餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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「箱根駅伝2024」往路観戦 IN 横浜高島町(花の2区)

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昨日は、箱根駅伝の観戦に出かけた。

2005年の初観戦以来ずっと、僕は(コロナ禍で応援自粛が求められた年を除き)毎年観戦に出かけている。

母校の中央大学を応援するためだ。

近年は、2区の鶴見中継所付近で応援するのが常だった。

その理由は、襷リレーシーンを見ることができるからだったのだが、コロナ禍以降、なぜか中継所の周囲150m程度は立入禁止になってしまい、ショックを受けた。

今年は、もうすっかりコロナ禍も明けたので、元に戻っているだろう…と思っていたが、やはり、中継所付近は立入禁止になるとのこと。

ならば、わざわざ、混雑する鶴見まで行って観戦する意味はない。

…と思い、今年は観戦場所を変更。

横浜駅からほど近い、高島町で観戦をすることに決めた。2018年大会時に観戦した場所だ。

ここは、地下鉄の駅からも近く、見通しのいい場所を簡単に確保できる穴場スポットなのである。

今年は、いったいどうだろうと思いながら向かってみると…。

やはり最高で、40分前到着ながら、見晴らしのいい、絶好の場所を確保することができた。

ここは、各大学のエース区間が揃う、いわゆる「花の2区」で、中央大学も、エースの吉居大和がエントリーしていた。

中大は、1区から3区のエントリー選手が昨年と全く同じ。

昨年は、1区(4位)→2区(1位)→3区(1位)で駆け抜けていたため、今年も当然、トップ争いしてくるものと予想していた。

しかし…。

待っている間、スマホでテレビ中継を見て愕然。

なんと、去年は1区で4位だった溜池一太選手が、最後方近くを走っているではないか。

いったい何がどうなっているんだ。

結局、鶴見中継所では19位で襷リレー。僕は大いに落ち込んだが、すぐに気を取り直した。

2区は、吉居大和選手。

昨年は、駒大、青学大の選手たちとデットヒートの上、1位をもぎ取った中大のエースだったからだ。

きっと巻き返してくれるに違いない!と信じながら待っていたのだけれど…。

僕の目の前をまず駆け抜けたのは、駒沢大学の主将、鈴木芽吹選手。

後ろの選手が誰も見えない、圧巻の一人旅だった。

その後、いくつもの集団が駆け抜けていったが、いつまで経っても、吉居選手の姿は見えなかった。

ようやく現れたのは、17番目。

1区終了時点より、2つ順位は上げていたものの、結局、それ以上ランクアップすることはできず、17位でフィニッシュ。

戸塚中継所では、昨年の同区間で区間賞を取った中野翔太選手に繋いだが、なんと、中野選手も大不調。18位になってしまったのだ。

しかし、中大は終わっていなかった。

4区の湯浅仁キャプテンが、区間3位の力走を見せて逆襲。13位にまで押し上げた。

5区のルーキー山﨑草太選手も、なんとかその順位を守り、往路は13位でフィニッシュとなった。

シード圏(10位)内までは18秒差まで詰めているのだけれど、依然、状況は厳しい。

10位の順大から19位の日大まで、約2分の間に10チームがひしめく大激戦となっているからだ。

中大は昨年2位で、今回も上位争いが必至とみられていたのに、どうしてこんなことになってしまったのだろう…と嘆いていたら、その理由が判明した。

なんと、昨年末の最終合宿で、風邪が蔓延。16人中14人(!)が風邪にかかっていたというのである。

1区~3区の選手が全て不調だったのは、それが原因だったとのこと。

そう考えると、なんとか襷を繋いで、13位まで巻き返したのは、悪くない。

今日も厳しい戦いが続くと思うけれど、シード権だけは死守して欲しいと願うばかりだ。

往路総合成績は以下の通り。

往路
順位
学校名 往路記録 1区 2区 3区 4区 5区
1 青山学院大学 5時間18分13秒 ★往路新 9 2 1 1 1
2 駒沢大学 5時間20分51秒 ★往路新 1 1 2 2 2
3 城西大学 5時間21分30秒 3 5 3 3 3
4 東洋大学 5時間25分19秒 15 7 5 4 4
5 早稲田大学 5時間26分05秒 12 4 7 6 5
6 国学院大学 5時間27分07秒 17 9 6 5 6
7 創価大学 5時間28分08秒 2 3 8 8 7
8 大東文化大学 5時間28分54秒 13 11 11 14 8
9 法政大学 5時間29分03秒 14 13 12 10 9
10 順天堂大学 5時間30分17秒 10 15 13 11 10
11 国士舘大学 5時間30分20秒 22 18 15 15 11
12 帝京大学 5時間30分23秒 7 14 9 7 12
13 中央大学 5時間30分35秒 19 17 18 13 13
14 駿河台大学 5時間30分51秒 6 19 21 19 14
15 山梨学院大学 5時間31分05秒 16 12 14 16 15
16 東海大学 5時間31分33秒 5 10 10 9 16
17 立教大学 5時間31分37秒 18 21 19 18 17
18 中央学院大学 5時間31分42秒 20 16 20 17 18
19 日本大学 5時間31分51秒 4 8 4 12 19
20 東京農業大学 5時間33分33秒 11 6 17 20 20
21 日本体育大学 5時間35分35秒 23 23 23 23 21
22 神奈川大学 5時間35分50秒 21 20 16 21 22
23 明治大学 5時間37分21秒 8 22 22 22 23

大本命だった駒沢大学を、青山学院大学が3区で交わし、堂々の新記録で横路優勝。

駒沢大学も往路新記録で走っているから、駒沢がこけたわけではない。

青学が強すぎただけだ。

青学があまりに好記録で圧勝した為、なんと、8位の大東大以下が繰り上げスタート。

シード権争いは、「見た目」と「実際の順位」が一致しないこととなり、非常にわかりにくくなった。

中大のシード確保を祈る僕としては、最後の最後まで目が離せない状況が続きそうだ。


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