餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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「箱根駅伝2024」往路観戦 IN 横浜高島町(花の2区)

昨日は、箱根駅伝の観戦に出かけた。

2005年の初観戦以来ずっと、僕は(コロナ禍で応援自粛が求められた年を除き)毎年観戦に出かけている。

母校の中央大学を応援するためだ。

近年は、2区の鶴見中継所付近で応援するのが常だった。

その理由は、襷リレーシーンを見ることができるからだったのだが、コロナ禍以降、なぜか中継所の周囲150m程度は立入禁止になってしまい、ショックを受けた。

今年は、もうすっかりコロナ禍も明けたので、元に戻っているだろう…と思っていたが、やはり、中継所付近は立入禁止になるとのこと。

ならば、わざわざ、混雑する鶴見まで行って観戦する意味はない。

…と思い、今年は観戦場所を変更。

横浜駅からほど近い、高島町で観戦をすることに決めた。2018年大会時に観戦した場所だ。

ここは、地下鉄の駅からも近く、見通しのいい場所を簡単に確保できる穴場スポットなのである。

今年は、いったいどうだろうと思いながら向かってみると…。

やはり最高で、40分前到着ながら、見晴らしのいい、絶好の場所を確保することができた。

ここは、各大学のエース区間が揃う、いわゆる「花の2区」で、中央大学も、エースの吉居大和がエントリーしていた。

中大は、1区から3区のエントリー選手が昨年と全く同じ。

昨年は、1区(4位)→2区(1位)→3区(1位)で駆け抜けていたため、今年も当然、トップ争いしてくるものと予想していた。

しかし…。

待っている間、スマホでテレビ中継を見て愕然。

なんと、去年は1区で4位だった溜池一太選手が、最後方近くを走っているではないか。

いったい何がどうなっているんだ。

結局、鶴見中継所では19位で襷リレー。僕は大いに落ち込んだが、すぐに気を取り直した。

2区は、吉居大和選手。

昨年は、駒大、青学大の選手たちとデットヒートの上、1位をもぎ取った中大のエースだったからだ。

きっと巻き返してくれるに違いない!と信じながら待っていたのだけれど…。

僕の目の前をまず駆け抜けたのは、駒沢大学の主将、鈴木芽吹選手。

後ろの選手が誰も見えない、圧巻の一人旅だった。

その後、いくつもの集団が駆け抜けていったが、いつまで経っても、吉居選手の姿は見えなかった。

ようやく現れたのは、17番目。

1区終了時点より、2つ順位は上げていたものの、結局、それ以上ランクアップすることはできず、17位でフィニッシュ。

戸塚中継所では、昨年の同区間で区間賞を取った中野翔太選手に繋いだが、なんと、中野選手も大不調。18位になってしまったのだ。

しかし、中大は終わっていなかった。

4区の湯浅仁キャプテンが、区間3位の力走を見せて逆襲。13位にまで押し上げた。

5区のルーキー山﨑草太選手も、なんとかその順位を守り、往路は13位でフィニッシュとなった。

シード圏(10位)内までは18秒差まで詰めているのだけれど、依然、状況は厳しい。

10位の順大から19位の日大まで、約2分の間に10チームがひしめく大激戦となっているからだ。

中大は昨年2位で、今回も上位争いが必至とみられていたのに、どうしてこんなことになってしまったのだろう…と嘆いていたら、その理由が判明した。

なんと、昨年末の最終合宿で、風邪が蔓延。16人中14人(!)が風邪にかかっていたというのである。

1区~3区の選手が全て不調だったのは、それが原因だったとのこと。

そう考えると、なんとか襷を繋いで、13位まで巻き返したのは、悪くない。

今日も厳しい戦いが続くと思うけれど、シード権だけは死守して欲しいと願うばかりだ。

往路総合成績は以下の通り。

往路
順位
学校名 往路記録 1区 2区 3区 4区 5区
1 青山学院大学 5時間18分13秒 ★往路新 9 2 1 1 1
2 駒沢大学 5時間20分51秒 ★往路新 1 1 2 2 2
3 城西大学 5時間21分30秒 3 5 3 3 3
4 東洋大学 5時間25分19秒 15 7 5 4 4
5 早稲田大学 5時間26分05秒 12 4 7 6 5
6 国学院大学 5時間27分07秒 17 9 6 5 6
7 創価大学 5時間28分08秒 2 3 8 8 7
8 大東文化大学 5時間28分54秒 13 11 11 14 8
9 法政大学 5時間29分03秒 14 13 12 10 9
10 順天堂大学 5時間30分17秒 10 15 13 11 10
11 国士舘大学 5時間30分20秒 22 18 15 15 11
12 帝京大学 5時間30分23秒 7 14 9 7 12
13 中央大学 5時間30分35秒 19 17 18 13 13
14 駿河台大学 5時間30分51秒 6 19 21 19 14
15 山梨学院大学 5時間31分05秒 16 12 14 16 15
16 東海大学 5時間31分33秒 5 10 10 9 16
17 立教大学 5時間31分37秒 18 21 19 18 17
18 中央学院大学 5時間31分42秒 20 16 20 17 18
19 日本大学 5時間31分51秒 4 8 4 12 19
20 東京農業大学 5時間33分33秒 11 6 17 20 20
21 日本体育大学 5時間35分35秒 23 23 23 23 21
22 神奈川大学 5時間35分50秒 21 20 16 21 22
23 明治大学 5時間37分21秒 8 22 22 22 23

