、ビジュアルまで餃子に似せてきたところに新味がある。

ファミマの「餃子まん」は、以前にも発売されていたが、その発売期間が短く、僕は買い損なってしまっていた。

だから、今回のチャンスは逃せない。

ちょうどセールでもあるし、ひとつ買ってみるか、と思ったのだ。

ということで、購入。

消費税10%を払って(ここ重要^^;)、店内のイートインコーナーで実食してみることにした。

「餃子まん」をテーブルに置いてみて、僕は激しく違和感を感じた。

ヒダもしっかりついていて、一応餃子風ではあるのだけれど…。

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焼き目はそこじゃない!

包み紙がついている面だろ!僕は思わず文句を言いたくなった。

ホットスナック内でのビジュアル面に考慮(?)したのかもしれないが、ヒダまでつけて、餃子を名乗る以上、焼き目にはこだわってほしかった。

僕はそれが、大いに残念だ。

そして、その味は…。

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もちろん、肉まん味だった。

ニラが入っていることで、餃子風に仕上げた(?)のかもしれないが、どう考えても肉まんそのもの。目隠しして食べたら、100人中100人が肉まんというだろう。

ただ、まぁ、それは食べる前からわかっていたことなので、文句は言うまい。

今回僕があまりに残念だと思ったのは、その焼き目だ。

「餃子まん」を名乗り、ビジュアルまで似せてくる以上は、やっぱりそこにはこだわって欲しかった。

次シーズンでの改善を願いたいw

早朝の「海人@大山」で、ギョービー?ゴービー!

以前から、気になっていた店だった。

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沖縄料理の店、「海人」だ。

どうやらチェーン店らしく、都内ランの合間に各所で見かけたことがある。

僕は、最近沖縄料理に少し興味が出てきたので、店の前を通りがかるたびに、店頭のメニューを眺めていた。

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さまざまな沖縄料理名と、その写真が載っていて興味をそそる。

僕は、それを「ほうほう」「ふうん」と眺め、いつか機会があったら訪れようと思いながら、走りすぎていた。

しかし、先日、東武東上線の大山駅前にある店を通りがかった際、僕は、そのレベルにとどまることができない反応をしてしまった。

思わず、そのメニューを凝視したのだ。

そう。

ここ大山店では、他で見かけないメニューの料理の名前が書かれていたからである。

それは…。

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「ゴーヤ餃子」だ。

おぉ。

こんなメニューがあったのか。もしかすると、他の店にもあったのだろうか?

僕が見落としていたのか、この店オリジナルなのかよくわからないけれど、こと、《餃子》となれば、見過ごすわけにはいかない。

僕は、ゴーヤも大好きなので、これは絶対食べなければ!と、決意。

僕がそのメニューを発見した時は営業時間外だったが、訪店の機会は、案外早く訪れた。

数日前の土曜日。

僕は、週末恒例の城北中央公園ランを終え、ほっと一息をついた。

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時刻は午前5時頃。まだ、空は真っ暗だ。

この日、僕は、20km走っており、そこそこお腹も空いていた。いや、正確に言うと、空かせていた

この日は、アフターランで、「海人@大山店」を訪れようと思っていたからである。

城北中央公園から大山までは数キロ程度なので、練習後のジョグを兼ねて、ちょうどいい距離。

しかも、さらにお腹は空く。絶好だ。

そんな早朝に店が開いているのか?と思うかもしれないが、それはもちろん下調べ済み。

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この店は、平日は朝5時までの営業だが、週末は、なんと朝8時まで営業しているからだ。

これならば、夜明けランのついでに寄ることができる!

ということで、鼻歌でも歌いたい気分になりながら、僕は大山までジョグを続け…。

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よっしゃ、着いた!

僕は、遂にゴーヤ餃子を食べられるという思いで、ワクワクしながら階段を上る。この日は、まさに、そのために走り続けてきたのだ。

店の扉を開くや否や…。

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有名人のサインと…。

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泡盛がお出迎え。気分はまさに沖縄と言ったムード。

ただ、僕は、「ラン後には、何が何でもビール!」と決めているため、泡盛はパスすることに決めた。

沖縄気分よりも、ビール気分優先なのだw

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と言うことで、席に座るや否や、ビールを注文。お通しをアテに、乾いた喉を潤した。

ランニングの後のビールって、どうしてこんなに美味しいのだろう。

そんなことを思いながら、カウンターに置いてあるメニュー表を眺める。

さぁ、いよいよ「ゴーヤ餃子」だ。ゴーヤ餃子で、ギョービー(餃子&ビール)だ!

