餃子ランナーは電子機器の夢を見るか?

ランと餃子とデジタルガジェット。ときどき、映画や雑誌の話。言いたいことを言い捨てるブログ。

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「白い粉」セットが届いた!

 一瞬、何が届いたのか、よくわからなかった。

無地のシンプルな封筒で、手に持ってみると、妙に柔らかい感触。なんだか怪しい雰囲気のブツが、郵便受けに入っていたからだ。

封筒の表側には、宛先以外何の表示もなかったが、裏返してみると、差出人の印判が押されていた。

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「オフィス・マイスター」…?

僕は、これを見ても、まだ、何が届いたのかを掌握できないままだった。

ということで、封を開けてみて、ようやく僕は理解した。  

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銀の袋が2つ。オルニチン200g…。

そうだ、先月通販で注文した、これが届いていたのだ。

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原末C SHOP MY☆STAR

L-グルタミン&オルニチンのセット。

僕が崇拝してやまない、岩本能史先生が店長を務めているSHOP MY☆STARで注文したものだった。

僕は、日頃から、岩本能史先生を尊敬していると公言しながら、「オフィス・マイスター」から、すぐにこの注文のことを連想できなかったことが恥ずかしい。

今日、7月9日現在、この商品の販売ページでは「在庫なし」になっているが、これは毎月のこと。

L-グルタミン関連の商品は、毎月、25日から72時間だけの限定販売となっているからだ。

僕は、以前から購入したいなぁと思いつつ、気がつくと28日になっていたりして、その機会を逃していたが、先月は、ようやく購入の夢が叶った。

岩本先生のブログで、販売開始になったことを確認し、販売ページへ。グルタミン500gに、オルニチンをどれだけ加えるかどうかでセット内容が4種類(なし、100g、200g、300g)あり、どれにするか迷ったが、「原末C」のオルニチン200gタイプを選択。

販売ページでは、オルニチン100gが2袋という画像になっているが、届いた商品では、1袋になっているため、「オルニチン200g」と書かれているのだろう。

いずれにしても、この袋のままでは、毎日飲用しにくいので…。

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100均で購入してきたケースに詰め替えた。

見た目上は、どちらの「白い粉」という以外、全く区別はつかないが、効能は違う。

岩本先生のブログエントリーから抜粋して、ご紹介させていただくと…。

◎L-グルタミン
「今1番弱っているトコロに効く」というアミノ酸。RUNやRUNで疲労した身体に有効です。反響として多いのは、疲労が抜けやすい、朝がラク、はもちろん、肌、ツメなど身体の外側の変化の他、意外なところでは口内炎、胃痛、ムクミに効く、などでしょうか。

◎オルニチン
話題ですよね。「しじみ◎◎個分!」というアレです。疲労物質の除去や解毒は腎臓、肝臓が頑張っているわけだけど、主にそれらの働きを強力にアシストするようです。疲労管理、生活にもRUNにも大切だと思います。

今月の通販開始しました(72時間限定) | 岩本能史 run

最近、僕は歳のせいもあって、やたらと疲れやすく、疲労が抜けない。

疲れに苦しんだ時、これまでは、タウリンなどの入った栄養ドリンクなどを飲むことが多かったのだけれど、値段が高い割に、その効果が(僕にとっては)今ひとつだったので、悩んでいたところだった。

ということで、僕は、この「白い粉」に賭けてみることにした。

なんと言っても、岩本先生の推奨しているセットだし、ロングランの後などには特に有効ということなので、その効果にも期待したい。

 

  

3袋セット 1個でしじみ300個分 協和発酵バイオ オルニチン 90粒

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「東京マラソン2018」チャリティランナー枠、締切寸前!の驚愕【追記】7/8 11:30 申込受付終了…。

いやはや驚いた。

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7月1日に受付が始まったばかりの、東京マラソンのチャリティ枠が、既に満口寸前になっているのだ。

昨日、ONE TOKYO事務局から、僕のところに来たメールニュースには、以下のように書かれていた。

7月1日より東京マラソン2018チャリティについて、寄付金とチャリティランナーの申込みを開始していますが、チャリティランナーにおいては、近日中に定員に達する見込みです。

僕は、まさか…と思った。

具体的な状況が書かれていなかったので、単に、定員寸前を謳って、募集を煽っているだけなんじゃないか?とも邪推した。

しかし、そうではなかった。

過去チャリティランナーとして参加した友人には、最新のチャリティ状況を知らせるメールが届いており、その情報によると、昨日の時点で、申込みがなんと、3,500人を超えている(!)ということだったからだ。

去年は、一般応募の受付が終了した時点(9月1日)でも、まだチャリティ枠は残っていたし、今回から、チャリティ枠が1,000人増えた(3,000人→4,000人)というのに、この状況は衝撃。 

今年から、チャリティランナーの申込制度が変更となり、一般ランナーの募集開始(8月1日~)より前に、応募開始、そして締切となってしまう。

ONE TOKYO プレミアムメンバーの先行受付は始まっているが、その抽選結果が出るのは、8月中旬以降なので、いずれにしても、「結果を待ってチャリティ登録」などということはできなくなってしまった。

だから、チャリティランナーとして登録するのであれば、早めに決断しなければとは思っていたが、まさか、ここまで過熱するとは思っていなかったので、本当に驚いた。

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銀行振込でのチャリティランナー申込は、既に締切。

申込だけしておいて、振り込まないというランナーもいるためだろうか、先行して締め切られる仕組みになっているようだ。

クレジットカード決済によるエントリーは可能だけれど、これが少し面倒くさい。

※今大会より、クレジットカードをご利用の方はお一人で全額を寄付される場合でも、クラウドファンディングへのご登録が必要になりました。あらかじめご了承ください。

単に、クレジット決済でチャリティ代金を支払えば済む…というわけではなく、クラウンドファンディング登録をしなければならないからである。

クラウドファンディングの細かい案内を考えて、自分に支援を募っても、総額10万円を集める前に、チャリティランナーの受付が終わってしまうと、当然のことながら、東京マラソンには出走できない。