大本命だった駒沢大学を、青山学院大学が3区で交わし、堂々の新記録で横路優勝。

駒沢大学も往路新記録で走っているから、駒沢がこけたわけではない。

青学が強すぎただけだ。

青学があまりに好記録で圧勝した為、なんと、8位の大東大以下が繰り上げスタート。

シード権争いは、「見た目」と「実際の順位」が一致しないこととなり、非常にわかりにくくなった。

中大のシード確保を祈る僕としては、最後の最後まで目が離せない状況が続きそうだ。

【2023】餃子ランナーは電子機器の夢を見たか?【REVIEW】

気がつけば、もう、大晦日。

ついこの間2023年になったばかりだと思っていたのに、もう、最終日に突入だ。

月日の経つのは本当に速い。速すぎる。

このブログは、一応、1日も欠かさず更新を続けてはきたけれど、僕はいったい、どんなことを書いてきたのだろう。

果たして、ブログタイトルに合った活動ができていただろうか。

今回は、ブログの主要テーマである「餃子」「ラン」「電子機器」の3部門について、ごく簡単に振り返ってみることにしたい。

【餃子系】

2023年に、僕が初めて訪問した店は25軒。

それらの店は、全て、このブログで取り上げているが、年末企画としてベスト10を決定し、とりまとめのエントリーを書いた。

上位の店には、また今後も訪れてみようかと思っているが、引き続き、新規店開拓もしていく予定。

来年は、もう少し餃活の幅も量も広げていきたい。

餃子を食べながら走る「餃子ラン」「餃子マラニック」も復活させたいなぁ…。

今年の2月には、僕が日本一の餃子だと確信している「東亭」が、創業50周年を迎えたことも、大きなトピックス。

50周年の記念日は、ちょうど店舗営業日だった*1ので、僕は、休暇をとって駆けつけた。

毎日行列となる超人気店だけれど、冷たい雨が降りしきる日だったことが幸いし、一番乗り。

マスターに、直接お祝いを渡すことができたし、50周年記念グッズもいただいて、本当に嬉しかったことを思い出す。

東亭の餃子は、今年「も」僕の主食だったし、これからの僕の人生においても、欠かせない店だ。

【ラン系】

僕のランナー人生で、最悪の1年だった。

年間のランニング距離は、1,140kmにとどまり、過去最低だ。

年明けから腰痛に苦しみ、夏場に向けてようやく回復したものの、8月の北海道マラソン直前に、突然、また腰が痛み出した。

僕は大いに迷ったが、結局強行出場し、痛みをこらえて何とか完走。

しかし、そのツケは大きく、レース翌日から七転八倒状態に。

結局…。

全治3ヶ月の骨折と判明。

その後は、6万円以上もしたオーダーメイドコルセットを装着し、不自由な生活を余儀なくされた。

12月に入り、ようやく、コルセットなしで、のんびり走り始められるようになった…と思っていたら、なんと年末にきて、今度は座骨が痛み出す始末。

僕はもう、身体じゅうにガタがきているのかもしれないなぁ…。

このままでは、もう、餃子「ランナー」などと名乗れなくなってしまう。

来年は復活の年にしたいとは思っているが、年齢的に後がないのも事実。

慎重にケアしながら、無理せず、今度こそ「本当の」回復を目指したい。

今年のラン状況については、書きたいことがいろいろあるので、あらためて、別途のエントリーでまとめる予定だ。

【電子機器系】

電子機器系…ガジェット系のエントリーも、今年は全く振るわなかった。

新しいスマホもタブレットも、全く購入していないのだ。

それどころか、PCやスマホ関連ガジェットさえも、まるで買っていない。

なにしろ、今年購入したガジェットで、一番高価なものは…。

MATECHのモバイルバッテリ&AC充電器(約1万円)だというのだから、自分でも驚いたw

僕が今年購入したガジェットは、まだブログでレビューできていない小物を含めても、両手の指で収まる程度。

いやはや情けない。

物欲を刺激されたアイテムは多々あったのだけれど、試行錯誤したあげく、「別になくても困らない」ということで、購入を見送ってばかりいた。

かつてiPhoneが日本に上陸する前、スマホ黎明期の時代は、毎月のように、新しいスマホを(海外からの輸入も含めて)買いまくっていたのになぁ…。

ある意味、今の方が「健全」とは言えるのだけれど、夢がない。

現状の僕は、諸般の事情で、以前よりもお金を使えない(貧しい)状況にあるから、来年も、厳しい生活は続くだろう。

しかしそれでも何とか、「電子機器の夢」だけは追いかけ続けて行きたい。

来年のREVIEWでは、夢に溢れた報告ができるよう、願うばかりだ。

*1:東亭は、現在、火曜と金曜のみ営業。

シドニーマラソン2024完走者が、「WMM」暫定メダルを獲得する条件について

今月初旬。

僕は、シドニーマラソンがWMM(ワールドマラソンメジャーズ)の一次審査を通過したというエントリーを書いた。

シドニーマラソンが、WMMの一次審査を通過したのは事実。

また、2024年大会での運営や開催状況等を考慮して行われる二次審査の結果、WMMに加わることも確定的。

シドニーマラソンのコースは、オリンピックでのマラソンコースとは異なるものの、五輪レガシー大会という位置づけになっているし、WMM初のオセアニア地区候補というのもプラスだからだ。

と。

ここまでの推察は、ほぼ間違っていないと思っているのだけれど、この時のエントリーで、僕が、大きな間違いを述べている可能性が浮上した。

それは、この部分。

2024年大会を完走したランナーには、「暫定スター」が授与されるという発表も出ていた。

大会後、シドニーマラソンがWMMの二次審査に合格した場合、正式なスターとして認められるとのこと。

僕が嬉々として書いたこの情報の根拠が、ネット上には見当たらないとのこと。

先日、ラン仲間たちと行った餃子忘年会の席で、友人からそう言われて愕然。

僕は、急に不安になり、あらためてこの情報の根拠を確認すると宣言した。

この忘年会には、すでにWMMの6メダルを獲得しているラン仲間が多数参加していた為、「もしも暫定メダルがもらえるなら、来年はみんなでシドニーに行こう!」と、大いに盛り上がった。

だから、情報の真偽検証は大いに重要。責任重大だ。

ということで…。

僕は、自分のエントリーを見返し、そこで大きな過ちに気がついた。

僕が暫定メダルについて書いた件は、以下のWMM公式Webサイト情報に基づくもの。

当時のエントリーで、僕は、これを流し読みし、嬉々として、「2024年のシドニーマラソン完走者には、WMMの暫定メダルが授与される」などと書いたのだ。

しかし…。

ここに書かれている内容を、英文翻訳サイトに翻訳させてみると、事実は全く異なることが判明した。

その内容は、以下の通り。(赤字強調部分は筆者)

2024年のAbbottWMM Wanda Age Group World Championshipsの出場者には、暫定スターが授与されます。

優勝レースは、アボットワールドマラソンメジャーの候補である2024シドニーマラソンの中で行われます。

 シドニーが二次審査に合格すれば、AbbottWMMファミリーに加わることになり、2024年のチャンピオンシップイベントに参加するすべてのランナーは、その時点でフルスターを受け取ることになる。

シドニーマラソン2024で受け取れる「暫定メダル」は、あくまで「2024年のAbbottWMM Wanda Age Group World Championshipsの出場者」に限られるとのこと。

シドニーマラソンは、WMM入りが確定していないにもかかわらず、なんと、AbbottWMM Wanda Age Group World Championshipsの対象レースとなっているのだ。

2024 Abbott World Marathon Majors Wanda Age Group World Championships - Sydney, Australia - Sydney Marathon

これは、とりもなおさず、シドニーマラソンのWMM加入が確定的であることを示しているが、暫定メダルが授与されるのは、完走者全員に対してではない。

AbbottWMM Wanda Age Group World Championships参加の、極めて厳しいタイム基準などをクリアした、超エリートランナーだけの特典だったのだ。

いやはや、全く状況が違うじゃないか。

いったいどうしてこれが、シドニーマラソン2024の全完走者に適用されると思ったのだろう。

僕は、自分の英語力(のなさ)と、軽佻浮薄な思い込みによる誤認に呆れた。

暫定メダルの付与基準が緩くなっていないかだろうかと、僕は慌てて、他の情報を探してみたが、これ以外の情報を全く見つけることができなかった。

無理矢理検索しても、出てくるのは、僕の書いた、デマ記事のみ。

ラン仲間から教えてもらわなければ、今後も、デマを垂れ流し続けていたわけで、無責任にもほどがある。

当該のエントリーの内容は追記修正したが、間違っていたという事実は消えない。

こんな泡沫ブログとは言え、一応、公開している以上、裏付けをしっかりとらなければいけないなぁ…と思った。反省。

以後は十分に気をつけていきたい。

「北海道マラソン2024」来年8月25日(日)開催決定!

