餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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走れない…からやせる法則

毎日、起きてすぐ体重を量るのが、僕の日課だ。

体重は、1日の間でも、食事や排泄、運動でかいた汗などによって大きく変動するため、同じ状況で計測し続けなければ意味がないと思っている。

フルマラソンにおいては、体重が1kg減るとタイムが3分縮まるという俗説(?)があるため、僕は、体重にこだわってきた。

ただ…それが成功しているとは言い難かった。

練習でロングランを行った翌日などは、グッと痩せているんじゃないかと思っていた時期もあったが、それは大きな誤解だった。

「ランニング(だけ)では痩せない」というのが、僕の経験上の教訓だ。

そもそも、フルマラソンの翌日、いや、ウルトラマラソンの翌日だって、僕の体重は増えている。

それはそうだろう。

僕は、マラソンを「食べるスポーツ」だと思っているので、レース前日は思いっきりカーボ(主に餃子)ローディングをするし、レース後も、「自分へのご褒美」「打ち上げ」と称して食べまくる。

レース中だって、給食エイドには必ず寄って欠かさず食べている。

ダイエットは運動1割、食事9割 という類の本が、ベストセラーになっていて、僕も読んだことがあるのだけれど、それによると、「フルマラソンを走っても、消費するカロリーは2,000kcal程度に過ぎない」と言う。体脂肪も殆ど燃えない、との旨。

それなのに、レース前後に食べまくっていては、完全にカロリー過多なのである。

しかし、それは大きな問題ではない。

僕にとって、目標としているレース「後」に太るのは、仕方ないと思っているからだ。レース「中」においても、勝負のために必要な栄養素を取得しているだけであり、何の問題もない。

ただ、それはあくまでレースにおいての話。

練習で、少しロングランをしたからと言って、ご褒美に食べたり呑んだりしていては、痩せる筈がない…というのが僕の経験則だった。

ただ、やっぱり走ればお腹が空くし、「今日はかなり走ったから食べてもいいだろう」という錯覚が生じるのも事実。

ということで、僕はなかなか痩せることができなかったのである。

そんな僕が、この1週間以上、走れなくなってしまった。すると、不思議なことに…。

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体重はゆっくりと減少傾向に入った。

その理由は、おそらく、いままで書いたことの逆転現象。

何しろ「走っていない」のだから、ご褒美の食事…という発想が生まれない。そればかりか、食事に気をつけなければ、無駄に太ってしまう、という意識が出てくる。

運動不足は、ウォーキングや筋トレでカバーしながら、かつ、食事を意識しているのだから、やせるのは当然、という気もしている。

ただ、喜んでばかりもいられない。

僕は、もともとそんなに太っているわけじゃなく、むしろ痩せ形。

いわゆる「デブだからやせたい!」というわけじゃなく、「早く走りたいから、もっとやせたい!」と思っていただけなのだ。

走れない状態で、ただ、体重だけが減っても、全く嬉しくない。

まともに走れるように、しっかり練習もできるようになってこそ、体重の減少に意味が出てくる。

いつか再び、ベストの体重で、タイムを狙える日が来るのだろうか…。

もう永遠に来ないのならば、やせてもちっとも嬉しくないので、太ってもいいから、美味しいものを食べまくりたいw 

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北海道マラソン2017の公式記録集が届いた!

昨晩。くたくたになって帰宅したら届いていた。

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北海道マラソンインフォメーションセンターからの手紙だ。

すぐに確認しようかと思ったが、その中身はわかっていたし、とにかく疲れ切ったいたので、ベッドに倒れ込んで爆睡してしまった。

今朝、開封。

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「完全燃走」のキャッチコピーが眩しい。

そう、毎年恒例、北海道新聞号外の保存版。北海道マラソン2017の大会公式記録集だった。

気がつけば、もう、あのレースから4週間。そんなに経ってしまったんだなぁ…。

夜明け前から、つらつらと紙面を読んでいると、レースの記憶が甦ってきた。

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紙面各所に掲載されている写真では、自分が写っていないかどうかも確認してみたが、やっぱり今年も紛れ込めなかった。近いナンバーの人はいたから、惜しいタイミングだったと思うんだけれどなぁ。

…と、暢気なことを思いながら、リザルトのページに目を移すと、悔恨だらけのタイムとともに、僕の名前が記載されていた。*1

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残念ながら、僕は、今年の北海道マラソンで「完全燃走」できなかった。それなのに、なんだか今は燃え尽きてしまったようだ。

あのレース以降、僕は、尾てい骨周りの痛みが悪化。ふくらはぎの痺れまで生じるようになったため、整形外科医に行ったところ、座骨神経痛の診断を受け、走れない日々が続いている。

ただ、こんな状態は精神衛生上良くないので、気分を切り替えて行かなければ、と思う。

来年の北海道マラソンも、絶対に参加するつもりなので、今度は悔いなく走れるように、そして、また、最高の青空打ち上げができるように願っている。

北海道ランニング大会ガイド2017

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*1:下の写真のどこかにいるので、興味のある方(なんているのか?w)は探してみていただきたい。

座骨神経痛…。

診断を受けるのが遅すぎた。

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今から思えば、座骨周りの痛みは、北海道マラソン前からあって、レースでは何とか走り切れたものの、その後も尾を引いた。