さらに、集めたお金も当然戻ってこないので、チャリティランナーの出走枠が締切寸前である現状では、クラウドファンディング資金での出走など、とうてい難しいと思う。

だから、東京マラソンにどうしても出走したいと思うランナーは、クラウドファンディング登録を行い、自分に出資を募る項目を作成した上で、即座に、自分で10万円を出資する(クレジットカードで支払う)という面倒な方法をとるしかないようだ。

いやはや…。

 

【追記】

というエントリーを、今朝書いたら、早々に、申込受付終了となってしまった。

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エントリーを書いてから、半日持たなかった。凄い。凄いなぁ…。

東京マラソン2018「手荷物預けなしランナー」制度のメリット・デメリット考

昨日。

東京マラソン2018の先行エントリーをしていた時、一瞬だけためらった瞬間があった。

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ONE TOKYOのWebサイトから、先行エントリーの受付サイトに入ると…。

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 まずは規約が表示され…。

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先行エントリーの登録画面が表示された。

ONE TOKYOメンバーは、氏名や住所などを登録済みなので、ここには(今回は消してあるけれど)僕の個人情報が表示されている。

ひととおり確認。 

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参加賞 Tシャツのサイズ、フルマラソンの参加経験、記録などを入力。

ここまでは、どんな大会でも入力を求められたりするので、簡単だった。

僕が一瞬迷ったのは、次の項目。

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手荷物預けの有無。去年までは、登録情報の中になかった項目だ。

手荷物なしでの参加など、僕は想定していなかったので、迷う余地はない…と思ったが、「手荷物を預けない方は…フィニッシュエリアでは、オリジナル防寒ポンチョをお渡しします!」という項目が少し気になった。

ということで詳細を確認してみると…。

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なるほど。

ニューヨークシティマラソンの方式に倣ったわけか。僕は、一瞬、オリジナルのポンチョが欲しいなぁ…と思ったが、やっぱり考え直した。

僕にとっては、メリットよりもデメリットの方が大きいと思ったからだ。

僕が考える「手荷物なし」のメリットは以下の2点。

  • フィニッシュ後、荷物預かり所の日比谷公園*1まで、延々と歩かされずに済む。
  • オリジナル防寒ポンチョがもらえる

それに対して、僕にとってのデメリットは以下の通り。

  • スタート地点(新宿都庁)まで、防寒用の服を着ていった場合は、処分されてしまう。
  • フィニッシュ後、靴を履き替えることができない*2
  • スマホ、最低限の現金、交通系ICカードなどを携行して走らなければいけない。
  • 自宅最寄り駅まで電車に乗る際、防寒ポンチョで帰るしかない*3
  • 当日、厳寒や豪雨などになった場合でも、帰宅するまで着替えられない。

オリジナル防寒ポンチョは確かに魅力的だが、僕にとっては、デメリットが大きすぎる。

と、僕は冷静に考えて、「手荷物を預ける」(デフォルト)の選択で進めた。

もちろん、これはあくまで《僕の場合》であって、その事情はランナーによって異なるだろう。

どのようなランナーが、「手荷物預けなし」に向いているかについて、Webサイトでも案内が出ていたが、これに、僕は大きな疑問を感じた。

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いやいやいやいや。このおすすめポイントはおかしいだろう。僕は、大きく異を唱えたい。

  • フルマラソンの完走経験のあるランナー

対象者が多すぎ。

確かに、「東京マラソンが初めてのフル」という人もいるのだろうけれど、完走経験のあるランナーの方が、どう考えても多い筈。

そもそも、なぜ、フルの完走経験があると手荷物預けなしがオススメになるのか、意味不明だ。

  • 東京都内・フィニッシュエリア近辺に住んでいる、または宿泊しているランナー

フィニッシュエリア近辺…はわかる。

が、「東京都内」という範囲指定は横暴。東京は、都下を含めれば、電車で1時間以上かかる場所などいくらでもあるからだ。

もしも東京都の外れから参加する場合、防寒ポンチョひとつで、電車を何本も乗り継いで帰るのは、流石に厳しいだろう。

  • フィニッシュ後、友人や家族と合流できるランナー

これはまぁ、僕も考えていたことなので、納得できる。

だから、もしも荷物なしのおすすめランナーについて書くとすれば、以下のような文面にする。

  • フィニッシュ地点の東京駅至近に在住、もしくは宿泊しているランナー
  • フィニッシュ後に友人や家族などと合流できるランナー

この2つだけじゃないかなぁ…。

Webサイトでのおすすめ文書を鵜呑みにして、例えば、「フルマラソン完走の経験がある」というだけで、「手荷物預けなし」を選んでしまうと、大きく後悔する可能性もある気がする。

東京マラソン当日は、晴天とは限らない。

氷雨や雪になる可能性だってある。そんなときに、フィニッシュ後、ポンチョひとつで震えながら帰宅するというのは、あまりにも過酷だ。

手荷物預けなしを選択するにあたっては、そうなる可能性も踏まえて、十分慎重に考えて決断すべきだと思う。

まぁ、メリットデメリットの感じ方は人それぞれだろうし、例えば、どんなにデメリットがあろうと、「それでもポンチョが欲しい!」と思うのであれば、荷物預けなしを選べばいいだけ。 

だからまぁ、これは余計なお世話と言えるのだけれど、個人的には、主催者側のおすすめポイントに納得いかなかったので、書かずにはいられなかった。

*1:案内においては、日比谷公園だけでなく、フィニッシュ地点至近の預かり所もあったようだが、それは、チャリティランナーを含む一部ランナーに限られるようで、大多数は日比谷公園。

*2:レースシューズのまま参加、帰宅する人も多いのだろうけれど、僕は履き替えたい。大雨や雪で靴がベチョベチョになる日は尚更。

*3:それがいいと思う人もいるかもしれないが、僕は恥ずかしい。

「東京マラソン2018」先行エントリー、だん!