何はともあれ、ホッとした。

【公式】北海道マラソン2024

「北海道マラソン2024」の開催日が確定したからだ。

記録的な猛暑(&豪雨)に見舞われた今夏大会の状況を踏まえ、開催日の後ろ倒しも検討されていたようだが、結局、例年通り(8月最終日曜日)の日程に落ち着いた。

2023大会は酷暑に見舞われました。

これを受け、開催時期の変更も検討しましたが調整がつかず、ランナーのみなさんの安全確保を最優先に暑熱対策を一層拡充した上で、例年通りの8月最終日曜日に開催することといたしました。

来年は、暑熱対策を一層拡充するとのこと。

いやぁ、ほんとに真夏の大会は大変だ。

12時開催だったころに比べると、8時半開催の今は、かなり条件が楽になっている筈なのだけれど、近年の暑さは異常すぎるからなぁ…。

僕は、「暑くなければ北海道マラソンじゃない」と思っているし、「寒い」よりは「暑い」方が断然好き。

だから、今年の暑さもそれほど応えなかった。

ただ、正直、腰が痛くてそれどころじゃなかったし、無理して完走したことで、全治3ヶ月の骨折になってしまい、大きな悔いが残る大会となった。

来年大会では、そのリベンジを果たしたい。

そして、レース後は青空の下で気持ちよく飲めるよう、祈るばかり。

北海道マラソン2024まで、あと247日。

体調を万全に整えて、当日に臨みたい。

「腰痛」再発セズ。「筋肉痛」発生セリ。

先週末、僕は、全力で10kmを走った。

GARMIN RUN JAPANイベントに、オンラインの部で参加したのだ。

その記録は、57分43秒。

ガチランナーの方々からは、「それで全力?」「ジョグじゃないの?」と笑われそうなタイムだ。

しかし、今の僕にはこれが精一杯。

8月末に圧迫骨折を発症して以来、2ヶ月も走れなかったし、その後も、ウォーキング混じりのスロージョグしかできなかったからだ。

正直、今回も少し不安はあった。

1ヶ月前に、リハビリを兼ねて河川敷を7km走った時、キロ6分41秒もかかっているのに、その翌朝から数日は、腰痛が再発した。

僕の腰はまだ復調しておらず、7kmランには耐えられなかったのである。

だから。

僕はその後、慎重に回復を目指した。

近所の整骨院で、骨盤調整とEMSによる治療も開始。

その甲斐もあって、ようやく最近は、腰の痛みを感じないようになった。

日常生活を送る分には、もう、何の問題もない。

今後の懸念は、普通に走っても大丈夫か?ダメージは残らないか?という点だけ。

ということで…。

今回のGARMIN RUN JAPANイベント後、僕は、それが一番心配だった。

10kmで57分もかかっているとはいえ、今の僕としては、渾身の全力走。

そのダメージが、腰痛を再発させやしないか?ということが気がかりだったのだ。

イベント翌朝。

幸いなことに、腰の痛みは全くなかった。

…が、太ももの裏(ハムストリングス)に大きな痛みを感じた。

筋肉痛だ。

10年以上前、ランニングを始めた頃は、よく、この部分に痛みを感じたことを思い出す。

その後、普通に走るようになってからは、フルマラソンの翌日だって、ハムストリングスが痛むことはなく、普通に歩けた。

まさか、10km程度走っただけで、筋肉痛になるとは…。

それだけ、この3ヶ月で僕の筋力は落ちてしまったということなんだろうなぁと実感。

ただこれは、悪い傾向ではないと思っている。

それだけ頑張って走れたことの証だからだ。

しっかりケアをして回復すれば、一段上のステップを目指せる筈。

しばらくは、慎重にトレーニングを重ねて、筋肉痛にならない「ランナー体型」を取り戻していきたい。

GARMIN RUN JAPAN オンライン【10kmの部】を完走!

GARMIN RUN JAPANは、Garmin社主催によるランニングイベント。

これまで、アジア各国で実施されていたものだが、日本では、今年が初開催。

僕は、その開催が告知された、今年9月の時点でこんなエントリーを書いている。

僕は、GARMINに惚れ込んでいるランナーなので、その大会には大いに魅力を感じていたが、申込は行わなかった。

8月末に腰椎圧迫骨折を発症し、全治3ヶ月の診断を受けていたため、とても走れるような状態ではなかったからだ。

だから僕は、すっかりこのイベントのことを忘れていた。

が…。

イベント開催日(12月10日)の2日前となる、12月8日の夜。

GARMIN社から、こんなメールが届いた。

なんと、「GARMIN RUN JAPANに、オンラインで無料参加できる!」というお知らせだった。

GARMIN RUN JAPAN開催当日の12月10日に、指定した距離(5kmまたは10km)を完走すると、アプリ上で、デジタル記録証がもらえるとのこと。

僕は、最近ようやく腰の具合が復調してきていたため、参加させてもらうことにした。

5kmか10kmかは大いに迷ったが、10kmを選択。

8月の北海道マラソン以降、僕は、2ヶ月程度走れなくなり、それ以降も、最長ランニング距離は7kmだったので、不安はあった。

しかし、最近はかなり調子が良くなってきているから、体調確認も含めて、チャレンジしてみることにした。

12月10日。レース当日。

僕は、荒川河川敷に繰り出した。

どうせオンラインレースなのだから、近所でのんびり走っても良かった。

ただ、そうすると、僕の性格上、きっと甘えが出る。

赤信号を理由に休んだり、坂道を理由に歩いたりしそうだ。

タイムを競うものではないのだから、別にそれでも良かったのだけれど、僕は、「レース」にこだわった。

ということで、ストイックに淡々と走れる荒川河川敷を選んだのだ。

スタート地点に決めた北赤羽で、僕はひとつの決心をした。

その決心とは、「走っている途中で、もしも腰が痛くなったら、素直にウォーキングに切り替える」ということだ。

そして、いつものコースとは逆の、荒川上流方面へと進むことに決めた。

下流方面にはアップダウンがあるけれど、上流方面はフラットだからだ。

僕が走り出した午後3時過ぎ、空は気持ちよく晴れており、気温も寒すぎず、絶好のランニング日和。

そんな気象条件に恵まれ、僕は、3km程度まで快調に進む。

ただ、それを過ぎると、ちょっと呼吸が苦しくなってきた。

最近は、のんびりウォーキング混じりのランしかしていなかったため、久しぶりの《ガチランニング》に身体が悲鳴を上げ始めたのだ。

「あぁ、5kmコースにしておけば…」と思ったけれど、後の祭り。

僕は何とか気力を振り絞って進み、5km地点で折り返し。

荒川河川敷のいいところは、「目標距離の半分で折り返し」となること。

僕は、あと半分、来た道を戻ればいいだけだと自分を鼓舞。

ウォーキングに変えたい気持ちを何とかこらえながら、走り続け…。

なんとか完走!

