餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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朝7時からBar気分!餃ビーもできる「究極ラーメン J's Bar@西台」が最高!!

7月の半ば。朝から異常に暑かった週末の朝。*1

僕は板橋区の外れにある「赤塚公園」に繰り出した。

この公園は、木々がふんだんにあって、夏の日差しを和らげてくれる。

僕が走った時間は、まだ朝の6時台だった*2こともあり、11kmを快適に走ることができた。

ただそれでも、走り終えると汗だく。

時刻は午前7時過ぎ。

煌々と照りつける日差しに目眩を覚えながら、僕は、乾いた身体を潤すべく、次の目的地に向かうことにした。

公園のすぐ近くには、ホワイト餃子の高島平店がある。

ここはもちろん魅力的なのだけれど、残念ながら朝11時開店。

今度赤塚公園を走る時は、「夕方ラン→ホワイト餃子」も良いなぁと思いつつ、僕は、また少し走り出した。

何しろ、朝7時台だというのに、もの凄い日差しだったからだ。

公園を離れてしまったので、そんな日差しを遮るものはなく、汗がどんどん噴き出してくる。

ならばやっぱり、急ぐしかない。走るしかない。

赤塚公園から1km程度走っただろうか。僕は、待望の目的地に到着した。

それは、都営三田線の西台駅近くにある…。

「J's BAR」だ。

朝からBAR?と思われるかも知れないが、この店の営業時間は、その常識を覆すものだった。

なんと、週末は朝7時に開店するのだ。

驚くべきことに、今年の3月までは、終日7:00~翌4:00の21時間営業だった*3

昨今、流石にそれはきつくなってしまったようで、早朝開店は週末のみに限定となったようだが、それでも凄い。

僕は、店が無事に開いていたことに感謝。

汗だくの身体をひきずって、入店した。

入口ではハイネケンの大きなボトルがお出迎え。

写真を取り忘れてしまったけれど、この裏側には、コロナビールのボトルもあった。

店内の雰囲気は、バーそのものだった。

昨晩から未明にかけては、酔客たちが酔いしれていたに違いない。

そのわずか3時間後の朝に、さりげなく普通に開店しているのだから驚きだ。

店の壁には、ジェームズ・ディーンの似顔絵も掲示されていた。なんか良いなぁ。

僕は、ジャズの音色に心癒やされながら、メニューを眺めた。

流石バーだけに、カクテル類もひと通り揃っている。

僕が注文したのは、いつも通りビールだったけれどw

サイドメニューもそれなりにある。

朝7時台だというのに、注文制限はなく、全ての料理が注文可能だった。

いろいろと目移りしたが、僕は、ピリ辛もやしと餃子を注文。

餃子は、「鹿児島産黒豚使用 プレミアムギョーザ」とのことだったので、ちょっと心が躍った。

メニューはこれで終わらない。

ラーメンの種類が非常に多く、朝ラーも楽しめる。

そう。

この店は「究極 J's ラーメン」という、別の顔を持っているのだ。

昼と夜で違った形態をとっている店舗はよくあるが、この店は、その遙か上を行く。

終日、全ての料理やお酒を注文することが可能。

ラーメン専門店でありながら、バー。しかも、朝7時から営業なのだから凄すぎる。

まさに究極だ。

そんなことを思いながら、つらつらとメニューを眺めていると…。

生ビールが到着!

いやはや、この泡。たまらんぜよ。つまみ到着まで待ちきれず、思わず僕はそれを喉に流し込む。

乾いた身体にしみわたって最高。

ランニングの後に飲むビールって、どうしてこんなに旨いんだろう。

暑い中を走ってきたので、尚更、僕は感激してしまった。

「ピリ辛もやし」はすぐに登場。

確かにきちんとピリ辛で、だからもちろん、ビールには最高に合った。

そして…。

プレミアムギョーザも登場!

ただ、正直、ビジュアルはちょっとイマイチ。

いかにも機械作りで、月並な冷凍餃子に見えた。

これがプレミアムか?という疑問を抱いてしまったほど。

まぁ、朝7時から餃ビーできるんだし、あんまり贅沢は言うまいと思いながら囓ってみると…。

じゅわっと肉汁があふれ出た。

しっかり肉の味わいも感じられるし、見た目ほど悪くない。

これが鹿児島産黒豚の底力(?)なのだろうか。

餃子を食べきり、生ビールも飲み終わったところで、僕は、次の注文を思案。

折角バーに来たのだから…ということで、ハイネケン(店の入口で出迎えてくれたし^^;)を頼み、それと合わせて「ネギポン酢餃子」を注文した。

この組み合わせはヒットだった。

ネギポン酢餃子は、プレミアムギョーザにネギが添えられて、ポン酢ダレがかかっているだけ。

ただ、もとがシンプルな餃子だけに、アクセントが効いていて、格段に良くなった気がする。

ハイネケンとの相性も、もちろん最高。

今度は別のビールとも合わせてみたいなぁと思った。

僕は、朝から優雅な気分に浸っていると、いつしか店内は満員になりつつあった。

しかも、客層は家族連ればかり。

子供たちがバーではしゃいでいるというのは、なんか不思議な気分がした。

まぁ、子供たちにとっては、「ちょっとオシャレなラーメン屋」というイメージなのかも知れないけれど。

ほろ酔い気分で店を出ると、「ハッピーアワー」の看板が目に留まった。

17:00~20:00がハッピーアワーとなっており、ギョーザとドリンクが半額になるようだ。

おぉ、いいじゃないか。

今度は是非、夕方赤塚公園を走って、ホワイト餃子との「ハシゴ餃ビー」をしてみよう。

*1:毎日異常に暑いので、もはや、異常とも思えなくなってきているけれどw

*2:大好きな「木梨の会」を聞きながら走ったので、良く覚えている

*3:食べログなどでは、現在もその表記になっている

「水雲居@駒込」で《餃ビー》ランナーズの宴

蒸し暑かった週末の夕暮れ時。

ラン仲間で集まって「餃ビーしよう!」ということになり、僕は、店のセレクトを任された。

候補店は多々あったが、突然決まった話だったことや、その他の諸条件を考慮して、この店を選んだ。

JR山手線や東京メトロ南北線の駒込駅から至近にある、コスパ最高の店「水雲居」。

ボリュームたっぷりの餃子が多種類ある上、生ビールの中ジョッキが310円という爆安価格なので、餃ビー宴会にはもってこいなのだ。

ということで、僕らは、三々五々集まって…。

乾杯!

前菜には、「クラゲの酢の物」を注文。

クラゲの下にはキュウリが敷き詰められており、酢の効き具合も、歯ごたえも絶妙。

もちろんビールにはぴったりだ。

さぁ、勢いをつけて、メインディッシュに進もう。

店の壁に掲示されている《当店おすすめ》の手延べ餃子群から、まずは、豚肉と海老をチョイス。

ほどなくすると…。

それらは、ぷっくりとした魅惑的なフォルムで登場した。

この写真だけでは、どっちがどっちだかわからない(餃子あるある)のだけれど、店員さんが、「左は豚肉で右が海老です。」と教えてくれた。

結局どっちも食べるのだから、わからなくてもいいのだけれど、でも、食べる前に心の準備(何の準備だよ)ができるのは嬉しい。

味については、どちらもやっぱり申し分なかった。

皮は手延べで食べ応え十分だし、具は肉汁がたっぷりで実にジューシー。

海老は、前回水餃子で食べたのだけれど、焼餃子にもぴったり合って、最高。

美味しい餃子を食べながら、僕らは、国内や海外のラン談義で大いに盛り上がった。

その後…。

いくつかの料理を挟んで、餃子を追加注文。

今度の具は野菜系をチョイス。ピーマンとパクチーにした。

今回は、店のマスターが直接運んできてくれた。

その際、マスターは、「すみません、焼いているうちに、どっちがどっちだかわからなくなりました」と陳謝。

作っている人さえもわからなくなってしまうのだから、《餃子あるある》の世界も奥が深いw

僕らは、「まぁ、一口囓ればすぐにわかるし…。」と思いながら食べたが、パクチーに意外と癖がなく、ピーマンとの違いがそれほど感じられなかった。

まぁ、どちらも美味しかったので問題はないのだけれど、片方は水餃子にした方がよかったかもしれない。

ということで…。

最後1種類残った「鶏肉/エリンギ」の餃子は、水餃子で注文。

皮のもちもち感が素晴らしい!