ONE TOKYO プレミアムメンバー。

プレミアムというと聞こえはいいが、その年会費(4,320円)に見合う魅力があるのかどうか大いに疑問。

疑問を感じた理由について、僕は、以前のエントリーでこのように書いている。

「プレミアム」とは言っても名ばかりで、東京マラソンの抽選チャンスが3回に増える(先行、一般、2次抽選)以外のメリットは、殆どないというのが事実。

先行エントリーの倍率も10倍程度あるし、2次抽選のタイミングは、チャリティランナーの受付締切に間に合わない。

以前は、東京陸連登録かつプレミアムメンバーだと、「東京マラソンに当たりやすい」「先行エントリーで外れても一般エントリー、追加エントリーで当たる」という評判があり、僕もその恩恵を享受していた。

しかし、準エリート枠ができた影響なのか、2016年からその恩恵が消失したようで、そうなると、入会しているメリットはなくなった気がした。

だから、クレジットカードの更新期限切れで、自動継続システム*1が途切れた昨年は、この呪縛を振り切るチャンスだった。

 ということで、僕は大いに逡巡したが、葛藤の末に、結局、クレジットカード情報を更新し、プレミアムメンバーへ復帰したことを思い出す。

先行エントリー、そして追加抽選でのわずかな可能性に賭けたのだ。

しかし…。

先行、一般、追加枠、堂々の3連敗orz

いくら抽選チャンスは増えようが、その倍率はどれもこれも高いため、ある意味これは必然の結果とも言える。

しかし、抽選前は、その僅かな可能性を信じて祈るため、ショックも3倍になる。

だから、今年こそは脱退して、この呪縛を振り切るつもりだった。

ところが…。

ズボラな僕は、案の定「自動継続システム」というトラップに引っかかり、気がついたら契約が1年更新されてしまっていた。馬鹿すぎだ。

プレミアムメンバーとして、今年も登録されてしまった以上は、その唯一のメリットとも言える先行エントリーは必須。

ということで…。  

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 その受付開始に伴い、さきほどエントリーを完了させた。 

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ONE TOKYO プレミアムメンバーにおける、僕の東京マラソンエントリー履歴。

昨年まで4勝2敗なので、一見、悪くないかのように思える。東京マラソンの倍率を考えれば、「悪くない」どころか、「大当たり」じゃないかと言われるかもしれない。

しかし、前述したように、2016年を境に抽選の傾向が激変。

それまでは、「当たりやすい」というメリットがあったのだけれど、単に、《抽選チャンスが増えるだけ》となったため、過去の実績は鵜呑みにできない。

だからもう、あとは祈るしかない。

昨年、僕はあらゆる抽選に外れまくったが、今年は、6年連続で落選していた大阪マラソンに当選。

もしかすると抽選運逆襲の年(?)になるのかもしれない。

そう勝手に信じて、良い結果が出ることを祈ろう。

*1:

ONE TOKYOプレミアムメンバーは、1年単位での契約になるのだけれど、自分から解約手続きを行わないと、自動的に継続されてしまうので、ズボラな僕は、ずるずると継続し続けてしまっていた。