キロ当たり5分42秒もかかっているが、骨折後では最速。

これまでは、キロ6分さえも切ることができなかったので、大いに頑張ったと言える。

そして。

Garminから完走証をもらった!

1,538人中471位だから、思ったほど順位も悪くない。(良くもないけど。)

デジタル完走メダルもゲット!

ここ数ヶ月、僕は、達成感のあるランニングが全くできなかったので、とても嬉しい。

アプリでは、この詳細なデータも作成してくれていた。

キロごとのペースも、5分30秒~5分50秒の間に収まっており、失速していない。

まだまだ、完全復調にはほど遠いけれど、今の僕としては、ベストな走りができたんじゃないかと思っている。

GARMINに感謝、だ。

「バーチャル東京マラソン」の完走条件が難化!

2020年。

コロナ禍の襲来に伴い、全国各地のマラソン大会は、軒並み中止に追い込まれた。

ただ、その代わりに、各所で「バーチャルマラソン」が実施されるようになった。

これは、GPSウォッチなどを使って距離を計測し、実際のレースと同じ距離を走るモノだ。

その完走条件は、リアルレースに比べて緩く、一定の期間内に走った累積距離でOKという形が主流。

バーチャル東京マラソンにおいても、これまではその形式をとっており、2023年バーチャル大会では、次のようにアナウンスされていた。

本イベントは、好きな時間に好きな場所で、さらには累積⾛⾏可能なバーチャルランで、トレーニングでの活⽤はもちろん、ランキング発表やデジタル完⾛証を⽬指して普段のランニングモチベーションアップとして活⽤いただけます。

開催⽇ 時︓2023 年 2 ⽉ 18 ⽇(⼟)7:00 〜 2023 年 3 ⽉ 19 ⽇(⽇)17:00

参加者募集!バーチャルランで世界各国のランナーと繋がろう!「バーチャル東京マラソン2023」開催  

約1ヶ月間かけて、フル距離(42.195km)を走ればいい。ランナーならば楽勝だろう。

僕はまだ、フル距離を走るのは無理だけれど、来年の2月、しかも1ヶ月かけて良いのであれば、簡単に完走できる、筈。

バーチャル東京マラソンの完走者のうち100名には、「東京マラソン2025」の出走権もプレゼントされるようだから、運試しもかねてチャレンジしようかと思った。

…が。

先週発表された「バーチャル東京マラソン2024」の出走条件を見て驚愕。

TMF VIRTUAL RUN

完走条件のハードルが一気に上がっていたからだ。

バーチャルマラソンの開催期間は、「2024年2月17日(土)7:00~2024年3月17日(日)17:00」の1ヶ月間となっており、昨年とほぼ変わらない。

しかし、1人で参加する場合、その条件は大きく変更されてしまった。

※開催期間中において、1アクティビティ・1回の計測での走行距離が42.195km以上になるように走行してください。

なんと、「1回の計測でフルマラソン距離を走る」ことになってしまったのだ。

この時期、(リアルの東京マラソンを含め)レースに出走するランナーならば、そのついでに完走してしまうことは簡単だろう。

けれど、もしもリアルのマラソンレースに出走予定がなければ、完走のハードルは一気に上がる。

「レースで42.195km走る」ということと「ひとりで42.195km走る」ということは、難易度が格段に違うからだ。

若くて元気だった頃の僕ならば、「それも面白い」と思っていたかもしれない。

実際に、ひとりでフル距離を走ったことは何度もあるし、なんなら、ひとりで100km走ったこともある。(完走後は地獄だったけど…。)