水餃子と焼餃子は同じ皮を使っているのだけれど、水餃子にするともちもち感が際立つのだ。

僕は、焼餃子のカリカリ感が好きなので、《焼き》か《水》かの二択なら、基本的に焼餃子を選ぶ。

ただ、餃子の種類が沢山あるときは、適度に水餃子が混ざっていてもいいなぁと思った。

餃子をコンプリートした僕らは、その勢いを駆って「餃子の仲間たち」も注文。

韭菜盒子。

これは「お焼き」の一種となるが、ビジュアル的には、巨大薄焼き餃子みたいなものだ。

韭菜盒子について、僕は、少し前にこんなエントリーを書いている。

この店では、韭菜盒子の具は「ニラ玉」だったが、今回は、「豚肉とニラ」。

その皮は薄く、具にはしっかりと濃い味がついていて、手延べのでっかい焼餃子とは、明らかに食感が異なる。

そしてそれが実に美味しかった。

これは、間違いなく餃子の一種だと思う。

もうひとつ。

焼きワンタン。

揚げ焼き風の皮で豚肉を包んだもので、これは確かにワンタン系。

その具よりも、皮のカリカリ感を楽しむ料理だ。

餃子もワンタンも、共に《粉もん》一族であり、その仲間。

これも普通に美味しかった。

僕らは、これらの餃子たちに舌鼓を打ちながら、その合間に、箸休め(?)として、他の料理も注文。

レタスのオイスターソース炒め。

鶏肉とキュウリの辛子炒め。

きくらげと玉子の炒め。

どれも濃いめの味付けで、食べ応えも十分。ビールが進む進む。

いったいどれくらい、ビールを追加注文したろう。

気がつけば、あっという間の3時間半。

ボリュームたっぷりの餃子と、ビール群を堪能したにも関わらず、1人あたりの会計金額は、2,700円。素晴らしいコスパだ。

ゆったりと、最高の餃ビーを堪能できる店だった。

いやぁ、楽しかったなぁ。

【アフター足柄峠走】「中華料理 橙@渋沢」の肉ニラ餃子で、昼呑みの至福。【ボリューム満点】

足柄峠走は、終わったあとの《ご褒美》が必須。

僕の家から、足柄峠の拠点となる山北までは、片道2時間近くかかる上、峠走は、結構ハードなトレーニングだから、《ご褒美》なしでは、遠征するモチベーションが持てないのだ。

峠を下ったフィニッシュ地点には、さくらの湯という温泉が控えており、これは間違いなく大きなご褒美となっている。

温泉は、峠走の疲れを十分に癒やしてくれる。

施設内には、広々とした座敷スペースがあり、料理なども注文可能。

だから、温泉に入った後も、ゆったりくつろげるのだけれど、唯一、難点がある。

ビールと餃子がない、ことだ。

温泉が気持ちよければ気持ちよいほど、やっぱり、その後はビールを飲みたくなるのが心情。

ビールを飲むならば、そのお供には、やっぱり餃子をつけて堪能したい。

しかし、残念ながら「さくらの湯」では、その願いが叶わないため、僕は、帰路の途中で、仕切り直しの《餃ビー》を堪能するのが常。

過去、僕はそんな流れでさまざまな店を訪れた。

これらの店に再訪するのも一考だったが、折角、3年4ヶ月ぶりの遠征なのだから、新規店を開拓しようと思った。

ということで今回は、山北→松田/新松田(乗換)→渋沢駅で下車。

その駅前にある、この店を訪問した。

「中華料理 橙(だいだい)」だ。

山北から松田/新松田までは1駅。新松田から渋沢駅も1駅しかないため、「さくらの湯」を出てから、30分以内には到着可能。

温泉の余韻を残したままで、ビールを飲むことができる。素晴らしい。

しかもこの日は、強い日差しが照りつけて、とても暑く、最高のビール日和だった。

昼から飲むビールほど美味しい物はない。それが、峠走のあととなれば尚更。

店の入口には、ランチセットの看板が立っていた。肉まんセットや飲茶セットなどもあるようだ。

いわゆる「町中華」といった感じの店ではなく、ちょっと本格志向の中華料理店に思えた。

入店。

店内は明るく、広々としていた。

ちゃんとした布のおしぼりがでてきた。好印象。

ランチ飲茶セットは、点心6品にチャーハン、サラダ、杏仁豆腐もついて、想像以上に本格的。

海老蒸し餃子なども入っているから、餃子ランナー的にも悪くない。

食後のコーヒーまで含めて税込1,210円というのは、かなり良心的な価格だと思う。

僕は、ちょっとだけ心が揺れたけれど、すぐに思い直した。

僕の入店理由は、《ランチを堪能すること》ではなく、《ビールを飲むこと》だった筈。

危ない危ない。まずは、餃子までの繋ぎとなる、ビールのアテを探さなければ。

そんなビール党にとっても、この店は絶好。

リーズナブルなおつまみが多数用意されていたからだ。

おつまみ系の炒め物も充実。

僕は、これらの中から、「キムチ」と「もやし炒め」を注文した。ともに300円だから安い。

ほどなくしてそれは、ビールと共に登場。

いやぁ、良いじゃないか。

特に、もやしにんにく炒めが最高だった。

シンプルながら、質量十分。パンチの効いた強烈なガーリック風味で、にんにく好きにはたまらない味だった。

この店は、本格的な一品料理も多数あり、どれも、ハーフサイズが用意されていたため、ひとり飲みにも、もってこい。

色々と目移りしたけれど、結局僕は、「焼ギョーザ」だけを注文。

にんにくもやしが、想像以上に凄い量で、餃子以外を食べきれる自信が持てなかったからだ。

いざ餃子を食べてみて、余力があったら、他の料理も注文してみよう、と思った。

結果的に、この判断は大正解だった。

僕が、キムチともやしにんにく炒めでビールを流し込んでいると…。

ビッグな餃子がやってきた!

筐体の大きさだけではなく、厚みも十分。ずっしりとした具の詰まっていることが、ひと目でわかった。

これは期待できそうだぞ。

餃子とビール。史上最強のマリアージュ。

昼間からこれを堪能できる幸せ。いやはやたまらない。

箸で持つと、ずっしり感がある。

手作り、手包みらしく、きっちりとしたヒダまで美しい。

僕は、大いに期待を込めて囓りつき、そして、驚いた。

圧倒的なニラと肉!