サロマを夢見て…そして散った、6月ラン振り返り

本当は、振り返らずにすませたかった。

前月のランを回顧するのは、僕のブログの慣例ではあったけれど、今年の6月だけは、「なかったもの」として、先に進みたかった。

ただ、やっぱり、それじゃいけないと思い直した。

今年のサロマ湖100kmマラソンは、涙に暮れる結果になったけれど、来年、同じ轍を踏まないように、今年の記録をとどめておこう。

月初の気分は、悪くなかった。5月は、1年ぶりに、月間のラン目標を達成、体調も上々。

Garminのウォッチフェイスも、サロマへのカウントダウンに変更。

これで気分を高めつつ、直前の練習方法で悩まないよう、この本に従ってトレーニングしていくことに決めた。

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そう。岩本先生の 完全攻略ウルトラマラソン練習帳だ。

これは13週間にわたる練習メニューで、僕はそれまで、全くメニュー通りにはこなせなかったが、最後の1ヶ月だけは、この指針に従って進めていこうと思った。

ということで…。

レース3週前の週末は、足柄峠走。

2週前の週末は、30km走。

後半で胃痛が発生したりして、目標タイムには至らなかったけれど、ここまでは、まぁ、順調だった。

しかし…。

この数日後から、膝に違和感が発生。尾てい骨の辺りも痛み出し、スピードを上げて走ることができなくなってしまったのだ。

ということで、週半ばのランは、ウォーキングに変更。

岩本先生の練習帳でも、アレンジメニューとして、「歩行」が用意されていたので、これ以上疲れをためないよう、そして、何とか身体が回復するよう、祈りながら歩いた。

しかし、結局、痛みが治まることはなかったため、僕は、サロマ1週前の週末、大いに悩むことになった。

岩本先生練習メニューの指示は、「レースペースでの20km走」。

アレンジメニューはなし。練習の重要度を示す☆も、2つ半ついていた。レース1週前にしては、結構ハードな指示だ。身体に変調がある状態で、こなせるメニューじゃない。

天気は、あいにくの雨だったし、レース直前で体調不良ということを踏まえれば、練習は、見送る「べき」だったと思う。

が…。

結局僕は、河川敷での20kmランを敢行する。

レース直前1ヶ月は、岩本先生の指示通り走ろうと思った以上、ここは貫徹すべきだと思ったのだ。

膝は痛まず、尾てい骨の痛みも、何とかギリギリこらえられた。

レースペースには及ばなかったものの、20kmを走れたことで、本番に向けてのメドは立った、と思った。

雨の中での練習になったが、レース当日も雨だったのだから、その点でも、この練習は意義あるものの筈…だった。

僕は、完調ではないながらも、ある程度の手応えを持って、岩本先生メニューでの仕上げを信じて、レースに挑んだ。

しかし…。

僕は、想定以上だった雨と寒さに、身も心もボロボロとなり、そして、60km地点で散った。

レース中の思いは、悔恨記で書いたため、これ以上繰り返さないけれど、僕にとっては、一生忘れられない、悔しいレースとなってしまった。

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6月の走行距離は、230km。

レース当月なので、距離については、どうでもいいのだけれど、サロマを完走していれば、270kmになっていたんだなぁ…と思うと、なんだか切なさがこみ上げてくる。

来年の6月は、こんな切なさを感じることがないよう、気持ちよく振り返りができるよう、万全の状態で臨みたい。 

「チームはてブロ」Tシャツ予約完了!でモチベーションUP

 はてなでブログを書いていて、本当に良かった。

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次の目標レースでは、これを着て走ることができるからだ。

チームはてなブログの公式Tシャツ。「はてT」。

いつの間にか、実にスムーズでスマートな販売サイトができていて驚いた。さつかさんの才能の賜で、敬服するばかり。

僕は、まさか、こんなあっという間に入手できるようになるとは思っていなかったので、望外の感激。

サロマリタイアのショックで、少し出遅れてしまったけれど、昨晩無事に注文が完了した。

このTシャツについては、もともと、びあーさんが企画されたもので…。

試作時のエントリーを見た時以来、ずっと憧れていた。

だから、このシャツを着ることができるようになることは、感激の極みだ。

サロマ後、僕は、自分の弱さに情けなくなり、レースへのモチベーションも下がっていたのだけれど、この「はてT」は、そんな僕に、大きな力を与えてくれる、筈。

北海道の借りは、北海道で返す。

8月の道マラを、このTシャツで走れることが本当に嬉しい。

僕のランナー人生に欠かせない1冊…を読み直して誓った、サロマのリベンジ

サロマ湖100kmウルトラマラソンから、3日が経った。

しかし…僕は、未だにリタイアのダメージから抜け出せずにいた。

肉体的には大丈夫。60kmしか走っていないこともあり、普通に動くことが可能。

問題は、メンタル。

サロマの翌日は、約半年ぶりにブログを更新できなかった。

情けなくて、悔しくて、そんな気持ちを細かく書き綴るだけの気力が起きなかったのだ。

折角、数ヶ月前からサロマに向けて練習してきたのに…。

わざわざ、北海道まで遠征したのに…。

あと5回、連続完走して、10年間でサロマンブルーになるつもりだったのに…。

すべてがフイになり、そう思うたびに、リタイアしてしまった自分の弱さに泣けた。

日曜以来、よく眠れない日が続いたし、夜明け前に起きても、走る気力が戻らなかった。

今日も、未明に目覚めてしまったけれど、やっぱり走る気分になれなかったので、本を読むことにした。

これまで、もう何十回も読み直し、ランナーとしてくじけそうになったとき、何度も救ってくれた…

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走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)