しかし、骨折の後遺症が抜けていない今の僕には、かなり厳しい条件。

難化レベルが酷すぎる!と訴えたくなった。

この「バーチャル東京マラソン2024」には、【ペアの部(各自累積で完走)】と言う部門もあり、こちらならば、昨年同様に累積での集計となる。

しかしこれは、2人組での参加が条件(参加費も倍の7,000円)となり、2人それぞれが、期間内累計でフル距離を完走しなければいけない。

完走条件は大幅に緩和(昨年までと同様)になるが、この企画に乗ってくれるパートナーを探す必要がある。

それはそれで結構面倒臭くて、僕の性に合わないのだ。

東京マラソン事務局の思惑を邪推すると…、

  • ガチで、タイムを狙って走りたい人は【個人の部(1回で完走)】
  • のんびり、自分のペースで走りたい人は【ペアの部(各自累積で完走)】

で参加してくれと言うことなのだろう。

でも、僕はひとりでのんびり走りたいんだよなぁ…。

ちなみに、前述「東京マラソン2025」の出走権が当たるという完走特典は、【個人の部】【ペアの部】あわせてのものだから、超狭き門。その他の特典は何もない。

完走メダルや参加賞もないのに、3,500円払って、ひとりでストイックにフル距離なんて走れるだろうか。

僕には無理。見送りだw

「北海道マラソン2024」宿泊ホテル予約に逡巡する3つの理由

全国各地のマラソン大会に「遠征」を計画する場合、一番最初に押さえておく必要があるのは、宿泊ホテルだ。

好条件のものから埋まってしまうのが常だし、宿泊費もだんだん高くなっていく。

だから、どんなに先のレースだろうと、可能な限り早めに押さえておくのが吉。

ただ、必ず出走できるとも限らないため、キャンセル条件を見極めて置くことも忘れまい。

僕は、北海道マラソンに毎年出走しているので、この作業はマスト。

毎年、定宿にしているホテルが、11月あたりから、翌年8月分の予約を受け付けるため、今年も、早々に予約を完了しておく予定だった。

しかし…。

今年は、まだ予約を完遂できていない。

例年と大きく異なる点が3つあって、戸惑っているからだ。

ひとつめは、北海道マラソン2024の開催日が確定していないことである。

北海道マラソンは、例年、8月最終週の日曜日に開催となっていた。

2007年大会は、大阪世界陸上と日程が重なった為、2週遅れの9月9日開催となっているが、それ以降は、ここ15年以上、8月最終週の開催で固定されている。

この法則で考えた場合、来年の北海道マラソンは、8月25日開催となる。

ただ、来年に関しては、それで日程確定と言い切れない。

今年のレースが、大会史上でも希に見る猛暑下での開催となったからである。

大会終了後、事務局からレース参加者にアンケートが実施されたが、その中の項目として、「猛暑を避けるため、1週遅れの実施にした方が良いか?」的な設問があった。

事務局も迷っているのだ。

たとえ開催を1週遅らせても、まだ、9月1日。

これでは8月末とほぼ変わらないから、蓋を開けてみると、2週遅れ、3週遅れの開催ということもあり得る。

事務局からの正式な日程発表を受けるまでは、ホテル予約には二の足を踏んでしまう。

ただ、正式発表前に押さえておかないと、どんどん埋まってしまうので、実に頭が痛い。

2つめは、宿泊価格の暴騰だ。

北海道マラソンの舞台となる札幌は、大都会であるとともに、観光地的側面も多いから、夏期休暇期間と重なる8月末の宿泊費はもともと高価。

それは判っていたのだけれど、来年のホテル価格を調べていて驚いた。

北海道マラソンがあるということを鑑みても、宿泊代の上昇が半端なかったからだ。

僕の定宿は、2年前(2022年)の時は2泊で15,000円ぐらいで宿泊できたのに、来年(2024年)同時期2泊の宿泊代は、なんと3万円を超えてしまう。

いやはや勘弁して欲しい。

コロナ禍が開けて以降の、インバウンド需要の増加に伴うモノなのか、日本各地でホテルの宿泊代が跳ね上がっている。

こと、札幌においても例外ではないということなのだろうけれど、実に頭が痛い。

そのため来年は、宿泊先を変更するしかないかなぁ…などと思って、大いに迷っている。

ホテルのランクを落とすか、立地を変えるか、どちらにしても、滞在時の快適性が落ちてしまう。

ホテルよりもお得なAirbnb(民泊)を選ぶという手もあるが、Airbnbは、キャンセル規定がホテルよりも厳しい*1から、注意が必要。

1つめの事情(日程未確定)が解決しないと、決めきれないのだ。

3つめは、ホテル予約サイト選びについて。

例年、僕が贔屓にしていたのは、booking.com。

ここは、世界最大の予約サイトだということもあり、無条件で信頼。

これまで、特に不満もなかった。

しかし、最近は、どうにもこうにも評判が良くない。

booking.comのメリットは、キャンセル規定が緩く設定されている(それを大きなセールスポイントにしている)こと。

宿泊直前まで、支払いをせずにキャンセル可能…というホテルの数が多いのだ。

そして、その価格設定も悪くない。

僕が毎年宿泊していたホテルも、他予約サイトと比べて、いつも安価に設定されていた。

来年の北海道マラソン日程が流動的であることから、キャンセル規定の緩さは大いに魅力。

僕は「現地当日払い」にしているので、損をすることはなさそうだし、まさか潰れることはあるまいから、できれば、booking.comで予約したい…と思った。

しかし…。

一連のゴタゴタを受けた影響なのかも知れないが、全体的な価格設定が上昇。

僕の定宿も、他サイトよりかなり高価な設定に変わってしまった。

ならば他のWebサイトで予約しよう…と思ったが、booking.comよりも、キャンセル規定がきつくなるのが難点。

一番お得なサイトは、「予約→即支払い。」が前提になっていた。

キャンセル可能期間内は、返金されるようではあるものの、いったん支払いが必要となると、慎重にならざるを得ない。

とにもかくにも、正式な開催日程が決まらないとどうにもこうにも、本当に困ってしまうのだ。

なんとかならないものかなぁ。うーん。

*1:特に条件のいい民泊先は、オーナーが強気なので、超厳格だったりする。

【お詫び/追記修正あり】「シドニーマラソン」がWMM一次審査を通過!

ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク、そして東京。

世界の6大マラソン大会で構成されてきたWMM(ワールドマラソンメジャーズ)が、ついに新しい仲間を迎えようとしている。

Sydney completes stage one assessment

新大会の候補となっていたシドニーマラソンが、一次審査を突破したのである。

二次審査は、来年実施される「シドニーマラソン2024」の運営、開催状況等を鑑みて実施。

そこで合格すれば、東京マラソン以来11年ぶりに、WMMの新大会が生まれることになる。

これまで「6メジャーズ」だったのが、「7メジャーズ」に変わるのだ。

そして僕は、その可能性が極めて高いと感じている。

オリンピック開催の舞台であることや、初のオセアニア地区候補でもあることから、WMMの資格は十分。

その開催時期は、例年9月中旬となっているので、ベルリンマラソン(9月下旬)と近いのがちょっと引っかかるが、それもきっと問題ない。

ボストンマラソンとロンドンマラソンのレース間隔*1も同様となっているからだ。

2024年大会を完走したランナーには、「暫定スター」が授与されるという発表も出ていた。

大会後、シドニーマラソンがWMMの二次審査に合格した場合、正式なスターとして認められるとのこと。

WMMの事務局が、こんな発表をするぐらいだから、もうこれは、内定といってもいいのではなかろうか。

ということで…。

俄然僕は、シドニーマラソンを走りたくなってきた。

もともと極めて魅力的なコースだったけれど、WMMに加わるとなれば尚更。

「シドニーマラソン」のWebサイトでは、既に2024年大会の受付が始まっている。抽選などはなく、外国人でも簡単に登録可能だ。

Home - Sydney Marathon | Sydney Marathon

シドニーマラソン2024は、9/15(日)開催で、日本では、ちょうど三連休の真ん中(翌16日は敬老の日)になっている。

そのため、あえて休暇をとらなくても、2泊3日で参加することができるのだ。(フライト時間が10時間程度あるので、かなり強行軍とはなるけれど…。)

来年の9月であれば、流石に僕も普通に走れるようになっている筈だし、かなり心は動く。

シドニーマラソンが正式にWMMに加われば、大きな話題となって、世界中からランナーが集中するだろう。

現在、6スターを獲得済みのランナーも、一斉に、7つめの星獲得に動く筈。

「シドニーマラソン2025」以降は、現在のような、オールカマーの先着順ではなく、持ちタイムによる厳しい出走制限などがかかるかもしれない。

来年の「シドニーマラソン2024」ならば、そんな規制がかかる前にスターがゲットできるのだ。

こんなチャンスを逃す手はない!

僕は、まだロンドンもボストンも走っていないし、この2つの大会に出られる目処もたっていない。

だから、7スター獲得などは夢の夢状態なのだが、それを差し置いても、シドニーには出走してみたいと思っている。

【お詫び/修正】

シドニーマラソン2024の完走者が、WMM暫定メダルをゲットできるという情報は、僕の大きな誤認だった。

暫定メダルの対象者は、「2024年のAbbottWMM Wanda Age Group World Championshipsの出場者」(超エリートランナー)のみ。