僕は、胸が大いに高まった。

そして、メニュー表からそれを指定しようとすると…。ん?

ない。見つからない。

沖縄料理のところだけじゃなく、おつまみと書かれている料理も含め、くまなく探してみたけれど、僕は、その名前を見つけることはできなかった。

店内も見渡してみたが、壁にも、どこにも、「ゴーヤ餃子」の名前は存在しなかった。

僕は、すぐそばで、僕の注文を待っていた店員に尋ねてみる。

「あのー、入口のメニューにあった、ゴーヤ餃子なんですが…。」

すると店員は、まず、「あっ」と言った後、衝撃的な答えを返してきた。

 

今は置いてないです」

 

 

 

なんと…。

僕は、あまりのショックで頭が真っ白になってしまった。

その瞬間のことを思い出して書いていたら、この記事にも空白が生じてしまったほどだw

席に座る前に尋ねていれば…。と思っても、後の祭り。もう、僕はビールを飲んで落ち着いてしまっている。

たとえ、ギョービーができなくなったとしても、そのまま帰るという気分にはなれない。

ということで、僕はなんとか気を取り直し、代替案(?)で凌ぐことにした。

「ゴーヤ餃子」を食べることはできなかったが、ここは沖縄料理店。もちろん、ゴーヤ料理は、他にもたっぷりある。

ということで、ゴーヤチャンプル、ゴーヤナムルに、ゴーヤビールを揃えて…。

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ゴービー(ゴーヤ&ビール)だ!

残念ながら、「ゴーヤ餃子」にはありつけなかったものの、これはこれで、なかなか美味しかった。

機会があれば、是非再訪したいと思う^^;

定食推しの「全家福@上板橋」でも…やっぱり餃ビー!

アフターランは、餃子に限る。

先週末、夕暮れに城北中央公園を走った僕は、園内にあるグラウンドをぐるぐる回りながら、さまざまなことを思った。

中でも、とりわけ一番強く思ったのは、アフターランの餃子だった。

夜明けランでは、終了後に餃子を食べるのは、なかなか難しいけれど、夕暮れランなら、店だって選び放題。

ということで…僕は、城北中央公園の至近にあり、2年前から目をつけていた(?)店を訪れることに決めた。

入店後、僕は、《定食推し》の凄さに圧倒される。

詳細は、昨日のエントリーで書かせていただいたが、とりわけ、餃子盛り合わせ定食のコスパが出色。

何しろ、餃子4種12個のセットで950円(これでもお得)なのに、それにたった30円プラスするだけで定食になるのだ。

しかも定食は、ライス・スープ・サラダが食べ放題。ランチ価格ではなく、終日実施というのが素晴らしい。

餃子ランナーとしては、《餃子盛り合わせ定食》一択ではないか…という気もしたのだけれど、僕は、ここで大いに迷った。

迷った時は、とりあえずビールを飲んで考えよう。

僕は、餃子も大好きだけれど、ランの後は、やっぱりビールを飲みたかったからだ。

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胡瓜のニンニク和えをアテに、待望のビールを乾いた喉に流し込む。

ランニングの後のビールって、どうしてこんな美味しいんだろう。

僕は、そんなことを思いながら、店内をつらつらと眺めてみる。

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圧倒的な定食推しの店ではあるけれど、しかし、ここはやっぱり餃子専門店。

壁には、そんな矜持を感じさせる餃子のラインナップが書かれていた。

一見、神田餃子屋チェーンのメニューに似ているが、系列店ではないようだ。

本家(?)にはない、「カラミ焼き餃子」や「キムチ焼き餃子」「しそ明太子焼き餃子」など、そのメニューは充実している。

壁に記されていたのは、餃子のラインナップだけじゃない。

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「餃子の歴史」というコラムも記されており、餃子に対するこだわりが感じられた。