ただ、僕は、その痛みを甘く見ていた。時が解決してくれると思っていたのだ。

そんな状態でありながら、毎日ジョグや、峠走まで行っていたのだから、身体が良くなるわけがない。

最近は、ふくらはぎまで痺れるようになり、走るどころではない状態になってしまったため、ウォーキングに切り替えていたものの、そうなる前に、しっかりと、整形外科医にかかるべきだった。

…と、思ってもあとの祭り。

各部のレントゲン写真を撮影し、身体の痛い部分などを触ってもらい、僕の症状を一通り確認した医師は、僕にこう告げた。

「座骨神経痛の症状ですね。」

医師によると、左足をかばって、右腰周りも少し曲がっているので、このまま無理をすると、今度は腰痛も発生する可能性があるとのこと。

いやはや、そんな状態まで進んでいたのか。僕は目の前が真っ暗になった。

 医師は、さらに言い募った。

「椎間板ヘルニアの疑いもありますので、念のため、MRIも受診してください。」

ということで、明後日、MRIまで受診することになってしまった。

僕が、あまりに落ち込んだ表情を見せていたからか、馴染みの医師は、僕に救いの言葉をかけてくれた。

この医師は、僕の趣味がランニングで、毎日走っていたことを知っている。その前提に基づいた言葉だ。

「走れないのはつらいですよね…。日常生活で大きな痛みが出ていない状態であれば、同じ状態で座ったばかりというのも身体に良くありません。時々歩いて…軽いジョグ程度でしたら、してもいいと思います。」…と。

僕は、《ランニング禁止》という最悪の通告を受けるものかと思っていたので、この発言はちょっと意外だった。

ただ、それは、あくまで「日常生活で大きな痛みが出ていない状態であれば」というのが前提。

そもそも、今は「走ると痛い」状態なので、しばし安静にして、回復に努めていくつもりだ。

MRIの結果次第では、絶対禁止になることもあり得るので、まだ安心はできないけれど、休養をとることで、何とかこの痛みが治まっていくことを祈りたい。

 

 

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walking under the moon light…。

走れない。

思ったよりも座骨の違和感が長引いていて、むしろ、悪化している感さえある。歩く分には何の問題もないが、少しでも走ると、痛みが出てくるようになってしまった。

昼間はまだ結構暑いものの、夜明け前はめっきり涼しくなり、絶好のランニング環境。秋の目標レースに向けて、今はとても重要な時期。

それなのに…。走れない。なんだか泣けてくる。

ただ、折角夜明け前に目が覚めているのに、いつもならば走っている時に、悶々と夜明けを待つのはつらい。

ということで、走れないから歩くことにした。

最近は、めっきり夜明けが遅くなったので、午前4時でも、まだ、空は真っ暗だ。

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昨日は、そんな空に、月が明るく輝いていた。

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雲の切れ間から、くっきり見えた半月が、走れない僕の心を癒やしてくれた。

そして、今日。

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雲が多くて、かなり暗い状態ではあったけれど、何とか見えてよかった。

月齢的に、夜明け前の月を見ながら歩けるのは、あと数日。

それが過ぎると、また、2週間程度、見ることができなくなってしまう。

次に、夜明け前の満月が確認できる頃までには、走れるようになっているといいのだけれどなぁ…。

 

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峠走の疲れが癒える!「しみず@山北」の餃子とラーメンとおもてなし

(承前)

足柄峠走のベースステーションとなる、御殿場線山北駅から、徒歩30秒。

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駅舎の真横とも言える場所に、その店、「しみず」はあった。

先月、足柄峠を走ったラン仲間が、facebookにこの店のことをアップしており、感激していたことを思い出したので、僕も訪れることにしたのだ。

僕は、友人の訪問レポートを読むまで、恥ずかしながら、この店の存在に気がついていなかった。

もう、足かけ7年も山北駅に通い続けているというのに、駅のすぐそばにあった店を見逃していたのである。痛恨。

僕は、撃沈した峠走で心身ともに疲れていたし、すぐにでも休みたかった。

5分後の電車を見送れば、その次が来るまでは1時間近くあるので、時間は十分。

ということで…この店へ入ることに決めた。

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入口には、バラエティに富んだメニューが書かれていた。

これだけだと少し迷ったかもしれないが、友人の声などから、餃子があることは予習済だったので、安心して(?)入店。

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店内は広々としており、昭和の香りが漂う、落ち着いた空間。

先客には、登山にきたらしい年配の4人組がいて、楽しそうに食事をしていた。

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 僕は、店内に掲げられていたメニューを見渡し、まずはビールと…。

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もちろん、餃子を注文することにした。

オーダーを取りに来た店員は、非常にはきはきした、声の通る女性。

僕の注文に、「はい。わかりました!」と、明るく応えてくれた時から、感じがいいなぁと思ったのだけれど、その第一印象は、間違いではなかった。

「峠を走っていらっしゃったんですか。」「お疲れさまでした」などと、僕に優しく声をかけてくれ、それだけでも嬉しかったが、さらに、こんなエピソードも加わる。

先客だった4人組が食事を終え、店を出る際のこと。

初めてこの店を訪れたような客らしい客たちに、「登山、楽しんでくださいね。」「お気をつけてくださいね。」などと声をかけ、「どうもありがとうございました!」と大きく頭を下げた後、入口のドアを引いて開け、送り出した。

いやはや、なかなかできることじゃない。僕は、非常に好感を持った。

そんな情景を見ながら、しばし、居心地の良さに浸っていると、「お待たせしました!」という明るい声とともに…。

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ビールが来た!

