餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

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シドニーマラソン2024完走者が、「WMM」暫定メダルを獲得する条件について

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今月初旬。

僕は、シドニーマラソンがWMM(ワールドマラソンメジャーズ)の一次審査を通過したというエントリーを書いた。

シドニーマラソンが、WMMの一次審査を通過したのは事実。

また、2024年大会での運営や開催状況等を考慮して行われる二次審査の結果、WMMに加わることも確定的。

シドニーマラソンのコースは、オリンピックでのマラソンコースとは異なるものの、五輪レガシー大会という位置づけになっているし、WMM初のオセアニア地区候補というのもプラスだからだ。

と。

ここまでの推察は、ほぼ間違っていないと思っているのだけれど、この時のエントリーで、僕が、大きな間違いを述べている可能性が浮上した。

それは、この部分。

2024年大会を完走したランナーには、「暫定スター」が授与されるという発表も出ていた。

大会後、シドニーマラソンがWMMの二次審査に合格した場合、正式なスターとして認められるとのこと。

僕が嬉々として書いたこの情報の根拠が、ネット上には見当たらないとのこと。

先日、ラン仲間たちと行った餃子忘年会の席で、友人からそう言われて愕然。

僕は、急に不安になり、あらためてこの情報の根拠を確認すると宣言した。

この忘年会には、すでにWMMの6メダルを獲得しているラン仲間が多数参加していた為、「もしも暫定メダルがもらえるなら、来年はみんなでシドニーに行こう!」と、大いに盛り上がった。

だから、情報の真偽検証は大いに重要。責任重大だ。

ということで…。

僕は、自分のエントリーを見返し、そこで大きな過ちに気がついた。

僕が暫定メダルについて書いた件は、以下のWMM公式Webサイト情報に基づくもの。

当時のエントリーで、僕は、これを流し読みし、嬉々として、「2024年のシドニーマラソン完走者には、WMMの暫定メダルが授与される」などと書いたのだ。

しかし…。

ここに書かれている内容を、英文翻訳サイトに翻訳させてみると、事実は全く異なることが判明した。

その内容は、以下の通り。(赤字強調部分は筆者)

2024年のAbbottWMM Wanda Age Group World Championshipsの出場者には、暫定スターが授与されます。

優勝レースは、アボットワールドマラソンメジャーの候補である2024シドニーマラソンの中で行われます。

 シドニーが二次審査に合格すれば、AbbottWMMファミリーに加わることになり、2024年のチャンピオンシップイベントに参加するすべてのランナーは、その時点でフルスターを受け取ることになる。

シドニーマラソン2024で受け取れる「暫定メダル」は、あくまで「2024年のAbbottWMM Wanda Age Group World Championshipsの出場者」に限られるとのこと。

シドニーマラソンは、WMM入りが確定していないにもかかわらず、なんと、AbbottWMM Wanda Age Group World Championshipsの対象レースとなっているのだ。

2024 Abbott World Marathon Majors Wanda Age Group World Championships - Sydney, Australia - Sydney Marathon

これは、とりもなおさず、シドニーマラソンのWMM加入が確定的であることを示しているが、暫定メダルが授与されるのは、完走者全員に対してではない。

AbbottWMM Wanda Age Group World Championships参加の、極めて厳しいタイム基準などをクリアした、超エリートランナーだけの特典だったのだ。

いやはや、全く状況が違うじゃないか。

いったいどうしてこれが、シドニーマラソン2024の全完走者に適用されると思ったのだろう。

僕は、自分の英語力(のなさ)と、軽佻浮薄な思い込みによる誤認に呆れた。

暫定メダルの付与基準が緩くなっていないかだろうかと、僕は慌てて、他の情報を探してみたが、これ以外の情報を全く見つけることができなかった。

無理矢理検索しても、出てくるのは、僕の書いた、デマ記事のみ。

ラン仲間から教えてもらわなければ、今後も、デマを垂れ流し続けていたわけで、無責任にもほどがある。

当該のエントリーの内容は追記修正したが、間違っていたという事実は消えない。

こんな泡沫ブログとは言え、一応、公開している以上、裏付けをしっかりとらなければいけないなぁ…と思った。反省。

以後は十分に気をつけていきたい。


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