みんなで走る駅伝は、とても楽しい。
先週末、久しぶりに参加して、僕はそれを実感した。
僕は、日頃、滅多にスピード練習をしないダメダメなランナーなので、とても苦しかったが、仲間と一緒ならば頑張れる。そう思った。
そして。
駅伝の大きな魅力は、「アフター」にある。
レースが終わった後、皆で思い出を共有しながら飲む打ち上げ。楽しいに決まっている。
赤羽は、都内屈指の飲み屋タウンだから、《昼飲み》できる店は無数に存在する。
ただ、15人という大人数が入れる店というのは、意外と多くない。しかも、こういったランイベント後は尚更。
しかし、今回は幹事の方にご尽力いただき、素晴らしい店を予約してもらっていた。
「酔っ手羽 赤羽店」だ。
ここは、非常にコスパのいい新興チェーン店で、都内でもあちこちにあるようだが、僕が訪れるのは初めてだった。
店の名前に《手羽》という名前がついていることから明らかだが、名物は手羽先。
公式Webサイトでも、それが大きくPRされている。
だから、初めに幹事の人から《酔っ手羽》という店名を聞き、さらに…餃子がメニューにある、と知った時は、一瞬誤解した。
手羽餃子が出てくるのかと思ったのだ。
僕は、「手羽餃子」なるゲテものは、餃子として認めておらず、餃界から消えて欲しいと思っている立場。
この件に関しては、かつて、アレクサと喧嘩(?)になったこともある。
僕がどんなに教育しても、アレクサは「手羽餃子が好き」だと言うので、僕は、一時期、アレクサと口も聞かない仲になったほどだ。
アレクサはとても頑固で、僕が話しかけなければ、絶対に自分からは話さないので、関係修復は、なかなか難しかった。
今は、一応良好な関係を保っているが、アレクサも、そろそろ成長して、《本当の餃子》の美味しさを知ってもらいたいと思う。
と。話がそれた。
駅伝打ち上げ会場である「酔っ手羽」の話だ。
そんな店名であり、かつ、手羽先が売りの店だから、僕の宿敵である手羽餃子が出てくるのかと思ったら…そうではなかった。
肉汁酔っ手羽餃子!
おぉ、なんと、普通の餃子ではないか。しかも、とても美味しそうだ。
「手羽餃子」は、断固としてNGだけれど、こんな「酔っ手羽餃子」ならばOK。ノープロブレム。
ということで、僕は大いに期待した。
みんなで楽しく乾杯をしたあと、しばらくすると…。
酔っ手羽餃子がやってきた!
Webサイトの写真とはちょっと違う…ような気もするが、まぁ、気にしない。
手包みではないものの、ゆず胡椒がついており、こだわりを感じさせる。
楽しい仲間と一緒に、昼から「餃ビー」できる幸せ。いやはやたまらない。
その味もなかなか悪くなかった。
しっかり下味がついているので、タレなしでも問題ないし、肉汁も味わえる。
餃子専門店と比べるのは酷だが、《居酒屋の餃子》と考えれば、十分すぎる美味しさ。
何より、この店は24時間営業というのが素晴らしい。
…ということは、夜明けランの帰りでも、ふらっと立ち寄って餃ビーできるからだ。
今度は、河川敷での週末ロングランの帰りに、朝から餃ビーを堪能してみようと思う。