峠走後、そして温泉後のビール。美味しいに決まっている。

そして…。

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焼餃子が来た!

小ぶりな餃子だけれど、値段(350円)を考えれば悪くない。焼き色もこんがり綺麗で、魅惑的だ。

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実食。

皮がさくさくで、ニンニクのガッツリ効いた野菜系餃子。下味はあまりついていない感じなので、酢醤油でオーソドックスに食べる。

めちゃめちゃ美味しいってわけではないけれど、僕好みの味だったし、峠走で疲れた身体に効く餃子だと思った。

僕は、しばし餃ビーに酔いしれながら、この後はどうしようか…?と少し考えた。国府津の餃子ショップへ行って、餃子ハシゴもいいかなぁ…などと思ったのだ。

しかし、次の電車が来るまで、まだ時間がたっぷりあったし、とにかく居心地のいい店だったので、餃子だけ食べて帰るのはちょっと勿体ない気がした。

ということで、いつもの餃子とビールに加えて、もう1品食べてみようと思った。

食べログなどでの口コミを見ると、皆がこぞって「カツ丼」推し。その日も、先客の4人組や、その後に入ってきた客たちが、皆、カツ丼を注文していたので、とても気になった。

しかし、餃子とビールのあと、カツ丼を食べるのはちょっと重たいし、この時点では、国府津での餃子転戦も頭によぎったので、少し余裕を残しておきたかった。

ということで、今回は、カツ丼の次に口コミの評判が良かったラーメンを注文することに。

厨房の中にいた店員の女性を呼ぶと、「はい。ありがとうございます」という明るい声とともに現れ、僕のオーダーを受けつけてくれた。

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ラーメン登場。

非常にシンプルなビジュアルで、素朴な醤油ラーメンという趣だったが、いやはやどうして、これが侮れなかった。

なんと言ってもスープが旨い!ちょっぴり甘くて、実に味わい深かった。峠走後の疲れた胃にはぴったりで、実に癒やされる味。

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麺の口当たりも良いし、厚切りのチャーシューも美味しい。

僕は普段、あまりラーメンを食べないので、有名店などとの比較はできないけれど、個人的には大いに満足した。

ラーメンを食べ終え、しばし、その余韻に浸っていると、店員の女性が、僕に次のように声をかけた。

「まだ時間はございますか?アイスコーヒーをお飲みになりますか?」

僕が、ちょっと驚いて、「は、はい。」と答えると、すぐに厨房へ向かい…。

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これが出てきた。

「お代は…?」と尋ねると、「いえ、サービスなんです。」と笑顔でひとこと。

そういえば、他の客たちも、皆アイスコーヒーを飲んでいたような気がした。これは、サービスだったのか。

メニューにも、店内にも、どこにも書いていない心づくし。僕はまたしても嬉しい気分に浸った。

気がついたら、あっという間に1時間が経過しようとしていた。次の電車の時間が迫っている。

これを逃すと、また1時間待たなければならなくなるので、僕は、店を出ることにした。

店員の女性に、会計したい旨声をかけると、明るく響く声で「かしこまりました。ありがとうございます」と応えてくれた。

僕が帰る際にも、僕ひとりのために何度も頭を下げてくれ、さらに、やっぱりドアを引いて送り出してくれた。

この女性だけじゃなく、厨房の奥で料理をしていた女性も、「ありがとうございます」という声とともに、頭を下げてくださっているのがわかった。

いやはや、なんと感じのいい店だろう。

僕は、峠走で沈んだ思いと疲れた身体が、大いに癒えるのを感じながら帰路についた。

そして、今度峠走に行く際も、絶対に寄ろう、そして、今度は絶対にカツ丼を食べよう!と心に誓った。

 

本日も餃子日和。

本日も餃子日和。

 

 

足柄峠走、リベンジ失敗…。

時は、先週末に遡る。

僕は、またしても足柄峠を訪れた。

北海道マラソンの悔恨記で書いたように、今の僕は、スピード練習が全くできない身体になっていて、それを補うためには、峠の力を借りる必要があったからである。

足柄峠は、僕の家から決してアクセスのよい場所ではなく、片道2時間以上かかるが、それだけの価値は絶対にある。

僕は、もう、かれこれ足かけ7年も通い続けており、間違いなく、マラソンにおける僕のステージを1つ上げてくれた場所。

だから、ランニングで行き詰まったり悩んだりした時は、迷わず峠と決めているのだ。

僕は、北海道マラソンの2週間前、山の日にも峠走を行っているが、不満足なランになってしまったため、そのリベンジの意味合いもあった。

峠走のランニングステーションとなる山北健康福祉センターは、開館時刻前から、ランナーの行列で賑わっていた。

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午前8時半過ぎ。

鉄道公園のSLと、野良猫に見送られながら(?)峠の麓を出発。

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中腹の気温は19℃。

ただ、ここから気温がぐんぐん上がって、下りの時に振り返って確認したら22℃になっていた。

この日、僕は、早朝から走ったからまだ良かったが、昼から走った人などはかなりきつかったんじゃなかろうか。

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麓から12km走って…頂上の足柄万葉公園に到達!