出鱈目な情報を垂れ流してしまったことを、深くお詫び申し上げる。

*1:年によって微妙に変わるが、概ね1~2週間

「全治3ヶ月」の圧迫骨折から、3ヶ月目の回復状況。

今年8月末に開催された北海道マラソン2023。

僕は、腰痛に耐えながら何とか完走したものの、その夜から、症状が急激に悪化。

起き上がるだけで激痛を生じる状態になった。

帰京後、MRI検査を行い、診断を受けると…。

圧迫骨折をしていたことが判明。

北海道マラソン中に骨折した前提で「全治3ヶ月」という診断を受けた。

骨折の対処としては、患部をとにかく固定するということが何より重要とのことで、そのため、6万円以上も払って、コルセットを作成させられた。

それから1ヶ月以上、僕は、このコルセットを装着し続けていた。

トイレに行くにも、食事をするにも不自由で窮屈。そして何より、就寝時が苦痛。

こんなゴツいプラスチックを身体に巻きながら、眠るのが本当に辛かったのだ。

ただでさえ僕は不眠症気味だったので、尚更。

しかし僕は、何とか耐えて装着し続けた。

今月上旬。

整形外科医の先生から「圧迫骨折部位も固まってきたため、ハードコルセットから、ソフトなコルセットベルトに切り替えても良い。」という許可が出る。

僕は、ようやくこの不自由なハードコルセットから卒業できる!と、小躍りしたいような気分になった。

本当に踊ったら、また腰痛が再発する可能性もあるので、自重したけどw

その頃から、他の治療も並行して始めたこともあり、かなり症状は落ち着いてきている。

今はまだ、毎日数キロ程度を走ることができるようになっただけだが、「走った後でも腰痛が起きない!」というだけで、感激のひとこと。

再び走れる喜びを噛みしめているのだ。

全治3ヶ月の骨折診断を受けてから、約3ヶ月。

今でも時々気になるところはあるので、残念ながら、まだ全治とは言えないが、でも、明らかに回復している。最高だ。

ただ、ここで無理して逆戻りしたら、元の木阿弥。

東京マラソン出走の道も完全に閉ざされたから、目標レースもない。

じっくり焦らず、回復に努めていこうと思っている。

【Kindle Unlimited】で読める「ランニング」「マラソン」関連スゴ本10選【3ヶ月で99円!】

amazonでは、ブラックフライデーセールに開催に伴い、Kindle Unlimitedの特別キャンペーンも実施されている。

Kindle unlimitedキャンペーン

以前のエントリーでも書いたけれど、これは本当にお得。

従来から、30日間の無料体験は行われているが、今回は、たった99円払うだけで、さらに2ヶ月も読み放題になるのだ。

Kindle Unlimitedの読み放題特典を堪能するためには、3ヶ月程度は欲しいところで、このチャンスを逃す手はないと思う。

Kindle Unlimitedでは、同時に20冊までの本が読み放題となるので、入れ替えながら読んでいけば、相当な数の本を堪能することができる。

その素晴らしさについては、以前のエントリーでたびたびご紹介している通り。

以前は弱かった文芸書の対象本も、最近はかなり増えてきているので、僕は本当に満足している。

「ランニング」「マラソン」関係の本は、以前からそれなりに点数があったが、最近は、そのラインナップがさらに充実してきているので、この機会にご紹介させていただこう。

Kindle Unlimitedの《読み放題》対象となる本、10冊のご紹介だ。

限界突破マラソン練習帳(岩本能史)

限界突破マラソン練習帳 「サブ4」「サブ3.5」「サブ315」「サブ3」10週間完全メニュー

僕が心から敬愛している、岩本能史先生の大ヒット作が、なんと《読み放題》対象になていた。僕はもちろん、紙版を持っている。

「練習帳」というタイトルにはなっているが、書き込み式などというものではないので、電子書籍でも十分価値がある。

姉妹本の「完全攻略ウルトラマラソン練習帳」は、読み放題対象ではないが、Kindle版は577円で購入できるので、超お得。

この「限界突破マラソン練習帳」で、岩本メソッドにハマり、ウルトラマラソンを目指そうとしている人には、絶対のオススメだ。

日常をポジティブに変える 究極の持久力(鏑木毅)

日常をポジティブに変える 究極の持久力 | 鏑木毅 | ビジネススキル | Kindleストア | Amazon

鏑木毅先生の本も読み放題対象に含まれていた。

僕のランナー人生において、大切な影響を与えてくれた本だ。

ウルトラマラソン 必勝バイブル(砂田貴裕 )

ウルトラマラソン 必勝バイブル 正しい知識と攻略法で完走できる! コツがわかる本 | 砂田貴裕 | スポーツ | Kindleストア | Amazon

著者は、かつて20年間にわたり、100Kmウルトラマラソンの世界記録保持者だったウルト砂田貴裕先生。

ウルトラマラソンに臨むための50の「コツ」が、見開きオールカラーで、実にわかりやすく解説されている。

写真や図解も満載で、まさに《必勝バイブル》と言っても過言ではない。

これからウルトラマラソンに初挑戦しようとしている人には、絶対に役に立つ筈だ。

3時間台で完走するマラソン~まずはウォーキングから~(金哲彦)

3時間台で完走するマラソン~まずはウォーキングから~ (光文社新書) | 金 哲彦 | スポーツ | Kindleストア | Amazon

多数のマラソン戦術書を発行されている、金哲彦さんのロングセラーも読み放題。

シューズやウェアの選び方、ランニングフォーム、レース中のマネジメント、怪我対策、ダイエット方法、栄養素の取り方…などなど、実に丁寧に解説されている。

僕も、何とか再び3時間台で走ることができるようになりたいなぁ…という思いだけは持っているので、この本を熟読し、精進していきたい。

「筋肉」よりも「骨」で走れば速くなる! 骨格ランニング(鈴木清和)

「筋肉」よりも「骨」で走れば速くなる! 骨格ランニング

僕は、子供の頃から猫背で、ランニング時の姿勢が悪いと言われ続けてきた。

しかしそれを放置したまま走り続けたせいで、度重なる腰痛、そして骨折まで発症。

大いに苦しんでいる。

この本は、《骨格》で走るという新しいコンセプトで、そのフォーム写真を多数掲載。

実践的なトレーニング法も満載なので、腰の怪我が回復したら、この本の《学び》を試してみようと思っている。

「大転子ランニング」で走れ!マンガ家 53歳でもサブスリー(みやす のんき)

「大転子ランニング」で走れ!マンガ家 53歳でもサブスリー | みやす のんき | スポーツ | Kindleストア | Amazon

僕は、単行本で持っており、過去のエントリーでも紹介させていただいたことがある。

みやすのんき先生と言えば、僕らシニア世代の男性が、子どもの頃、夢中になった漫画家のひとり。

お色気ラブコミックの「やるっきゃ騎士(ナイト)」「冒険してもいい頃」には、僕も、いろいろとお世話になった(?)記憶がある。

最近の先生は、ランナーとして有名で、50代から本格的に走り始め、なんと52歳にしてサブ3!を達成したという超人だ。

先生は、とにかく、ランニングフォームが重要だと訴えており、徹底したこだわりと、ストイックでハードな練習が、短期間でのサブ3に繋がったものだろう。

以前単行本で読んだときは挫折してしまったけれど、これを機会に、また読んでみようかと思っている。

BORN TO RUN 走るために生まれた(クリストファー・ マクドゥーガル)

BORN TO RUN 走るために生まれた ―ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”

ニューヨーク・タイムズで32週連続ランクインし、ランニング本としては異例のベストセラーとなった本の翻訳版。

タイトルも格好いいし、以前から気になっていたのだけれど、414ページもある分厚い本で、そのボリュームに気圧され、見送っていた。

しかし、Kindleで読むなら、分厚さは関係ないw

読み放題になったということで、これまでためらっていた人にとっても、「試し読み」できるチャンスと言えるだろう。

…ということで、僕も読み始めているのだけれど、まだ読み終えていない(汗)