僕は、それを眺めた後、あらためて定食メニューを確認した。 

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盛り合わせ定食は、やっぱりとてもお得だ。

壁のメニューによると、餃子の種類は10種類あるのに、なぜ「全品」盛り合わせなのかは不明だけれど、お得であることは間違いない。

しかし僕は…結局、定食を断念した。なぜか。

先にビールを堪能してしまったからだ。

たとえビールを飲んでいようと、定食を注文すればいいじゃないかと思われるかもしれない。

ただ、僕には僕なりの持論がある。

僕は、常々「ビールとご飯は両立しない」と思っており、かつ《餃ビー》をこよなく愛している。普通の中華料理店ならばいざ知らず、餃子専門店であるならば、やっぱり、餃子とビールに酔いしれたかった。

最高の餃ビータイムに、ごはんやスープは邪魔になる。

そう決断すれば、話は早い。僕は、コスパを度外視し、餃子単品で攻めることにした。

ということで…。 

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まずは、黒豚餃子とパリパリ餃子を注文。

うん、やっぱり、餃子とビールのビジュアルはとても素敵だ。まずは、黒豚餃子から囓ってみる。

f:id:ICHIZO:20191110182309j:plain噛みしめると、じゅわっと肉汁が口内に溢れた。

具には下味がしっかりとついているので、何もつけなくてもそれなりに美味しい。

個人的には、もう少し《カリッ》とした焼き方の皮が好みなのだけれど、具の味わいは悪くない。

そして、パリパリ餃子。

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おっ、これは旨いぞ。

とっても薄い餃子で、具は申し訳程度にしか入っていないが、ニラの味が利いていて、美味しい。

そして何より、皮が美味しい。流石、「パリパリ」を名乗るだけある。これは、皮を堪能する餃子なのだ。

主食とするには厳しいけれど、ビールのつまみとしては最高で、いくらでも食べられそうな気がした。

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海老入り水餃子。

これは、定食メニューでは提供されておらず、単品注文のみ。だから非常に貴重だ。

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囓ると、小さな海老が入っていた。

ただ、個人的にはちょっと微妙。海老の味わいが肉に負けており、どちらの個性も殺し合ってしまっているような気がした。

皮もちょっと柔らかめで、水餃子としてはちょっと平凡。

あぁ、これだったら、他の焼き餃子の方が良かったかも…。そう思い、僕は追加注文をしようとしたのだけれど、残念ながらそれは叶わなかった。

なんと、急遽、呼び出しがかかってしまったからである。

その内容は個人的なことなので、ここには書かないけれど、どうしても僕は、それに応えなければならなかった。

そのため、至福の餃ビータイムは、いきなりここで打ち切りに。

僕は、悲しくてたまらなかった。

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会計を終え、上板橋の駅へ向かおうとすると、店の外にお持ち帰りカウンターがあることに気がついた。

餃子は、全品持ち帰りが可能なようだ。しかも、冷凍だと100円引きになるようでお得。

僕はこの日、折角「あえて」餃ビーを選んだのに、中途半端な気持ちで店を出ることになってしまったから、必ず再訪し、リベンジをしたいと思っている。

その時は、冷凍餃子も買って帰ろう、と心に決めた。

餃子専門店だけど、定食推しが凄い「全家福@上板橋」

僕が、最初にその店を発見したのは、2年半前のことだった。

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光が丘公園で夜明けランをした帰り道、川越街道沿いで偶然見つけたのだ。

僕がその店を発見した時は、まだ早朝だったため、もちろん店は閉まっていた。

その後も、僕は何度か店の前を通ったものの、常に早朝。

ということで、いつまで経っても、僕は、店の中に入ることが叶わず、涙を呑んでいた。

しかし…発見から2年半経って、ようやく念願が叶った。

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やった!開いてる!