3週間前と同様、残り3kmは、這々の体で上った。体力もスピードも、やっぱり大きく落ちていることを痛感。

山頂はくっきりと晴れていたので、今日は、富士山が見える!と、思ったが…。

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ちょうど富士山のところだけ雲がかかっていた。残念。

一息ついて、さぁ、下りへ。

峠走の素晴らしいところは、上りが本当に苦しい分、下りが「楽に感じる」ことで、さらに、心肺に負担をかけずにスピードを出せること。

…なのだけれど、今の僕は、やっぱり下りのスピードも出せなくなっていた。

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下りコースは13km以降。

傾斜10%超の下り坂を駆け下りているにも関わらず、その最高ラップは、キロ4分50秒止まり。

山の日に走った時は、その最高がキロ4分42秒だったので、さらに落ちている。

去年までは、キロ4分を切るラップも出せていたのに、この落ち込みは酷すぎる。いやはやどうにも情けなくて、泣けてきそうだ。

最後のバテ方が少しマシになったので、トータルラップは前回より僅かに良いが、それでもキロ6分を超過。

うーん、これは、根本的にガタがきているのかもしれないなぁ…。

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それでも何とか下山。

いつものように、「さくらの湯」で汗を流してみたものの、僕の心は晴れなかった。

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心身ともに疲れて、山北駅へ。

時刻は午前11時40分過ぎ。上り方面行きの電車が、あと5分程度で到着する時間になっていた。

御殿場線は非常に本数が少なく、1本逃すと、1時間程度も待たなくてはいけないから、僕は、すぐにホームへ向かう予定だった。

前回の峠走時に感動した国府津の餃子ショップにでも行って、憂さを晴らそうか…と考えていたのだけれど、その寸前で気が変わった。

(以下、続く。)

