人気お笑い芸人で、ラジオパーソナリティとしても売れっ子のパンサー向井さんが、今、長期休暇に入っている。
休暇中の行き先は、僕が世界中で一番好きな町、ニューヨーク。
いやぁ、羨ましい。ほんとに、羨ましいなぁ。
と、それはともかく、パンサー向井さん不在ということで、この番組には大きな影響が出た。
そう。
「パンサー向井の#ふらっと」だ。
これは、平日月曜から木曜の朝、2時間半にわたって放送されている、パンサー向井さんの堂々たる冠番組。
放送時間帯が平日朝なので、僕はリアルタイムで聞いたことはないが、たまに、radikoのタイムフリーで聞き流していた。
とっても長閑で、聞き心地のいい番組という印象を持っている。
そんな向井さんが、今週いっぱいは不在ということで、僕は、いったい誰が代わりにパーソナリティを務めるのかと思っていた。
日替わりの代打パーソナリティは、番組公式Xで発表になった。
その情報を知った時、僕は思わず歓喜。
#ふらっと954
— パンサー向井の #ふらっと (@flat954) 2024年2月14日
19日(月)~22日(木)は、
向井さん遅めの夏休み🍉☀🌊
ピンチヒッターを務めてくださるのは
こちらの皆さんです👇
19日(月) #横澤夏子 さん
20日(火) #友近 さん
21日(水) #タイムマシーン3号 さん
22日(木) #ヤーレンズ さん
よろしくお願いします🙏 pic.twitter.com/aEltGLGaan
おぉぉぉ、ヤーレンズ!
僕は今、ヤーレンズにドハマり中なので、期待せずにはいられなかった。
昨年1月のオールナイトニッポンPODCASTや、先月のオールナイトニッポン0(ZERO)で、ラジオ適性の高さは立証済。
それもその筈…。
ヤーレンズは、スマホアプリのネットラジオ「GERA」で、4年も前から《ラジオの虎》という番組を担当。
毎週木曜日に更新している。
まもなく200回を迎えようという、「GERA」の大人気番組だ。
無料会員でも、直前数十回分の放送は聞くことができるのだけれど、僕は、初回から全ての放送を聞きたくて、「ラジオの虎」のメンバーシップに入会している。
メンバーは、月480円かかってしまうけれど、ヤーレンズ好きなら、絶対に損はない。それほど最高。
何しろ、放送中のボケ数が凄まじく、漫才をずっと聞いているような感覚に浸れるからだ。
楢原さんの即興ボケに対する、井出さんの即妙ツッコミは芸術的。
さらに井出さんは、ツッコミながらボケも駆使するため、脱線しまくる。
ひとつのネタから、話が四方八方に広がって、もとの話題に戻ってくるまで、何分もかかってしまうことは日常茶飯事。
しかし…それが実に面白いのだ。
そんな面白さ、凄さは、前述の「オールナイトニッポン」でも証明済。
だから僕は、そんなヤーレンズが「パンサー向井の#ふらっと」のメインパーソナリティを務めてくれるということで、大いに期待した。
ただ…その一方で少し不安もあった。
そのボケぶり、脱線ぶりが強烈過ぎるために、朝番組独特のゆったりしたムードに合うのだろうか…?ということ。
しかしそれは、全く杞憂だった。
いつものボケ合戦にならないよう、出井さんが見事に仕切って調整。
楢原さんの、普段より抑えめなボケ(と言っても、普通の芸人よりは圧倒的に多いのだけれど)をうまくいなしてとりまとめていたのである。
いやぁ、素晴らしい。
僕は、朝の番組レギュラーでも十分やっていけるんじゃないか?と思ったほど。
その一方で、今週はヤーレンズらしさ全開の「ボケまくり番組」も放送されていた。
実はこれも、パンサー向井さんの代打パーソナリティだったのだけれど、元番組は、僕が聞いたことのないものだった。
それもその筈…。
関東エリアでは放送していない、中部CBCラジオの番組だったからだ。
パンサー向井さんは、名古屋出身ということもあり、故郷密着型の人気番組。
そんな番組の代打に、ヤーレンズが中部遠征して代打出演しているとは。
ちょっと驚いた。
この番組は、中京エリア向けなので、東京(のラジオ)では聞くことができない。
しかし、大丈夫。
Radikoのプレミアム会員になれば、エリアフリーという機能で聞くことが可能。
いやぁ、いい時代になったものだ。
ということで…
僕はこの番組を聴くためだけに、今回、385円を払ってプレミアム登録。
果たしてその内容は、僕の期待を全く裏切らない…いや、期待以上のものだった。
これは、夜時間帯の番組なので、「いつもの」ヤーレンズ節が満載。
楢原さんは、喉の手術明けで大きな声が出せず(「パンサー向井の#ふらっと」出演時もそうだった)、穏やかな口調となっていたが、それでもボケは止まらない。
番組冒頭に流れた《交通情報》を早速パロディしたところからスタート。
パンサー向井さんの代打という自己紹介もろくに行わないまま、ヤーレンズ色満載の番組が進行していく。
前述「オールナイトニッポン0(ZERO)」の時は、募集していたメールを殆ど読まず、ちょっと暴走気味(それがまたいいんだけど)のところがあった。
しかし今回は、生メールも沢山紹介しながら、臨機応変にボケを重ねていた。
生番組ならではの醍醐味が味わえる、まさに、漫才的な面白さの極地。
僕は、「いやぁ、やっぱりヤーレンズは最高!」と思わずにいられなかった。
番組放送中は、「#ヤーレンズの喋り方」でXのトレンド入り。
中部エリアのローカル番組なのに、これは凄いと言えるのではないか。
朝でも夜でも、とにかくヤーレンズは最高。
ラジオ適性は抜群なので、それを生かしたレギュラー番組の実現を期待したい。
「#むかいの喋り方」ならぬ「#ヤーレンズの喋り方」は、2/27まで、「エリアフリー」&「タイムフリー」を使って聞くことができる。
最強スマホラジオアプリの「らくらじ2」と連動させれば、録音も可能だ。
ヤーレンズファンなら、絶対に聞いて損はないので、超オススメ。