京王井の頭線「新代田」駅から、徒歩約2分。
昭和44年創業の老舗。地元に根づいた町中華「吉田家」を訪れた。
店舗入口には、写真つきのメニューが並んでいて、どれも魅力的。
「吉田屋」ブランドのお酒や紹興酒なども展示されており、中華を味わいながらお酒もゆったり堪能できる店だと、僕は確信した。
入店。
僕が訪れたのは、週末の中途半端な時間帯だったのに、「昼飲み」をする人たちで賑わっていた。
そう。やっぱりここは、ゆったり飲める中華料理店なのだ。
店の壁には定食類のメニューが掲げられているが…。
テーブル上には、写真つきのおつまみがズラリと並んでいた。
いかにも「これで飲んでください」と言わんばかりだ。
その写真は、素材データを使ったものではなく、実際に出てくるものが撮影されているので、ボリュームもわかりやすくて魅力的。
しかしまず、何はともあれ、お約束の餃子と瓶ビールを注文(^^;
ビールは中瓶600円だから、そんなに安くはないかと思ったが、大きな誤解だった。
おつまみが、2皿(3品)もついてきたからだ。
冷奴は、ビールと一緒に出てくる店はよくあるが、ここではさらに、書き上げと厚切りチャーシューがつく。
これが結構食べ応えがあって、しかもなかなか美味しい。
流石、昭和44年から続いている店の貫禄を感じた。
ネット上の口コミによると、お酒を注文した場合、おつまみは必ず2皿ついてくるようだ。素晴らしい。
僕は、色々注文しようと考えていたのだが、この他に餃子も出てくるのだから、そんなにいらないかな…?とも思えてきた。
餃子が焼き上がるまで、店内を眺めていたところ、こんなものを発見。
「長寿の心得」という人生訓(?)だ。
Webで調べてみると、結構有名な人生訓のようなのだけれど、僕は、この時初めて知った。
誰が作ったものなのかは不明だが、よくできているなぁ。
悲しいかな、僕も、まもなく《長寿の心得》を肝に銘ずる歳になる。
そんなことを思いながら、僕は何度もこれを読み返してしまった。
そうこうしているうちに…。
焼餃子がやってきた!
個人的には、もう少し「よく焼き」の方が好みなのだけれど、でも、悪くない。
皮はしっかりと手包みされている。
ひと口囓ってみると、ざっくりと野菜の食感が残っていた。
めちゃめちゃ美味しい!というわけではないけれど、心が和む。昭和の頃、家でよく食べたような懐かしさを感じる味だ。
そんなに下味はついていないので、オーソドックスに酢醤油が合う。
おつまみ類からは、れんこん揚げをチョイス。
サクッとこんがり揚がった蓮根に、肉がたっぷり詰まっていて、ボリュームたっぷり。
まだまだ食べたいものはあったのだけれど、この日はもう1軒行く予定があったので、グッと我慢。
店の雰囲気も味もとても気に入ったので、是非また再訪しようと思う。
餃子は、栄養バランスのとれた完全食だし、たまに飲むビールは百薬の長。
僕は、それが長寿に繋がると確信しているので、これからも餃ビー健康法(?)を実践していきたい。