今更振り返る、悔恨の北海道マラソン2017

スタート1分前。

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気温は24℃。

一般的なマラソンレースとしては高いが、「北海道マラソン」としては、ごく普通。

途中は日が陰って、涼しいと感じる時もあったほどで、暑さは言い訳にならないような気がした。

では、なぜ、僕は思うように走れなかったのか。自分なりに考えてみた。

1週間以上、いろいろと考えて、思い悩んでみて、7個の失敗要素が見つかったので、来年同じ轍を踏まないように、自分用の覚書として書き残しておこうと思う。

なんと言っても最大の理由は…。

1.練習不足

これに尽きる。理由を1つだけあげるなら、これしかないと言ってもいい。

マラソンは、とっても正直なスポーツだから、練習の内容は、しっかりとレース結果に直結する。

僕は、毎日それなりに走ってはいたから、距離だけはそこそこ稼げているものの、スピード練習が絶対的に足りなかった。

サロマ以降続いている、尾てい骨の痛みが引かず、結局、それを言い訳にして、練習時のスピードを上げられなかったのだ。

これまでの北海道マラソンは、毎年3時間半前後で走れていたから、同じような結果を残したいならば、キロ5分ペースでのロングラン練習は必至。

しかし、今年は、それが殆どできなかった。

自力でできないなら…と、峠の力を借りて何とかしようと思ったのだけれど、あの急激な下り坂をもってしても、キロ4分42秒が最速というていたらく。

こんな甘すぎる練習内容で、走れると思っていた自分が馬鹿だった。

 2.ペース配分の失敗

絶対的にスピード練習が不足していたにも関わらず、僕は、レースの高揚感に呑まれてしまった。

前半は、抑えめにいこうと決めていたのに、なぜか、キロ5分を切るペースで走ってしまっている。

そして、その時は、もしかしたらそのまま行けるかも!などと思っていたのだから、暢気なものだ。

しかし、レースペースの練習がまるでできていなかった今年の僕には、それが大きく応えた。

案の定、10km過ぎから失速開始。一番頑張らなければいけない新川通で、ペースがダウンしまくり。

とうとう、キロ6分ペースまで落ちてしまった。

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実に情けないラップだ…。

今回は、スピード練習が足りないことを踏まえ、当初からもっと抑えて走れていれば、ここまで落ち込むとはなかったんじゃないかと思う。

3.向かい風に弱い体質

新川通に入って、急にラップが落ちた理由は、ペース配分の他にも、もうひとつある。

往路の向かい風だ。

一昨年の北海道マラソン。この復路で、延々と続く向かい風に苦しめられたことを思い出す。

そう、僕は向かい風に弱い体質なのだ。

マラソンにとって、一番の敵は、暑さでも寒さでも雨でもなく、風、だと思っているぐらい、僕は向かい風が好きではない*1

今回は、そんな一昨年に比べればたいしたことない風だったのだけれど、練習不足の身体には、とても応えた。

 今後は、向かい風対策の練習を強化しなくちゃなぁ…。

もちろん、そのときのB.G.Mは、これw

4.トイレロス3分…。

新川通では、トイレロスもあった。

僕は、トイレが近いたちではあるのだけれど、これまで6年間の北海道マラソンでは、トイレに入ったことがなかった。

その暑さゆえに、水分が汗で放出されるからだと思うけれど、今年は、そんな汗が足りなかったのかもしれない。

それと、加齢ゆえに、トイレを我慢する力が弱くなっているということも大きいだろう。

15km過ぎから、トイレに行きたくて行きたくてたまらなくなり、それも、スピードダウンの一要因になったと思う。

ただ、北海道マラソンは、全体的にトイレの数が多くなく、どこも行列だったので、できる限りロスタイムをしたくなかった僕は、我慢に我慢を重ねて走った。

26kmの折り返し地点直前で、1人しか並んでいないトイレがあったので、そこに入ることに決め、ほどなく小用を足せたのだけれど、ロスタイムは3分。

しかも、そこで崩してしまったリズムは、もう、戻ることはなかった。

レース前1週間は、アルコールを控えたりして、気を遣っていたんだけれどなぁ…。

5.給水のとりすぎ

これは、今から思えば…ということなのだけれど、とにかく僕は、給水をとりすぎた気がする。

2.5km置きに配置されるすべての給水所に寄って、水をかぶりまくったし、スポーツドリンクも飲みまくった。

北海道マラソンの給水所は、とにかく感動的なくらいテーブルが続くので、給水が足りなくて困る、ということはまずない。

そして、僕は、毎年その給水所に大いに救われていたので、今年も意識して、水分を、過剰ともいえるくらいとりまくった。

しかし、それが誤算だったのかもしれない。

今年の北海道マラソンは、そんなにかぶりまくったり、呑みまくったりするほど、暑くなかったのだ。

日陰になって風が吹いているときは、「涼しい」と感じるような部分もあったのに、それでも僕は、馬鹿の一つ覚えみたいに、給水所にたどり着くと、いつものような水分まみれの状況に浸った。

結果的には、それが身体を冷やし、トイレロスにも繋がったんじゃないかなぁという気がしている。

6.右足親指痛…。

レース前日まで、いや、当日の朝も気になっていた尾てい骨の痛みは、不思議なことに、走り始めたらそれほど気にならなかった。

身体がレースモードに切り替わったせいなのかもしれない。

そういえば、一昨年のかすみがうらでも、レース前々日に負った肋骨痛をこらえながら、しっかり走れた

その代償で、レース後半月ちかくランを休んでしまったが、それでも、レースの時は大丈夫だったのだ。

だから、僕は今回も、何とかレース中は大丈夫だろうと思いながら走っていたが、後半、別の痛みで苦しむことになった。

右足の親指だ。どうにもこうにも痛い。痛すぎる。そしてこれは、なぜか我慢がきかなかった。

その理由は、すぐに思い当たった。

もともとほつれかけていた、ランニングソックスの親指部分が切れてしまったのだ。

だから、つま先が直接シューズの中に当たり、さらに僕は、爪を切っていなかったため、スピードを上げようとするたびに痛んだ。

これについては、完全な準備段階の失敗。

まともな靴下を新調しておくべきだったし、当然、爪は切っておくべきだった。

今後は、同じ轍を踏まないように、十分注意したい。 

7.餃子ローディングできなかった!

レース前日は、ラン仲間とラムしゃぶに酔いしれた。

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しゃぶしゃぶはとっても美味しく、しかも食べ放題だったので、僕は思いっきり食べまくってしまった。

ラン仲間との話も楽しく、最高の夜を過ごすことができたのだけれど、ひとつだけ、誤算があった。

お腹いっぱいになるほど、しゃぶしゃぶを食べてしまったため、レース前日の餃子ローディングができなかったのだ。

何とか少しでも餃子を食べようかとも思ったが、ホテルに帰るまでの間、胃が苦しい状況になっていたので、流石に無理だと決断。結果、その判断が仇になった。

僕はなんたって餃子ランナーなので、レース直前には、餃子を食べて身体を整えるのが常。

過去の北海道マラソンにおいても…。

しっかりと餃子ローディングを行った年は、いい結果を出せている。

仲間と食べたり呑んだりした年も、そのあと、自分なりに別途餃子を補給したりしたので、完全に「餃子ロス」で臨んだ北海道マラソンは、今年が初めてだった。

だからこれは、僕にとって、大きな敗因のひとつであることは間違いない。

せめてエイドに餃子があれば、もう少し頑張れたと思うんだけれどなぁ…。

*1:思い返せば(思い返したくないけど)今年のサロマでも、氷雨混じりの猛烈な向かい風が吹いていたんだよなぁ…。

別大カテ4、わずか20分で定員に!そして僕は…。

いやはや驚いた。

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別府大分毎日マラソン大会

年々、このレースの0次予選とも言えるエントリー競争が加速していることは掌握していた。

しかし、まさか、「カテゴリー4」の定員が、スタートから20分でいっぱいになるとは思っていなかったからだ。

別府大分マラソンには出走枠のカテゴリーが4つあり、そのうち、上位3つのカテゴリーは、締切日までにエントリーすれば、必ず出走することができる。

ただ、その出走条件は、僕にとっては、雲の上のようなものだ。

超エリートの「カテゴリー1」は、フルマラソン2時間半以内(!)のタイムが必要で、世界陸上に出走するような選手たちが集うレベル。

「カテゴリー2」はフル2時間55分以内、「カテゴリー3」は、フル2時間59分59秒以内のタイムが必要なので、要は、サブ3ランナーでなければならない。

しかも、ここで要求されるタイムは《グロスタイム》*1なので、実に厳しい。

ただ、そんな厳しい条件をクリアしている超エリートランナーは、焦る必要が全くない。11月下旬(カテ1は12月中旬)まで、じっくり待って、考えて、申し込むことが可能なのである。

