このエントリーを書きはじめた「今」は、10月27日未明。午前4時前。
ほぼ12時間後の午後4時1分。いよいよ、運命の日時が始まる。
そう、iPhone Xの予約受付がスタートするのだ。
時を遡ること、1ヶ月半前の9月13日。
iPhone Xは、iPhone 8と同時発表されたが、それからすぐに発売された8と異なり、 Xは、1ヶ月以上も留保されることがわかった。
予約開始が、今日10月27日。発売は11月3日なので、通常、「発表→予約→発売」のサイクルが短いappleにしては、異例の端末だった。
その煽りをくったのは、他ならぬiPhone 8。
こちらは通常通りの発売スタイルで、1月前の9月22日に発売済されたが、どうにもこうにも売れていないという。
それはそうだろう。
iPhone 8は、これまでのiPhoneシリーズ延長線上にある端末。そういった点で考えると、新鮮味は薄い。
iPhone史上、最も画期的な変化を遂げる新端末の発売が控えている状況で、そんな、「場つなぎ」のようなモデルを購入するのはちょっとめらうからだ。
ただ、僕は、iPhone Xがその真価を問われるのは、発売日以降だと思っている。
これまでのiPhoneユーザーにとって、本当に使いやすい端末になっているかどうかは未知数。
iPhoneの象徴だったホームボタンをなくしてしまったこと、それに伴い、指紋認証(Touch ID)から顔認証(Face ID)になってしまったことで、その使い勝手は大きく変わる。
果たして本当に使いやすくなっているのだろうか…?
これまでのiPhoneと、あまりにも変わってしまったために、使いにくくなるのではなかろうか…?
僕は、そんな疑問がどうにも拭えずにいるが、逆に、大きな魅力を感じている部分もある。
僕は、iPhone 6以降大きくなってしまったサイズ感が納得できず、6も7も見送って、SEを使い続けている。
しかし、SEは、そもそも5S筐体の使い回しで生まれた端末。
その正当な後継機が出る可能性は薄く、出たとしても、今度は6筐体の使い回しになるという噂もあったので、僕は少し悩んでいた。
SEは、そのコンパクトな筐体であることに意味があり、6筐体を使い回すなら、それはもうSEじゃなく、単なる廉価版iPhoneに過ぎず、僕にとって魅力はゼロ。
ということで、どうせサイズアップされた新しい筐体を許容しなければいけないなら、8よりもXがいい、という思いが出てきたのである。
ただ…。
今の時点で購入を決断するのは、大きな勇気が必要だった。実機を見ることも、触ることもなく、10万円超の金額を出して購入するほど、僕の懐に余裕はないからだ。
だから、僕は決心した。今日1日を、なんとかやり過ごそう、と。
Webでの初回受付分などは瞬殺必至。その状況を逆手に取って、物欲を抑え込む作戦だ。
予約開始時間となる16時1分は、絶賛業務時間中の筈なので、予約戦争に加われないというのも、逆に好都合。
やり過ごせてしまえば、しばらくは、ほぼ入手不能になると思われるため、心乱されずに済む。
明日以降、SNSのタイムラインに上がってくる筈の、予約ゲット報告などを読むと、羨ましく思えるかもしれないけれど…。

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