訪問したのは夜なのだから、開いているのは当たり前なのだけれど、でも、やっぱり僕は嬉しかった。

この店は、デカデカと《餃子専門店》を謳っているが、実は、それよりも大きな特色がある。

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定食推しが凄い、のだ。

このメニューだけを見ると、定価もそれほど安くないし、バラエティ的にも平凡。

いったいどこが凄いんだ?と思われるかもしれない。

しかし、その凄さは、入店してみるとわかる。

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セルフ形式ながら、なんと、ライス、スープに加えてサラダまで、終日食べ放題なのである。

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店内は、さまざまな客層で賑わっていたが、皆、注文しているのは定食ばかり。

そして、おかわりもしまくりだった。

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定食の唐揚げ。

僕は食べていないので、味については不明(おぃ!w)だが、ボリュームは十分。

ライス、スープ、サラダの食べ放題を加えて750円ならば、コストパフォーマンスは、かなりいいような気がする。

もちろん、餃子定食もある。そして実は、これが最もコスパが高い。

この店の看板メニューと言える、《餃子全品盛り合わせ》は、単品で注文すると950円。

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盛り合わせになっている餃子は、4種14個もあるので、ボリュームたっぷり。

しかも、4種をバラで注文するよりも100円以上お得になっている。これだけでも、コスパのいい料理なのだ。

しかし、それで驚くなかれ。このメニューの定食価格は…。

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980円!

なんと、単品メニューと30円しか変わらないのだ。

前述したように、定食は「ライス、スープ、サラダの食べ放題」がついているのに、単品メニュー価格プラス、たった30円という価格設定。

僕は一瞬目を疑ってしまった。定食推しにもほどがある。

餃子好きの人は、お腹を空かしてこの店を訪れれば、きっと幸せになれそうな気がする。

この日、僕はロングラン後に入店したので、もちろんお腹は空いていてた。

だから当然、このメニューを注文しようとも思ったのだけれど…。

(以下、続くw)

関西発、最新最強の餃ビー!焼餃子な気分の「Meets Regional」をゲット!!

またまたMeets Regionalがやってくれた。

f:id:ICHIZO:20191105044657j:plainMeets Regional 2019年11月号

京阪神エリアの《焼餃子》大特集である。

昔は、こういったリージョナル(地域限定)誌を手に入れたければ、都内の大型書店を巡って探す必要があった。

しかし今は、そういった手間はいらない。

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Meets Regional 2019年11月号

amazonで簡単に注文できるからだ。

僕は、11月2日に注文したら…。

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翌日の3日には届いていた。

おかげで、この連休は、その内容をたっぷり堪能することができた。

いやぁ、いい時代になったものだ。

Meets Regionalの素晴らしさについては、過去の特集号で僕は実感している。

7年前の特集号は、JAL修行で大阪遠征した際、「餃子探しの旅」のお供として、大いに活用したことを思い出す。 

2年前にも、GW(Gyoza Week)に合わせて、餃子特集が組まれ、大いに感動した。

もちろん今回も、その内容は、質量ともに文句なし。

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目次を眺めているだけでも、心が躍る。

なんと、50ページ超にも及ぶ堂々の大特集なのだ。

しかも今回は、「焼餃子」のみにフォーカスしているというのが感動。

僕は、水餃子も好きだけれど、やっぱり、餃子と言えば焼餃子。それも《餃ビー》を心から愛している。

だから、今回特集のキャッチコピーとなっている

水餃子も好き。だけどやっぱり、ビールと焼餃子は最強コンビ。

を読んで、思わず、「そうだ、そうだ!」と叫びたくなってしまったほど。

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特集の1ページ目から、こんな魅惑的な写真が飛び込んで来て、いてもたってもいられなくなる。

記事の内容は、どれもこれも甲乙つけがたい内容だけれど、とりわけ僕が気に入ったのは、これ。

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えっ?京阪神エリアの雑誌なのに、なぜニューヨーク?と一瞬思った。

しかし、それは僕の早とちり。

この特集におけるNYとは、ニューヨークの略称じゃなく、NEW YAKI GYOZA」の略だったのだ。

この記事に限らず、今回も、餃子の新店が満載。もちろん、老舗もしっかり押さえているが、こういった新しい店をしっかりフォローしているのが、Meets Regional誌の素晴らしいところ。

こうった特集によくありがちな、「焼き直し」記事とは訳が違うのだ。

写真はとにかく素晴らしいし、記事も実に読み応えがある。僕は大いに感動しながら読み耽ってしまった。

しかも、この雑誌の凄さは、それだけじゃない。

昨今、雑誌の価格は高騰が激しく、情報誌でも700~800円するのが常。

しかしこのMeets Regionalは、実に充実した内容なのに、なんと税込510円という超格安価格で購入できる。

この価格なら、ゲットしておいて、絶対に損はない。

Meets Regionalは、Meets Reasonable(リーズナブル)な雑誌でもあるのだ。

関西在住の人や、関西遠征する予定がある人はもちろん、そうでなくても、餃子好きなら、見ているだけでも十分楽しめる。

日本じゅうの餃子ファンにおススメ。

THE GYOZA RICE!