しかし、最下層と言えるカテゴリー4、いわゆる「カテ4」だけは、違う。

このカテゴリーへの出走条件は、フル3時間30分以内のタイムとなり、上位3つよりグッと緩まるが、2,200人という定員*2があるのだ。

僕が初めて別大に出走した2014年には、この最下層カテゴリー*3にも定員がなかった。

だから、当時は迷いに迷った末に出走を決めたのだけれど、今は、もう、迷ってなんかいられない。

このカテゴリーは、2015年からは定員制に変わり、その途端、エントリー競争も熾烈を極めることになった。

一昨年、たった1日で定員になってしまったことに驚き、去年も確か同様な状況だったので、今年はさらに厳しいと予想していた。

案の定、エントリーが開始になった一昨日、9月4日の20時ジャストにRUNNETサーバーにアクセスしてみると…。

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やっぱりこんな表示になった。

しかし、なぜか、僕の場合、このあと、呆気なく繋がってしまった。この時点では、「意外と今年は応募者が少ないのかも?」と思ったほど。

だから、その後20分で定員という情報を知った時は、驚愕してしまったのだ。

ということで…。

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まだ入金こそしていないが、一応僕も出走権は得た。得てしまった。

最近の衰えを考えると、僕は、完走できる気が全くしない。だから、正直見送りも考えていたのだけれど、諦めきれない気分もあった。

一応、4年連続で出場している大会だし、今年のレースでは、大きな借りを残してしまったからだ。

完走こそしたものの「別大的には」タイムアウトという痛恨。

だから来年は、その忘れ物をとりにいかなければいけないという気持ちがある。

ただ、現状のままでは、返り討ちにあって、叩きのめされる可能性大。

もしも出走するのであれば、体調を万全にして、もっと、もっと練習しなければなぁ…。

*1:号砲が鳴ってから、ゴールするまでのタイム。スタートまでのロス時間は考慮されない。逆に、そのロスを考慮し、スタートからゴールまでの「実質」タイムとなるのは、《ネットタイム》。東京マラソンなど、大規模レースの場合、この2つの差が10分以上になる場合もある。

*2:そのうち、インターネットによる先着枠は2,100人。残り100人は郵送受付による抽選枠。

*3:当時のカテゴリーは3つ。そのうち、サブ3条件だった「カテ2」が、去年から2つに分かれた。

最高すぎる!チームはてブロ in 北海道(青空打ち上げ篇)

(承前)

レース後に、至福の時が待っていた。 

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北海道マラソンの結果に意気消沈した僕は、打ち上げ開始時刻に少し遅れての到着。

しかし、チームはてブロの皆さんは、そんな僕を暖かく迎え入れてくれた。

絶好の青空の下での乾杯。最高だ。

MacRunさん、びあーさんとは、仙台国際ハーフ後にもフードコートで青空打ち上げを行なっているが、あの日は、小雨交じりで、実際の「青空」を堪能することはできなかった。

しかし、今回は、違う。まさに、絶好の青空打ち上げ。

適度に暑く、心地よい風も吹いていて、いやはやめちゃめちゃビールが旨い!

さらに素晴らしいことに…。

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餃子も用意していただいていた!
しかも、僕が到着するまで未開封にしてくださって…。大感激だった。

ローソンの餃子を食べるのは初めてだったが、キャッチコピー通り、皮はもちもちだったし、ニンニクもしっかり効いていて、僕好みの味だった。

そんな餃子も堪能しながら、僕らは、さまざまな話で、大いに盛り上がった。

それぞれ初対面という組み合わせが多かったのだけれど、皆、はてブロユーザーで、しかも、同じレースを走っているのだ。盛り上がるに決まっている。

会の途中には、途中、名古屋から来たという女性ランナー(MacRunさんブログの「超」愛読者!)が、僕らに話しかけてくれたりするサプライズも。

なんだかんだで、あっという間に2時間以上。なんとも最高に楽しすぎる青空宴会だった。

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いやぁ、飲んだ飲んだ。

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最後は、札幌テレビ塔をバックに、みんなで記念撮影。

とにかく申し分ない、極上の、愉悦の時間だった。

来年も、こんな思いを味わえるなら、北海道マラソン出走はマスト。

いや、たとえレースに出られなくても、打ち上げだけでも参加させていただくもりだw

最高すぎる!チームはてブロ in 北海道(シューズ円陣篇)

8月27日、朝4時半。

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朝焼けの空。その天空には、明けの明星。

夜明け前、いつものランニングロードや荒川河川敷で走っている時、何度も僕の心を支えてくれた情景だ。

しかし、馴染みの情景であっても、この日は、特別。

そう、北海道マラソン当日の朝だったからだ。

僕はやっぱり暑くなりそうだなぁと思いながら、レース支度に取りかかり、その数時間後、目的地に向かった。

Yoshi2488(id:yoshi-sloth)さんが告知してくださった、シューズ円陣の待ち合わせ場所だ。

北海道マラソンのスタート地点にほど近い、大通西2丁目。

当日はランナーでごった返している場所だし、僕にとっては、Yoshi2488さんを含め、初めてお目にかかる方が多いので、見つけにくいかも…?とも思ったが、それは全くの杞憂だった。

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この幟のおかげで、すぐに発見。

「Team Hatena Blog」

はてブロランナー公式。Tシャツと共通デザインの素晴らしい幟だ。

We run to eat & drink freely!