この本だ。

以前のエントリーでも書いたことがあるけれど、僕の人生に大きな影響を与えてくれた1冊。

6年前。

この本を読んだことがきっかけで、僕はサロマ湖100kmマラソンに出走しようと思ったのだし、ニューヨークシティマラソンにも出場したのだ。

今日、あらためて、サロマの章を読み直してみたら、55km中継地点以降の記述に胸を打たれた。

サロマが100km初体験だった村上さんにとっては、猛烈に厳しかった箇所で、その苦しさを表す記述が尋常ではなかった。

しかし、村上さんは、以下の言葉をマントラのように呟いて、苦痛を克服する。

「僕は人間ではない、一個の純粋な機械だ。機械だから、何を感じる必要もない。ひたすら前に進むだけだ。」

思い出した。

僕も、初のサロマの時は、55km地点以降で心が折れそうになったのだけれど、この言葉を信じて、何とか走り続けることができたんだよなぁ…。

その後、僕は、サロマに出走を続け、5年間完走したことで、初心を忘れてしまっていたのかもしれない。

今年のサロマで、もしもこの言葉を思い出せたら、何とか歩みを進めることができたかもしれない。

そんなことを考えると、ちょっとまた切なくなった。

ただ、僕は、この本のおかげで、モチベーションが回復してくるのを感じてきた。

走ることは、僕の人生。僕からランをとったら、何も残らない。

だから、また、走っていこう。今後は、村上さんのように、「強いメンタル」を身につけるべく、鍛錬していこう。

そう思ったのだ。

今年のサロマリタイアは、悲しいけれど事実であり、もう覆らない。

ならば、次のレース、そして、来年のサロマのリベンジに向けて、走り出していこうと決めた。

まずは、8月の北海道マラソンに向け、身体を作り直していきたい。

土砂降りの「サロマ湖100kmウルトラマラソン2017」敗者の悔恨

スタート直前。

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激しい雨が降り注いだ。

ランナーに向けてアナウンスをしていた女性が、「これまでのサロマで一番の大雨」と告げている。

去年も雨のサロマではあったけれど、スタート直前は、まだ霧雨程度だった。

僕は、心が憂鬱になりながらも、何とか耐えられると信じていた。雨と寒さで苦しんだ、昨年の轍を踏まないよう、十分に準備した…と思っていたからだ。

ウインドブレーカーの上に、防水用のゴミ袋をかぶり、さらに100均のレインコートまで羽織った。手袋もしっかり装着した。

だから大丈夫…と思っていたのだけれど、しかし、僕はまだまだ甘く、そして、弱かった。

号砲が鳴り、走り始めても、雨は容赦なく降り注いだ。

僕は、尾てい骨痛が治まっていない感じで、スピードも乗らず、去年よりも断然遅いペースで走っていた。

そしてそれが、僕にとって最大の間違いを犯させることになる。

重装備の上半身、100均の安っぽいレインコートが身体にまとわりついて、ちょっと走りにくいと感じ、何とかしなければ…と、思ってしまったのだ。

加えて。出走ナンバーも大きな徒になった。

ナンバーカードを受け取ったとき、「これはラッキーだ!」と思ったほどの縁起がいい番号が、冷静な判断を狂わせた。

僕は、ナンバーカードを、ランシャツの上に装着していたため、その上にウインドブレーカー、防水用ゴミ袋、レインコートを纏った身体では、ナンバーがかなり見えにくい状況。

途中、すれ違ったラン仲間から、「折角いい番号なのに、よく見えないのはもったいない」と声をかけられたし、そもそも、はっきりとナンバーが可視できないのは、問題のような気がした。

だから。

10km過ぎ…雨が少し小降りになった瞬間。

僕は、あろうことか、命綱*1だった筈のレインコートをエイドに捨ててしまった!のだ。

今から振り返れば、無理矢理腰に巻いてでも装着しておくべきだったが、それも走りにくいと考えたので、捨てることを決断したのだ。愚かすぎる。

しかし、その時点では、何とかなると思っていた。

僕には、まだウインドブレーカーと防水用のゴミ袋があったし、僕より軽装備で走っているランナーもたくさんいたからだ。

その後、僕は、何人ものランナーに、後ろから声をかけられた。

「いやぁ、ラッキーナンバーですねぇ。」

「羨ましい。それ、偶然ですか?すごい。」

「最高ですね」

…などなど。

僕は、そういった言葉をかけられるたび、とても嬉しく、元気が沸いてきた。

僕は、そのナンバーを、もっとよく見てもらいたい、元気を与えて欲しい、という思いで、防水用のゴミ袋まで脱ぎ(馬鹿か!)ウインドブレーカーのみに変更して走った。

これからきっと気温も上がるだろうし、雨も止むかもしれない。だから大丈夫…。と、考えたが、それが大きな間違いだったのだ。

30km過ぎ。雨は再び激しくなった。加えて、猛烈な向かい風。

ウインドブレーカーは、風は多少凌いでくれたが、猛烈な雨を凌ぐだけの耐性はなく、身体に雨の冷たさが染み渡ってきた。

手袋も水浸しになり、しんしんと手がかじかんだ。身体が全く動かない。思うように脚を進めることができない。

完全な低体温症の症状で、命の危険を感じたほど。

僕は、あわてて、ポケットに入れていた、防水用のゴミ袋をかぶったが、それでも身体の冷たさは治まらなかった。

まだ前半も前半、30kmを過ぎた時点なのに、頭の中にリタイアの文字がよぎった。

しかし、42km過ぎの地点で、ラン仲間が応援してくれることがわかっていたため、そこまでは何とか頑張ろう…と心に決めて走った。

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42.195km。何とか通過…。

去年は、3時間51分で通過しているのに、今年は4時間35分もかかっている。

僕は、この先で、何人もラン仲間から元気をもらい、さらに、多数のランナーから(そのナンバーいいですね!などの)声をかけてもらったことで、気力を振り絞って走った。

身体は冷え切っており、脚も動かず、本当に厳しい状態だったが、54km地点のレストステーションには、長袖シャツなどを含む、着替えを入れていたので、何とかそこまで頑張れば、寒さにも耐え抜けると信じた。

50km地点、通過。5時間39分。去年は5時間切りで到達しているから、大幅な遅延状況は変わらない。

しかし、まだこの時点では、諦めていなかった。

好タイムはもちろん狙えないが、完走ということを考えれば、まだまだ十分頑張れる気がしたのだ。

気持ちが少しプラスになったのは、この時点で、雨が止んでいたため。空は明るくなっており、とても走りやすい気候だった。

身体も少しだけ動けるように感じ、「これなら、何とか巻き返せるかも!」と思った。

54km地点。レストステーション、到着。

僕は、ここで待っていてくれたラン仲間に大きな力をもらった。言葉はもちろんのこと、防寒用のアンダーウェアまで貸してもらえたからだ。

レストステーションの袋には、自分が用意していた長袖シャツもあったため、それを着込んで、上半身は一気に手厚くなった。

ラン仲間からの暖かい言葉、そして、回復した天気を武器に、僕は何とか頑張れる思いを抱いていた。

しかし…。

レストステーションを出た後、雨が再び激しく降ってきた。

僕は、30km過ぎ地点で受けた症状と同様、身体が凍えて、脚が動かなくなった。加えて、目眩も発生。つらい。つらすぎる。

僕は、十分な防寒装備になった筈なのだけれど、時、既に遅しだった。レストステーションで、しばらく動きを止めてしまったことで、身体が冷えたのかもしれない。

僕は、這々の体で、57km看板を過ぎた時、まだまだ続く先の長さに気がついて、愕然。

「こんな身体で、まだフルマラソン以上の距離を走らなければいけないのか…。」と感じ、絶望的な思いになった。

思えば、そんな考えを抱いた時点で、僕は、もう、このレースの《敗者》になってしまったのだ。

マラソンは、メンタルなスポーツ。

ここまで何とか踏ん張ってきたのだから、「半分以上…57kmも走って、あとはたった43km」と思わなければいけないのに、「フルマラソン以上の距離が残っている」などと考えた時点で負け組。

