東京の街は、大きく変わってしまった。
通勤電車こそ、相変わらず混雑している(これが一番問題だと思うのだけれど…。)が、街を歩く人の姿は、明らかに減少。
飲食店においても、休業を掲げて、テイクアウト専門に移行していく店が増加している。
そんな中…僕がこよなく愛する、東池袋の「東亭」はいったいどうなるのだろうと思った。
僕は、この店の餃子があれば生きていけるので、たとえ籠城生活になっても困らない。
東京一、いや、日本一美味しい餃子だと思っているが、難点がひとつ。
訪店ハードルが極めて高いことだ。
僕は、この店を10年以上贔屓にしているが、訪店の条件は年々厳しくなり、昨年には、このような状況となっていた。
ランチ営業も復活したが、火曜の昼だけで、毎週大行列。
持ち帰りの生餃子にしても、週に2回(火曜、金曜)の16時~18時だけの販売で、これも、開店前から行列。しかも、売りきれ次第終了…。
いやはやなんとも厳しいハードル。
しかし、一時期は休業していたこともあったため、僕は、復活してくれただけで幸せだと思っている。
復活後、ランチに行く夢は叶っていなかったけれど、持ち帰りの生餃子は定期的に購入しており、僕の家の冷蔵庫・冷凍庫から、それが消えたことはない。
東亭の餃子は、白飯よりも食べる機会が多い、僕にとっての《主食》だからだ。
新型コロナウイルスの影響に伴い、店舗の営業にも変更が生じる可能性があるかと思ったため、僕は、先週末のロングラン時、確認してみた。
もちろん店は閉まっていたが、店頭には、いつもと違った貼り紙が貼ってあった。
近寄って確認してみると…。
ランチ休止…か。
まぁ、それも仕方ないかもしれない。ランチ時間は、大行列の上に、店内も超満員で、《密》が必至の状態だからだ。
世間では、「ランチの代わりに弁当を販売」などという店も多くなっているが、それもなかった。
まぁ、もともと、ランチ提供は、火曜日の2時間だけという【超限定】の対応だったから、わざわざ弁当を出す必然性はない。
ただ、東亭の弁当なんてあったら、一度食べてみたかったなぁ…。
火曜、金曜夕方限定の「生餃子お持ち帰り」販売が継続されるということで、とりあえず一安心。
この店は、冷凍餃子の通販も行っていないため、入手するために、店舗に行く必要があるが、僕は今後も、万難を排して買いに出かけるつもりだ。
東亭の生餃子を焼いて、心から堪能する餃ビー。
ちょっと焼きすぎに見えるかもしれないけれど、東亭の餃子は、これぐらいカリカリに焼いた方が断然美味しいのだ。
いやぁ、いつもながら、本当に最高。これほど至福の夕食はない。
やっぱり僕は、この餃子で生きていく。