翻訳本特有の言い回しに馴染めず、序盤はちょっとのめり込めずにいるからだ。

レビューなどによると、中盤当たりから面白くなってくるらしいので、焦らず、コツコツと読み進めていこうと思う。

もしもそれでも読み切れない(自分に合わない)ということであれば、返本して他の本に変えればいい。

そういうことが簡単にできるのも、Kindle Unlimitedの魅力だ。

サハラ砂漠に通う(牟田口 玲奈) 

Amazon.co.jp: サハラ砂漠に通う: 世界一過酷なマラソン大会、サハラマラソン10大会連続出場・完走の記録 eBook : 牟田口 玲奈: Kindleストア

先日のエントリーでご紹介させていただいだ、「究極のアスリート」牟田口玲奈さんの本。

サハラマラソンについて興味がある人はもちろんのこと、全てのランナーに元気と勇気を与えてくれる1冊だと思う。

走る奴なんて馬鹿だと思ってた(松久 淳)

走る奴なんて馬鹿だと思ってた Kindle版

作家・松久 淳さんが、44歳にして、突如ランニングに「目覚めた」瞬間からのエッセイ。

僕がランニングに目覚めたのもほぼ同じ年齢で、それまでは、ランニングに全く興味がなかった。

しかし、いざ走り始めてから、ランニングに嵌まるまでの心理状況は、このエッセイ内容と重なり、「そうそう」「あったあった」の嵐。

その後の展開も波瀾万丈で興味深く、ユーモアセンスも抜群で、僕は、終始笑いながら、あっという間に読み終えてしまった。

マラソン関係のライトエッセイとしては、ダントツに面白いと思う。

「マラソンマン」(井上正治)

Amazon.co.jp: 【極!合本シリーズ】マラソンマン1巻 eBook : 井上正治: Kindleストア

マラソン漫画の金字塔「マラソンマン」も、なんと、全巻が無料で読める。

合本形式となっているため、とりあえず「1巻&2巻」を読んでみて、それでハマれば、続刊と入れ替えていけばいい。

一昔前だったら、19巻を《大人買い》するしかなかったのに、それが無料で読めるのだから、いい時代になったものだなぁ…と思う。

「東京マラソン」エントリーセンターから渡された引導

「東京マラソン2024」の二次抽選結果が届いた。

4回目の落選通知だ。

ONE TOKYOプレミアムメンバーの先行エントリー落選から、わずか2ヶ月あまりの間に、4回も落選の連絡を受けると、流石に心は凹む。

プレミアムメンバーに登録する最大のメリットは、《東京マラソンへの抽選回数が増える》ということ。

しかしその夢は単なる幻。蜃気楼。

先行エントリーも二次エントリーも、一般エントリー並みの狭き門となっているから、プレミアムとは名ばかり。

単に《落選チャンスが増える》だけなのだ。

そのことは、過去の経験則で十分わかっていた筈なのだけれど、どんなに倍率が厳しくても、結果発表までは夢を見てしまうのが、悲しい性。

今回の二次抽選は、かなり倍率が高かったらしく、X(旧Twitter)でのつぶやきを見ても、落選の連絡ばかり。

競争倍率は、10倍ぐらいあったのではないか。(餃子ランナー調べ。いや。想定w)

東京マラソン2021は、プレミアムメンバー全員当選!などというバブルもあったのに、なんだか理不尽だ。

まぁ、あの時は、「コロナ禍、募集期間短縮、外国人枠なし」という特殊条件が重なったから、奇跡のような例外だったのだけれど…。

いずれにしても、これで本当に引導を渡された。

ならばもう、全く焦る必要はない。

骨折もまだ癒えていないし、じっくり身体のケアにつとめよう。

究極のアスリート!牟田口 玲奈さんの「サハラ砂漠に通う」が与えてくれる勇気と元気。

圧巻。

サハラ砂漠に通う: 世界一過酷なマラソン大会、サハラマラソン10大会連続出場・完走の記録

いやぁ、なんという本だろう、これは。

表紙の写真を見ているだけで、そのハードさは伝わってくるのだけれど、レースの過酷さは、僕の想像を遙かに超えていた。

灼熱のサハラ砂漠でレースが行われるということだけでも凄いのに、なんと、約250kmの道程を、7日間(6ステージ)かけて走破するというのだから、ハンパじゃない。

しかも、レース中の食料、寝袋、衣服、コンパス、炊事道具など、生活に必要なものをバックパックに背負って走るのだ。

そんな過酷な大会を10回も完走した著者は、今や「超人アスリート」と言える牟田口 玲奈さん。

しかし、玲奈さんのマラソン歴はそんなに長くない。

2010年からランニングを始め、2011年に初めてフルマラソンを完走。

この過程は、奇しくも僕のマラソン歴と重なる。

僕も、全く同じ時期から走り始めて、フルマラソン完走のタイミングも同じ。

当時、僕は、ふとしたきっかけで玲奈さんと知り合うことができ、一緒に走ったこともある。

それは、横浜中華街から東京まで、餃子店を巡りながら走りづける、餃子マラニックだった。

あの頃は、玲奈さんも僕も、一緒にダラダラと、餃子を食べながら暢気に走っていた。

しかしその後…。

玲奈さんと僕のマラソン人生は、かけ離れたものになっていく。

僕は、あいも変わらず、のんびり走っているだけの餃子ランナー。(しかも最近は餃子ウォーカーになりつつあるw)

しかし玲奈さんは、2013年のサハラマラソンへの出走を決めてから、10大会連続で出場し、しかも全て完走という、超スーパーアスリートに上り詰めたのだ。

サハラマラソンの情報は、今でこそ、ネット上の各所に散りばめられているが、2013年当時は、まだまだ情報不足。

そんな中、玲奈さんは、自力で情報をかき集め、さまざまなハードルをくぐり抜け、その大舞台に立つ。

サハラマラソンに出走するためには、医師の診断書が必要とのことで、その内容が凄い。

心電図を取り、血圧や心拍数を測って診断した上で、「サハラ砂漠で、炎天下、完走した環境で6ステージ250km走ることができる状態であることを認める。」という内容に署名してもらわなければならない。

とのこと。

この文面を見て、玲奈さんが既にアスリートであることを知っていた、馴染みの先生でも署名をためらったようだ。

それはそうだよなぁ…。

しかし玲奈さんの熱意は、医師の先生の心を動かし、署名を書いてもらえることになった。

まさかその後10年も、同じ署名を行い続けることになるとは、思ってもみなかっただろうけれど。

サハラマラソン開催地である、モロッコについてからも、苦闘の連続。

何が凄いといって、現地に着くまで、走るコースがわからない!ということ。

砂漠を夜通し走るのに?250kmもあるのに?まさか?!と思ったが、それは事実。

しかも、そのコースは毎年変更になるというのだから、対策さえも立てられないのだ。

あまりに過酷だ。過酷すぎる。しかし、玲奈さんは凄かった。強かった。

初出走にして、見事に完走。

その後、さまざまな苦難があったものの、持ち前の知力・体力と、類い希なる精神力でクリア。

たとえ想定外のアクシデントがあっても、それを乗り越え、経験値として蓄積。

毎年完走を重ねていく。

2020年。コロナ禍の到来により、モロッコへの入国ができなくなり、翌年に会再延期。しかも10月開催となった大会は、本当にキツかったようだ。

完走率は、なんと50%。

サハラマラソンに出走するのは、生半可なランナーじゃない。

世界中から、サハラを目指してトレーニングを積んできた筈のアスリートたち。

その2人に1人が完走できなかったというのだから、壮絶な過酷さだ。

毎日40℃越えで、最高気温が53℃!

