今週末、実に魅惑的なスマートフォンが発売される。
Cosmo Communicatorだ。
海外市場では既に発売されているが、満を持して、待望の日本上陸となる。
リンクスインターナショナルが代理店となり、ビックカメラ、TSUKUMO、ヨドバシカメラ、PCワンズなどで販売される予定。
店頭予想価格は、税込で96,800円とみられており、ビックカメラのWebサイトなどでは、既にこの価格で予約受付が始まっている。
Cosmo Communicatorは、最近では非常に珍しい、クラムシェル型のスマートフォン。
いかにも入力がしやすそうなQwerty物理キーを搭載し、シェルを閉じても、小さな液晶で通話ができたり、通知などが確認できると言うのが大きな特徴だ。
一昔前の僕ならば、飛びついていたスマートフォンなのだけれど、今月は、Unihertz Titanが届く予定になっているし、そもそも、資金に余裕がない。
ということで、湧き出る物欲を、何とかグッと抑えることにした。
Cosmo Communicatorは買えないけれど、僕には、NokiaのCommunicatorがあるじゃないか!と。
そう。
名機中の名機。Nokia E90 Communicatorだ。
この端末の素晴らしさについては、過去何度もエントリーで書かせていただいている。
だから今回は繰り返さないけれど、とびきりの質感と操作性を有した、Nokiaのフラッグシップ端末だった。
もう10年以上前のスマートフォンなので、スペック的には使い物にならないし、そもそも日本では普通に使えない。
けれどその素晴らしい質感は、10年経った今でも、全く古びることなく、フラッグシップとしての貫禄を保っている。
そして、今でもしっかりと起動する。
Nokia E90 Communicatorは、閉じた状態でも物理キーボードを有しているため、電話としての使い勝手は、Cosmo Communicatorよりも優れているように思える。
僕は、久しぶりにE90に触れてみて、その素晴らしさをあらためて実感した。
あぁ、これが日本で、普通に電話として、スマートフォンとして使えていればなぁ…登場するのが10年遅かったらなぁ…。と思わずにいられない。
いや。諦めるのはまだ早い。
Nokiaは、日本市場に復活しているのだし、今はSIMフリーの時代だから、キャリアにとらわれず、自由な端末を発売できる筈だ。
Android OSを搭載した、Nokia E90 Communicatorの後継機が発売されることを、僕は願ってやまない。