サロマには、これまで5回の出場で、めちゃめちゃ暑かった年でも、そんなことを考えたことはなかった。

もちろん、つらいときもたくさんあったが、何とか、完走を信じて走り切れた。

しかし、今年の僕は、降りしきる雨の冷たさに、精神面でも、肉体面でも、もう、全くお釣りが残っておらず、完全にアウトだった。

走りたい気持ちはあっても脚が進まず、歩き続けていると、雨と寒さで身体が凍え、生命の危機を感じるほど、震えた。

結果…。 

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 60km地点、無念のリタイア…。

レストステーションのロスがあったとはいえ、50kmから60kmのタイムは、1時間36分もかかっている。

こんな状態では、何とか走りを続けたとしても、きっと関門で引っかかっていたろう。

今から思えば、何もかもが失敗だった。自分の甘さ、弱さが、今回の結果に繋がった。

今回のサロマでは、僕のラン仲間もたくさん出走していたが、多くのメンバーが、雨と寒さに苦しみながらも、それを克服し、完走していた。

雨の装備ということを考えると、僕よりも軽装備で完走している人もたくさんいた。

ランナーには、人それぞれ体質の違いがある。きっと、僕は、「ひときわ雨と寒さに弱い」ランナーなのだ。 

マラソンは基本的に冬のスポーツだし、僕も、今回のサロマよりも厳しい寒さで走ったフルマラソンはたくさんある。

しかし、フルとウルトラでは状況が違うし、暑い東京から、いきなり極寒の雨風レースに出場となったことで、僕の身体は悲鳴を上げてしまった。

そう考えると、僕は、去年の反省を全く生かしていなかった。

馬鹿だ、愚かだ。弱すぎる。本当に、本当に情けない。

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200km走って編み出した理論 岩本能史コーチの100kmマラソンは誰でも快走できる

6年前、サロマに挑んだ最初の年、何度も何度も読み込んだ本。

この本を読んで、いちから出直しかなぁ…。

*1:これは大袈裟な表現ではなく、あとで本当にそう思った。

いざ、2年連続雨のサロマへ…。

時を遡ること、1週間前。

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レース当日、サロマの天気予報は「晴時々曇」になっていた。

気温もそれほど高くなく、今年は、絶好のレース条件になるかと思っていた。

しかし、今朝、天気予報を確認してみると…。

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佐呂間町のピンポイント天気 - 日本気象協会 tenki.jp

終日、雨…。

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1時間ごとの天気予報だと、午後3時過ぎから本格的な雨になって、気温が下がる予報になっている。

僕のレースをイメージすると、(リタイアでなければ)80kmを過ぎ、ワッカを走っている頃だ。

昨年のワッカでは、雨と寒さに苦しんで、何度も心折れそうになった。あのときの悪夢が、脳裏に甦る。

僕は、昨年のサロマで、防寒、防水対策を怠ってしまった。降りしきる雨と寒さの中、手袋もウインドブレーカーもなしで走り続けたのだ。

その結果、トイレには7回も行く羽目になってしまったし、前述の通り、ワッカでは地獄の苦しみを味わった。

レース直後は、「来年も同じような天気になるんだったら、サロマに行かない!」とラン仲間に叫んでいたほど。

しかし、レースからしばらく経つと、ちょっと冷静になれた。

昨年、サロマの完走率は、80%を超えていた。過去最高に近い率で、「防寒、雨天対策さえしっかりとっていれば」走りやすいレースだったのだろうと思う。自分の甘さが悔やまれる。

ただ、今年はあの轍を繰り返すまい。

僕は、昨年のレース後に書いた「反省と教訓」を読み直し、そう誓った。

もともと僕は、練習では、寒かろうが、雨だろうが、走る。だから、本当は、雨天というレース条件は、嫌いでも苦手でもない筈なのだ。

ウインドブレーカーや手袋も、今年はきちんと用意した。重装備で臨む心構えもできている。

昨年は苦しんだ雨の気候を、今年は味方につけられるよう、頑張りたいと思う。

葛藤の果てに…。雨の河川敷往復ラン、何とか完了。

走るべきか、休むべきか…。

昨日の僕は、大きな葛藤に苦しんでいた。午前中は所用があっため、走るならば午後、と決めていたが、14時を過ぎても、まだ心は決断できなかった。

普段の週末であれば、迷うことなく走っていた筈なのだけれど、昨日は、そうもいかない理由があったのだ。

それは、週半ばに突然発生した、尾てい骨と膝の違和感が治まっていなかったため。

金曜日はウォーキングに切り替え、土曜日は完全にオフとした。それできっと回復するものと期待したのだけれど…ダメだった。

サロマ1週前。

今は絶対に無理をする時期じゃない。もしもここで無理して、身体を痛めてしまったら最悪だ。

だから、ここは、回復に専念しようかと思った。

が…。もう一方で、「走らなければならない」と考えてしまう理由もあった。 

そう。

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 完全攻略ウルトラマラソン練習帳

岩本先生の練習メニューだ。

僕は、これまで、この本の基本メニューをしっかりこなしてきたとは言えない。設定タイムを守れない時が多かったし、ソツケンだってできなかった。

しかし、「アレンジメニュー」*1などにも助けられながら、スケジュールだけはできる限り守るようにしてきた。

この本では、さまざまなレベルでの練習メニューが設定されているが、どのレベルにおいてもレース1週前の日曜日は、「レースペース走20km」となっている。

アレンジメニューはなく、重要度を示す☆の数も2つ半なので、非常に重要なトレーニングの日なのだ。

だから、僕は大いに悩んだ。葛藤し続けた。そして…。

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気がついたら、荒川の河川敷に立っていたw

決断の遅さが災いし、天気は雨に変わっていた。しかし、去年のサロマは雨中のレースだったし、僕は、基本的にどんな天気でも走るので、大きな問題ではなかった。

僕にとって、問題だったのは、尾てい骨や膝の違和感だ。

とりあえず、走り始めてみることには決めたけれど、レースペースにはこだわらず、無理のない範囲で走るつもりだった。

また、それでも痛みが出てくるようだったら、すぐにやめよう、と決めていた。

と言うことで、コース設定についても変更。

いつもならば、「上流、もしくは下流に向けて走り出し、中間地点で折り返す」というパターンをとるのだけれど、そうしてしまうと、リタイアになった時、帰宅が少し面倒になる。