今を遡ること、8年前。

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僕は、このTシャツをゲットした。

ユニクロの企業コラボグラフィックTシャツだ。正面のデザインだけ見ると、一見地味なのだけれど…。

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バックプリントが最高。

餃子の王将に一度でも入ったことがある人ならわかると思うけれど、店内で飛び交う「王将用語」の一覧が掲載されているのだ。

これを着て餃子の王将に入り、後ろ手に、背中のメニューを指させば、そのまま注文もできてしまうという優れものw

ということで、もちろん僕のお気に入りTシャツとなり、8年経った今でも愛用している。

その後、さまざまな餃子ロゴTシャツを見かけたけれど、僕は、このTシャツのインパクトを超えるものが見つからなかったので、ゲットしなかった。

しかし、久しぶりに、ビビッとくるものがあったので、餃界ルート(?)を通じて入手。

それは…。

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餃子ライスならぬ…。

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THE GYOZA RICE.

何がいいと言って、そのデザインがいい。しかもこのTシャツは、ランニング時に着用できるドライタイプなのだ。

今まで僕は、餃子ロゴのTシャツで、綿素材以外のものは見かけたことがなかったため、これは非常にレア。

餃子ランナーとしては、絶対に見逃せないアイテムだったので、ゲットできて本当に嬉しい。

なぜだかよくわからないけれど、山に登りたくなってきたw

iPhone SEが巨大に見える、「八ちゃんラーメン@ラー博」の一口餃子

新横浜公園ランを終えた日の夜。

僕は、公園を一緒に走った友人とともに、新横浜ラーメン博物館(以下「ラー博」)を訪れた。

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ラー博の常連である友人は、入場券を沢山持っており、そのおかげで僕は、無料で館内に入ることができた。

僕は、基本的にラーメンを殆ど食べないし、博物館にもあまり興味がないので、ラー博は初訪問。

だから、それほど大きな期待はしていなかったのだけれど、館内の展示やショップは、僕の想像を遙かに超えており、思わず圧倒されてしまった。

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入口の先では、ラーメン日本地図がお出迎え。

僕は殆ど食べたことのないものばかりだったが、ラーメン通であれば、これを見るだけで胸が躍るのだろう。

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ラーメン特集の雑誌やムックを、壁一面に一覧展示。

しかも、この写真はその一部に過ぎず、何面も広がっている。

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ラーメン年表も二カ国語で掲示されており、まさに《ラーメン博物館》といった趣。

しかしこのラー博の真骨頂は、なんと言っても、地下に広がるラーメン店の数々だった。それも、単にラーメン店が並んでいるだけではない。

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昭和の街並みを再現。まさに、「三丁目の夕日」の世界だった。

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僕は思わず感動して、沢山の写真を撮ったが、詳しい紹介は割愛。

ラー博は1994年の設立で、もう開設25年になる。

僕にとっては初体験の場所だったけれど、レビューは星の数ほど出ており、「今更かよ!」と言われる可能性が高いからだ。

しかし、1軒だけ、どうしても紹介せずにはいられない店がある。

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博多とんこつラーメンの店。八ちゃんラーメンだ。

今年3月、ラー博の開設25周年を記念して、新たに参入した店である。

福岡にある本店は、《超濃厚とんこつスープ》のラーメンを出す店として、現地でも有名だった。

僕は、若い時、2年だけ福岡に住んでいたことがあり、当然、本店の存在は知っていた。

それも、当時の僕の家からすぐ近くにあったので、行こうと思えば毎日でも行くことができたが、一度も訪れたことがなかった。

僕は、基本的に《とんこつスープ》が苦手だったし、ましてや《超濃厚》などは論外だったからだ。

しかし僕は、今回あえてその店を訪れた。

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メニューは、入口にあるタッチパネル式の機械で購入するシステム。

