先週末、僕は、全力で10kmを走った。
GARMIN RUN JAPANイベントに、オンラインの部で参加したのだ。
その記録は、57分43秒。
ガチランナーの方々からは、「それで全力?」「ジョグじゃないの?」と笑われそうなタイムだ。
しかし、今の僕にはこれが精一杯。
8月末に圧迫骨折を発症して以来、2ヶ月も走れなかったし、その後も、ウォーキング混じりのスロージョグしかできなかったからだ。
正直、今回も少し不安はあった。
1ヶ月前に、リハビリを兼ねて河川敷を7km走った時、キロ6分41秒もかかっているのに、その翌朝から数日は、腰痛が再発した。
僕の腰はまだ復調しておらず、7kmランには耐えられなかったのである。
だから。
僕はその後、慎重に回復を目指した。
近所の整骨院で、骨盤調整とEMSによる治療も開始。
その甲斐もあって、ようやく最近は、腰の痛みを感じないようになった。
日常生活を送る分には、もう、何の問題もない。
今後の懸念は、普通に走っても大丈夫か?ダメージは残らないか?という点だけ。
ということで…。
今回のGARMIN RUN JAPANイベント後、僕は、それが一番心配だった。
10kmで57分もかかっているとはいえ、今の僕としては、渾身の全力走。
そのダメージが、腰痛を再発させやしないか?ということが気がかりだったのだ。
イベント翌朝。
幸いなことに、腰の痛みは全くなかった。
…が、太ももの裏(ハムストリングス)に大きな痛みを感じた。
筋肉痛だ。
10年以上前、ランニングを始めた頃は、よく、この部分に痛みを感じたことを思い出す。
その後、普通に走るようになってからは、フルマラソンの翌日だって、ハムストリングスが痛むことはなく、普通に歩けた。
まさか、10km程度走っただけで、筋肉痛になるとは…。
それだけ、この3ヶ月で僕の筋力は落ちてしまったということなんだろうなぁと実感。
ただこれは、悪い傾向ではないと思っている。
それだけ頑張って走れたことの証だからだ。
しっかりケアをして回復すれば、一段上のステップを目指せる筈。
しばらくは、慎重にトレーニングを重ねて、筋肉痛にならない「ランナー体型」を取り戻していきたい。