しかも、参加者の間にウイルス性の下痢が流行するというおまけつき。

玲奈さんも、さまざまなトラブルに巻き込まれ、大いに苦しんだ(その壮絶さは、是非とも本書を読んで確かめて欲しい。)ようだが、乗り切って完走。

いやはや、もう、本当に、敬服した。

この年だけじゃない。

他の年度でも、一筋縄ではいかないアクシデントが発生したりしているのだが、見事に乗り越えて完走。

玲奈さんは、淡々とした筆致で書き進めているのだけれど、それが逆に、砂漠の過酷さを脳裏に浮かび上がらせてくれる。

実に読みやすく、そして、心にすっと入ってくる素敵な文章だ。

この本には、サハラ砂漠を走る、さまざまなアスリートたちの姿も描かれている。

砂漠の中を250kmも走るというのに、仮装ランナーがいるという事実!

世界中には、凄い人たちがまだまだ溢れているんだなぁ…と、僕は驚愕してしまった。

読後…僕はこの本に大きな力をもらった。

とてつもなく過酷な世界に挑戦していく勇気。

そして、そこで生じるさまざまな苦難を乗り越えていく元気。

僕もまだまだ頑張らなきゃなぁ、挑戦していかなきゃなぁ…と、いう気持ちが湧き上がってきたのだ。

もちろん、玲奈さんのような超スーパーアスリートにはなれないけれど、チャレンジ精神だけは失わないようにしようと思った。

ランについて、少しでも行き詰まりを感じている人には、大きな勇気と元気を与えてくれる本であることは間違いない。

僕は、ペーパーバック版を購入したが、これはもともとKindle出版物なので、もちろん、さまざまなデジタルデバイスで読むこともできる。

嬉しいことに、Kindle Unlimited対象でもあるので、その契約者であれば、いつでもどこでも読み放題だ。

Kindle Unlimited契約をしているランナーならば、とにかく読んでみて欲しい。

きっと心を動かされる筈だし、「借り物」ではなくて「購入」をしたくなってくるだろう。

僕は今、いつでもどこでも、この本と一緒に過ごして、勇気と元気をもらっているのだ。

玲奈さんの挑戦は、サハラ砂漠にとどまらない。

去年は、Racing The Planetが主催する4つの砂漠(ナミブ、ゴビ、アタカマ、南極)マラソンを全て制覇。

南極!

いやはや、もう、凄すぎるとしか言えない。

そんな玲奈さんの挑戦記録は、noteに綴られている。

「サハラ砂漠に通う」出版にあたってのエピソードや、補遺的な情報も執筆されているので、こちらも必読。

サハラ砂漠情報は、まだまだあるようだし、他のレースの話も、本で読みたい。

続刊を大いに期待だ。

リハビリジョグ IN 荒川河川敷

一昨日の夜明け前。

僕は、久しぶりに荒川河川敷へ繰り出した。

荒川河川敷は、僕のホームコースのひとつで、毎週のように出かけていたこともある。

しかしここ数年は、その回数も減り、おまけに、この夏の骨折もあって、すっかりご無沙汰に。

今回は、5月のミストラン以来、約半年ぶりの往訪となった。

河川敷に行くきっかけとなったのは、整形外科での診断結果。

先週、いつもの先生から、「圧迫骨折部位も固まってきたため、ハードコルセットから、ソフトなコルセットベルトに切り替えても良い。」という許可が出たのだ。

オーダーメイドのハードコルセットは、上半身を完全に束縛するので、まともに走ることなどできない。

ウォーキング中に少しだけ走ってみたこともあったが、どうにもこうにも窮屈で、すぐにまたウォーキングに戻さざるを得なかった。

コルセットベルトであれば、そんな不自由からも逃れられる!

ならばやっぱりちょっと走ってみたい。この機を逃すまい。

やおら僕は、先生に、「軽くランニングしても良いですか?」と尋ねた。

先生は、「今はまだウォーキングの方が良いですが…」とは言ったものの、「様子を見て、少しずつならランニングをしてもいいでしょう。」と認可してくれた。

僕は、常日頃から先生に、自分がランニング好きであることを訴えているため、無理矢理《認可させた》感は否めない。

しかし、認可は認可だ。

ということで僕は、どうせ走るなら最高の環境を…思い、河川敷に繰り出すことにしたのである。

無理が禁物、なのは自分でもよくわかっている。

折角骨折が治りかけているのに、無理して走ってまた悪化させたら元の木阿弥だ。

だから今回の河川敷では、痛みが出たらすぐにやめることを前提に、リハビリジョグを行うことにした。

午前5時過ぎ。

夜明け前の河川敷はまだ闇に包まれていたが、遠くの空は赤みがかってきていた。

僕は、恐る恐るゆっくりと走り出す。

そんな僕の背中を、強い風が後押ししてくれた。

気がつくと、キロ6分台前半のペースに。

スロージョグのペースではあるけれど、8月末に骨折して以来、出たことのないスピードだった。

でも、幸い腰は痛まなかったし、全く無理をしていなかったので、僕は追い風に身を任せて脚を進めた。

超久しぶりに味わう、爽快なランニング気分。最高だ。

…と、良かったのはここまでw

3km程度進んだ頃、「ロングランはまだ早い。そろそろ戻らないと」と思って折り返した瞬間、幸福な気分が暗転する。

僕のランを助けてくれた強烈な追い風が、強烈な向かい風に変わったからである。

そんなことは折り返す前から自明の理だった筈なのに、なぜ僕は浮かれて走っていたのだろう。馬鹿すぎだ。

そこから先は本当にキツかった。

身体の痛みこそ起きなかったが、とにかく風が凄すぎる。

下手をすると吹き飛ばされそうになるぐらいの強風。

あとでわかったことだが、その時間の荒川河川敷は風速10メートルとなっており、強風注意報も発令されていた。

気象庁の区分によると、「傘がさせないほどの強風」とのこと。

そりゃぁ、追い風で楽に走れるわけだw

今から考えれば、追い風のままコースアウトして、どこかの駅から電車に乗って帰れば良かったのだけれど、そのときの僕は、全く思いつかなかった。

しかし…。なんとかここまで、這々の体で帰還。

結果的には、トータルで7kmを走ることができ、キロあたりのスピードは6分41秒。

もちろんとても遅いのだけれど、リハビリジョグとしては上々だ。

ただ、翌日曜日は、ちょっとまた、腰に痛みが出てきたため、ランニングは自粛。

やっぱり、今の僕に7kmはちょっと走りすぎだったのかもしれないなぁ…。

本格的なランニング再開までには、まだちょっと時間がかかりそうだ。


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