昭和の時代には考えられなかった筈のもので、若干趣に欠けるけれど、まぁ、仕方ない。

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店内は、カウンター中心の細長い作りだが、奥にはテーブル席もあった。

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まずは友人と乾杯。

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友人は、ミニラーメンを注文。

いやはや、やっぱり《超濃厚》だ。白濁で麺が見えないレベル。とてもじゃないが、僕には食べられないなぁ…と思った。

ただ、この店は、ラーメン以外にも、いくつかのおつまみ類が揃っていて、チョイ呑みもできる。

僕が注文したのは…。

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もちろん、この「一口餃子」だった。

全国各地にある、一口系の餃子の中でも、ここ、八ちゃんの餃子は極めて特徴的ということで、大いに期待。

待つこと5分程度だったろうか。

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一口餃子がやってきた!

僕は、その小ささ、キュートさぶりに驚愕。

この写真では、そのサイズ感がわかりにくいと思うので、いつものように、iPhone SEと比較してみると…。

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こんな感じw

iPhone SEは、現役iPhoneシリーズの中では最もコンパクトなのだけれど、なんだか、巨大化してしまったような印象を受ける。

餃子は、こんなに小さいのに、1個1個が完全に独立しており、こんがりと綺麗に焼けている。

包むのも焼くのもテクニックが必要だろう。一種の芸術品だ。

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その具は、野菜中心のあっさりした味。

皮はかりっと、中はふわっとした感じで、食感のコントラストを楽しめる餃子だ。

ビールのつまみとしては、文句なし。

僕は、この日、友人宅でいろいろとご馳走になっていたため、結構お腹も膨れていたが、別腹にきっちりと収まった。

新横浜は、僕の家からちょっと遠いのだけれど、機会があればまた訪れて、餃ビーを堪能しよう!と思った。

あぁ、僕が福岡に住んでいた時、この餃子の存在に気がついていれば、毎日でも行くことができたのになぁ…。

メイキング・オブ・新横浜ラーメン博物館

メイキング・オブ・新横浜ラーメン博物館

 

 

 

 

むしろ「拳」餃子と呼びたい、てのひら餃子の圧巻

【前回までのあらすじw】

「餃子の末っ子@大山店」を出た僕は、なんとなく満たされない気分で、大山ハッピーロード商店街を歩いていた。

すると、その脇道に、隠れ家のような餃子店を発見。一見さんには敷居が高そうな店だったが、いざ潜入してみると快適そのもの。

ビールとお新香で時間を繋ぎながら、待つこと15分。僕の前に、お重が運ばれてきた。

板橋区大山「てのひら餃子 RA KU YU」潜入レポート

 目の前に置かれたお重を開くと、巨大な「ブツ」が出現した。

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RA KU YUの看板メニュー、手のひら餃子の登場だ。

傍らのiPhone SEと比較していただくと、その大きさがわかるだろう。「手のひら」というよりも、むしろ「拳」と呼びたい気がした。

そして、餃子というよりも、巨大な焼き饅頭のようなビジュアル。

僕はこれまで、数々のジャンボ餃子を食べてきたが、そのどれよりもインパクトを感じた。

餃子の「長さ」という点では、これより大きな店もあるけれど、その「高さ」「体積」という点では、僕的史上最高のジャンボ餃子だ。

とりあえず箸でつまんでみると、指にしっかりとその重さを感じた。

それもその筈、ママさんによると、この餃子には、普通の餃子の約8個分、140g(!)もの餡が詰まっているのだ。

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囓ってみると、口内に肉汁がじゅわっと溢れ出た。

皮の中には、ぎっちりと具が詰め込まれており、実に食べ応えがある。肉と野菜のバランスがいいし、ニンニクも効いている。

そして、そんなたっぷりの餡を受け止める皮も、カリカリ、もちもちで美味しい。

餡にはしっかりと味がついているので、何もつけなくても食べられる。

実にパワフルな、そして、元気が出る餃子だった。

そんな「てのひら」に続いて、「孫のて」も登場。

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てのひら餃子と比べると圧倒的に小さいが、それでも、普通の餃子よりも餡が詰まっていそうな感じだった。

