ロングランにおいて、一番大事なエネルギーは糖質だ。
だから、ランを終えた後は、失われた糖質をたっぷり補う必要がある。
糖質は、「炭水化物マイナス食物繊維」のことだから、要は、主食系の炭水化物をとればいい。
ということで、僕らが、ガンダム「ランニング」スタンプラリー後に選んだ店は、ここだった。
派手な文字の看板が印象的な店、「馬賊」だ。
ここは、手打ちのラーメンで名高く、ラーメンを食べれば、当然糖質をたっぷり補給できる。
しかし、今回僕らがこの店を選んだのは、ラーメンが目的ではなかった。
僕らは餃子ランナーなのだから、もちろん、目当ては餃子。
この店の看板メニューは、確かにラーメンなのだけれど、負けず劣らず、餃子も旨いのである。
店内にある芸能人の色紙でも、「餃子推し」のものが掲げられていた。
餃界では、《餃子評論家声優》として有名な橘田いずみさんも、お気に入りの餃子だ。
僕は、数年前に浅草の本店を訪れたことがあり、その時、皮の印象が強烈に印象に残っている。
もっちりと分厚くて、とても食べ応えのある皮だった。
餃子の皮は、ラーメン同様小麦粉だから、その皮が厚ければ厚いほど糖質もたっぷりとれる。
ということで、この日の打ち上げにはぴったりな気がした。
とにもかくにも、まずは…。
乾杯!
いやはや、ランニングした日のビールって、どうしてこんなに美味しいんだろう。
この日、僕らは、スタンプラリーを終えた後、都内最大の銭湯「萩の湯」(いやはやここは最高!)で、たっぷり身体が温まっていたので、尚更。
僕らはもちろん餃子を注文したが、焼き上がるまでに時間がかかると思えたので、その前につまみもいくつか頼んだ。
搾菜。
野菜炒め。
チャーシュー葱あえ。
どれも適度に塩っぱくて、ビールのアテとしては最高だったが、主に野菜と肉なので、糖質要素は殆どない。
ということで、僕らは、主役の登場を待ち侘びた。
そして…。
餃子がやってきた!
今回は、iPhoneとの比較写真を撮り忘れてしまったため、そのサイズ感がわかりにくいのだけれど、かなり大ぶりな餃子だ。
ただ、この写真だけでも、皮の存在感(もちもち感+カリカリ感)は伝えられているのではないかと思う。
囓ってみる。
もっちもちだ!
僕は、この餃子を食べるのは初めてではないが、それでも驚いてしまうほど、皮のインパクトは凄かった。
その具は、ペースト状になっていて、僕の好み(ザクザク系)とはちょっと違うのだけれど、それを補ってあまりあるほど、皮が旨い。旨すぎる。
都内において、もっちり皮の餃子を出す店は多々あれど、中でもここは最強クラスなのではないかと思った。
看板の手打ちラーメン同様、餃子も手打ちでこねた皮で作っているからこその逸品だ。
ということで僕は、最高の餃子で、失われた糖質を補給した。
だから餃子ランナーはやめられない。