ニラたっぷりの餃子を出す店は珍しくないが、それは大抵、野菜系の餃子だ。

キャベツや白菜といった野菜に混じって、ニラが最も存在感を示している餃子だ。

しかし、この店の餃子は違う。

具は、ほとんどニラと肉で占められており、ほとんど他の野菜を感じない。

ニンニクも(おそらく)入っていないから、肉とニラの風味だけが純粋に感じられる。

これはなかなか新鮮な味わいだ。

肉がたっぷり詰まっているので、見た目以上にボリュームがある。

肉系餃子なのに、ニラたっぷり。ビールにももちろん合うし、食べ応え十分。

僕は昼から最高の餃ビーを堪能した。

この日はこれでお腹がいっぱいになってしまったのだけれど、他にも色々気になる料理があるので、いつかまた峠走帰りに立ち寄りたい。

新御徒町「熊ぼっこ」で餃子とビールと昭和歌謡♪

SNSで「餃子の美味しい店がある」いう情報を得た。

その店の場所は、都営大江戸線新御徒町駅から徒歩3分。

「熊ぼっこ」という名前の店だ。

僕は、最初にその名前を見た時、「なんだ、チェーン店か…」と思って、少し落胆した。

都内に、同名のラーメン店がたくさんあるからだ。

しかし、Webでいろいろと調べてみたところ、そうではないことが判明。

元々は、味噌ラーメンが人気のチェーン店だったようだが、今は皆、独立経営になっており、メニューなども異なっているとのこと。

そして、僕が訪れた新御徒町の「熊ぼっこ」は餃子が自慢…らしい。

ということで、先週末の会社帰りに訪れた。

店の間口は狭く、カウンターのみ。ちょっとしたラーメン屋にしか見えない。

先客は1人しかおらず、店員さんは、奥で新聞を読みながらくつろいでいた。

僕は、本当に大丈夫か…?と思いながら、「味自慢 >ーメン」となっている暖簾をくぐった。

しかし、いざ店内に入ってみると、そんな思いは払拭された。

独立経営になっても、やはり味噌ラーメンは看板メニューのようで、大きくプッシュされていたが…。

餃子は、それ以上の迫力で紹介されていた。

「自家製」と大きく書かれている上に、「皮はもっちもち」「具はジューシー」「おすすめの一品です」という手書き文字ポップまでついている。

店の自慢商品であることは間違いないようだ。

これは期待できそうだぞ。

僕は、いつものように餃子とビールを注文したが、餃子が出てくるまでのアテとして、何を注文しようか少し迷った。

メニューには、中華系の一品料理がなく、ラーメンかチャーハン、丼物だけ、

僕は基本的に、こういった主食系料理と一緒に餃ビーできないタチだからだ。

でも、大丈夫だった。

店の壁を見回していたら、絶好のおつまみを発見。

この4種類の中から、ネギチャーシューをチョイス。

ピリ辛で、チャーシューの旨味も抜群。もちろん、ビールには最高にマッチした。

僕は、カウンター席から、餃子が焼かれている状況を眺めていた。

注文時、店員さんから「餃子はちょっと時間がかかります」と言われたが、なるほど、かなり時間をかけて、丁寧に作られていた。

ネギチャーシューを食べ切ってしまっても、まだ、餃子は出てこなかったので、注文してから10分以上は経っていた筈。

でも、僕は全く退屈することがなかった。

店内にBGMとして流れる昭和歌謡が、とても心地良かったからである。

布施明の「落葉が雪に」、研ナオコの「あばよ」、野口五郎の「私鉄沿線」…等々。

僕が子供の頃に聞いていた、70年代の名曲たちが次々と流れ、なんだか心が和んだ。

餃子が出てくるタイミングでは、大好きだった桜田淳子の「気まぐれヴィーナス」がかかったので、僕は嬉しくて、一緒に口ずさんでしまった。

プピルーピ、プップップル。アーン♪

当時僕は、この歌詞の意味が全くわからなかったが、40年以上たった今でも謎だw

まぁ、こういった意味不明な歌詞は、歌謡曲の世界でよくあること(例/松田聖子「野バラのエチュード」トゥルリラ、トゥルリラ~♪)なので、意味を追及しても仕方ない。

歌謡曲は、インパクトが大事なのである。

そして、そんなインパクトのある昭和歌謡に負けないぐらい、出てきた餃子もインパクトがあった。

iPhone SE(第2世代)と比べてみると、そのインパクトがおわかりいただけるだろう。

ひとつひとつが大きくて、箸で持つとずっしり感がある。

囓ってみると…。

熱っ。

時間をかけて焼き上げられていただけに、その具は熱々。

肉汁はそれほどでもなかったが、たっぷりの肉が詰まっていて、実に食べ応えがある餃子だった。

下味はそんなについていないので、普通に酢醤油が合う。

流石「おすすめの一品です」と謳うだけのことはある餃子だ。

僕は、昭和歌謡に心を委ねながら、ひとくちひとくち、じっくりとその味を堪能した。

餃子とビールと昭和歌謡。その相性は文句なし。

僕にとっては、実に居心地のいい店だった。心がちょっと疲れたら、また立ち寄ってみよう。

プピルーピ、プップップル。アーン♪

スイーツだらけのエイド&フィニッシュ後には円盤餃子!「ふくしまシティハーフマラソン」のおもてなしが凄すぎる件

ランナーズonlineの記事を見て驚愕。

まさか、完走後に餃子をふるまってくれる大会があったなんて。

それも、福島名物の「円盤餃子」だというのだから、最高すぎる。

しかし僕は、完全にそれを見逃していた。痛恨だ。

RUNNETの購読を止めてしまって以降、僕は、マラソン大会情報にも疎くなっていたのだが、それがアダとなった。

餃子ランナーであるならば、絶対に出場すべき大会だった筈なのに、それを見逃してしまっていたことに自己嫌悪。

来年は絶対に出場するつもりだが、この轍を繰り返さないよう、自戒を込めてブログに書き残しておくことにした。

来年に向けて、レースの情報も仕入れておこうと、大会の公式Webサイトを確認し…僕はあらためて驚愕。

通常、ハーフマラソンの大会は、フルマラソンに比べて、エイドステーションでの補給食はシンプルになっている場合が多く、ほぼ飲料だけなどという大会もある。

しかし、この大会は違った。

ふくしまシティハーフマラソン2023【公式】

福島の名産品を中心としたスイーツ群が、何カ所にも渡って準備されていて、素晴らしいのひとこと。

15チームにわたる応援隊も、大きな力を与えてくれることは確実で、楽しく走りきることができそうだ。

そして、フィニッシュ後には…。

一度に500個を焼き上げるフライパンで作られた「特大円盤餃子」が食べられるというのだから、これを最高と言わずして、何と言おう。

今年のレースの模様は、地元のTV局がYouTubeで配信されている。

増田明美さんが、選手への応援コメント発表中にいきなり歌い出したのには驚いた。

しかし、増田さんにとっても、それだけ思い入れがある大会ということなのだろう。

ゲストランナーには、川内優輝選手も出場している。最高だ。

いやぁ、一緒に走りたかったなぁ…。

来年の大会も、今年と同じような形で開催されるかどうかは不明だけれど、少なくとも、円盤餃子は確実に出るだろうから、僕は絶対に出場するつもりだ。

制限時間(3時間)いっぱいで走っても、11時には終わるので、その後は、福島の街で、餃ビーを堪能できるというのが最高。

折角福島まで行くのだから、温泉へ脚を伸ばしてみるのもいい。

8年前には「満腹」へ行ったので、今度は別の店を開拓してみようかな。

二年越しの夢が叶った福島「満腹」の円盤餃子 - 餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

…などと、考えているとワクワクしてきた。今から来年の出場が楽しみだ。

鬼が腹を抱えて笑っているようだけど、気にしないw

韮菜盒子はパイ?お焼き?いやいやこれは「ニラ玉ジャンボ両面焼餃子」だーっ!【池袋/章記点心】

韮菜盒子は、中国東北料理のひとつ。

中国語では「ジウツァイホーズ」と発音するらしいが、日本人がそれを読むのは至難の業。

だから、東北料理店では、「韮菜盒子」という名前の横に「ニラ玉お焼き」とか「ニラ玉パイ」とか併記してあることが多い。