円形のビジュアルで、両面が焼かれており、これも「いわゆる普通の餃子」感は薄い。

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しかし、囓ってみると、やっぱりそれは餃子だった。

その餡は、「てのひら餃子」よりも、ちょっと優しい感じがした。

ママさんの話によると、「てのひら」も「孫のて」もベースは一緒だが、「孫のて」には、ニンニクが入っていないとのこと。

なるほど。だからちょっと優しい味なのか。

ニンニクの代わりに、生姜が入っているということで、それが、ちょうどいいアクセントになっている。

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2種類の餃子を食べ終わる頃、スープが出てきた。ママさんからのサービスだ。

野菜と溶き卵の具がたっぷりで、塩加減も絶妙。僕は大いに気に入った。

ママさんの話によると、「てのひら餃子」のお重箱は、重ねることができるので、常連の人は、二段三段も食べる人がいるらしい。記録は八段(!)とのことだ。

僕は、流石に八段は無理だけれど、二段三段ぐらいなら、いけそうな気がする。

今度は、たっぷり走り込んだ後に寄って、手のひら餃子のお重箱タワーに挑戦してみようと思う。

板橋区大山「てのひら餃子 RA KU YU」潜入レポート

その日の僕は、なんとなく満たされない気分だった。

「餃子の末っ子」で食べた焼餃子は、丹念に作られていたし、ニンニクが効いた僕好みの味で、とても美味しかった。

ただ、かなりのコンパクトサイズであるため、いかんせんボリューム不足。

2皿食べてもあっという間で、僕のお腹は、店を出た途端に、また空いてきた。

ということで、「どうしようかなぁ」と思いつつ、ぶらぶらとハッピーロード大山商店街を歩いていると…。

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こんな案内看板を見つけた。

てのひら餃子?っていったいなんだろう。と思いながら、すぐ横に掲示されていた雑誌の記事を読んでみる。

どうやら「てのひらサイズの」ジャンボ餃子が食べられるらしい。

「餃子の末っ子」の餃子とは対極にあるような店で、僕は、大いに気になり、訪問してみることにした。

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その店は、華やかな大山商店街の中にはなく、その脇道にひっそりと存在していた。

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間口が狭く、ディープなイメージを醸し出している。

ちょっと中を覗いてみると、たったカウンター3席しかなく、そのうち1席で、常連っぽい人が、店のママさんと楽しげに話している。

「一見さん」には、ちょっと敷居が高そうな店だ。

僕は、ちょっとためらったけれど、ここまで来たら、あとには引けない。

潜入。

まずはとにもかくにも、やっぱりビールを注文。

それと合わせて、ママさんにオススメされた「できたて手作りお新香」を頼んだ。

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いやぁ、これが実に美味しかった。

お新香…というか、塩もみの和え物といった感じ。

生姜が効いており、ボリュームも十分。塩加減も最高で、ビールにはぴったり合った。

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カウンターには、このようなメッセージノートが置かれていた。

店を訪問した人が、その印象などを書き残している。やっぱり常連客の声が多かったけれど、初めて入店した人のメッセージもあった。

もちろん僕も、食べ終わった後に、感想を書き記している。

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常連の人が、読み上げながら笑っていた「シルバー川柳」。

皆、ママさんの知り合いである、シニアの人たちが作ったものだとのこと。

僕も、常連の方と一緒に楽しませてもらった。

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僕は、もちろん餃子も注文したので、ママさんは、早速その準備に取りかかっていた。

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店の壁には、いくつかのメニューが掲示されており…。

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定食メニューもあった。

「とろろ丼」以外は、すべてのメニューに餃子がつく圧倒的な餃子推し。とりわけ僕は、「餃子と餃子セット」が気になった。 

ただ、ママさんの話によると、今は、定食メニューはお休み(欠席)になっているとのこと。

この店、「てのひら餃子 RAKUYU」は、栃木県足利市にある同店の《支店》で、シェフが本店に戻ってしまっているため、作ることができないようだ。

僕は、ちょっと残念に思ったが、でも、看板メニューの「てのひら餃子」は注文できるため、個人的にはあまり問題がなかった。

常連の方と川柳を楽しみ、ママさんと話しながら、待つこと15分。

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僕の目の前に、お重が運ばれてきた。餃子を注文した筈なのに、なぜお重?