ということで、スタート地点から数キロ程度の道を、「行ったり来たり」することに決め、走り出した。

雨は、降ったり止んだりでそれほど強くならず、膝は全く気にならなかった。

尾てい骨だけは、ちょっとスピードを上げようとすると痛んだが、ゆったりランに切り替えて凌いだ。

Bluetoothヘッドホン経由で、録音していた「中島みゆきのオールナイトニッポン月イチ」*2を聞き流し、楽しく、走り続けていたら…。 

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20km、完走!

来週走る(筈の)100kmに考えれば、たいした距離ではないのだけれど、身体の状態が心配で走り始めただけに、完走できたのは嬉しかった。

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ペースは、キロ5分48秒。

全く無理せず走った割には、悪くなかった。岩本先生が設定してくださったレースペースには及ばないものの、このペースでサロマを走れれば、サブ10じゃないか。

まぁ、それは夢のまた夢としても、とりあえず、練習メニューのスケジュール通り走り切れた、ということが大きい。達成感はひとしおだ。

レース本番で苦しくなった時、この達成感が、メンタルの支えになることを祈りたい。

 

*1:基本メニューができない時のために…ということで設定されているお助けメニュー。例えば今週金曜日は、ジョグ60分が必要だったが、アレンジメニューだと、歩行45分で良い。僕はこれを実行した。

*2:6月12日放送分。2時間程度のランになりそうだったので、今回のランにちょうどぴったりだった。

サウナで暑熱馴化!は、不要だったかも…?サロマ1週前予報

サロマ湖100kmウルトラマラソンまで、あと1週間。

気がつけば、レース前、最後の週末になってしまった。いやはや、月日の経つのは早いものだ。

去年のサロマが、冷たい雨の中でのレースになったため、僕は、「今年は暑くなる順番!」だと信じていた。

しかし、そんな思いを抱いていたにも関わらず、僕は今年、暑さに対する対策が不十分だった。

今年のかすみがうらマラソンは、気温の高い中でのレースになったが、あのレースからは、もう2ヶ月以上経っているので、あらためて、身体を暑さに慣らしておく必要がある。

今年の僕は、そのトレーニングが、絶対的に足りていないのだ。

毎日の練習で、僕が走っているのは大抵夜明け前で、暑さとはほぼ無縁。そのため、週末のレースやロングランが頼りだったのだけれど…。

仙台国際ハーフは、ちょっと寒いぐらいの小雨。東京ウルトラマラソンも、思っていたほど暑くなかった。

先週末の河川敷ランでは、後半、暑さの中を走ったが、その暑さよりも胃痛がつらくて、練習になったのかどうかは疑問。

昨日の土曜日は、晴れて暑くなる予報だったので、昼間走れればベストだったのだけれど、体調的にも仕事的にもNG*1

ということで、僕は、窮余の一策をとることにした。

敬服する岩本能史先生は、その著書で説いてくださった、暑さ対策。

レースで合宿初日症候群*2を起こさないために有効なのは、事前に安全な環境で汗をかいて汗腺を全開にしておくこと。手軽なのはサウナです。

非常識マラソンメソッド (SB新書)

サウナだ。

そういえば…3年前、灼熱のレース(最高気温28℃!)となった年も、僕はサウナに行っていたことを思い出した。暑熱馴化を行っておくことは非常に効果的だと思ったので、出勤前に、深夜早朝営業しているスパに立ち寄った。 

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池袋「タイムズスパ・レスタ」だ。

この施設は、浴槽ゾーンが、ちょっとあり得ないくらい段差だらけなので、裸眼視力0.1未満の僕は、常に緊張感を強いられる。*3

だから、あまり積極的には行かない施設だったのだけれど、通勤途中に行ける店舗は限られるし、サウナを利用するだけならば、ストレスも少ない。

スピード利用(90分以内)だと、料金も割引になるので、その点でも、今回の目的に合っている気がした。

結果、90分で「サウナ→冷水風呂」を3セット実施。

なかなか汗をかかない僕にしては、相当汗も出たので、いい暑熱馴化になったし、出勤前のリフレッシュにもなった。

これで、当日が、暑くなっても大丈夫だ!と思っていたのだけれど、今日、ふと、もうサロマ当日の天気予報が出ているかと、検索してみて、ちょっと唖然。

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佐呂間町の10日間天気 - 日本気象協会 tenki.jp

ん…?最高気温20℃?

