昨日の会社帰りに鑑賞。
客層はかなり高め。
僕と同年代ぐらいの人たちで占められており、ほぼ満員だった。
その内容は、関係者たちのインタビューを軸に、懐かしいステージ画像やQueen及びフレディへの取材映像などを散りばめた構成になっている。
どこかで見たような映像が多いなぁ…と思っていたら、それもその筈。
amazon Primeで見た(今も見られる)この映画の再編集版と言えるものだった。
帰宅後、あらためてこの映画を見直してみると、やはり、今回の映画とかなり内容が重なっていた。
この前作(「フレディ・マーキュリー:キング・オブ・クイーン」)は1時間2分あるのに、今回の「フレディ・マーキュリー The Show Must Go On」は、たった49分しかない。
「ボヘミアンラプソディ」の誕生秘話や、フレディがAIDSに罹患して以降の描写については、前作のほうが詳しいぐらいだ。
前作比で言うと、エリック・ホール(元EMI宣伝担当)のインタビューだけ、全て削られているのが気になった。*1
ただ、前作を単に短くしただけではなく、もちろん、新たなインタビューなどを加えて再構成されている。
フレディ・マーキュリーの妹、カシミラ・クックへのインタビューや、「I want to break free」PV撮影時の裏話などは非常に興味深かった。
49分という超短尺映画ながら、きっちりまとまった濃密な内容になっていた。
エンドロールが流れると、不思議な余韻が劇場内に漂い、最後は拍手まで上がった。
僕は、観客みんなが、フレディ・マーキュリーの生涯に拍手を送ったような印象を受けた。
この週末は、久しぶりにQueenの音楽を聴いて過ごそう。
*1:エリック・ホールは、前作で、かなり過激に熱く語っていたので、今回の《静かな》物語には合わなかったかもしれない。