僕が走り始めたのは2010年の秋。
それ以来、13年間ランニングを続けてきた。
病気や怪我で一定期間頓挫した時もあったが、それでも、月間トータルで見れば、走れる日もあった。
しかし、この9月は、僕のランニング人生で初めての月となった。
餃子ランナーになって以来、初めて、月間のランニング距離がゼロになってしまったのだ。
その理由は、8月28日に開催された北海道マラソンへの強行出走。
僕は、レース数日前に激しい腰痛を発症したが、一時的なものだろうと高をくくり、医者にも行かなかった。
レース当日になっても痛みは引かなかったが、北海道に飛んでしまったし、今更引き返せないと、出走を決断。
猛暑と豪雨の悪環境下ではあったが、なんとか完走することができた。
しかし、出走強行のツケは、やっぱりハンパじゃなかった。
北海道マラソンの翌日以降、僕は、ベッドから起き上がるまでに数十分かかるほどの激痛が走るような七転八倒状態になってしまったのだ。
その後も状況は一向に改善せず、MRIを撮って診断してもらったところ…。
なんと、腰椎圧迫骨折で全治3ヶ月という診断を受けてしまったのである。
この骨折は、骨粗鬆症を抱えた高齢者がかかる場合が多く、僕の骨はそんなに脆くなっていたのか…と怯えた。
しかし…。
その後の診断で、骨密度など骨の健康には全く問題がなく、若年成人(20歳~44歳)の平均骨密度と比べても同等以上ということがわかった。
むしろ、僕の骨は「超優秀」だったのだ。
なら、なぜ…?という気もするけれど、いずれにしても、圧迫骨折という事実は動かないため、僕には対策が必要だった。
治療法としては、患部を固定するしかないようで、オーダーメイドコルセットを装着する羽目になってしまった。
1週間以上装着し続けていると、それなりに慣れてはきたものの、やっぱり、窮屈であることは間違いなく、憂鬱な日々が続いている。
少しでも走ると痛いし、そもそもこんなものを装着しているので走れるわけもない。
だから、9月のランニング距離がゼロになったのは、ある意味、必然と言えた。
ただ…。
毎朝、起床時の激痛を除けば、日常生活にはそれほど支障がないため、アクティビティだけは欠かさないように努めてきた。
歩くのだ。
毎朝行っていた夜明けランを、夜明けウォークに切り替え。
その後に出勤を控えているし、5km歩くだけでも1時間近くかかってしまう(ランなら30分弱で済むのに!)から、あまり長い距離は歩けない。
でも、とにかく、意識して歩くことだけは習慣とした。
大雨になった9/4以外は、毎日アクティビティを行い、一応月間ウォーキング距離も130kmを超えた。
月別に見た、ランニングとウォーキングの走行距離。
昨年秋以降から腰痛があったため、もともと、ランとウォークのアクティビティは混在しており、年初に腰痛が悪化した時は殆ど走れなかった。
でも、その後、身体は回復基調で、7月は久しぶりに月間ラン200kmも超えた。
万全で北海道マラソンに望める!
…と思っていた矢先の暗転なので、正直、悲しくて仕方がない。
でも。
今更悔やんでも後の祭り。
いつかまた走れるようになる日まで、できるだけ体力を落とさないよう、我慢のウォーキングを続けていきたい。