苦難の日々が続いている。
昨年夏に見舞われた腰椎骨折は、3ヶ月のハードコルセット生活で何とか完治した。
しかし、その後発症した座骨神経痛は、さまざまな手を打っている*1にもかかわらず、一向に改善しない。
今年に入ってからは、ほぼ走ることができなくなっており、ストレスがたまる毎日だ。
座骨神経痛は僕の持病で、定期的に発症しては苦しめられてきた。
しかし、こんなに長引くのは初めてだ。
…なので本当に辛い。
座骨神経痛と一口に言っても、その症状は様々。
これまでは、ふくらはぎに痺れを感じることが多かったのだけれど、今回はちょっと違う。
とにかく臀部が痛いのだ。
どうやら、梨状筋症候群という状態になってしまったようで、なかなかこれが厄介な代物だった。
1時間も連続して座っていると、臀部が痛み出し、耐えられなくなってしまう。
腰痛ケアをしてくれるクッションに座っているにも関わらず、だ。
そのため、痛みを感じるごとに立ち上がって、身体をほぐしている始末。
どうにもこうにも悩ましい。
ただ…。
デスクワークならば、途中で立ち上がれるだけ、まだ良い。
問題なのは、自分の自由が効かない場所で長時間座らなければいけないケース。
コンサートや映画館でのロードショー鑑賞など、である。
先日行った、「中島みゆき 歌会 VOL.1」は、めちゃめちゃ感動し、時を忘れるほどだったが、それでも第1部の最後辺りでは、臀部が痛みだして辛かった。
そう。
ちょうど開始から1時間が経った頃だ。
みゆきさんのコンサートでは、誰も立ち上がって応援したりはしないので、途中に休憩がなかったら、最後まで楽しく見ることができなかったかもしれない。
今後、コンサートに行く予定はしばらくないのだけれど、辛いのは映画鑑賞ができないことだ。
劇場でのロードショー鑑賞は、ランニングとともに、僕の大事な趣味のひとつ。
しかし、最近の映画は長尺なものが多く、2時間を超えたりするものも普通にあるから、今の状態ではとても耐えられない。
先月見に行った『フレディ・マーキュリー The Show Must Go On』は、たった49分しかない「超」短尺映画だったのに、それでも、エンドロール辺りでは違和感があったものなぁ…。
僕は何より洋画が好きで、毎年、オスカーの主要部門だけは欠かさず見るようにしている。
だからもちろん、今年のオスカーで7冠に輝いた、この映画を見たいのだけれど…。
その上映時間を確認してみたら、なんと…
3時間!
いやはや、これは絶対に無理。
そんなに長い間、座位を強制されたら、臀部の痛みが気になって、映画の内容どころではなくなるに決まっているからだ。
あぁぁ、悲しいなぁ。
*1:リハビリ、激痛鍼、マッサージ、EMS等々…