全国各地のマラソン大会に「遠征」を計画する場合、一番最初に押さえておく必要があるのは、宿泊ホテルだ。
好条件のものから埋まってしまうのが常だし、宿泊費もだんだん高くなっていく。
だから、どんなに先のレースだろうと、可能な限り早めに押さえておくのが吉。
ただ、必ず出走できるとも限らないため、キャンセル条件を見極めて置くことも忘れまい。
僕は、北海道マラソンに毎年出走しているので、この作業はマスト。
毎年、定宿にしているホテルが、11月あたりから、翌年8月分の予約を受け付けるため、今年も、早々に予約を完了しておく予定だった。
しかし…。
今年は、まだ予約を完遂できていない。
例年と大きく異なる点が3つあって、戸惑っているからだ。
ひとつめは、北海道マラソン2024の開催日が確定していないことである。
北海道マラソンは、例年、8月最終週の日曜日に開催となっていた。
2007年大会は、大阪世界陸上と日程が重なった為、2週遅れの9月9日開催となっているが、それ以降は、ここ15年以上、8月最終週の開催で固定されている。
この法則で考えた場合、来年の北海道マラソンは、8月25日開催となる。
ただ、来年に関しては、それで日程確定と言い切れない。
今年のレースが、大会史上でも希に見る猛暑下での開催となったからである。
大会終了後、事務局からレース参加者にアンケートが実施されたが、その中の項目として、「猛暑を避けるため、1週遅れの実施にした方が良いか?」的な設問があった。
事務局も迷っているのだ。
たとえ開催を1週遅らせても、まだ、9月1日。
これでは8月末とほぼ変わらないから、蓋を開けてみると、2週遅れ、3週遅れの開催ということもあり得る。
事務局からの正式な日程発表を受けるまでは、ホテル予約には二の足を踏んでしまう。
ただ、正式発表前に押さえておかないと、どんどん埋まってしまうので、実に頭が痛い。
2つめは、宿泊価格の暴騰だ。
北海道マラソンの舞台となる札幌は、大都会であるとともに、観光地的側面も多いから、夏期休暇期間と重なる8月末の宿泊費はもともと高価。
それは判っていたのだけれど、来年のホテル価格を調べていて驚いた。
北海道マラソンがあるということを鑑みても、宿泊代の上昇が半端なかったからだ。
僕の定宿は、2年前(2022年)の時は2泊で15,000円ぐらいで宿泊できたのに、来年(2024年)同時期2泊の宿泊代は、なんと3万円を超えてしまう。
いやはや勘弁して欲しい。
コロナ禍が開けて以降の、インバウンド需要の増加に伴うモノなのか、日本各地でホテルの宿泊代が跳ね上がっている。
こと、札幌においても例外ではないということなのだろうけれど、実に頭が痛い。
そのため来年は、宿泊先を変更するしかないかなぁ…などと思って、大いに迷っている。
ホテルのランクを落とすか、立地を変えるか、どちらにしても、滞在時の快適性が落ちてしまう。
ホテルよりもお得なAirbnb(民泊)を選ぶという手もあるが、Airbnbは、キャンセル規定がホテルよりも厳しい*1から、注意が必要。
1つめの事情(日程未確定)が解決しないと、決めきれないのだ。
3つめは、ホテル予約サイト選びについて。
例年、僕が贔屓にしていたのは、booking.com。
ここは、世界最大の予約サイトだということもあり、無条件で信頼。
これまで、特に不満もなかった。
しかし、最近は、どうにもこうにも評判が良くない。
booking.comのメリットは、キャンセル規定が緩く設定されている(それを大きなセールスポイントにしている)こと。
宿泊直前まで、支払いをせずにキャンセル可能…というホテルの数が多いのだ。
そして、その価格設定も悪くない。
僕が毎年宿泊していたホテルも、他予約サイトと比べて、いつも安価に設定されていた。
来年の北海道マラソン日程が流動的であることから、キャンセル規定の緩さは大いに魅力。
僕は「現地当日払い」にしているので、損をすることはなさそうだし、まさか潰れることはあるまいから、できれば、booking.comで予約したい…と思った。
しかし…。
一連のゴタゴタを受けた影響なのかも知れないが、全体的な価格設定が上昇。
僕の定宿も、他サイトよりかなり高価な設定に変わってしまった。
ならば他のWebサイトで予約しよう…と思ったが、booking.comよりも、キャンセル規定がきつくなるのが難点。
一番お得なサイトは、「予約→即支払い。」が前提になっていた。
キャンセル可能期間内は、返金されるようではあるものの、いったん支払いが必要となると、慎重にならざるを得ない。
とにもかくにも、正式な開催日程が決まらないとどうにもこうにも、本当に困ってしまうのだ。
なんとかならないものかなぁ。うーん。
*1:特に条件のいい民泊先は、オーナーが強気なので、超厳格だったりする。