という、キャッチコピーにも痺れる。

貫禄や伝統さえ感じるような幟なのだけれど、その歴史は、古くない。

もともとは、今を遡ること、たった3ヶ月前。

びあーさん(id:beer_beer)さんの、このエントリーからスタートしたものだった筈だ。

しかし、ここから、あれよあれよと進行。

びあーさんと共同でデザインを手がけられた、さつか (id:satsuka1)さんが、あっという間に「はてブロTシャツのページ」を作成され、販売がスタートした。

なんという企画力、行動力!!

僕はどちらも皆無に等しいので、ただただ尊敬、敬服するばかりだった。

Tシャツのお披露目も兼ねたオフ会は、サロマウルトラの前日だったため参加できず痛恨。

しかし、商品はもちろん注文。

公式2種のTシャツに加え、ノースリーブもオーダーさせていただいた。

そのはてブロTと同じデザインが輝く幟を目指し、僕は走った。

そして、皆さんとご挨拶。 

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Yoshi2488さん、びあーさん、MacRun(id:MacRun)さん、たけのこ(id:bambooshoot07)さん、きなとも (id:kina_tomo_yu)さん、おいやん (id:oiyan-run)さん、チャーリー(id:besmart-chari)さん、そして僕。(順不同)

はてブロランナー8人が集合してのシューズ円陣。いやはや圧巻だ。

この他、皆で揃って記念写真も撮影。

ただ、レース直前ということもあり、この時点では、殆どお話ができず、僕は、まだ顔と名前が一致しない方もいた。

しかし、皆が「はてブロT」を着て、同じレースに臨むという点で、僕らはもう、素敵な、最高のチームだった。

レース後も同じ場所に集まることを約束し、いったん解散。

僕も、スタート地点近くの整列場所に向かった。 

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気温は既に23℃。

日差しはかなり強く、暑くなりそうな気はしたが、それでこそ北海道マラソンだし、この時点では、それなりのタイムで走れると思っていたんだけれどなぁ…。

(以下、レース回顧を保留して、打ち上げ篇に続く予定w)

 

【第一報】北海道マラソン、なんとか完走…。

満身創痍のゴールだった。

何とかサブ4だけはクリアできたけれど、たった2分の余裕もなかった。

僕のマラソン人生において、初マラソンに次いで悪いタイム。

北海道マラソンは6年連続出走になるが、初めて出走した2011年は、正午スタートで、今年よりも断然暑かった。

その時でさえ、3時間55分で走れているのに…。

そう考えると、自分の弱さに泣きたくなる。もう、しばらく走りたくない気分に陥る。

しかし、今年の秋は、これからも大事なレースが控えている。

嘆いてばかりいても、何も始まらないし、何も生まれない。

次のレースでは、今回と同じ轍を踏まないよう、今回ダメだった理由については、あらためて冷静に振り返ろうと思う。 

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北海道マラソン出走、ギリギリの決断

なんとか、出走が叶いそうでホッとした。

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毎年走り続けてきて、今年も当然走るつもりだった北海道マラソンだが、個人的な諸般の事情で、断念せざるを得ない可能性があったからだ。

Garminが突然不調になったのも、僕に「行くべきじゃない」と伝えるメッセージなのではないかと思い、さらに迷った。

しかし僕は、やっぱりこのレースが大好きだったし、今回は、多くのはてブロのみなさんと一緒に走れるレースでもあるので、そんな機会も逃したくなかった。

ということで、僕は出走することに決めた。

未だ、ちょっとモヤモヤは残っているが、とりあえず、出走すると決めた以上は、楽しんで走りたい。

Garmin 920XTJ、充電器に繋ぐとバッテリが減る怪現象発生…。

愕然とした。

昨晩、充電器に繋いで眠ったGarmin 920XTJのバッテリが、今朝起きてみると大きく減っていたからだ。

繋いだときは、残量が90%近くあったのに、60%台になってしまっていた。充電器に繋いだら、逆に減るなんて。どう考えても異常。

僕は、焦って、充電器のケーブルにGarminを繋ぎ直した。

実を言うと、これまでにも何回か同じようなケースはあったのだけれど、繋ぎなおせば、しっかりと充電されるようになった。

だから今回も、その方法でうまく行く筈…と思ったが、いかなかった。

暫くたって確認してみると、また、バッテリが減っている。

いったいこれはどういうことなんだ!

僕は焦って、PCのUSBケーブルを繋ぎ替えたり、Garminを再起動させたりして対処した。

その結果、どうやら、その原因らしきものが判明してきた。

そして、今は悪戦苦闘しながら、充電を進めている。そのため、今日の夜明けランもできそうにない。

Garminのせいで走れないなんて、本末転倒で泣けてくる。

僕のGarminが充電されず、逆にバッテリが大きく減っていた原因は、以下のような現象で発生していた。

Garmin 920XTJは、通常、充電ケーブルに繋ぐと、待機画面のウオッチフェイスから、このような画面に変わる。

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これが、充電モード。

昨晩も、この画面になっていることを確認して眠ったので、僕は、もちろんフル充電されていると思ったのだけれど、なっておらず、愕然。

そして、その原因は、しばらくGarminと格闘していたら、判明した。

僕のGarminは、いったん充電モードに入るものの、その後、少し目を離していたら…。

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なんと、勝手にGPSを起動し、計測モードに変わってしまっていたからだ。

