「旅するドイツ語。」
まさかこんなテレビ番組を僕が見るようになるとは、1年前には考えられなかった。
僕の頭の中に、ドイツ語についての興味は、全く存在していなかったからだ。
今年、ベルリンマラソン行が決まってからも、ズボラな性格が災いし、ドイツ語の勉強もせず、現地に赴いた。
ベルリンでは、英語も普通に通じる*1ので、滞在中も特に困ることはなかった。
なので、結局、ドイツ語は、挨拶の言葉ぐらいしか使わないまま帰国。
ドイツ語が話せたら、もっと楽しい旅が送れたかもしれないなぁ…とは思ったが、それは、いつかまた行くベルリンに向けて、今後の楽しみにでもしておこうと思った。
しかし、SNS経由でこの番組の存在を知り、見てみたところ、その1話目から僕は痺れてしまった。
なぜか。
ドイツ語で旅する舞台が、他ならぬベルリンだったからである。
この秋、10月からの新開講。
前シーズンの舞台は、オーストリアのウィーンだったため、それだったら、きっと僕は興味がわかなかったろう。
しかし、つい先日訪れたばかりのベルリン、その風景を楽しみながら、ドイツ語を学べるとなれば、俄然気になってきた。
ということで、鑑賞してみたところ、いきなり痺れまくりだ。
何しろ、番組の第1回目がスタートしてすぐ、旅人役である前川泰之のとった行動が…。
ドイツ語で、ビールを注文して、呑む。
というのだから、これは反則だ。
あぁ、僕も同じように、ベルリンでドイツ語を話して、そして昼間からビールを堪能したい!と思うではないか。
やっぱりビールはメチャメチャ美味しそうだったし、街なかの情景も素晴らしく、ベルリンの楽しい記憶が甦ってきた。
NHKの公式Webサイトに寄れば、この番組の主旨は…。
旅に役立つドイツ語のフレーズを覚えながら街歩きを楽しみ、ベルリンの人たちの飾らないライフスタイルに触れていく。
となっている。
番組内容はまさにその通りで、ベルリンの情景を楽しみながら、ドイツ語を自然に学べる仕組みだ。いやはや素晴らしい。
もちろんテキストも購入。
NHKテレビ 旅するドイツ語 2017年10月号
テキストの内容は非常に充実している。
放送内容に沿った、ドイツ語フレーズの紹介に加え…。
ベルリンの豆知識や…。
ベルリンに関する読み物など、テキストオリジナルの情報が満載。ガイドブックとしても読み応えがあり、実に楽しめる。
番組を見て、テキストを眺めていたら、また、ベルリンに行きたくて、行きたくてたまらなくなってきた。
あぁ、来年もベルリンで走り、そして、応援してくださる方々に、ドイツ語で応えたいなぁ…。
*1:僕は、英語が話せる、というわけでもないのだけれど、観光用の会話ぐらいだったら何とか可能。