サロマ湖100kmウルトラマラソンまで、あと1週間。
気がつけば、レース前、最後の週末になってしまった。いやはや、月日の経つのは早いものだ。
去年のサロマが、冷たい雨の中でのレースになったため、僕は、「今年は暑くなる順番!」だと信じていた。
しかし、そんな思いを抱いていたにも関わらず、僕は今年、暑さに対する対策が不十分だった。
今年のかすみがうらマラソンは、気温の高い中でのレースになったが、あのレースからは、もう2ヶ月以上経っているので、あらためて、身体を暑さに慣らしておく必要がある。
今年の僕は、そのトレーニングが、絶対的に足りていないのだ。
毎日の練習で、僕が走っているのは大抵夜明け前で、暑さとはほぼ無縁。そのため、週末のレースやロングランが頼りだったのだけれど…。
仙台国際ハーフは、ちょっと寒いぐらいの小雨。東京ウルトラマラソンも、思っていたほど暑くなかった。
先週末の河川敷ランでは、後半、暑さの中を走ったが、その暑さよりも胃痛がつらくて、練習になったのかどうかは疑問。
昨日の土曜日は、晴れて暑くなる予報だったので、昼間走れればベストだったのだけれど、体調的にも仕事的にもNG*1。
ということで、僕は、窮余の一策をとることにした。
敬服する岩本能史先生は、その著書で説いてくださった、暑さ対策。
レースで合宿初日症候群*2を起こさないために有効なのは、事前に安全な環境で汗をかいて汗腺を全開にしておくこと。手軽なのはサウナです。
非常識マラソンメソッド (SB新書)
サウナだ。
そういえば…3年前、灼熱のレース(最高気温28℃!)となった年も、僕はサウナに行っていたことを思い出した。暑熱馴化を行っておくことは非常に効果的だと思ったので、出勤前に、深夜早朝営業しているスパに立ち寄った。
池袋「タイムズスパ・レスタ」だ。
この施設は、浴槽ゾーンが、ちょっとあり得ないくらい段差だらけなので、裸眼視力0.1未満の僕は、常に緊張感を強いられる。*3
だから、あまり積極的には行かない施設だったのだけれど、通勤途中に行ける店舗は限られるし、サウナを利用するだけならば、ストレスも少ない。
スピード利用(90分以内)だと、料金も割引になるので、その点でも、今回の目的に合っている気がした。
結果、90分で「サウナ→冷水風呂」を3セット実施。
なかなか汗をかかない僕にしては、相当汗も出たので、いい暑熱馴化になったし、出勤前のリフレッシュにもなった。
これで、当日が、暑くなっても大丈夫だ!と思っていたのだけれど、今日、ふと、もうサロマ当日の天気予報が出ているかと、検索してみて、ちょっと唖然。
ん…?最高気温20℃?
マラソンレースとして考えると、ちょっと高めではあるけれど、暑熱馴化が必要となるような気温ではない。
金曜、土曜の最高気温はそれより低いため、ちょっと予報が下にぶれれば17℃ぐらいの快適な気温になる可能性もある。
だから、今年は、サウナでの暑熱馴化は不要だったのかもしれない。
が…僕は思い直した。
去年は、雨と寒さを甘く見て、装備も不十分だったため、最後は本当に苦しんだ。
今年は、その轍を踏まないよう、どんな天気に変わろうが、耐えられる準備をしておいて損はない。
ここにきて、脚の調子が良くないのは少し気になるのだけれど、当日に向けて、できる限りベストの状況にもっていけるよう、頑張りたいと思う。