ニラ玉などを小麦粉で包んで焼いているため、ビジュアルだけなら、巨大な焼餃子にも見える。

ただ、両面焼きや揚げ焼きになっていたり、具がのっぺりと薄い感じになっていたりするので、普通の焼餃子とはちょっと異なっている。

だから僕は、これまでこの料理を注文した時も、「餃子っぽいけど餃子じゃない」という認識を持っていた。

しかし、愛読しているSNSのコミュニティで、餃子好きの主宰者が、とある店の韮菜盒子を激賞。

いやはやこれが、最高に美味しそうだったため、「買いに行くしかない!」と思い、この週末に訪れた。

店の名は、章記点心。

池袋駅北口から徒歩5分程度。劇場通りからちょっと脇に入った裏道にひっそりと存在している。

一応店内で食事もできるようだが、カウンター3席程度で、座りにくそうなパイプ椅子しかない。

店内飲食は「おまけ」で、基本はテイクアウト店と考えた方がよさそうだ。*1

ということで、この日は、テイクアウトして食べることに決めた。

店頭掲示のメニュー表。

僕が求めていた韮菜盒子は、なぜか、肉まん類(!)に分類されていた。

しかも(予約が必要です)と書かれていたので、ちょっと焦ったが…。

店の入口に、写真入りでプッシュされているぐらいだから、大丈夫だと信じた。

韮菜盒子に、ニラ玉パイと付記してあるのは、料理名を発音できない日本人向けの配慮だろう。

早速店員さんを呼び、「ニラ玉パイはありますか?」と尋ねると…。

「ニラ玉パイ?  今日はあります。」と言われ、2個入りパック(500円)を手渡された。

「今日は」ありますということは、やっぱり、予約が必要な限定商品ということなのかもしれない。

まぁ、でも、とりあえずあってよかった。

帰宅後…。

オーブントースターと電子レンジを併用駆使し、時間をかけて温め直した。

電子レンジだけだと、皮の「カリカリ感」がなくなってしまうからである。

具を包んでいる皮が、想像以上に柔らかく、しかも、たっぷりのニラ玉が包み込まれているため、裏返すのも一苦労。

ひとつは中身がはみ出てきたので、思い切って2つに切ることにした。

どうせ中身も撮影するつもりだったので、一石二鳥だ。

ちょっと苦労したが、なんとか具をこぼさずに盛り付け完了。

iPhone SE2との比較。いやはや、ほんとに堂々たる貫禄。

とにかく、ニラ玉の量がもの凄い。

僕がこれまで食べてきた韮菜盒子の中で最強レベルで、ニラ玉好きにはたまらない。

ちょっと拡大してみると、ニラ玉の一品料理にさえ見えてくる。

ニラ、玉子、そして桜海老。

具材はこの3つだけなのに、旨味が溢れていて、最高に美味しい。

ビールのお供としても、もちろん文句なしだ。

日本語での料理名は、「ニラ玉パイ」となっているが、どう見てもパイよりも餃子寄り。

これを「パイ」と呼ぶぐらいなら、「餃子」と呼んだ方が、日本人にはわかりやすいと思うんだけれどなぁ。

単なる餃子とは違うことを示すために、「ニラ玉ジャンボ両面焼餃子」などというネーミング推奨w

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

「章記点心」ニラ玉パイ 2個 *生のままで発送* 韭菜盒子
価格:600円(税込、送料別) (2023/5/22時点)

この料理は、楽天市場でも販売されている。

焼き方なども紹介されていたので、今度は生の韮菜盒子を買って、自分で焼いてみようと思う。

*1:SNSコミュニティで、店内飲食した主宰者も、居心地が悪かったと記している。

こだわりと優しさが溢れてる「横堀餃子」に大感激!【埼玉県三郷市】

以前から気になっていた店だった。

場所が埼玉県の三郷市で、僕の家からは1時間以上かかるため、これまでは、訪問をためらっていたのだけれど…。

先週。

折角のGW(yoza Week)なのだから、行くっきゃない!と思い立ち、餃子仲間を誘って、ついに訪問した。

店の名前は「横堀餃子」

場所は三郷で、マスターご夫妻の名字は井上さん。なのになぜ「横堀」餃子なのだろう。(聞いておけばよかった…。)

店内は明るく清潔な雰囲気。

カウンター席もあるので、ひとりでふらっと入っても楽しめそうだ。

僕らは、予約して出かけたので、片隅のテーブル席を確保してもらっていた。

何はともあれ、まずは乾杯だ!

餃子のメニューは多種多彩。

バリエーションが多いだけの店なら、それほど珍しくない。

大陸系の餃子店や餃子バルなどでも、十数種類の餃子を出す店は多々ある。

しかし、この店の餃子はひと味違っていた。

ひとつひとつに対するこだわりが、群を抜いているのだ。

そのこだわりは、店舗の公式Webサイトで熱く語られているし、メニューを見てもすぐわかる。

定番の「焼餃子」と「水餃子」は、奇をてらっておらず、シンプルなビジュアル。

しかし、その素材と具には徹底したこだわりが詰まっているように見える。

まずはそれを確認してみよう。

横堀餃子(焼餃子)と、しそ餃子。

外見上、どっちがどっちだかわからなくなってしまっている(餃子あるある)が、どちらも素晴らしかった。

定番の横堀餃子は、薄皮ながらもっちり。

その具は、野菜の食感をしっかり残しており、僕の好きなタイプの餃子だった。

下味もしっかりついているので、何もつけなくても十分に美味しい。

しそ餃子は、それにたっぷりのしそがプラス。しそ好きにはたまらない味になっていた。

追加で注文したエビ餃子(写真撮り忘れ…)は、外見のビジュアルこそ同じながら、囓ってみると、プリプリのエビと干しエビの風味がミックスされていて、これまた最高。

水餃子は、皮の食感が全く異なっていた。

それもその筈、この水餃子は、水餃子の命といえる皮を生かすために、焼餃子とは全く異なる製法で作られていたからだ。

そのつるんとした食感は、非常にあっさりしているのだけれど、いくらでも食べられそうなほど、味わい深かった。

定番系の餃子をあっという間に食べ尽くした僕らは、変化球に突入。

ネギ辛餃子。

餃子の上に、長ネギのラー油和えがトッピングされたものだ。

餃子とネギなのだから、相性は良いに決まっている。

さらにこの日は、週替わりの「まかない餃子」にもネギが登場していた。

ネギ塩餃子。

シャキシャキのネギに自家製の塩だれがかかっている。

同じネギ系餃子でも、ネギ辛餃子とはネギの刻み方も違う。流石こだわりの店だ。

いやぁ、ネギ好きにはたまらない。

カレー餃子。

皮の色合いからして、完全にカレーだし、囓ってみるとホントにカレーだった。(語彙力が…w)

僕はカレーも大好きなので、これは最高に気に入った。

このままでも十分に美味しかったが、餃子と一緒についてきた、自家製のカレー「ラー油」(写真撮り忘れ)をつけて食べると、これまた美味。

自家製みそダレ餃子。

甘辛な味わいが、シンプルな具や皮と見事に調和していた。

この店の餃子たちは、ひとつひとつが皆、自家製。餃子そのものは言うまでもなく、そのオプションにもこだわりが溢れている。

季節メニューのセロリ餃子。

今回、僕らのメンバーで一番好評だった餃子だ。

セロリは、餃子の上にトッピングされているだけではなく、具の中にもたっぷり詰まっていて、実に瑞々しい味わいを醸し出している。ざくざくした食感も最高。

5月いっぱいのメニューとのことなので、今月中にもう1度食べに行きたいと思ってしまった。

そして。

コク旨濃厚坦々水餃子が登場。

焼餃子、水餃子と並ぶ、この店の看板料理だ。

その魅力は、メニューでもしっかり語られていた。

だから僕らは、期待のハードルを大きく上げていたのだけれど、それさえも軽く超える逸品。

いやぁ、とにかく、このスープが旨いのだ。

流石《コク旨濃厚》のネーミングはダテじゃない。

前述の通り、水餃子の皮は、焼餃子と全く異なり、つるんとした食感になっているため、コクのあるスープのとの相性も抜群だった。

いやぁ、考え抜かれているなぁ。

モッツァレラチーズの揚餃子。

そのビジュアルは、揚餃子っぽくなくて、洋食のアペタイザーに出てきそうな感じ。

カリカリの食感と、具の濃厚なチーズがこれまた合う!