マラソンレースとして考えると、ちょっと高めではあるけれど、暑熱馴化が必要となるような気温ではない。

金曜、土曜の最高気温はそれより低いため、ちょっと予報が下にぶれれば17℃ぐらいの快適な気温になる可能性もある。

だから、今年は、サウナでの暑熱馴化は不要だったのかもしれない。

が…僕は思い直した。

去年は、雨と寒さを甘く見て、装備も不十分だったため、最後は本当に苦しんだ。

今年は、その轍を踏まないよう、どんな天気に変わろうが、耐えられる準備をしておいて損はない。

ここにきて、脚の調子が良くないのは少し気になるのだけれど、当日に向けて、できる限りベストの状況にもっていけるよう、頑張りたいと思う。

 

*1:尾てい骨の痛みが残っていたこと。そしてブルーな休日出勤が確定済。

*2:学校の部活で夏休みに合宿を行うと、初日に多くの子供が熱中症で倒れることから、「暑熱馴化ができてないうちに、暑い環境でいきなり運動をすること」を表す

*3:何度も行っているのだけれど、それでも慣れなくて、いつも躓きそうになる。

サロマ9日前。夜明けの月に癒やされて…グッと我慢のウォーキング。

違和感は、一昨日あたりから発生していた。

どうにも、尾てい骨の辺りが少し痛むのだ。ただ、一時的なものだろうと思い、誤魔化しながら、昨日も、夜明けの時間にいつも通り走った。

しかし、それがいけなかったのかもしれない。

尾てい骨の痛みは治まらず、なんだか膝も痛み出してきた。普通に歩いている分には問題ないが、ちょっとでも走ると、明らかに違和感がある。

今シーズンの最大目標である、サロマ湖100kmウルトラマラソンまで、あと9日。

よりによってこんな時に…とも思ったが、大事に至ったわけではないし、無理に走り込む時でもない。きっとこれは、身体が、休めと警告してくれているのだ。

と、僕はプラスに考えることにした。

一番大事なのは、これ以上、悪化させないようにすること。

こういうときに頼りになるのは、やはり、敬服している岩本能史先生の教え。

サロマに向けて、今週の練習メニューはこうなっていた。

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 完全攻略ウルトラマラソン練習帳

今日、金曜日の基本メニューは、「ジョグ60分」で、もともとはこれを行う予定だった。

しかし、岩本先生は、身体が疲れている時のために…ということで、アレンジメニューを用意してくれていた。

それが、「歩行45分」というコースだ。

違和感があるのなら、本当は、オフにした方がいいのかもしれない。

しかし、早朝からじっとしていると身体がむずむずしてしまうし、ウォーキングならば問題ない(と思う)ので、僕は、外に出てみることにした。

最近の夜明け時刻は、どんよりとした天気が続いていたのだけれど、今日は…。

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雲ひとつなく、くっきり晴れた空。朝焼けと月のコラボレーションが素敵だ。

涼しい風も吹いていて、とっても気持ちよく歩けた。

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美しい下弦の月。

月はいつでも、疲れた僕の心と身体を癒やしてくれる。

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気がつけば、ゆったりのんびり、約4.5kmも歩いていた。

途中、のんびり写真を撮ったりしていたので*1、歩いたのは、実質45分程度。

たまには、こんな日もいい。

これがいい休養になって、身体が回復してくれることを願おう。

*1:このブログには2枚しか掲載していないけれど、実際は、野良猫写真などを含めて、20枚ぐらい撮影しているw

7度目の正直。外れ続けた大阪マラソン…念願の初当選!!

大阪マラソンは、今年が7回目。

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大阪マラソンは「みんなでかける虹。」という大会スローガンのもと、虹色の7つのテーマカラー、7つのチャリティテーマなど、「7(なな)」を意識した取り組みを行ってきました。

第7回大会は大阪マラソンにとって、記念すべき回!
トップページ|第7回大阪マラソン

記念大会にもなるとのことだったので、今年こそは、何としても出場したかった。

今年、僕にとって痛恨だったのは…。

市民アスリート枠争奪戦に敗れたこと。

折角、出場権利があったのに、格安SIM利用者にとって最悪の、平日昼12時スタートという開始時間に泣いた。

どうしても大阪マラソンに出場したいのであれば、休暇をとって、自宅のPC(Wi-Fi回線)で臨むべきだったなぁ…。

と、思ってもあとの祭り。僕は、大いに後悔したことを思い出す。

一般抽選があるじゃないかと思われるかもしれないが、僕はこれまで泣かされ続けているので、期待などできなかった。

それは、過去の、このブログのエントリーが物語っている。 

大阪マラソン、僕の華麗なる(?)落選エントリー史

というような状況だったので、今年もきっとダメだろうと思っていたのだ。

そんな僕の気持ちに追い打ちをかけたのが、毎日、夜明けランの後に確認している星占い。

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僕の星座、おひつじ座は最下位…orz

書かれていることは、大阪マラソンの抽選当落とは、全く無関係だったけれど、その順位を見ただけで、あぁ、今年もダメだと思った。

抽選の結果は、メールで送られてくるとのことだったが、例年、夕方過ぎにならないと届かない。

その前に、マイページで確認できるため、僕は、毎年、昼休みに確認するのが常だった。

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去年。

6年連続となった、この通知を見て、肩を落としたことを思い出す。

今年もどうせ同じことだろうなぁ、でもまぁ、それもブログのネタになるからいいか(←そういう問題じゃないw)などと思いつつ、昼休みにマイページを開いてみると…。

 

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うわっ、当選だ!

僕は思わず、叫びそうになってしまった。

もしもこれがハリウッド映画ならば、この瞬間、ドラマチックなB.G.Mが流れ、僕は、「YES!YES!!」と飛び跳ねていただろう。

…と、わけのわからない比喩をしてしまうほど、僕は感激だった。

7年目にして、ようやく夢が叶った。

かつて、落選の腹いせに、ひとり大阪マラソンをした、あの御堂筋を、今度は、堂々とレースで走れる!

いやはや嬉しい。本当に嬉しい。

7年間、夢に見ていた念願のレースまで、あと165日だ。

 

関西マラソンガイドブック―大阪、京都、神戸、奈良。4大マラソンを走破せよ! (B・B MOOK 767 スポーツシリーズ NO. 637)

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