この歌声を、待っていた。
80年代最強の歌姫、僕らの中森明菜が、ついに還ってきてくれた。
しかもそれが、1984年に発売されて大ヒットした「北ウイング」の再録版で復活というのだから、歓喜せずにはいられない。
明菜さん*1は、新曲リリースにあわせて、久しぶりにSNS(旧Twitter)を更新。
当時は、国境を超えて彼の元へ向かう意思のある女性として歌っていました。40年の時を経た今、ひとりの女性がすべてを捨てる覚悟で一歩を踏み出す勇気を讃えたいと思い、彼女を見守り応援する気持ち、そして康さん・林さん・この曲を愛してくださるみなさまへ感謝の気持ちを込めて歌いました。あきな
— 中森明菜 (@akinan_official) 2023年11月8日
この曲にまつわる、当時の、そして現在の心境を丁寧に綴っており、僕は胸を打たれてしまった。
そんな新曲「北ウイング-CLASSIC」は、林哲治氏さんのデビュー50周年トリビュートアルバムで、最初の歌として登場する。
YouTubeには公式のティザーが公開されているが、これだけでは、この曲の壮大なポテンシャルがわからないため、とにかく全部聞いて欲しい。
冒頭のピアノソロ、歌い出しの声、間奏に入る直前の切なさ、ラストのリフレイン…。
何から何まで素晴らしいからだ。
明菜さんが10代の時にリリースされた、パワフルな「北ウイング」とは全く異なる、大人の女性の「北ウイング-CLASSIC」となって、生まれ変わっている。
中森明菜ファンならば、絶対に聞き逃せない新曲、と言っていい。
この曲は、僕が今更書くまでもなく、リリース直後から大反響を呼んでいる。
瞬間風速とはいえ、あのYOASOBIを抑えて1位にもなっていた。
80年代最強の歌姫は、未だ健在なのである。
この曲が、本格始動に向けての「第一歩」だと期待したい。
*1:本当は「明菜ちゃん」と呼びたいのだけれど、気色悪いと思われる可能性があるため、自粛。まぁ、今更何を言われても問題ないんだけどw