これもまた、自家製、特製のチーズ入りソースがついてきて、こだわりを感じさせた。

僕らは、あっという間にメニュー記載の餃子類を食べ尽くしてしまったため、周辺料理にも少しだけ手を広げた。

横堀焼小籠包。

餃子と小籠包は、親戚みたいなもの。餃子たちがあれほど美味しかったのだから、これも、もちろん美味に決まっている。

囓ってみると、口内にじゅわっと肉汁が溢れて幸せな気分になった

この店は、何もかもが期待を裏切らない。

裏メニューとして告知(?)されていた、ゆで餃子。

焼餃子をゆでたものであり、水餃子とは異なる。これはこれでまた、一風変わって美味しかった。

その後僕らは、まだ胃に余力があったため、これまで食べた中で、特に気に入った餃子をリピートすることにした。

ここで他のメニューにいかないで、餃子をリピートするところが、餃子仲間たちの素晴らしいところだ。

メンバーの支持を集めたのは、セロリ餃子とコク旨坦々水餃子。

それに加えて、僕が強力にプッシュしたカレー餃子を追加注文した。

コク旨坦々水餃子は、水餃子を食べ終わった後、春雨かご飯を入れることが出来ると言うことだったため…。

ご飯を入れてもらってリゾット風に。

スープがとにかく旨いのだから、これはもちろん最高に決まっている。

デザートは、自家製アイスクリームと杏仁豆腐。

僕は杏仁豆腐を食べたのだけれど、濃厚でミルキーで実に美味しかった。

餃子類コンプリート+αで、夢のような至福の3時間。

僕らは、この店のこだわりと優しい味わいの餃子たちに癒やされて、夢のような、至福の時間を過ごすことができた。

会計後、マスターからは、「横堀餃子」イラストのステッカーとマグネットシールをいただいた。

入口まで見送っていただき、大感激だ。

何もかもにこだわりがあって、美味しいし、安らげるし、暖かい気持ちになる、最高の店だったなぁ。

店に置いてあったリーフレット。

帰宅後に眺めていたら、また、行きたくてたまらなくなってきた。

電車で1時間超かかっても、十分行く価値のある店だし、いざとなれば、家から走って行くという手もある。

店の近くには、天然温泉もあるようなので、今度はロングランのフィニッシュ地点として、訪れてみようかと思っている。

GW最終日。コナモンの日。だから「餃子と粉」について語ろう。

今日は、GW最終日。

GWが、すなわちGyoza Weekであることは、餃界の常識。

僕は餃界人ではないが、餃子ランナーの端くれである以上、やっぱりGWの総括が必要だろう。

ということで、今日は(今日も?)GW中に訪れた餃子店のことについて書こうと思っていた。

しかし、いつものように、アレクサに「おはよう」と挨拶すると、こんな答えが返ってきたので、方針変更。

おはようございます。

今日は、コナモンの日です。5を「こ」、7を「な」を読む語呂合わせにちなみます。

たこ焼き、お好み焼き、うどんなど、粉を使ったもの、捏ねているもの、がコナモンの由来だそうです。

そうか。

今日はコナモンの日だったのか!

「コナモンの日」について、僕は、11年前にこのブログでも言及しており、記念イベントにも参加している。

しかし僕は、今日がコナモンの日であることをすっかり忘れていた。

あぁ、歳はとりたくないものだ。(タメイキ)

GW最終日、そして、コナモンの日であるということならば、やっぱり「餃子と粉」について語らないわけにはいかない。

アレクサの「コナモン例」にはあがっていなかったけれど、餃子は、紛れもなく、コナモン一族だからである。

そのことについては、日本コナモン協会が、自社Webサイトで明記している。

(コナモンとは)主として、穀類や豆類を粉にしたものを調理した食べ物。
そうめん、うどんなどの麺類から、パン、パスタ、ピッツァ、餃子、豚まん、小籠包など欧米、中華の小麦粉製品をはじめ、そば粉、米粉、トウモロコシ粉、キャッサバ粉、きな粉などでできた各地のメニューをさします。

コナモン何もん? What is Konamon? | 日本コナモン協会 公式サイト

日本コナモン協会なんて知らないぞ!という御仁もあろうかと思うが、大丈夫。

僕も、今日のエントリーを書き始めるまで知らなかったしw

ともあれ、餃子がコナモン一族であることは歴然であり、反論の余地はない。

餃子は、小麦粉などで作られる皮と、多彩な具が織りなすハーモニーがあってこそ成立する料理だからだ。

巷には、手羽餃子などといった、餃子でも何でもない「エセ餃子」「偽餃子」が跳梁跋扈しているが、僕はその存在を全く認めない立場をとっている。

その理由については、過去のエントリーで力説させていただいた。

僕に言わせれば、あんなものは餃子でもなんでもない。単なる「豚挽肉、ニンニク、キャベツなどの具が詰め込まれた手羽先」じゃないか。

あれを餃子と呼べるなら、手羽春巻や手羽コロッケだって成りたたないとおかしい。例えばポテトコロッケの具が手羽先の中に入っていたら、手羽コロッケになるのか?ならない筈だ。

ありとあらゆる面において、手羽餃子を餃子と呼ぶ論理は破綻している。

そもそも主食、完全食となりうる餃子を、手羽先のおまけのように扱うな!断じて納得できない。

手羽餃子には納得できない - 餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

僕がこのエントリーを書いたのは10年前だが、悲しいことに、今も尚、手羽餃子は一定の市民権を得ている。納得いかん!責任者を呼べ、責任者を。

何でもありの居酒屋が「手羽餃子」をメニューに加えるのは、まだ仕方がないとしても、餃子専門店のメニューもあったりするのが嘆かわしい。

餃子専門店を謳っている店が、餃子でも何でもないものを、いかにも餃子であるかのようにメニューとして用意しているのは、大問題なんじゃないか。

JAROに訴えたいレベルだ。

僕らは今こそ「餃子はコナモンだ!手羽餃子は認めない」運動を起こすべきだろう。

日本コナモン協会に、陳情書でも出してみようかと思うw

「餃子天国」(立川)の肉塊餃子に圧倒された、GWの一夜

ここ数年、コロナ禍の影響で、寂しいGW(Gyoza Week)が続いていたけれど、今年は、久しぶりに活気が復活した。

餃子好きにとっては、天国のような状況が戻ってきたのだ。

ならば、天国に行ってみよう!

…ということで(ちょっと無理矢理w)僕は、長年の課題店だった立川「餃子天国」を訪れた。

年季が入ったマンションの1F。

さながらスナックの看板のような感じで、その店はさりげなく存在している。

「餃子天国」は、ここ立川の地において1971年に創業し、このマンションに移ってからも、もう25年が経過している超老舗なのだ。

数年前。

映画「ボヘミアン・ラプソティ」のロードショー期間中、立僕は、毎週のように立川を訪れていた。

立川シネマシティでの、スタンディングライブ上映に参加するためだ。

立川は、餃子好きの聖地でもあるから、映画鑑賞の後に、さまざまな餃子店も行ったが、この「餃子天国」は未訪問だった。

正確に言うと、「りん屋 はなれ」を訪れた後、ふらりと立ち寄ってはいるのだけれど、餃子のサイズが巨大なので、とても1人前(5個)を食べられる余裕がなく、断念。

その後も、行こう行こうとは思っていたが、どうせ行くなら、大人数で、多種類の餃子を食べたいと思い、今年に至ってしまっていた。

しかし、ようやく今年のGWに念願が叶った。同行してくれた餃子仲間に感謝、だ。

天国の入口は、昭和にタイムスリップした事務所のような趣があった。

しかし、ひとたび扉をくぐれば、ごく普通の居酒屋内装で、かなり賑わっていた。

店の奥には座敷席があり、僕らはここを予約していた。

この店の大きな特徴は、そのメニュー構成。

酒類は多種多彩。

一番搾りとエビス黒生のハーフ&ハーフなんてものまであるが…。

料理メニューは、ほぼ餃子一色。

餃子以外の料理は、お新香と冷やしトマトしかない。デザートのアイスクリームを含めても、3種類しかないのだ。

しかし、それで50周年以上続いているのだから、いかにこの店の餃子が、特別で美味しいということの証明だろう。

メニューに関しては、去年の10月、非常に大きな改定が行われている。

それまでは、5個単位でしか注文できず、しかも、「注文は最初の1回のみ。原則追加は禁止。」という非常に厳しい制限があったため、実にハードルが高かった。

その制限が、何と突然なくなった。

最初にいくつか注文してみて、腹具合に応じて追加注文ができるようになったのだ。

さらに、それまでは1皿5個単位しかなかったのだが、3個単位で注文ができるようになった。

1個1個が巨大な餃子だけに、この変更は非常に大きい。

これならば、ひとりでふらっと訪れても、なんとか完食することができそうだ。

ただ、今回僕らは5人で訪れたため、最高のシチュエーションで餃子を味わうことができた。

まずは、何はともあれ、乾杯。

乾杯のジョッキは4つしかないが、このあとほどなくして5人揃ったので、あらためて乾杯している(^^;

この店の餃子は、注文を受けてから手包みして作られるため、提供されるまでは多少時間がかかる。

だからまず僕らは、オーソドックスな「ポーク」と、数量限定の「カニ」、そして「海老」などを注文した。

それから15分程度、積もる話に花を咲かせていると…。

巨大餃子(ポーク)がやってきた!

