80年代最強のアイドル、松田聖子と中森明菜。
いや。
80年代のみならず、昭和から令和に至るまで、この2人を超えるアイドルは出現していない。
それぐらいこの2人は「別格」だ。異論は認めない。
そんな2人のデビューから、はや、40年以上も経っていることに、僕は深い感慨を覚えてしまう。
2020年。松田聖子40周年。
コロナ禍まっただ中だったため、大々的なコンサートツアーなどを行うことはできなかったものの、動画ライブ配信や、記念アルバムなどをリリース。
女王、松田聖子健在を見せつけた。
2022年。中森明菜40周年。
明菜さんは、その数年前から活動休止状態となっていたが、この年にTwitter(現X)アカウントを開設。
おぉぉ、40周年で遂に復活か!と僕は歓喜した。
しかし…。
結局40周年の企画などが行われることはなく、その後また、明菜さんは沈黙に入ってしまう。
「もう、明菜さんの歌う姿は見られないのだろうか…」と、僕は、寂しくなっていたが、昨年末、サプライズが訪れた。
林哲治氏さんのデビュー50周年トリビュートアルバムに参加するという形で、名曲「北ウイング」のセルフカバーを発表。
さらには、自身のYouTubeチャンネルを開設し、収録風景の動画まで公開してくださった。
中森明菜、「YouTubeチャンネル」配信開始!「北ウイング-CLASSIC-」のレコーディング風景を配信!! - 餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?
久しぶりに、明菜さんの歌う姿を見ることができ、僕は、大いに感激したことを思い出す。
昨日。
そんなオフィシャルYouTubeチャンネルに、またしても、素晴らしい動画が公開された。
今度は、「TATTOO」(1988年リリースの21弾シングル。もちろんオリコン1位。)のセルフカバーだ。
曲調はガラッと変わって、渋いジャズバージョン。
年齢を重ねて味わい深くなったハスキーボイスに合う。いやぁ、素晴らしい。
この動画の魅力は、歌声だけじゃない。
歌の途中や間奏、アウトロ部分で、明菜さんは、さまざまなポーズと表情を見せてくれるのだ。
いやぁ、もう、この笑顔を見ているだけで癒やされる。
アイドル時代からのお茶目な一面は、デビュー42年目になっても健在だった。
デビュー以来のファンとしては、明菜さんの、そんな表情を見られたことが、何より嬉しい。
この動画は、「AKINA NAKAMORI × ZOZOVILLA」とのコラボ企画となっており、記念のTシャツも販売されている。
このTシャツも気になるが、僕がもっと気になるのは、次週以降の動画配信。
中森明菜オフィシャルYouTubeチャンネルでは、5月1日のデビュー記念日に向け、今後4週間にわたり、毎週水曜日にセルフカバー最新動画が配信されるというのだ。
あと4曲。
いったい、どんな曲が、どんなアレンジで登場するのか。
そしてその動画内で、明菜さんは、どんな表情を見せてくれるのか。
今からそれが楽しみで仕方ない。