もしも、予備知識なく、この店に入っていたら、きっと驚いたことだろう。

僕は、雑誌の紹介記事を見ているから、その中身が何であるかはわかっていたが、お重の蓋を開けてみると、それでもやっぱり驚いた。

(以下、続く。)

 

小ぶりでも侮れない!「餃子の末っ子@大山店」のニンニクパンチ

以前から気になっていた店だったのだけれど、ようやく訪問が叶った。

板橋区の大山で40年以上続く老舗。

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「餃子の末っ子」だ。

看板ロゴの色合いが、どことなくGoogleロゴ風。

しかし、それを意識したわけではなく、この色遣いについては、「末っ子」の歴史の方が古いようだ。

《大山店》ということからおわかりのように、浅草にある有名店、「餃子の末っ子」と関係がある。

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このような表示も、店の各所にあった。

ただ、事前に調べたところによると、餃子の味は、浅草本店と異なるようだ。

以前は浅草の本店と同じ餃子が提供されていたが、現在は、完全に別途のノウハウで、餃子が作られているとのこと。

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入店。

僕が訪れたのは、まだ夕刻の早い時間だったというのに、店内はほぼ満席。

店を出る時には行列もできていたので、かなりの人気だった。

僕は、とりあえず喉がカラカラに渇いていたので、ビールと…そして、搾菜を注文。

加えて、もちろん餃子も注文した。

この店は、つまみ類に力を入れていないようで、前菜的な料理は搾菜とピータンぐらい。僕はピータンが苦手なので、選ぶなら搾菜一択。

ただ、僕はもともと搾菜は好きなので、それで何の問題もない筈だったが…

あまりにも残念な搾菜が出てきたので、唖然呆然。

おぃ、大丈夫か、この店は。心に大きな不安がよぎる。

ただ、周りの料理を見渡すと、他の料理はそれなりにボリュームがありそうだった。

横のテーブルでは、「この肉ニラ炒め、1人前でこれってすごい得だよなぁ」などという声も上がっていたほど。

だから、あくまで搾菜だけが例外だったのだと思う。(思いたい。)

と、信じて10分程度待っていると…。

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焼餃子が出てきた!

こんがり焼けた、いい色合いだ。しかし、そのサイズは驚くほど小さい。

この写真で見ると、わかりにくいかもしれないので、いつものように、iPhone SEと比較。

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やっぱり小さい。

これで2人前(700円)なので、コスパ的にも少し微妙な気がした。

僕は、この時点では、搾菜ショックから立ち直れていなかったため、あまり期待せずにそれを囓ってみた。

すると…。

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おぉぉ、旨いぞ!

流石、「餃子の末っ子」を謳うだけのことはある。サイズこそ小ぶりながら、丁寧に作られているなぁと思った。

全体的には野菜系なのだけれど、ニンニクがガッツリ効いていて、もの凄いパンチ力。

浅草本店の焼餃子は、これほどニンニクが強くなかった気がする*1ので、これが、「大山店」としての独自性なのだと思う。

僕は、ニンニク好きなのでたまらなかった。

具にはしっかりと下味もついているので、何もつけなくても、十分に美味しい餃子だ。

そしてまた、皮が旨い。仄かな甘みが感じられ、具の味わいを優しく引き立てている。

いやぁ、これは職人の餃子だ。

搾菜は残念だけれど、餃子は丹念。そんな気がした。

1口で食べられる餃子なので、パクパク進む。

その小ぶりな筐体からは想像できないほど、強烈なニンニクパンチが、僕の身体に活気を与えてくれる。

そんな餃子だから、もちろんビールとの相性も抜群。

このボリュームならば、まだあと2皿ぐらいは余裕だったし、4皿だっていけそうだ。

追加注文しようかとも思ったが、餃子が焼き上がるまでにはかなりの時間がかかるし、場つなぎで軽いものを食べたくても、地雷メニューしかないため、断念。

しかし、この餃子はかなり気に入ったので、今度は餃子1本に絞って、再訪したいと思う。

ユウキ にんにくおろし 1kg

ユウキ にんにくおろし 1kg

 

*1:僕が食べたのは、もう10年以上前になるので、記憶がちょっとあやふやではあるが、少なくとも「ニンニク推し」ではなかった。


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