「餃子の長さ」だけなら、もっと大きな店はいくらでもあるが、この店の餃子が凄いのは、その厚み。

実にぷっくりとしており、その中には、溢れんばかりの具が詰まっているのだ。

具がものすごいボリュームなのに、皮が薄いのも特徴で、だから、箸で持つとすぐに剥がれてしまう。

こんな感じw

頼りない薄皮の内側には、肉の塊がたっぷりと詰め込まれており、ハンバーグかこれは?と思ってしまうほど。

この店の餃子は、皆、豚挽肉がたっぷりと詰まっているから、「ポーク」に関しては、まさに、豚挽肉一色となる。

そりゃぁ、ハンバーグみたいに感じるわけだ。

具があまりに濃密すぎるため、これで皮が分厚かったら、とても個数は食べられない。

だから、この皮の薄さは、緻密な計算に基づくものだと思う。

この店の餃子は、肉塊を中心とした具を、思う存分味わうものなのだ、きっと。

その後も、巨大餃子は続々登場。

外見は全く区別がつかないが、囓ってみると、大きな違いはすぐわかる。

それぞれのメイン具材がハンパなく入っているからだ。

カニ肉は、豚肉に負けじとたっぷり詰め込まれていたし…。

海老も、豚挽肉の塊の間に、ゴロゴロと埋まっていた。(この写真ではちょっとわかりにくいけれど…。)

皮のインパクトが薄い分、メインの具を包み込む豚肉の印象が常に残る。

いやはや、これは凄い餃子だ。

僕らは、この他に「やさい」や「ほたて」を注文したが、どんな具の餃子を注文しても、豚肉の塊がそれらを包みこんでいるため、必然的にお腹にたまる。

ということで…。

このトマトが旨かったことといったら!

「箸休め」という美しい日本語は、こういう時のために使うのだ、きっとw

どんな具材の餃子も非常に美味しかったのだが、会の後半、僕らはちょっとしたジレンマに陥る。

折角餃子専門店を訪れたのだから、できるだけ多くの種類の餃子を食べたい。

しかし1個1個のボリュームが巨大なので、食べきれるかどうかという不安が生じるのだ。

僕らは5人で訪れたため、原則、1皿食べる毎に、1人分の割当は1個。

後半になると、「食べたいけど、1個はちょっと…。」という雰囲気になってきたので、悩ましかった。

「種類は食べたい。でも、1個はきつい…」という問題を解決する、画期的な解決策を、僕らは発見した。

この店の餃子は、半分量でも他の店の1個分を凌駕している。

皮はどうせすぐ剥がれるので、見た目もあんまり問題ない。

ならば、1皿3個を注文して、それを2つに切れば6個になるので、それを5人で分ければいいじゃないか!