僕は、まさか充電ケーブルに繋いでいて、計測モードに入るとは思っていなかったので、僕はあらためて愕然。

計測モードになっていては、バッテリが減っていくのも当たり前。しかし、なぜそんなことになってしまうのか。

僕は少し悩んで、ハードリセットも実施。再設定など面倒くさいので、できれば避けたかったのだけれど、仕方ない。

これで解決するだろう…と思ったが、しなかった。

ハードリセット後、充電器に繋いでも、また、同様の現象が生じてしまうのだ。

ただ、それを何回か繰り返していると、1回だけ、長期間無事に充電されるタイミングがあった。*1

 いざ、しっかり充電モードに入ってしまえば、そのスピードは早い。

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ここまで回復したので、出勤前には100%に達するだろう。とりあえず今日は一安心。

だが…。不安は残る。

怪現象の原因は判明したものの、その対策がとれていないからだ。

今回は、たまたま再び充電されるようになっているが、いつ、また同様の現象が生じるか、全くわからない。

そう考えると、心は不安でいっぱいになる。

北海道マラソンまであと3日しかない、というのが、これまた最悪のタイミング。

僕は、Garminなしではペースメイクできない身体になってしまっているので、それがレースで使えなくなったら、目も当てられない。

だから本当に不安だ。

この絶不調は、もしかすると…。

これを買え!というフラグなのかもしれない。

しかし、レースを直前に控えたタイミングで、慣れない新端末に切り替えるのは、大きな戸惑いが生じるだろう。

だから、何とか、今週末までは、何とかこの920XTJに頑張って欲しい。

本番前には、まだ少し走る予定で、僕はその時にも、Garminを使うつもりだったし、そもそも、日常的な時計として、なくてはならないものになっている。

しかし、Garminをいつも通り使ってしまうと、当然充電が必要になり、怪現象の再発があり得る。

いざ、レース寸前になって、バッテリ切れ、充電不能となったら、目も当てられない。

本番までは、電源を消して封印しておくかなぁ…。

*1:その後、また繋ぎ直したら、怪現象で減り始めたので、本当に、この1回だけだった(ノД`) 

予定調和…だけど悲しい、「東京マラソン2018」先行エントリー落選

倍率9倍。

「ONE TOKYOプレミアムメンバー」対象、東京マラソンの先行抽選権の倍率だ。

昨年は9.6倍だったから、僅かながら下がっている。しかし、9倍という数字は厳しい。

当選者は、9人に1人。いったい何がプレミアムだ、と言いたくなる。

とはいえ、発表まではやはり落ち着かなかった。

昨日発表ということは、予めわかっていたので、僕は朝から気もそぞろ。昼休みの時間などは、メールを確認しまくった。

迷惑メールフォルダなども念のためにチェックしたが、やはり届いていなかった。

昨日はかなり忙しく、ひととき、そんな抽選のことも忘れかけていた頃、夕方になって、メールが届いた。

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タイトルだけだと、まだ、その合否はわからなかったが…。

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開くとすぐに「落選」の文字が目に飛び込んできた。

あぁぁ、今年も、また落選、か。僕は大いに落ち込んだ。

まだ、一般抽選も、二次抽選も残っているので、絶望するには早いのだけれど、全く当たる気がしない。

「ONE TOKYOプレミアムメンバー」は、東京マラソンにおいて、都合3回の抽選権利を得られるが、どれも激しい競争倍率なので、3回とも外れる可能性の方が、遙かに高い。

プラス思考の人ならば、「それでも3回のチャンスは大きい!」と考えるのだろう。

しかし、僕はマイナス思考で、しかもひねくれ者だから、そうは考えない。

11月。

二次抽選にも敗れて、年間3回目のショックを味わうと、「3回もショックを与えておいて、4,320円もの年会費をとられるのは納得できない!」と思ってしまうのだ。

僕は、去年も、一昨年も、それで腹立たしくなり、会員を脱退するつもりだった。

しかし、自動更新システムの罠に嵌まり、そして、僅かな可能性もやっぱり捨てきれなくて、ずるずるとプレミアムメンバーにとどまっている。

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これまでの、僕のエントリー履歴。

実を言うと…2012年から2015年までは、4年連続で東京マラソンに出場している。(←おい!

これまで書いてきたことは一体何だったのか。

呆れる人が多いだろうし、1度も当選したことのないランナーからは、

4回も出ていて、文句を言うな!

と、石を投げられそうだ。

確かにそれはその通りなのだけれど…。

2015年までは、「東京在住」「東京陸連登録者」かつ、プレミアムメンバーならば、謎の優先枠(?)があったようで、僕以外でも、同条件の人は、かなりの確率で連続当選していた。

しかし、それ以降、抽選はガチになった。(…のだと思う。)

ある意味、公正になったと言えるわけで、文句を言う筋合いはないのだけれど、となると、やっぱり、個人的にはプレミアムメンバー登録のメリットが、なくなってしまったように思う。

ある意味「予定調和」とも言える落選ショックを、年間3度も味合うのは、マイナス思考の僕にはとてもつらい。

来年こそ、プレミアムメンバーを脱退し、地道にお金を貯めて、チャリティに絞るかなぁ…と検討している。 

 

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