餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画やクイーンの話。言いたいことを言い捨てるブログ。

スポンサーリンク

時が止まった「ターキー@雑司ヶ谷」で、ノスタルジックな焼餃子を堪能

スポンサーリンク

 看板に書かれた電話番号に、歴史を感じる。

f:id:ICHIZO:20200707200343j:plain

その市内局番が3桁だからだ。

1991年以降、東京では、市内局番が4桁化されている*1ため、それ以前の創業であることを物語っている。

実際の創業は1975年(昭和50年)であり、今年で創業45周年。まさに昭和の町中華と言える店だ。

店の名は、「ターキー」。

その由来は、店主が中学時代に惚れ込んだという新宿のラーメン店、「七面鳥」の英語名だ。

今はもう、新宿に「七面鳥」という店はないが…。

高円寺の「七面鳥」が、そこから暖簾分けした店であるようだ。

僕は、つい最近行って感動したばかり。

そう。

僕は、この「七面鳥」に行ったことで、遠い親戚と言える(?)「ターキー」にも行かなければと思ったのである。

「ターキー」は、東京・雑司ヶ谷霊園の小道を出て、すぐのところに存在している。

f:id:ICHIZO:20200707051156j:plain

f:id:ICHIZO:20200707051252j:plain

僕は、かつて何度かここを走ったことがあるのだけれど、当時は、この先に「ターキー」があるということを知らなかった。 

夏目漱石も眠っている、静謐な霊園のすぐ脇。閑静な住宅街の中に、ぽつんと、この店は存在していた。

f:id:ICHIZO:20200705181450j:plain

以前、この辺りは商店街だったようなのだけれど、今、残っている商店は、「ターキー」だけ。

まさに、ここだけが昭和で止まってしまったかのようだ。

そんなお店だから、期待せずにはいられない。

入店。

f:id:ICHIZO:20200708031613j:plain

内観も、昭和の香りを残した趣。

店内は、小さなテーブル席が3つと、狭いカウンターのみ。10人も入れば、いっぱいになってしまうだろう。

でも、それがいい。

f:id:ICHIZO:20200708031910j:plain

店主ひとりで運営しているため、グラスをとったり、水を入れたりするのもセルフサービス。

僕は、もちろん、水じゃなくて…。

f:id:ICHIZO:20200708032025j:plain

ビールを注文。

そのアテに頼んだメンマが、とても柔らかくて、優しい味。実に美味しかった。

f:id:ICHIZO:20200708032209j:plain

メニューを眺めながら、少しだけ考える。

「ギョーザ」がトップに書かれているのが嬉しい。もちろんこれは注文するから、あとは、もう1品。

大好きなニラ玉がメニューにあったので、それもあわせて注文した。

まずは、ニラ玉炒めが先に出てくるのだろうから、それで中華気分を高めつつ、餃ビーを堪能しよう、という思惑だ。

ということで、僕がこの2品を注文すると、店主は、やおら餃子を包み始めた。

f:id:ICHIZO:20200708032844j:plain

包む餃子の数は、僕が注文した1人前のみ。

作り置きなど一切せず、注文が入るたびに包んで、そして焼いてくれるようだ。

まさに手作り、手包みたての餃子。期待せずにはいられない。

いざ、僕の餃子を焼き始めてからも、店主は、ニラ玉炒めを作る気配はまるでなかった。

厨房の中で、ニラを切る音らしきものはしていたのに、なぜ、その後、炒めてくれないんだろう?もしかして、忘れられているんだろうか?

などと思っているうちに…。

f:id:ICHIZO:20200708033417j:plain

焼餃子がやってきた!

実に魅惑的な焼き色で、惚れ惚れする。

包みたての皮で焼かれていることもあり、いかにも皮が美味しそうだ。

f:id:ICHIZO:20200708033816j:plain

iPhone SEと並べて見ると、こんな感じ。

それほど大ぶりではない、ごく一般的な焼餃子サイズといった趣だ。

囓ってみる。

f:id:ICHIZO:20200708034128j:plain

ニンニク!

と思わず叫びたくなるぐらい、ニンニクが主張している。そしてそれが本当に美味しい。

それもその筈、どうやら、青森産のニンニクを使っているようなのだ。

包みたての皮は、インパクトのある具を絶妙に受け止めており、そのバランスにも唸った。

いやはや、これはビールが進みそうな餃子だ。

昨今、ニンニクを使わなかったり、控えめにしている店が多い中、この主張は素晴らしい。

昭和の時代、餃子と言えば、ニンニクたっぷりなのが当たり前だったから、僕は、なんだか懐かしさを感じた。

店内の雰囲気も含め、昭和へタイムトリップしているような気分になる。

僕がそんなノスタルジックな気分に浸っていると、ようやくニラ玉が登場した。

…そして、僕は一瞬驚いた。

f:id:ICHIZO:20200708035236j:plain

つゆの中にたっぷり浸かった、ニラ玉とじ、がでてきたからだ。

僕はここで初めて大きな間違いに気がついた。

あらためて店内のメニューを眺めてみると、単に「ニラ玉」と書かれているだけで、「ニラ玉炒め」とは書いていない。

僕が勝手に誤解していただけだ。

これはこれで、好きな料理ではあるけれど、甘めのつゆで煮込まれているため、餃子やビールのお供としては不適。

そう言えば…。

ニラ玉を注文した時、店主が、「ご飯はつきませんが、良いですか?」と聞いたのは、そういう意味だったのか!

いやはや、気がつくのが遅すぎる。バカ過ぎだ。

もちろん、別途ライスを注文することはできたが、僕は、《餃ビーとご飯は両立しない》を信条としているため、グッと我慢。

ただ、これはやっぱり、ニラ玉丼で食べるべき*2料理だったなぁ…。

と、まぁ、最後にはちょっとオチがついてしまったが、それは僕の責任であって、店の魅力は揺るがない。

今度は、是非ナイトランのついでに寄って、存分に、ノスタルジックな餃ビーを味わおうと思っている。

f:id:ICHIZO:20200708023600j:plain

*1:従来まで3桁だった市内局番には、その頭に「3」が付与されることになった。そのため、この店の電話番号は、3981-7648。

*2:実際、「ニラ玉丼」というメニューも存在していた。


マラソン・ジョギングランキングへ