余った1個は、その具を特に気に入った人が食べれば解決。

1皿5個に比べて、3個はちょっと割高になるのだけれど、残ってしまうよりは断然良い。

ということで…。

ニンニクとチーズを注文。

ニンニクは、スライスされたものが、これでもかというぐらいに入りまくっていて、強烈。

僕は、ニンニク好きなのでたまらなかった。

チーズもこれまたインパクト抜群。

豚肉餡との相性はもちろん申し分なく、これもまた最高に美味しい。

僕は、どちらも追加注文したくなってしまったほどw

この2つは、前半に注文して、1個食べた方がよかったかもしれないなぁ…。

結論。

この店の餃子を攻略するには、注文時に、戦略を持って訪れる必要がある。

また、人数が多ければ多いほど、注文方法に融通が利くので、多人数での訪問(できれば5の倍数人数)が吉だ。

10人…いや15人ぐらいで訪れて、肉塊餃子を食べまくりたい。

【日本橋小伝馬町】路地裏の町中華「 華(はな)」でビール泥棒の小品たちと焼餃子

東京メトロ日比谷線、小伝馬町駅から徒歩3分。

駅からは近いのだけれど、路地裏にあるため、ちょっと見つけにくい店だ。

店の名は、「華」

ただ、「中華料理」の「華」と重なってしまうためか、店頭では、ひらがな表記の「はな」になっていた。

店名に引っかけて、電話番号の末尾4桁は、8787(ハナハナ)。

僕は一瞬、せんだみつおのギャグを思い出したが、よく考えてみたら、ちょっと違った。

若い人にはわからないだろうなぁw

僕が入店したのは、午後6時台の明るい夕間暮れ。

夕食タイムにはちょっと早い感じではあったのだけれど、店内は、結構賑わっていた。

間口の狭い店だったが、処狭しとテーブルが並んでいて、意外と席数がある。

テーブル席の奥には、カウンターと厨房があった。

僕は、カウンターの片隅を確保。

調理風景を見ながら料理を待つことができるので、ひとりの時はカウンターがいい。

やおら、メニューを眺める。

町中華にしては珍しく、おつまみ類が非常に充実しているのが素晴らしい。

僕は、もちろん焼きギョーザとビールを注文したが、餃子が焼き上がるまでの《繋ぎ》として、「きゅうりの辛味和え」と「ザーサイ」もプラス。

2品頼んでも500円。安い。

こういった手頃なビールのアテが手軽に注文できる店は素敵だ。

ただ、まとめて2品頼んでしまったのは、ちょっと失敗だったかもしれない。

なんとなれば…。

ビールのお供には、こんなものが一緒についてきたからだ。

鶏もも肉の照り焼き。これがもう、抜群に美味しかった。

4切れもあって食べ応えがある上に、下にはレタスが敷かれており、辛子までついている。

大瓶633のビールにこれがついて650円なのだから、非常にお得感があった。

続いて出てきた「きゅうりの辛味和え」と「ザーサイ」も最高。

きゅうりは、そのピリ辛加減がビールとの相性抜群で、「ザーサイ」は、塩味もネギとのコンビも絶妙。これまた文句なし。

おつまみとしては、どちらも完璧な仕事をしている。

いやぁ、これはビールが進む店だぞ。

そして。

焼餃子が登場!した。

ビール(2本目)との共演。

僕は、最近めっきり酒が弱くなってきている上、ひとりで飲むと酔いの回りが早いため、町中華で2本飲むことは滅多にない。

しかし、この店ではどうしても我慢できなかった。

餃子に先駆けて出てきたおつまみ群が、ビール泥棒すぎたからだ。

小品ばかり、たった3品だったのだけれど、どれもこれも文句なし。

だから僕は、俄然、餃子にも大きな期待を抱いた。

焼餃子は、ヒダが美しく、丁寧に作られている。

囓ってみると、干し海老の風味が感じられた。僕の好きなタイプの餃子だ。

下味はそんなに強くないので、普通に酢醤油が合う。

そしてもちろん、ビールとの相性も文句なかった。

この店のおつまみ群は、なんでも旨いに違いないと僕は確信した。

だから、他にも色々食べてみたかったのだけれど…。

ビール2本でお腹が膨れてしまった上に、意識もちょっと朦朧としてきたので、残念ながら打ち止め。

次回訪問時は、胃と腸をしっかり鍛えてから、ビールとおつまみ群を堪能したい。

【赤羽】餃子バル「RENBOW」で《焼・水・揚・炊》餃子7種を堪能。

赤羽駅から徒歩3分。

都内屈指の飲んべえストリート、赤羽一番街の中にある餃子バル《RENBOW》に行ってきた。

宵の口だったにも関わらず、外テーブルも含めてほぼ満員の大賑わい。

かなりの人気店になっているようだ。

僕は、予めネットで2Fテーブル席を予約していたので問題なかったが、ふらりと立ち寄ったら、入れないところだった。

席に座ってホッと一息。まず、何はともあれ…。

ビールで乾杯。

仕事の後のビールって、どうしてこんなに美味しいんだろう。

まぁ、仕事なんかしてなくても、ビールはいつでも最高なんだけど。

お通しとして出てきた、鶏の煮込みがいきなりヒット。

箸で崩れるほど柔らかく煮込まれた鶏がゴロゴロ入っており、スープも濃厚でとても美味しかった。

330円のお通しとしては、ボリュームも味も文句なし。これならば、他の料理も期待できそうだ。

この日は、できる限り多種類の餃子を食べようと決めていたが、多量の炭水化物摂取前に、まず、野菜。

パクチーグリーンサラダ。

淡泊になりがちのグリーンサラダが、パクチーの参加で強烈なインパクトに変わる。

パクチー好きにはたまらない。

茶豆。茹でたて、熱々。塩加減も絶妙。

主役(餃子)の登場前に、ビールが進んでしまった。

餃子の種類は多種多彩。焼餃子、水餃子の他、炊き餃子もあるのが嬉しい。

揚げ餃子も含めて、全16種類。

どれもこれも食べたくなって困ったが、まずは、メニューで《ド定番》となっていた、この餃子からスタート。

富士桜豚の肉汁焼餃子。

肉汁が飛び出るタイプの餃子ではなかったけれど、肉の旨みが十分に感じられて、添付の酢醤油をつけなくても、十分美味しかった。

丸ごと海老餃子。

海老の尻尾が飛び出していて、丸ごと感を強調している。

プリプリ海老と肉のバランスも良くて、実に食べ応えのある餃子だった。

一緒についてきた、ごま油ベースのタレと海老との相性が抜群。

鶏挽肉のパクチーズ餃子。

パクチーの強烈なインパクトと、マイルドな鶏肉が好相性。タレとしてついてきた、スイートチリソースがこれまた絶妙。

いやぁ、よく考えられているなぁ。

ネギだく揚げ餃子。

たっぷりネギの風味が、揚げ餃子にぴったり。そしてもちろん、ビールにも最高に合う。

坦々炊き餃子。

炊き餃子は、町中華などではまず見かけない料理なので、貴重だ。

じっくりと煮込まれたスープの味わいが、炊き餃子の特徴.。

坦々スープは実に濃厚で、しゃきしゃきのもやしとともに、餃子の味をしっかりと包み込んでいた。

このスープは、麺を入れて担々麺にしても美味しいだろうなぁ。

アラビアータ水餃子。

ピリ辛のトマトソースと餃子が好相性。

僕は一瞬、ミートソースのパスタを食べているような錯覚に陥った。

しかし、よく考えてみると、それも納得。

水餃子の具は、シンプルな挽肉ベースだったので、小麦粉、挽肉、トマトソースの組み合わせ。

となれば、ミートソースのパスタと変わらないじゃないかw

ゴルゴンゾーラ水餃子。

ゴルゴンゾーラチーズのソースがたっぷりかかった水餃子。これは、もう、完全にパスタ料理だ。ソースの濃厚さがたまらない。

このソースがあれば、いくらでも水餃子が食べられると思うほど、気に入った。

この日は、全16種類の餃子のうち、7種を食べたのだけれど、どれも工夫がこらされていて、とても満足だった。

店の雰囲気も良かったし、残りの9種類も食べてみたいので、機会を見て再訪したいと思う。

餃子超人オガサワラガクさん主催の「餃子ナイト」に参加!

餃子好きであれば、絶対に見逃せないブログが2つある。

膨大な餃子コンテンツを誇る、正統派王道ブログの「東京餃子通信」と、もうひとつは…。

今夜も餃子とブギーバック

餃子超人のオガサワラガクさんによる、「今夜も餃子とブギーバック」だ。

僕は、なんとも小粋なタイトルに惹かれて読み始めた時から、その魅力にハマってしまった。

餃子に対する表現力が半端ではなく、かつ、ユーモアセンスも抜群なので、とにかく面白い。

そしてもちろん、餃子に対する愛が溢れている。

あぁ、こんな表現ができたらなぁ…こんな文章が書けたらなぁ…。

僕は、いつもそう思いながら、このブログを読んでいた。

残念ながら、最近あまりブログはあまり更新されていないのだけれど、コンテンツは、Instagramにアップされ続けている。

https://www.instagram.com/kebab/

Instagramの場でも、その面白さは健在なので、僕はもちろんフォローして愛読中だ。

餃子超人のオガサワラガクさんは、餃子を「食べる」だけではなく、「作る」人でもある。

今週、4月11日。

そんなガクさんが餃子を作って焼くイベント《餃子ナイト》が行われることとなった。

 
 
 
 
 
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開催場所は、池尻大橋にある若者向けストリートバー「LOBBY」。

僕のような野暮ったいオッサンにとっては、ちょっと敷居が高かった。

しかし、ガクさんの作った餃子が食べられるとなれば、やっぱりこれは行かずにいられない。

イベントの開催は19時からだったが、逸る気持ちを抑えきれず、その30分前に到着すると、誰も並んでいなかった。

当然まだ開店前だったので、入口の写真だけ撮って近所をぶらぶらし、19時5分前に戻ってくると…。

若者たちの大行列になっていた。

僕は一瞬、おとなしく並んでいなかったことを悔やんだが、常連の方々に先駆けて入るのも気が引けたので、「まぁ、入れればいいや」と思い直した。

入店。

店内は、スタンディングとなるカウンターと、壁際の丸テーブル席。

店の奥にもテーブル席、そして、2Fには団体向けの席があるようだ。

それらの席はあっという間に埋まり、店の前にも行列が残っていたので、少し遅れていたら、1巡目で入れないところだった。

僕は、ホッとしてカウンターの場所を確保。

店員から、「まず何か飲み物を注文して欲しい。」と言われたので、クラフトビールを選んだ。

僕の前に、《餃子ナイト》のチラシが配布された。

焼餃子が3種類。

  • (A)キャベツがおいしい餃子
  • (B)パンチのある餃子を大葉と
  • (C)旨みたっぷりのラム餃子

僕は、迷うことなく3種類をまとめて注文した。

どれも美味しいに決まっているし、並んでいた人数を考えると、提供までに時間がかかることは確実だからだ。

実際、3種類が出てくるまでにはとても時間がかかった。

(B)などは、あっという間に完売してしまったようなので、この決断は正解。

待ち時間はとても長かったけれど、僕は全く退屈しなかった。

僕が選んだカウンターの場所からは、餃子超人のガクさんが調理をする風景を、ずっと見ていることができたからだ。

ガクさんは、たったひとりで3種類(水餃子も含めると4種類)の餃子を作り続けていた。

黄金色に焼かれた餃子。いやはや美しい。

そのとりわけまで行っているのだから、いやはやこれは大変だ。(この作業については、後にバーのスタッフに引き継がれていた。)

入店後20分ぐらい経ったろうか。

クラフトビールが2本目に突入した頃…。

メニューナンバーB「パンチのある餃子を大葉と」がやってきた。

しっかり焼かれた餃子の焼き色も、傍らに添えられた大葉の彩りも、実に美しい。

ちょっと小ぶりな筐体ではあるが、具がパンパンに詰まっていて、見かけより食べ応えがある。

具にはしっかりと味がついていて、口内に肉汁が溢れる。

確かにこれは、パンチのある餃子だ。肉の旨みを十分に引き出しながら、野菜の甘みもしっかりと備えている。

大葉で包み込むように食べるのが、これまた最高。

いやぁこれは、実にレベルの高い餃子だ。

それから10分ぐらい経過。2番目の餃子がやってきた。

メニューナンバーA。「キャベツがおいしい餃子」の登場だ。

B(大葉餃子)と同じように作られているようだったのだけれど、実際は、皮の食感が全く違っていた。

いやぁ、もう、この、カリカリ感が絶妙すぎる!

こんがりと焦げた皮のクリスピーっぷりが、最高の食感を醸し出しているのだ。

具の食感も素晴らしい。

ザクザクのキャベツが、これまた魅惑的な食感で、クリスピーな皮と見事に調和している。

僕は、餃子の食感にこだわるたちなので、この餃子にはノックアウトされてしまった。

それからさらに20分経った頃ぐらいだろうか。

メニューナンバーC。「旨みたっぷりのラム餃子」がやってきた。

黄金色に焼けて、もちもち感を感じさせる皮。これまた違ったタイプの餃子だ。

囓ってみると、確かに、その名の通り、ラムの旨みがたっぷり詰まった餃子だった。

一緒についてきた《ゴマだれ》が、その旨さをさらに引き立ててくれる。

皮の食感は、見た目通りにもちもちで、大葉餃子やラム餃子と異なっていた。

もちろんこれも最高だ。

流石、餃子超人オガサワラガクさん特製の餃子だけあって、三種三様、どれも申し分のない味わいだった。

もう一皿づつくらい注文したかったし、水餃子も食べたかったのだけれど、それは叶わなかった。

入店客全員が餃子を注文しているというのに、餃子を焼けるコンロは2つだけ。

しかもガクさんが孤軍奮闘している状態なので、その提供までにはかなりの時間を要するからだ。

どんなに待っても、待つだけの価値はある餃子なのだけれど、僕は翌朝が早く起きなければいけない(まぁ、勝手に起きちゃうんだけど)こともあったので、断念。

会計の際、ガクさんから「ありがとうございます」と、声をかけていただいた。

めちゃめちゃ忙しい状態だったのに、写真撮影も快諾していただき、感謝感激。

店を出ると、若者たちの行列ができていた。

僕の「場違い」感は否めなかったのだけれど、でも、参加してよかった。

餃子好きであれば、絶対に後悔しない、最高のイベントだったからだ。

またいつか開催されたら、今度は、餃子好きの友人を誘って訪れたい。

【駒込】中華水雲居の「手延べでっかい餃子」で、お腹がはち切れそうになった話

JR山手線「駒込」駅から徒歩3分。

雑居ビルの中に、その店(中華水雲居)はさりげなく存在している。

歩道添いの案内板がなければ、見過ごしてしまいそうだ。

過日、飛鳥山公園で花見ランをした日、フィニッシュ後に餃ビーをするべく、辺りを散策していたら、僕は、この案内板に出会った。

興味を惹かれてビルの中へ。

店の入口は、いかにも大陸系と言った趣だった。

僕は、日本ならではの町中華を愛しているが、こういった大陸系の店も嫌いじゃない。

入店。

店内はテーブル席のみ。

全18席なので、それほど広い店ではないが、午後2時頃という中途半端な時間帯だったのに、ほぼ満席。

僕が入店した後は、外で何人かが待っていたので、なかなかの人気店だ。

店内のホワイトボードでは、いかにも大陸系っぽい、ボリュームたっぷりの定食が案内されていた。

しかし、僕がこの店に入ることを決めたのは、定食が食べたかったわけではなく…。

このメニューだった。

餃子には、「手延べ」「でっかい」という2つのパワーワードがついていて、実に魅力的だ。しかも、生ビール(中)が310円と激安。

これはまさに、餃ビーしてくれ!と言わんばかりではないか。最高だ。

まぁ、そんなことを言われなくても、もともと餃ビーするつもりではあったのだけれどw

テーブルにあった写真つきメニューで、「手延べ」「でっかい」餃子のビジュアルを確認。

いやぁ、これはかなり期待できそうだぞ。

僕は、ノーマルのでっかい餃子を焼餃子で、エビ餃子を水餃子で注文。

折角来たのだから、もう1品(ホワイトボードにあった、とりとかパクチーとか)頼もうかと思ったのだけれど、とりあえず、2皿食べてみてから考えることにした。

結果的には、これが大正解だった。

15分ぐらい経った頃…。

焼餃子が登場!

ひと目見ただけで、たっぷり詰まった具とぶ厚い皮が想像できる、魅惑的なフォルム。

まさに「手延べ」「でっかい」という名前を裏切らない、魅惑的な餃子だ。

続いて…。

水餃子も登場!

これも、皮のインパクトが強烈。「手延べ」の名前はダテじゃないと思える餃子だった。

310円の格安中ジョッキと競演。いやぁ、もう、たまらない。

僕はこの至福を味わうために走っている、生きているのだ。

手延べでっかい餃子は、見た目のインパクトも抜群だったが、ひとくち囓ってみて、僕はさらに衝撃を受ける。

分厚い皮にたっぷりの具が詰まっていて、見た目以上に食べ応えがある。

肉汁もたっぷり封じ込まれていて、何もつけなくても十分に美味しい。

いやはや、これはレベルの高い餃子だぞ。

エビ水餃子はさらに強烈。

この皮の分厚さに注目して欲しい。

水餃子になると、皮のもちもち感が増して、その存在をさらに主張する。

プリプリ海老の存在感も素晴らしかったのだけれど、とにかく皮が凄い。分厚すぎるのだ。

僕は常々、小麦粉の皮こそが餃子の命だと主張している。

だから、手羽餃子なるマガい物を認めないのだけれど、そんな僕でも、この皮はちょっと行き過ぎと思えるぐらい、存在感を放っていた。

もちろん十分に美味しかったし、ビールにも合ったのだけれど、いかんせん、お腹にたまった。

本当はもう1皿ぐらいいくつもりだったのだけれど、お腹の中が小麦粉で悲鳴を上げていたため、これで断念。

もっと胃を鍛えなくちゃなぁ…。

ということで、他のでっかい餃子については、次回訪店時の楽しみにすることにした。

このでっかい餃子なら、餃子1皿とビールでも十分お腹いっぱいになる上、価格は800円台に納まるので、申し分のないコスパ。

餃ビー好きなら、見逃せない店だ。

【宮崎台】「餃子舗 北京」の激ウマ春キャベツ餃子で、餃ビーできなかった痛恨【再訪必至】

 【前回のあらすじ】

氷雨が降りしきる3月下旬の週末。僕は、かねてから行きたい店だった、宮崎台の「北京」を訪れた。行列必至の人気店だが、こんな悪天候なら空いているに違いないと思って訪問。その思惑は見事に当たり、開店15分前の到着で1番乗りだった。

僕の目当ては餃子だったが、常連の方々から「この店のタンタンメンは絶品だから、絶対に食べておいた方がいい」というアドバイスをいただいたので、素直に従って注文。

果たしてその味は、実に素晴らしかった。とろとろのあんかけで熱々、そして激辛。僕は、何度もむせ返ってしまったが、氷雨に凍えた身体を温めてくれる、最高のタンタンメンだった。

とろとろ激アツ!「北京@宮崎台」の特製絶品タンタンメン 

タンタンメンと並ぶ、この店の看板料理。

行列に並んでいた常連の方々が、漏れなく注文していた焼餃子は、期待に違わぬ魅力的なビジュアルでやってきた。

焼き色にちょっとばらつきはあるけれど、全体的に「よく焼き気味」で、それが実に魅力的。

二大看板の共演。

餃子の数が1個減っているのは、実は餃子の方が先に提供されたため。

タンタンメンが出てくるまで、待てずに1個食べてしまったのだw

焼餃子を一口囓った瞬間、僕は、あまりの旨さに痺れていた。

その具は、口の中でとろけるほど柔らかいのに、野菜の歯ごたえもしっかり感じられて、絶妙。

こんな食感の具は、なかなかない。カリカリ薄皮との相性も抜群で、これはもう芸術品の域だ。

しっかりと下味がついているので、何もつけなくても実に美味しい。*1

僕は、とりわけキャベツの食感と甘みに痺れたが、それもその筈、具の中のキャベツは…。

この時期限定、三浦半島の旬な「春キャベツ」を使っていたのだ。

もちろん、平常期の餃子も美味しいのだろうけれど、旬の食べ物は、さらに魅力をプラスしてくれる。

いやぁもう、これはほんとに最高だ。

あぁ、氷雨の中を遠征してきて良かったと思えるほど、僕は感動してしまった。

ただ…。その一方で痛恨の思いも抱いている。

この餃子は、カリカリの皮とジューシーな野菜の具を兼ね備えているから、言うまでもなく、最高にビールが合う、筈。

僕は、この日午後から所用があったため、ビールは飲まないつもりでいたのだけれど、これだけ美味しい餃子に出会ってしまった以上、飲まずにいられるものか!

そう決意したものの、結局僕は、餃ビーを実現できなかった。

貧弱な僕の胃は、タンタンメンと餃子で満杯になり、ビールを受け入れられなかったのである。

仮にも餃子ランナーを名乗っている以上、もっと胃を鍛えなければいけないなぁ…。

ただ、僕はすぐに気持ちを切り替えた。

宮崎台は確かに遠いが、再訪すればいいだけのことだ。

今度訪れるときは、会社帰りに、お腹を十分に空かせて、最高の餃ビーを堪能しよう。

*1:つけるなら味を邪魔しない酢胡椒だが、個人的には、そのままの方が気に入った。


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